テグでのんびり一人旅

2018/03/25 - 2018/03/28

突然いただいた4連休。
北海道はまだ残雪でしたが、ちょっと春を先取りしたいと思い、急遽テグに旅立ちました。
思い付きのノープラン一人旅です。
テグは釜山に住んでいたころちょっとだけ立ち寄ったことがありましたが、こんなに楽しめるとは思っていませんでした。
お手軽に出発できるエアプサンのおかげです。

この旅行では釜山に日帰り旅行をしていますが、それはまた別にアップしたいと思います。

エリア 大邱(韓国)

初めてのエアプサン。
楽しみです！

新千歳空港 空港

出発前におやつタイム。
チープですが、これはこれで満足。

久しぶりの韓国旅行。

モニターがないくらいであとは普通です。

機内では日本語が聞こえませんでした。

札幌からだと21:30頃に着きますが、地方空港は出るのも早いです。
22時ころには荷物を受け取って、出口にいました。

大邱国際空港 (TAE) 空港

宿に着きました。
新しくできたテグ ミッドタウン ホステルです。
ブッキングドットコムから3泊で1万円弱。社長のご厚意でバストイレ付きの部屋に上げてくれました。

狭いですが一人旅ならこれで十分。
イメージとしては韓国のコシテルみたいな感じです。
共用で良ければ、シャワーサンダルもありますよー。

一夜明けて、テグ2日目。
中央路駅に向かう途中にこんなオブジェがありました。

宿から歩いて大体5,6分くらいで駅に着きます。
この日はこの後東テグ駅からバスで釜山に向かいました。

中央路駅 駅

釜山からテグに戻って来ました。

こちらは通りすがりの北海道。
ルタオもロイズもテグのデパートにあるんですね。

東大邱駅 駅

電車に乗って西門市場を目指します。
乗り物好きなので、モノレールタイプの3号線が楽しいです。

モノレールは静かでした。乗り心地がいいですね。
あと、車内の案内放送がテグなまりの会話調でおもしろいです。

西門市場は広すぎて、正直よくわかりませんでした。

西門市場 市場

来た時間が夕方18時くらいでちょっと微妙だったかも。
屋台が開くのは19：30くらいなのを知らずに広大な敷地をさ迷ってしまいました。

もう少し遅い時間に来れば良かったかな。
観光客用に無料の休憩スペースもありました。

昨年秋の火事から徐々に復活を遂げているようですが、まだ移転の案内が壁に貼ってあります。
一刻も早い復興をお祈りいたします。

本当は西門市場の屋台で一人用のマクチャンを食べるつもりでしたが、見つからず巨松カルビチムにしました。

お一人様でも入りやすい雰囲気です。
ご飯も野菜も食べる分だけ取りに行きます。

韓国料理が大好きなのに辛い物がダメなので、「辛くしないでね」と言ってみました。

たれも肉もおいしすぎてご飯をお替りしました。

おまけ画像。

巨松カルビチムの店内にて。

野菜やご飯はセルプバー（韓国語はｈやｆのつく音が弱いです）といっていわゆる食べ放題ですが、そこの上に掲げてある標語（？）がおもしろかったので撮りました。
「ほんとに欲張りさんじゃない？（かなり意訳してます）」と解釈しました。

ご飯を食べて、すぐに帰ろうか迷いましたが、ちょっと欲張ってテグ駅そばのチムジルバンに来てみました。

塩サウナ。
なんとなく相性が良くて、しばらく汗を流しました。

泊まろうと思えば、こういう場所もあります。
でも、駅近のチムジルバンって女性ウケしない古びた所が多いんですよね～(^^;;

平日なのでお客も少なめ。
思う存分ゴロゴロできます。

ところで、旅行用に使っているシムカードの調子が良くありません。
というか、全く使えません。

そんな中、地下鉄に乗っていたら、こんな表示が頻繁に出てきます。

コンビニを3軒くらい回って偶然見つけたので、試しに買ってみました。

一日有効、3300ウォン(330円くらい)。
このカードの裏面にピンコードが書いてあります。

ピンコードを入れたらすぐ反応してくれました。
地下鉄の中と駅だけ有効ですが、ないよりかなりマシです。

この日は終日このWi-Fiカードでしのぎました。

あっという間に大邱3日目になりました。
ここから急に事前に買ったシムカードが使えるようになって、ネットが使い放題になりました。旅先のネットって重要です。

ここは大邱の地下鉄駅ホーム。ちょっと天井が低いけど、きれいです。

まずは宿から徒歩5分の大邱薬令市韓医薬博物館に行きました。

本当はここで足湯ができる触れ込みでしたが、3月だからなのかもうやめちゃったからなのか、何も流れていませんでした。

薬令市韓医薬博物館 市場

時間がないので、駆け足で見学。

脈診ですね。チャングムの世界だ～。

薬の原料として虎やクマーが展示されていました。

初めてテグシティーツアーバスを利用しました。金光石通りを目指します。
ここはトイレ休憩に立ち寄ったアプ山公園です。

春の花レンギョウとコブシ。ちょっと終わり頃でした。

ところで、シティーツアーバスは5000ウォンでとても楽しめておススメですが、車内で案内のお姉さんと話が盛り上がってしまい、バスの写真が全くありません^^;
久しぶりに一生懸命韓国語を話して、とても楽しい1時間でした。

