2017/11/02 - 2017/11/05
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gyachung kangさん
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毎天工作。
夏休みの季節が終わって10月の声を聞くと毎年判で押したように台風の如く猛烈な勢いで仕事がやって来る。
息絶え絶え、やっぱり今年も避難先が必要になった私は11月のアタマ、脱出することを決定した。
4日間ショートトリップでとびきりの別世界を覗く。脱出のテーマはコレだ。
ってことで選ばれた旅先は中国湖南省の奥地、武陵源。東京⇄張家界を木金土日で往復するチャレンジングな旅程だが、一抹の不安を抱えたまま決行するのも旅の妙、そんな気がしてそれもまた楽しからずや秋の空。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 中国南方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4日間海外渡航はとにかく忙しい。目的地で充分な時間を確保するためにはどんな時間になっても初日のうちに現地入りしておきたい。
今回は羽田発午後便の中国南方航空に白羽の矢を立てた。広州乗り継ぎで深夜0時過ぎに張家界空港に降り立つことができる。許容範囲、だ。
秋晴れの11月、昨年に引き続いて日本上空のコンディションは良好、南アルプスが眼下に美しく広がっていた。 -
現地時間19時に広州白雲空港に到着。
ハブ空港ながら北京や上海のような人混み感は希薄、ゆるやかな空港である。
搭乗ゲートへ行くとオンタイム予定の張家界行きの表示が。 -
ど深夜の0時過ぎ、張家界空港にランディング。深夜の移動は極力避けるようにしている私だが、今回は仕方がない。
暗闇の中、群がるタクシードライバー軍団から1人を選び提示の半額で早々に手打ちし乗車、6キロ離れた張家界の中心街で下車し今夜予約の宿を発見した。 -
レセプションには深夜対応専任?の待ち受け親父が1人。既に毛布をかけて長椅子で寝ていたが私に気がついてチェックイン対応と部屋への案内。暗すぎて部屋までの道に迷うというアトラクション付きのゲストハウスだったが部屋の中はまずまず整頓されていてようやくホッと一息。明日朝一番の移動に備えて早々に就寝する。
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朝6時起床。
宿の外廊下から張家界ダウンタウンの裏側風景が飛び込んでくる。北京や上海に立ち並ぶ新築のマンション群の匂いは微塵もなく、絵に描いたような雑然としたローカル都市っぷりである笑 -
タクシーで汽車駅に向かい武陵源行きのバスをゲット。ここから30キロ先に世界遺産のあの武陵源風景名勝区が待ち構えている。
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走り出して10分。バスは停車して料金徴収係のおばちゃんが乗り込みここで集金。運賃は20元。集金が終わるとおばちゃんはサッサと写真の待機テントに戻っていった。
いつも思うがこの不可思議なシステムは中国以外では見た試しがない。チャイナワールドは湖南省の地でも奥が深いようだ。 -
8時。バスは無事に武陵源のバスターミナルに到着。武陵源の街は小さい。ここから景区への入口までは徒歩圏である。
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開門時間は過ぎているがエントランスまでの参道には数軒の食堂が営業中。ここは考える余地もなく早餐タイム!
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小籠包と豆乳。お値段10元なり。
店構えは野暮でもほぼハズレなく美味いのが中国のファストフード。またこれが旅モードを一段上げてくれるんだな。 -
朝食もとったし、準備は万端。
目の前には広大な武陵源風景区へのゲートとなる建物が現れた。
今回のスケジュールで武陵源観光は丸2日間だが、迷わず245元の3日間チケットを購入。こういう場所に立つと245元が高いか安いかを考える発想は私の中ではものの見事に消えている。 -
