2017/11/07 - 2017/11/07
461位(同エリア607件中)
放浪老人さん
グアテマラは、マヤ文明の中心地であることに加え、多くの先住民の生活も残る、ニカラグア周辺の旅行地の第一候補ですが、友人からの情報では、ホンジュラス・エルサルバドルほどではないが、治安が悪化しているようでした。
今までは、バス・列車等の公共交通機関=地元民と同じ乗り物、を利用して旅してきましたが、今回は、旅行会社カクテルツアーに手配をお願いしました;実質4日しかありませんでしたが、個別送迎と現地ツアーを組み合わせて、毎日早朝から夜まで活動して、ティカル・アティトラン湖・アンティグアの3大スポットに加えて、グアテマラ市の博物館2カ所を見学しました;現地ツアーは英語対応です;個別送迎のドライバーはスペイン語しか話しませんが、私は片言ですがスペイン語が話せます。
1日目は、早朝、マナグアから空路グエテマラ市へ移動し、夜はグエテマラ市のホテルに泊まります;グアテマラ市は、世界危険都市ランキングの堂々25位で、人口10万人当たり殺人数が東京の100倍を超えているようです;そこで、多くの旅行者が、グアテマラ市を経由せず、空港から直接、アンティグア等に移動するようですが、危険度の認識がないまま、グアテマラ全土のマヤ遺跡の遺物が集められた、2つの博物館を見学するアレンジをお願いしてしまいました;ただし、空港・博物館・ホテル間を予め予約したタクシーで移動するだけで、街は一切歩きません。
国立考古学民俗学博物館:グアテマラ国内の遺跡で発掘された土器、工芸品、装飾品等が収集されています。さらに大きい石碑(エステラ)も、現地の状況によっては、集められています。
ポポル・ヴフ博物館:フランシスコ・マロキン大学の学内にあります;ポポル・ウブは、スペイン侵略後、先住民に言い伝えられていたマヤの神話をまとめたものです;グアテマラ各地の陶器を中心とした小型の収集品が、時代・地方・テーマを整理して展示されています;マヤの歴史や地理等の英語の解説も豊富です。
両替:ホテルにあったATMで引き出そうとしましたが、手数料が6$程度だったので利用を止めました。その後は、カードで払えないところでは、米$で支払って、お釣りをケツァールで受け取りました。多くのレストラン・小売店等では、ドルを受け取ります。手数料を取らないので、数十$程度の支払いでは、両替店とほとんど変わらないレートになります。米$は、ダラス・フォートワース空港のATMで引き出しています。
帰国後1か月程度たってから、カード会社から私のカードが不正に利用されたとの連絡がありました(弁済の請求はありません)。現金の引き出し専用に使ったカードだったので、引き出しを途中でやめたグアテマラ市のホテルのATMでIC情報と暗証番号の両方を盗み取られた可能性が最も高いです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10:14 グアテマラ市、ラ・アウロラ空港の到着口:建物の中には、一部のレンタカー会社や観光会社の職員しか入れません。私の出迎えのタクシー運転手は、外で名札を持って待っていました。想像していたよりは、緊張感が無くのどかな感じでた。
国立考古学民俗学博物館は、クレジットカードだけでなく米$キャッシュも受け付けない(ことがある)と聞いていたので、ATMが見つからなかった空港内の両替所で両替しました、20$=120ケツァール、少額だったからか非常に悪いレートでした。 -
迎えのタクシーに無事乗り込んで国立考古学民俗学博物館へ向かいます;博物館は、空港出口から1km程度で、今回のように荷物が少ない時には歩き頃の距離です;そのように考える観光客を狙う強盗団が出没し、車で移動することが推奨されています(地球の歩き方)。
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10:36 国立考古学民俗学博物館:同一敷地の中に、3つの博物館が並んでいます;敷地内には、ー思ったより軽武装の警備員はいますー、駐車している車はほとんど無く、観光客=入場者の姿は見あたりません;出迎えの時間を2時間後として、車を降り、入館します。
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博物館見取り図:入場ゲートはなく、インフォメーションで入場券を購入します。手荷物検査はもちろん、入場券のチェックもありません;入場者はあまりいないようです。
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メソアメリカの時代区分
Post Classic(後古典期)900AD~1500AD
Clasico Tardio (古典期後期) 600AD~900AD 又は 600AD~1000AD
Clasico Temperano(古典期前期)250AD~600AD
Preclasico Terminal (先古典期終期)BC200~AD250 又は BC200~AD200
Preclasico Tardio(先古典期後期) 400BC~200BC 又は BC250~AD250
右側の期間は、この博物館の表示にあった数字です;ミスプリントの可能性が高い;これ以外にも、明らかな数字の間違いが何か所かありました;日本なら間違いなく直ぐクレームがついて、修正されていると思います。 -
カミナルフユの農業:農地のミニチュア、灌漑用土管、作物=カカオ、コーン、トマト、アボガド:カミナルフユは、グアテマラ市近郊にあった都市です;遺跡の多くは、グアテマラ市の拡張に飲み込まれてしまいました;残された部分が公園として公開されていますが、治安の悪い地区にあるので、遺跡には行かず、ここで収集物を見るだけにしました。
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記念碑16ー祭壇、先古典期終期、カミナルフユ:マヤ高地と太平洋海岸のマヤ都市では、玄武岩が使われています;北の低地では、石灰岩です。
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ワニにまたがる人、先古典期終期、カミナルフユ遺跡:最強の水中生物=ワニ、最強の陸上生物=ジャガー、と最強の空中生物=コンドルは強さの象徴として、沢山作られています。
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黒曜石で作られた刃物、先古典期終期、カミナルフユ;黒曜石は、スペイン人が侵略してくるまで、2000年以上、刃物の材料として、中米で最も重要な交易品であり続けます。
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祖先、古典期前期、カミナルフユ:
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エステラ11、先古典期終期、カミナルフユ:この博物館で一番古いエステラのひとつです;マヤ文字が刻まれていません;マヤ文字が使われ始める200AD頃以前の作成かもしれません;石彫のデザインは、ピエドラス・ネグラス製を除けば、この博物館にある、AD800年代のエステラと変わりがないように思います。