金光石バス停で降りて、慶大病院駅に向かいます。

寄り道の理由はこれ。テグでは一部の駅で自転車を無料で貸してくれるんです。

https://www.dtro.or.kr/open_content_new/ko/sub_page/page.php?mnu_puid1=1&mnu_uid=400&mnu_puid2=10

ざっくりみたところ韓国語のサイトしか見つけられませんでした。
実際借りてみた感じでは、言葉が通じなくてもなんとかなりそうな気がしますが…。

手順としては
1 自転車置き場で乗りたい自転車の番号をチェックする。
2 駅事務所に行って「チャジョンゴルル タゴシップンデヨ(自転車に乗りたいんですが)」と言って紙に書いた自転車番号を見せる
3 デポジット代わりにパスポートを預けて、自転車の鍵を受け取る。
4 必要書類に名前とホテル住所と電話番号を記入。

無料なのがうれしいです。

注意点としては、メンテナンスが甘いので借りる前にパンクやブレーキをチェック。それから、カゴなしなので、カバンはリュックや肩掛けがおススメです。
でも、ここで無理を言ってお願いしたら、荷物やコートを預かってくれました。
「外国人だから今回だけだよ～」って言われましたが(^^;;

自転車でビョクトルチプにやって来ました。
一軒家を改装したような作りのレストランです。

実はここに来て、お一人様は受け付けていないことを知りました。
ネットで見た限りでは、一人で食べてる人がいたのでだいじょうぶかと思ったのですが…。

今回だけお店のご好意で一人前の注文を受けてくれました。

ここの社長さんは日本語がとってもお上手でした。

コダリチム(乾燥戻しタラの味噌煮込み)。たしか10000ウォン。
味噌ベースで、タレが絶品！

ピョットルチッ 韓国料理

コダリチムを食べてサイクリング開始。
ここは金光石通り入り口です。

実はこれくらいの距離なら自転車がなくても、十分歩けます。でも、どうしても自転車に乗ってみたかったのでした。

韓国の尾崎豊とも言われたりしているそうです。70年代フォークソングの風情です。

周辺の住宅街も何気に散歩しつつあっさり駅に戻って来ました。

駅では無料健診をしていました。実は一応医療者なので、こういうイベントにはつい目がいってしまいます。

ちなみに垂れ幕には「心脳血管疾患は予防できます」と書いてあります。

血糖値や血圧測定、栄養指導などもしてくれるようです。
ハラボジ・ハルモニ達に混ざって健診を受けるわけにはいかないので、こっそり写真を撮りました笑

天気もいいし、今日中にケーブルカーに乗ることに決めました。
再びのアプ山です。

実は展望台までは結構な坂道が続きました。
ケーブルカー乗り場までたっぷり20分は上ります。
足の弱い人にはお勧めしません(笑)

沢沿いに舗装された道路を淡々と登ります。

青空にレンギョウ。

ケーブルカー往復7500ウォン（750円くらい）。
お一人様でも十分楽しめるお手軽価格です。

すれ違いました。
小さくて赤いケーブルカーです。

ケーブルカーを降りてから展望台まではさらに歩きます。

展望台まで200メートル(ほんと？？

やっと着きました。

韓国の観光地にありがちな恋人達の鍵。

どうしてそんなに大っきくしちゃったのか笑

ちょっとガスってました。テグタワーは遠くから眺めるだけでまた今度。

アプ山公園から七星市場へ韓国のおかずを買いに来ました。
地下鉄の駅からすでに市場っぽいにおいがします。

チルソンシジャン (七星市場) 市場

昼に食べたコダリさん。
1束400円くらいなら安いなあ。さすが市場。

鶏肉たち。
部位別に売ってくれるのはうれしいです。あ、買いませんけどね(笑)

韓国だけじゃないですが、鶏肉の販売基準は1羽何グラム〇〇円な国が多いと思います。
部位別が基本の日本って便利だな。

市場の中をお散歩してから、ネットで調べたバンチャンチプ(おかず屋さん)にやって来ました。

オバクササンフェ(漢字は多分「五博士商会」)

お店の人がとても親切で、チャンジャを600グラムを買ったら、キムチもおまけでつけてくれました。
チャンジャは600グラム6000ウォン（600円くらい）
韓国で食べるおかずなら大体そろっていると思います。