入場者は景区内を走るバスに乗り込んで思い思いのスポットで降車し、武陵源の景色を楽しむのがここの流儀。
私が一番最初に降り立った場所は十厘画廊と名がついた散策ルートである。 -
この十厘画廊には散策ルートに沿ってモノレールが走っている。が、中国屈指の奇観と謳われるこの武陵源の景色をまずは自分の脚で歩きながら確かめてみることに。
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こんな景色。
十厘画廊は武陵源の自然を下から目線で味わう名所である。 -
進行方向左手には超高層ビルくらいの高さがある奇峰が見えてくる。武陵源観光の序章である十厘画廊の小径から全体像が少しずつヴェールを脱ぎ始めた感じ。
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天気は最高。
そして目の前には -
出ましたあ
ここ十厘画廊の名物その名も三祖妹峰、スリーシスターズの登場。
こりゃあ確かに横向きの三人組である。 -
1時間ほど歩いて突き当たりに到達。
茶屋や土産もの屋が数軒並び小休止スペースになっている。そしてその更に奥にはこのサイン。
徒歩上天子山、とある。
観光初日、時計の針は11時。体力も時間もタップリある。徒歩で天子山のてっぺんにアタックすることに緊急決定。 -
こんな階段を一歩一歩登る。
天子山は標高1262メートル。
大多数のゲストはロープウェイを利用して山頂に着くが、私は自力。上から下山してくる観光客は何組かいるが、上を目指して登っていく観光客はほとんどいないじゃあないか。キツいぞ。アタックを開始して20分で早くも弱気の虫が。 -
十厘画廊は言ってみれば谷の底。下から見上げる景色はガイドブックに載る武陵源の景色とはまた違う雰囲気だった。
が、天子山を登る途中で見えてくる景色は徐々に徐々に変わっていった。
らしい景色、が見えてきた。 -
遠くに見えていた岩がこんなスケールで迫ってくる。
途方もなく長い年月をかけて侵食を受け削り出された鉛筆のような岩山が立ち並ぶ世界に類のない地帯である。 -
登り出して1時間半、登山道に1軒だけの茶屋があり天子山トップの表示。
もう既にこの地点でヘロヘロ状態だったが上半身裸で軽々と私を抜き去って行くパワー全開の白人男性2人組に遭遇。私ももう一発気合いを入れ直してアタック再開。 -
こんな誘惑にも負けそうになりながら
-
最後の踏ん張り。
名誉も賞金もない山登り。
何で登るのかは自分でもわからない。 -
ひたすら登ること2時間。
開けた場所に出て天子閣が現れた。
どうやら自分を自讃していいらしい。
黄山、泰山に続いて天子山も自力登頂!
中国3名山制覇は世界7大陸最高峰制覇に負けず劣らずの偉業達成であると思うんだけどダメ?
ま、朝起きた時は天子山に自力で登るつもりなんてこれっぽっちも無かったんだけどねえ。
いきがかり登山ここに極まれり!笑 -
この天子山てっぺんエリアからは天子山自然保護区を代表する名物峰、御筆峰が見渡せる。達成感の余韻に浸りながらのパノラマビューは実に気持ちがいい。
-
ここは中国。
商魂の逞しさは疑うことなく世界随一、こんなお山の上でもバカみたいなデカさの木彫りのアートがセール中であった。
この山の上で商談が成立しても下に降ろす分の経費が乗っかってくることは自明の理、あっしには到底理解不能でございます。
やはり深くを追究してはいけないのがチャイナワールド。大事なのは追究ではなく、ただそれを受け入れろ。ね。 -
ななななんと。
頂上にはあのハンバーガーチェーン店があった。このビジネススピリットにはどうやっても我が日本が勝てそうな気がしない。 -
いつもながら私の食指はこちらに動く。
トッピングし放題、そもそも描き割りのピエロがおばちゃんの手招きに勝てるハズもないよなあ。 -
天子山の上でのランチタイム。
頼んだ20元の名も無き麺は旨かった。山登りの疲れなどたった一杯の麺でいとも簡単に吹き飛びますってことだあねえ。 -
ランチ休憩してスタミナも充填。
景区内バス乗り場を発見し今度は袁家界景区に向かう。袁家界景区はこの武陵源風景名勝区全体の真ん中部分に位置し、訪れる観光客も一番多いかも知れない。 -
人気には理由がある。
みんなのお目当は天下第一橋だ。 -
目に入ってくる景観は一段とダイナミックになり
-
道に従うまま更に先へ進む。
すると -
こ、こ、これだよこれこれ!
これぞまさしく武陵源!
