修善寺で紅葉狩り★新井旅館

2017/11/29 - 2017/11/30

紅葉真っ盛りの修善寺温泉へ行ってきました。
母と娘（私）二人旅です。

エリア 修善寺温泉(静岡)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

三島駅から伊豆箱根鉄道駿豆線で修善寺へ向かいます。

なんと今時suica使えないんだと。

三島駅で買った港あじ鮨をお昼に。

わさびの茎が付いている。
ミニおろし器ですりおろして、鮨に付けて食べるのだ。
伊豆に来たーーって感じ。
　

修善寺駅からバスで１０分弱。
修善寺温泉に到着。

今日は天気も紅葉も絶好調。

日枝神社に寄ってみました。

境内に見事な大木があって印象的でした。

そのすぐ隣が修善寺温泉の中心・修禅寺。

境内に上がると、あらー素敵！
ため息が出るような美しい紅葉のグラデーション。

燃えるような赤に見とれてしまう。

伊豆屈指の有名なお寺だけど、意外とこじんまりとしてるんですね。

弘法大師が創設したといわれる名刹です。

よく見ると瓦の丸い部分に「修」の字が！
芸が細かい（笑）

修禅寺の庭園が１年のうち２週間ほど公開されるのですが、丁度その時期だったので入ってみました。
入場料２００円。

お寺の裏山の高低差を利用して設計された庭のようです。

こちらも紅葉が絶好調でいい感じ。

池に鯉と落ち葉。
そして色とりどりの木々が映って万華鏡のよう。

母も「お金払って入る価値あるねー」などと言って堪能していました。

高い所へ上ると、周りの山まで見えてまた一味違う粋な景色を楽しめます。

独鈷の湯
修禅寺と並んで修善寺温泉のシンボルではないでしょうか。
足湯として使われてます。

桂川沿いをテクテク歩くと、桂橋が見えてきました。

桂橋からの眺め。
右側の旅館が、今日泊まる新井旅館です。

この一階の部屋に泊まります。

橋を渡ると竹林の小径に出ます。

午後の穏やかな光に照らされ、柔らかな色彩を放つ竹林は、まるで印象派の絵画のよう。

竹林の小径はとても短いけど、風情があって素敵な場所です。

楓橋

平日だけどそこそこにぎわってます。
皆さん紅葉の写真撮りまくり。

新井旅館にチェックイン

玄関前の紅葉も素晴らしい。

明治時代初期に開業した旅館で、歴史ある建物が文化財に登録されています。

フロントから部屋へは、この橋をわたって行きます。
わくわく…

オープンエアなのでちょっと寒いけど、歴史の重みと和風建築の美しさを感じながら部屋へ向かうのは、なかなかエキサイティングな体験です。

アーチがかった太鼓橋になっています。

橋のそばに喫茶コーナーがあります。

花の棟一階の部屋

古いけどきれいに手入れされてます。

さっき通った竹林の小径が見えます。

テラスに出ると足湯がありました。

観光客から丸見えです。

ふなっしーもバッグから飛び出てきて大はしゃぎ。

早速お風呂へ。
あやめ風呂です。
湯船の上の小窓から池の中がうかがえるようになっていて、鯉が泳いでいるのを見ることができます。
当時はさぞかし斬新な設計だったんでしょう。
こういう「古い時代の斬新さ」というのがなんかたまらないんだよな。

奥のほうに小部屋でもあるのかとのぞいたら、もう一つ小さい浴槽が。
昔の湯治場みたいな雰囲気です。

野天風呂へ行く通路。
暗くて寒い。
階段を下りたり上ったり。
思ったよりワイルドな旅館です。

野天風呂もなかなかワイルドな感じ。
暗いので昼間来ればよかったな。

夕食タイム♪

箸付・口替り
茄子油煮が地味に美味しい。

メニューに無いけどどうぞーと持ってきてくれたワサビの炒め煮？
これも地味にウマー。

お造り・お椀など
紅葉鯛進丈がじわじわ来る美味しさ。

ワサビは仲居さんがすりおろしてくれました。

わさびご飯ってのが伊豆らしくていいですね。
ワサビと鰹節をご飯にのっけて醤油をたらして食べるの。

牛肉とかてんぷらみたいなガッツリしたものが無いから、おばさんでも完食できました。
７０代の母もほぼ完食。

デザートはもうちょっとコジャレてもいいかと。

新井旅館自慢の天平大浴堂

太い柱とか梁とかすごい。
巨大な石がどどーんと置いてあります。
こちらも池の鯉を見ながら入浴できるので、昼間入ったほうがいいかも。

今時の温泉施設には無い重厚な雰囲気を味わいながら入浴できます。
シャワーなんか無いけど、作る必要無いでしょう。
このままの形で残していってほしいですね。

とはいえシャワーが無いと困るので、新しく作られた貸切風呂睡蓮へ入りました。
使い勝手がいいので、体洗ったりするのはこちらが便利。

翌朝

ごく普通の旅館の朝食。

朝食後館内を散策。

ほとんど池の上に建ってるような旅館です。
面白いですねー。

タヒチやモルディブの水上ヴィラを思わせるような。
でもこっちの方がずっと先ですね。

人は水辺で癒されるのですね。

やっぱり昔の建物なので、館内が寒々しいし段差も多く、今時の高級旅館の快適さはありません。

でもそれを補って余りある魅力があるかと思います。

鯉にエサをやるための台がしつらえてあります。
いいなーこういうの。
なんともいえない懐古な気分になりますね。

ハァ～気持ちいい。
チェックアウトまで時間があったので、足湯で暖まりました。

最後にまた桂川の景色を堪能してチェックアウト。

桂川をわたって指月殿に行ってみました。
北条政子が息子・源頼家の冥福を祈るため建立したお寺だそう。
ひっそりとした小さいお寺ですが、歴史を感じる佇まいが渋い。

ご本尊も渋い。

この後おみやげ買ったりして修善寺温泉を後にしました。

母が「三島に寄ってこう」と言うので、三島で下りてみました。
駅からちょっと歩くとこんな川が流れてたりして、意外と感じのいい街。

よく見ると川の水が透き通っていてとてもきれい。
富士山の湧き水が流れてくるので、水がきれいな街なんだそう。

三島大社にやってきました。

正月の混雑が予想できるようなだだっ広い神社ですね。
参拝して、歩いて駅へ戻って帰りました。

今回は日本の美を堪能した小旅行でした。
日本の自然・和風建築や庭園の美しさを改めて認識することができました。
母も適当に楽しんでいたようなので（たぶん）良かったです(^-^)

終わり