天空の王国レソト！天空パノラマで絶景セルフトレッキング～サニパス編

2017/09/10 - 2017/09/12

四方を南アフリカに囲まれた小さな王国・レソト

世界遺産ドラケンスバーグ山脈にすっぽり埋まり
平均標高1400mの山岳国家であることから
「天空の王国」「アフリカのスイス」「アフリカの屋根」などと形容される国

今回はガイド無しのセルフトレッキングができて
天空パノラマの絶景が楽しめるスポットをご紹介

▼よろしければこちらの旅行記も併せてご覧くださいませ（写真とコメント豊富）
http://tabinomori.com/travel-blogs/africa/lesotho/mokhotlong/

エリア その他の都市(レソト)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 2.5
• 交通: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

★Sani Passに到着した前日の様子はこちらをご覧ください
http://tabinomori.com/travel-blogs/africa/lesotho/mokhotlong/

レソトと南アフリカの国境にあるサニパス

世界遺産にもなっているドラケンスバーグ山脈の
ど真ん中に位置する標高2873mのポイント
空気薄い

その国境レソト側に唯一存在する宿が
「Sani Mountain Lodge」
ちなみにこちらはセレブ向けのコンドミニアムで
バックパッカー向けの安宿は「Sani Top Backpackers & Campsite」
両者は同じオーナーなのに500mも離れているという
扱いがヒドイ(設備はそれほど悪くない）

とまぁ、前置きはともかく

ロッジに着いた翌朝早朝6時過ぎ、
さっそくセルフトレッキングへ出発

荷物を預けにフロントを訪れたら
いかつい顔したかわいい小鳥が

「何見とんじゃ、われ」

という感じでこっちをにらむ
ごめんなさい

こんな異国の地で一人でトレッキングなんて怖い！

と思ったのですが

宿の人曰く、
「何にもなくて見晴らしがいいから絶対迷うはずがないよ！」と

この付近では宿のある国境が一番標高低く
山を登ればたいてい上から宿が見えるから迷わない
というわけ

とはいえ、
ホントに道なき道

どこをどう行ってよいかわからないけど
とりあえず山脈の縁に出て
突き出た山のてっぺんを目指す

山脈の縁に出た

ウギャーッ！
なにこれスゴイたまんない！

朝早くて写真ではガスっちゃってるけど
肉眼では、神がかった凄まじさが広がってます

ふと見ると
自転車の轍のようなものが残ってます

誰かがバイクで走ったのかもしれません
あるいはポニートレッキングか

この後をたどります

振り向けば
遠い彼方に宿が見えます

なるほどこういうことか

目の前に広がる光景に開いた口がふさがりません

レソトの9月は冬が明けたばかりの春先なので
草木はこれから緑に覆われる時期

なので今はまだ茶色が多いのですが

南アフリカのグランドキャニオンさながらです！

いやもうホントマジで
涙が出そうな感動ものです

しかも独り占めです
誰もいませんから
なんて贅沢なひととき

誰かが作った石積みケルン

ある山頂にて(名前不明）

おそらく標高3000mぐらい

「ドラケンスバーグ」の語源は
現地アフリカーンスの言葉で「龍の峰」

この峰の連なりが竜の姿に似ていることから
そう呼ばれるようになったそうです

実にいい得て妙です
グランドキャニオンよりも
しなやかで優美な美しさのです

このドラケンスバーグ、
アフリカを南北に1000㎞貫いてるんですよ！
1000kmって行ったら青森から大阪ぐらいまで？の距離
スケールハンパない

何だかえぐれてる

何だか人が並んでいるみたいなかたちの崖

ひとまずあそこを目指しましょう
で、遅めの朝ごはん

視線を右にずらすと・・・
何にもない平原（高原）です！
わおー

竜の山！

峡谷の底には
世界一危険なドライブとも言わしめる
サニパスロードがあります

珍しく今回は気合入れて
セルフィー（タイマー）で撮ってみました

10秒であそこまで行くのは大変で結構怖かったー

これが恐怖のサニパスドライブ

よーく見てください
おもちゃみたいに豆粒な車が走ってます
全長9kmの未舗装ワイディングロード
しかも高低差1㎞ぐらいある

ドライビングスキルを要求されます
ちなみに四駆以外走行禁止

宿近くに戻ってきました

地の果てみたいな野外トイレがあった

そこしかなかったので
もれなく使わせてもらった

荷物を引き取って
国境で南アフリカ行きのバスを待ちます

10時半頃と言われたバスはいくら待っても来る気配なし
見かねたショップのお姉さんが世間話に付き合ってくれました

レソトの人はホントいい人が多い
（マネーと露骨にいう大人子どもも増えているけど
悪意はない）

3時間後、
ようやく1台のバス到着
(レソトではタクシーと呼ぶ）

ぎゅうぎゅう詰めだったけど
人ひとり分空いていて
かろうじて乗り込めた～
らっきー♪

国境付近で放牧される羊

識別用にか緑で染められている

レソトの羊は耕地に棲む険しさからか
なぜだか貧相なのだよね

そうして、
あの恐ろしく蛇行したサニパスロードを
ぎゅうぎゅう詰めのポンコツワゴンで
一気に下る

ジェットコースターよりある意味スリリングだった
どなたか亡くなった十字架も置いてあったし(汗)

約40分ほどで南アの国境事務所に到着
晴れて入国
楽しかったけど疲れた～

まだまだ旅は続きます

▼旅の詳細にご興味があれば、こちらの旅行記も併せてご覧くださいませ（写真とコメント豊富）
http://tabinomori.com/travel-blogs/africa/lesotho/mokhotlong/