垂直に切り立つ岩もここでは一際大きい。凄い、という言葉が陳腐に思えて他の言葉を探してみるが何も出てこない。
凄いものは凄い、としか本当に言いようがないことに気がついた。 -
そしてこれがさっきまで自分が歩いていた天下第一橋。岩と岩が10メートルくらいの天然の岩の橋で繋がり、その上を行き来していたことになる。
この天下第一橋の驚異は写真ではお伝え出来ない。こればかりはホントにホントに残念だ。第一橋の下には目も眩むような深さの谷底が広がっているが写真では収まり切らないのである。こんな場所は初めてだ。
実際に来た人でなければ絶対にわからない破格の迫力、それが天下第一橋。 -
まあ、それもそのはず。
天下第一橋のある袁家界エリアは映画アバターのロケ地に選ばれた場所。ご覧のような記念撮影のためのアバター像がある。
記念写真が大好きな人民共和国の観光客が列をなし撮影が途切れることが無い。 -
ところどころ谷底にせり出すように観覧場がありその名もエクスタシーテラス。
この迫力も写真では実際の10分の1しか伝わらないけど。無念だなあ涙 -
ここであったよ姓名作画。
依頼者の名前を武陵源のパノラマ写真台紙に即興で絵文字にして描きおろしていく中国お得意の観光地小技サービスメニューの一芸。
以前私は平遥で姓名作詩を、杭州で似顔絵ハンコを作ってもらった。
これにて3部作が出来上がり。 -
この日最後のシメは百龍エレベーター。
武陵源のど真ん中に持ってきたドイツ製の超光速エレベーターである。これは景区入場チケットとは別料金で72元。
下から乗って上に上がる景観を楽しむのが普通だが私は逆になった。 -
乗ってしまうと下に降りるのは一瞬。フリーフォールである。まあこういう仕掛けを臆面もなく取り入れるのが中国らしい。
どうせならビッグサンダーマウンテンを作ってしまえばいいじゃん、私が中国共産党湖南省のトップなら指導するね。間違いなく世界中が仰天するとんでもない人気になりますよ~笑笑 -
百龍エレベーターの乗り場に降り立ち周囲を見上げる。今日まるまる一日の異次元空間体験の余韻にどっぷり浸りながらゲート入口まで走るバス乗り場へ。
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この日私が取ったホテルは武陵源ゲートを出て歩いてたった10分のロケーションにある。
一階のレセプションフロアはこんな感じで気をつかわなくてすむ民泊旅館のようなゲストハウスだ。 -
室内も武陵源らしさを意識したウッディな仕上げ。
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広くはないけど宿泊客が過ごしやすいようにとの配慮が感じられる。昨年の福建省アモイのホテルもそうだったが、私の最近の印象では現在の中国観光地のホテル事情はかなりのレベルで良好である。一泊268元。
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夕飯タイムとなり外に出た。
既に陽は落ちているが11月とは思えない心地良い気温感で屋外席に座りロコフードをオーダー。湖南省の少数民族、トゥチャ族の料理、土家三下鍋である。スパイスが効いて味付けは超濃厚~、この地に来たら一度はトライすべき料理かと。 -
満腹になって宿に帰るとレセプション脇でおしゃべり中の3人組みから一緒にお茶飲みませんかあ~とお誘いを受けた。1人はゲストハウスのスタッフ、2人は南京から休暇で遊びに来ていた大学生。
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お茶は三杯飲むのが基本、一杯目、二杯目、三杯目みんな味が違うんですよ、と中国4000年茶の極意を私に教えてくれた。そして会話をしながらおもむろに鍼灸用の鍼を取り出し隣の女性の首筋に鍼を打ち始める彼女たち。ホントかよ?
中国、ああ畏るべし。湖南省の山奥の地で今年もまた。 -
翌日。
観光2日目は武陵源景区の西寄りに位置するエリアを攻めてみることに。
まずは手始めに金鞭渓景区から。ここは昨日歩いた十厘画廊よりもさらに長い一番ポピュラーな散策ルートである。 -
そして今日もまた晴天。
こんな穏やかな気候の中で朝一番から世界遺産ウォーキングを楽しめるとはなんて幸運、日頃の私の心掛けの賜物デス、ええ。 -
金鞭渓はアップダウンのない森の中、よく整備された道をごく普通に歩いて楽しめる万人受けする散策ゾーンだ。道の脇には渓流が寄り添って流れ水は澄み渡っている。
川の音と鳥の鳴き声だけが聞こえる環境ビデオの映像で見るあのイメージ。
おまけにこの時期だからなのかこの時間だからなのかは不明だが大勢の観光客の姿がここには無い。完全に穴場である。 -
贅沢な散策路だなあ、と思いながら歩いていたら贅沢なキノコが売られていた。
日本ならウン万円の値段かも。
が、金鞭渓の名物は松茸じゃあない。 -
こんなふうに猿がやってくる。
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人間を警戒する様子は全くなく