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球戯場マーカー、先古典期終期、カミナルフユ:サッカーや蹴鞠のような球戯は多くのマヤの都市で行われていました;これは、地面に埋め込んで、球戯場の範囲等を示したようです。
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イチオシ
11:13 モニメント65、先古典期終期、カミナルフユ:王のような人物が、手を縛られた捕虜を尋問しているな場面が彫られています;捕虜は、種類が違う立派な頭飾りをつけていることから、いくつもの部族のリーダーを現していると推測されます;部族間の争いが繰り返されていたことを示しているのでしょう。
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館内;
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11:22 ティカル遺跡の模型:周りには、ティカルからの収集物が展示されています。
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球技場マーカー、March 25, 416AD、ティカル:軸にマヤ文字で、日等が書き込まれています。
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墓と埋葬品、378AD、ティカル:
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陶器、先古典期終期、ティカル:
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陶器、古典期前期、ティカル:
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陶器、古典期後期、ティカル:
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擬人化した香炉、古典期前期、太平洋海岸かマヤ高地:テオテワカンからの影響とされています;メキシコ国立人類学博物館には、この仲間が、多数展示されています。
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アラバスターのカップ、古典期後期、エル・ペルー:
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銅の装飾品、後古典期:後古典期には、金銀銅を利用する技術が広まっていました。
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11:57 Obras Maestras(傑作);特に貴重な収集品が集められている特別室;NHKが協力機関の一つです。
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翡翠のネックレス、古典期前期、カミナルフユ:中国文明と同様で、翡翠が、最も重要な宝石であったようです。
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翡翠の埋葬マスク、古典期後期、ティカル:この博物館を代表する収蔵物です。
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金製品、後古典期、マヤ高地:
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貝製品、古典期、ティカル:
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彩色つぼ、古典期後期、ロスエンクエントス:
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多彩色のつぼ、Early Classic(250-600AD)、ティカル:
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鳥の骨壺、古典期後期、プルーハ:
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擬人化した香炉、古典期前期、太平洋岸低地:テオテワカン型。
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博物館中庭:周りの回廊に、エステラ等大型の石造物が並べられています。
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エステラの展示:回廊に展示されているエステラには、詳しい解説がついていますが、残念ながらスペイン語のみです。
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エステラ11、古典期後期、ドス・ピラス:石彫の保存状態がいいのですが、マヤ文字が彫り込まれていないので、作成年不詳です。
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エステラ6、682年、ドス・ピラス:こちらはマヤ文字が残っています;スペイン語では詳しい説明があります。
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エステラ6、687AD、ピエドラス・ネグラス:第3代王の肖像のようです。緻密ではあるけれど平面的な線刻画のモニュメントが並ぶ中で、ピエドウラ・ネグラの石碑は、立体的で、なんとなく芸術性を感じさせます。wikiによると、この都市のモニュメントには、「芸術家の署名」がついているらしく、この都市の人々は、芸術を意識していたことに間違いないようです。
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ディンテル(入口の上の横木)3、749AD、ピエドラス・ネグラス:これも、絵の部分は立体的に彫られています。
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イチオシ
王座1、785AD、ピエドラス・ネグラス: ピエドラス・ネグラス風(勝手に名付けました)の最高傑作でしょうか。9世紀の初めに、反乱(侵略?)によりこの都市が崩壊したとき、この王座も破壊されたようです。それ以後には、ピエドラス・ネグラス風のモニュメントは、なかったと思います。
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エステラ7、830AD 、マチャキラー:この博物館では最も新しい石彫の一つです;この後、10年少しで、町は放棄されたようです。