市場は広いので、お店まで迷いましたが、このスクショを見せながら、色々な人に聞きながらたどり着きました。
とってもおススメです。

チャンジャたちを宿に置いて、近くの珈琲名家へ行きました。

夕方だったので、店内は空いていました。

ミルクティーと定番のイチゴケーキ。
まさかの13000ウォン（1300円くらい）。
ススキノのラーメンより高い！笑

何となく誕生日ケーキの味がします。普通においしいってことですね。

ケーキに満足した後、半月堂駅で久しぶりの韓国ダイソーを堪能。
エキナカで結構充実していました。

半月堂駅 駅

七星市場で買ったキムチやチャンジャたちを包むジップロックを買いました。

夕食を検索すると、お一人様にちょうど良い食堂を見つけました。

再びの七星市場へ。

市場のお肉屋さんが集まる辺りへ。

開店祝いでよく見かける豚さん。
手前の四角いものは、コプテギ(豚皮)ですね。おいしそう～♪

市場散歩を楽しんでから、タンゴル食堂へ。

お店外で肉を焼いてます。

肉を肴に焼酎を飲む人もたくさんいます。
かなり混んでいました。

でも、お店の人がとても親切でした。

メニューはこれ一択。
ご飯は言わないと出てきません。
たしか6000ウォン(600円くらい)
一人前から出してくれるので、一人旅の強い味方です。

バスも大好きですが日も暮れたし、タクシーに乗ってロッテマートへ。

お向かいにemartもありました。
もしかして、テグの中ではスーパー激戦区？？

中がきれいです。
できて日が浅いのかな。

ロッテマートのプライベートブランドを集めて特選コーナーを作っていました。

お豆腐コーナーをのぞいたり。

持って帰れない韓国野菜を指をくわえて眺めたり。

お一人様でも食べきれるように、色々な野菜をちょっとずつまとめていた袋がありました。テグ産だそうです。

荷物を宿に置いて、チムジルバンに行くか迷いました。

こちらは宿の近くのジンコルモク。

ジンコルモク通り 散歩・街歩き

ひっそりした路地感が楽しいです。

ちょっと目立っていたミド茶房。
次は行ってみたいなあ。
有名な所のようですね。
そんなわけで、ジンコルモクをお散歩してチムジルバンには行かずに終了してしまいました。

あっという間に最終日。
飛行機は午後なので、午前中は近所をお散歩しましょう。

こちらは薬令市の韓方薬。
観光客向けにちょっとずつパッキングして売られていました。
色がきれいだな～。

まずは宿から徒歩数分の第一教会へ。

青空に古い教会が映えます。
周りは韓薬のにおいでいっぱいなのがちょっと不思議です。

大邱第一教会 寺院・教会

三星商会跡。
タルソン公園に向かう途中偶然見つけました。

タルソン公園入り口前になんだか文化財っぽい表示がありました。

1900年代大韓民国最後の皇帝純宗が韓国南部を巡幸した記念だそうです。

北海道にも行啓通りという通りがありますが、それと似たような印象を受けました。

寄り道しながらようやくタルソン公園へ。
漢字では達成公園でした。

小さいですが、一応動物園併設ののどかな公園です。

クジャクだー。

韓国の昔風東屋とか。

木蓮もきれいです。
ペンモンニョンという単語を覚えました。

桜もギリギリ楽しめました。

韓国でよく見かけるカササギさん。
多分北海道にはいない鳥なので、珍しいんです。

最後までお花見を満喫しました。

公園を一周できる小道が高台に作ってあります。
周辺は普通の住宅地なので、散歩しながら、生活感溢れる風景も楽しめます。

お猿さんまでいる大きな公園ですが、おりの目が細かすぎて写真撮影には不向きです。

宿に戻って、荷物をピックアップして、近所のヤクジョンサムゲタンにお昼ご飯を食べに来ました。

開店直後のようでまだお客さんが少なかったです。

韓方が沢山入った体に良さそうなお酒が出てきました。

砂肝を肴に食前酒（？）を楽しみます。

薬膳参鶏湯13000ウォン（1300円くらい）。

おいしかったです。
旅先のぜいたくって感じでした。

食後の無料コーヒー。
韓方博物館前のベンチをお借りしました。

帰りはのんびり路線バスで。
急行1という路線に乗りました。

空港に着きました。

大邱国際空港 (TAE) 空港

建物は大きいのに、人が少ないです。

せっかくなので、プライオリティパスで入れるラウンジに行ってみました。
まさかの貸切状態です笑

簡単な飲み物と小菓子くらいしかありません。
それと、出国審査前の場所なので、乗るギリギリまで休憩はできないのが少々不便です。

コーラをいただきながら、シムカードを取り替えて旅の余韻に浸ります。

テグ空港は見たところゲートが二つしかありません。
搭乗時はさすがに混みますが、乗り込むのはあっという間でした。

バイバイ、テグ。
また来るよ。

帰りの機内は眠ってしまってあまり印象がありません。
機内食が簡素なので、お茶と簡単なおやつを持ち込めば良かったなと思いました。

現実に帰って来ました。
この時、北海道はまだ早春。

長い旅行記にお付き合い頂きありがとうございました。