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かと言って食べ物を要求するような素振りもなく全くの自然体
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ここまで近寄ってみた。
間合いは50センチ。さすがにこの範囲に入ると威嚇のパンチのポーズが出た。
これだけの大自然、おそらく食べ物に困ることはなく観光客の持ち物に手を出す必要もないんだろう。何事も適度な距離感がバランスを保つ秘訣ですかね。 -
金鞭渓の道は長い。距離にして6、7キロはあるかもしれない。
団体観光客はおそらく殆どが途中で引き返し奥深くまで入ってくるのは個人客のみ。だから本当に静かだ。 -
休憩茶屋があって臭豆腐。
当然いただき。
これって中国の国民的スイーツすな。 -
人が少ないので親子猿もリラックス。
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太陽がだんだん威力を増して森の中にスポットライトのような光を射し込んでくる。100点満点の木漏れ日だ。
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滞在スケジュールが1日の場合に金鞭渓まで脚を伸ばすのは難しいかもしれないが森の中を歩くことが大好きな人にはオススメの場所である。
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金鞭渓景区ウォーキングのあと出口から景区内バスでほんの5分、ロープウェイへ。
ここは黄石寨景区。武陵源ゲートからは最も遠い世界遺産エリアの最西端だ。 -
ロープウェイ自体は世界中にあるから特別な期待はしていなかった。
ところが、が。
事前の予測はいい意味で真逆に裏切られ高度を上げていくほどに体験したことがないほどの超絶スペクターキュラービューが待っていた。 -
高さ300メートルもある奇峰が目の前に連続波状で押し寄せてくる。
ゴンドラに同乗していたエストニアからの夫婦ペアは一心不乱にカメラを回し続けて、今までの中で私のベストフッテージだよ!と大興奮。私も同意、それくらい超弩級の景色であった。
だがやっぱりやっぱりここも写真では伝わらない。武陵源の凄味を写真で再現することは不可能というのが私の結論。
写真の記録力を嘲笑う規格外の異次元空間ぶり。こんな場所は世界のどこにも記憶にない。 -
ロープウェイの終点を降りるとそこは黄石寨景区の天上界。この天上界にはわかりやすくラウンドになった散策道がしっかり整備されて一周ぐるっと全方角の景観が楽しめる。私は時計まわりで歩いてみた。
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黄石寨も観覧場それぞれに名称がつけられている。ここは前花園。
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回音壁。
名前の通りここはすぐ近くに立つ岩に音が反響してこだまが返ってくる。従って中国語の絶叫が飛び交う名物スポット。 -
五指峰。
石英砂岩の岩柱が5本、キュッと寄り添うように横一列に立っている。黄石寨のハイライトだ。 -
これぞ武陵源のビッグパノラマを見るなら袁家界とこの黄石寨が双璧では。
ユーチューブ動画でも話題になったがここなら本当に翼龍の生き残りが飛んでいても不思議じゃないかもと思えてくる。 -
黄石寨景区の景色を堪能、帰りは徒歩下山してみることに。
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ロープウェイでは20分で上がったてっぺんから徒歩ではたっぷり1時間かかる徒歩下山。でもロケーションが素晴らしければ何をやっても最終的には楽しいという事実を再確認。
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下山道を下りきってから景区バスを2便乗り継いで黄石寨の更に奥にある楊家界景区に足を踏み入れた。武陵源全体の中では比較的最近になって整備されたエリアらしい。まあ秘境の中の秘境と言っていい。
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ここは迷わずロープウェイ利用。
黄石寨のロープウェイほど急斜面感はないが深山幽谷ぶりではこちらが上か。 -
ロープウェイ上駅から左の道を進むとこの風景が広がるテラスにたどり着いた。
天然長城。
岩壁が連続したついたてのように立ち並ぶ姿は確かに万里の長城のようだ。
私は以前武陵源を特集したNHKの番組で天然長城が紹介されこの景色が強く印象に残っていた。
天然長城を見ることができたのは今回の旅で最大の幸運だった。 -
ここ楊家界にはもう一つ人気スポットがある。
烏龍寨と呼ばれるかつてこの地を根城とした盗賊集団の住処跡が残る場所だ。
盗賊集団の隠れ家だけに道幅は人間一人分しかない。こんな道の途中に岩に開いた穴場を利用した居住跡が今も残っていたりする。盗賊生活もたいへんだったと思いますよ笑 -
