2018/02/10 - 2018/02/10
11位(同エリア91件中)
ハンクさん
ヴェトナム滞在2日目、歴史の教師である家内の強い希望で、地下トンネルで名高いクチを訪れることにした。出発前日に現地のHIS、JTBに電話をして日本語ツアーを探したが、いずれも不可、3つ目に電話したTNKトラベルの1人35ドルのツアーを予約することができた。当日、日本語のできるガイド スギちゃん(タレントのスギちゃんに似ている)が朝7:30にホテルに迎えに来てくれて、日本人の4組のツアー客、合計7人をピックアップし、途中大型バスに乗り換えてクチまで約70km、街中はかなり渋滞があり片道約2時間のツアーに出発した。
先の旅行記でも少し触れたが、ヴェトナム戦争の悲惨さはある意味他の世界大戦以上かもしれない。そもそも米ソの代理戦争で、何の罪もない多くのヴェトナム人が命を失った。極め付けは枯葉剤の使用により生まれた奇形児の存在である。ガイドのスギちゃんは「ベトちゃんドクちゃんは日本の支援で分離手術が行われた。ベトちゃんは亡くなってしまったが、ドクちゃんはその後結婚し、幸い子供には障害が出なかった。」と語ってくれ、しばらく言葉が出なかった。
クチという街にはこの戦争当時解放戦線の拠点が置かれ、地下にトンネルを掘ってゲリラ戦を続けた。手掘りで作られた地下トンネルは全長約250kmあると言われ、戦時中兵士たちは、狭いトンネル内に身を潜めて暮らし、ついには勝利を勝ち取った。我々はクチに到着して、約10分の日本語のヴィデオを見て、当時の人々の生活や戦争の記録映像を見た。その後スギちゃんの案内で、落とし穴、手掘りの作業方法、トンネルの狭い入り口や空気穴のカモフラージュの方法などの説明を聞いた。また爆弾によるクレーターや地雷によって破壊された戦車などは本物の迫力で迫ってくる。ついには恐れていた高さ1m、幅60cmほどの狭いトンネルに入ることになった。わずか30mほどの距離であるが、身をかがめて背を丸めて歩いただけで急性の閉所恐怖症になってしまう。これは恐らくはここでしかできない体験だ。さらに進むとオプションで射撃を体験することができ、最後に兵士たちが食べていたキャッサバイモ(タピオカの原料でもある)を少し試食、サツマイモに似て少し甘くおいしい。
帰りのバスはほとんどの人が熟睡していた。渋滞のため到着時刻を大きく遅れて3時過ぎ、ベンタン市場に近いTNKトラベルのオフィスに帰着した。先にアウシュビッツや広島原爆ドームと同じ衝撃、と書いたが、今回の訪問でこのヴェトナム戦争は広島、長崎から30年後、今からわずか43年前、我々が時代を共有し400万人が亡くなった生々しい戦争であることを知った。自分の無知が恥ずかしかった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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クチの地下トンネル平面図
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始めに日本語のヴィデオを見る
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地下トンネルの模型
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カモフラージュされた小さなトンネルの出入り口
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カモフラージュされた空気穴
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地雷で破壊された戦車
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落とし穴に落ちると針が突き刺さる
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落とし穴に落ちると逃げ出すことができない
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数々の落とし穴
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爆弾を製作している状況
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米粉で作ったライスペーパーの実演
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手掘りで地下トンネルを掘っている状況、土の搬出には女性も活躍した
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手掘りでトンネルを掘っている状況
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爆弾でできたクレーター
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地下トンネルの入り口、観光用に拡大されている
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地下トンネルの内部
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地下トンネル内部の作戦室
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別の地下トンネルの入り口
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お土産のサソリとコブラ入りの酒
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こちらもトカゲ入りの酒
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