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12:25 パーキング;右が国立考古学民俗学博物館、左が自然史博物館、右手前に国立近代美術博物館があります;3か所兼用のパーキングですが、空っぽです。
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12:28 日系の旅行社で働いているからか、10分前には迎えに来ました;考古学民俗学博物館に時間がかかり、他の二つ、カルロス・メリダ国立近代美術館等、を見る時間がありませんでした。
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12:31 ピヌラ水道橋。
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13:29 昼食はホテルのレストラン;美味しいハンバーガーでした;午後の出迎えを14:30にしています。
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14:45 ポポル・ヴフ博物館:車の大学への入構には検問があります;特段の手荷物検査はありませんが、;この建物の3Fが博物館です。
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14:45 ポポル・ヴフ博物館:ガードマンの指示で、エレベーターで3F上がります。
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博物館入口:右が受付・発券役の秘書、左は建物全体を監視中;私の在館中、他に1人しか入館しませんでした。
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微笑む顔、古典期後期、太平洋沿岸:この表情は、メソアメリカでは、まれな容貌のようです;この博物館の看板収集物です。
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古典期後期の都市の分布図:各時代ごとに、活動していた都市分布の地図があります。
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国立博物館より、設備は新しく、解説パネルもしっかり整備されています。
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歴史の解説パネル:「後古典期になると、金銀銅の生成加工技術は広まったが、主に宝飾・装飾品に利用され、武器・道具などの石器に置き換わることがなかった(一部抜粋)」;随所にこのようなパネルがあります。
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焼き物、古典期前期、マヤ高地か低地:左は、蛇顔の焼き物、中央の焼き物は、左に液体を入れると右の鳥の笛がなります。
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ジャガーの石像、先古典期後期、マヤ高地か太平洋沿岸; 中米最強の野獣ジャガーは王権のシンボルです。
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石加工:黒曜石の他にチャートが切ったり刺したりする道具に加工されていました。
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擬人化したワニと子供、先古典期後期、太平洋沿岸。
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香炉、古典期前期、アマチトラン:火山活動が活発なカルデラに位置するアマチトラン湖の周りは温泉や硫黄が噴出しています;古典期前期からスペイン侵略まで、信仰の中心として栄えていました(日本の恐山に似ています);その信者は、香炉等を湖に投げ込んで祈っていました;結果として水中遺跡となった、湖底から引き揚げた収集物が展示されています;
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湖底から引き揚げられた香炉、古典期前期、アマチトラン:テオテワカン型やとげのついた球等、特徴的な形状が多いです。
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湖底から引き揚げられた香炉、古典期前期、アマチトラン:
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ケツァールが付いた土器、古典期後期、マヤ高地北部:メソアメリカ全体で、ケツァールは特別な存在です。
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シカの絵と丸い脚のつぼ、古典期の始め:
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笛の収集:
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棺桶、古典期後期、キチェ県北部:この時期・地域、特有の葬り方のようです;私の感覚では、可愛らしいデザインと見えますが、マヤの人々には、別の意味を持って見えていたのでしょう。
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ドレスデン写本(複製)、13~14世紀;スペインの侵略以前のアステカが木の皮を用いて紙を作っていたとは知りませんでした。
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コウモリの神、コパン;東部には、献呈の辞と献呈者の名前が書かれています;建物の屋根飾りだったようです。
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スペイン侵略後の収集もあります。
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15:54 大学の敷地は、静かで清潔ですが、随所にガードマンが配置されています;迎えの車は10分程度早く来ました。
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17:15 ホテルの部屋から、Avenida Los Americas:ホテルは、道路の名前と同じ、Los Americas;高層の立派なホテルですが、防音設備がまるでなく、この道の騒音がそのまま部屋に入ってくる感じです。
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19:10 夕食は、ホテルでブッフェ;ホテルから外へは出ません。
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