烏龍寨の断崖ルートから下を見下ろすとロープウェイが。この谷間のスケールがまた破格だ。
断崖ルートはこの先もまだ続いていたが時計の針はこの時既に16時。出口の武陵源ゲートははるかに遠く、もう引き返さないと景区内最終バス便にも間に合わない。
烏龍寨に別れを告げ大急ぎでロープウェイ駅へ逆戻り。 -
急ぎ足で出口に向かう私を尻目に誰が作ったのか手製の回転ブランコに乗って大はしゃぎする人民観光客。
旅先では私も遠慮なくとことん楽しむほうだが彼らにはかなわないなあ。
この弾けっぷり、私も参考にさせていただきます!じゃチャオ! -
ロープウェイ20分→景区バス20分→徒歩20分→景区バス10分、ようやく西端の出口、張家界国家深林公園ゲートの太陽広場まで戻ってきた。この時既に景区内を走行するバスは全便終了。やむなく景区の外を走る運賃10元の一般営業バスを捕まえて武陵源ゲートに戻ることができた。
ホテルで荷物をピックアップし長距離バスターミナルへ。今日中に30キロ離れた張家界の市内ホテルに移動しないと明日の早朝フライトに間に合わない。
急げ~ -
武陵源発の長距離バスにも好タイミングで間に合いなんとか20時前、前夜スマホで予約を入れたホテルに到着。なかなかスリリングな移動をこなして大安堵。
そしてこのホテルもまた随所に今風のセンスを効かせたオシャレ宿であった。 -
今回の旅で最後の現地食。最後は店のおばちゃんのお勧めに乗ってこの料理。
箸をつけて何の違和感もなく日本人の口に合うと思ったら来ましたよ、中国語で言うところの麻辣味、日本の中華料理店では確実に出会えない麻辣レベルじゃありませんか。
チャレンジャーよ、後に続け。 -
日曜日早朝の張家界空港。
空港からは市中心から南8キロにある天門山に開いた天門洞が見えていた。世界遺産武陵源とは別のもう一つの必見スポットなのだが日程的に今回は涙を飲んで諦めた。
さて旅の最後、張家界空港で経験したことがない大トラブルが発生した。空港セキュリティ係官から「貴方のパスポートは正しくない。出国させることはできません」と背筋が凍る出国停止命令。原因はパスポートの更新ナンバーを連絡しないまま代理店を通じてEチケット購入したこと。
係官は私の入国管理履歴画面をPCで見せ、パスポートナンバーが一致しないことを指摘。更新証明をこの場で果たせない私は事実上の罰金として広州までのチケット再購入を条件になんとか出国許可となった。
大反省である。
広州で羽田行き便に搭乗した瞬間の安堵感は例えようがなかった。
旅行者の皆様、パスポート切り替えの際はナンバーの情報更新を絶対にお忘れなく。大満喫と大反省の今年の秋旅の巻、これにておしまい。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 鯨の味噌汁さん 2018/01/04 21:39:37
- 後に続きます!!
- 初めまして、足跡からお邪魔させていただきました。
張家界、わたしの候補リストに入ってます。ピンポイントでの攻略、無駄のない動き、実践的なコメント、ものすごく参考になりました。たしかに欲張らずこれだけを見に行ってもいい場所ですね。迷うことなく後に続かせていただきます!
- gyachung kangさん からの返信 2018/01/04 22:04:19
- Re: 後に続きます!!
- 鯨の味噌汁さま
初めてまして
お立ち寄りいただきまして
ありがとうございます。
そうでしたか、張家界をリストアップされてたんですね。
景区内は規模がありますから
3日間使ってもいいかもしれません。あと、宿をとるなら
張家家のど真ん中ではなくて
武陵源の街のほうがオススメです。景区に近くて静かでいい所です。是非ともトライしてみて下さい。
-
- PHOPHOCHANGさん 2017/11/25 12:33:25
- お疲れ様でした
- 楽しく拝見させていただきました。
自分も3~4年前の今頃、張家界行きました。エレベーターは上りで使いました(笑)。凄いところですよね。てか、見所が多くて全ては周り切れません。最初に上り始めた所と烏何とかは行ってないです。やはり素晴らしい景色だったのですね。
懐かしい思いと新しい発見と、ワクワクさせていただきました。
これからも良い旅を(^_^)v
- gyachung kangさん からの返信 2017/11/25 20:58:17
- Re: お疲れ様でした
- PHOPHOCHANGさん
こんばんは
お読みいただきありがとうございました。
武陵源旅行たいへんだったんですね。失礼ながら面白かったです。お赦し下さい。
私の旅にも割と頻繁にいろんなことが起こりますが靴のトラブルは経験したことがありません。気をつけないと。参考になります。
あと料理のスリーポットですが私が食べた店ではガスコンロに汁なしで鉄鍋をかけて食べる写真がスリーポットと紹介されていたのでチョイスしたんですが、PHOさんのとは違いましたね?バリエーションがあるんでしょうか?
まあ中国ですから驚きませんけどね笑
また次回作を楽しみにしております。
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