2017/10/12 - 2017/10/15
9位(同エリア94件中)
くろへいさん
タイとともに東南アジアで旅行先として人気の高いベトナム。
美食と買物に幾つもの世界遺産が混在し、既に多くの雑誌やwebでベトナムは紹介されている。
しかし、一方では未だ観光地として脚光を浴びずにいる地域も未だ多く、観光資源としては果てし無い魅力を抱えている。
今回はホーチミンから南下したメコンデルタ地域と呼ばれる一帯を駆け足で廻ってきた。
メコンデルタ地域はホーチンミンから日帰りツアーとして人気が高い。
しかし、それらの多くはミト周辺を日帰りで訪れる程度で終わってしまう。
勿論、数日かけてメコンデルタ地帯をじっくりと巡るツアーも存在するが、ホイアンやニャチャン、フエやサパ等魅力的な観光地に目が行きやすいせいか、これらの地域を巡るツアーの人気は驚くほど低い。
然しながら、フランス植民地時代に総督府が首都サイゴンまで食糧を運搬する為に建設したといわれる多くの運河は、今でも地元の人達に水上市場として利用されており、これらの運河が交わる町には今でも巨大な水上市場が存在し地元の人達で賑わっている。
又、中国潮州から伝来したと言われている、チャイニーズフィッシングスタイルと呼ばれる、大きな網を用いる漁法はメコン河が南シナ海に注ぐバクリュウと呼ばれる沿岸で見られる。
そこからメコン川を遡ると川岸に赤い煉瓦の工場が建つ一帯がある。
地元では「赤い王国」と呼ばれているそうだが、メコン川が運んできた肥沃な土壌を用いて煉瓦を焼く窯が幾つも並んで建っている。
この地域を撮った写真家は数えるほど無く、そのフォトジニックな光景を納めるべく相当な下調べを要した。
メコンデルタ中部のカントーという町の旅行代理店に相談し、これらの地域を廻るべく通訳兼ガイドを雇い、事前に情報を収集した。
然しながら、現地の旅行代理店でも水上市場以外の情報は全く無く、結局は直接地元に乗り込んで通訳を頼りに歩き回った。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
-
昨夜は仕事帰りにスワンナプーム空港からホーチミンに飛びました。
空港近くの安宿に泊まり、翌朝タクシーでバスターミナル。
そこから6時間かけてカントーに移動しました。
此処はバスターミナルの食堂
オカマちゃんの惣菜が朝飯 -
最近、全然旅行記としての役割を果たしてませんが、空港の写真や飛行機の写真を撮るのが面倒で…
取りあえず、カントーに到着して海鮮料理で宴会。
ベトナムでもタイみたいにビアガールがいます。
ハイネケンガールにタイガービールを注文。 -
それにしても、タイから来るとベトナム料理の美味さに感涙。
これはエスカルゴに蒸した蟹と何かが入ったフレンチ風料理です。 -
いきなり翌朝
この日は朝4:00に起床。
通訳兼ガイドのリン君が案内してくれます。
カントーの町から車で2時間
Nga-nam水上市場です。 -
観光前に先ずは朝食のフォーを頂きます。
当然、運河を行き来するヌードルボートで
これがバカ美味! -
早速ボートをチャーターして運河の周辺を観光します。
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凄い迫力
タイではすっかり観光化されてしまい、もはや存在すらしない水上市場が、メコンデルタ地帯では今でも残っています。 -
市場の主人公は此処でも女性です。
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商売前のお化粧
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これが本当のバナナボート
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結構賑やか
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船にバナナを満載したバナナ船
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美人の先頭さん
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竿の先にはお店売っている果物や野菜を吊り下げています。
仲買人は竿の先にぶら下がる品物を目印にします。 -
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このバランス感覚、実は絶対に真似できません。
みやぞんでも3日は必要でしょう。 -
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ベトナム人はハンモック好き
赤ちゃんの頃からハンモックに揺られながらお昼寝しています。 -
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蓮の花は市場でも売られています。
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バインミーを頬張る少女
最高に美味しいベトナム風サンドイッチ -
手早くフォーをつくるばあちゃん
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乾物も安価です
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Nga-Namから国道を一気に南下します。
潮の匂いがする方を見ると、オキアミを日干しにしています。 -
イチオシ
撮影の許可を頂き、ローアングルから超広角で撮影。
ついにメコン川が南シナ海に注ぐ沿岸に着きました。 -
バクリュウという名の小さな町
「僕もこの町に初めて来ました」
というメコンデルタ出身でガイド兼通訳のリン君 -
漁業の盛んな所らしく、町の通りも一味違います。
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先月行った、バングラデシュの船の墓場に様相が似ています。
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河口の干潟で遊ぶ子供達
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至る所で魚の干物をつくっています。
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至る所干物だらけ
豊かな漁場に恵まれている事が分かります。 -
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バクリュウの海岸沿いの道
リン君が地元の人に聞いて、水揚げする港を目指します。 -
ポツリ…と雨がぱらつくと、慌てて干物の取り込みがはじまります。
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町の中心地にて
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漁村の方に向かう途中で見つけた乾燥Sea hose
海中でも滅多にお目に罹れないレア品が何百匹も…
これは凄い -
「写真撮らせて下さい」
「おおっ勿論」
と家の軒先で一杯やっている親方の許可を頂きました。 -
その後、親方にビールと酒の肴までご馳走になりました。
炭火で焼いていたのはナマコの炭火焼き
「ナマコはな、頭の部分が美味いんだ」
と差し出された黒い塊を頬張ると、美味いのなんのおおおお。
本当に美味しかった。
親方ありがとう! -
それにしても、至る所で干物が干されてます。
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町の中には4-5階建ての立派な建物が幾つも目につきます。
これはタイ南部でも見かける「海燕の巣」です。
1-2階を住居にして、上層階に海燕が巣を作りやすい空間を創ります。
しかし、海燕を呼ぶために日中は海燕の鳴き声をスピーカーから流しており、なかなかの騒音です。
海燕の巣は超高級食材として重宝されており、これらを取り扱う人達は大金を手にする事ができます。
まさに燕御殿。 -
漁村から歩いて港に来ました。
漁船の上で漁師さん達が網を繕っています。
見たかった光景に辿り着きました。 -
イチオシ
許可を頂いて船に乗り込みます。
作業をよく観察して、動きのリズムと速さを捉えます。
細部まで描写したかったので、超広角レンズで被写界深度を深くして撮影。 -
好きなように撮らせて頂きました。
彼らはベトナム中部の漁村から遠洋で来たそうです。
「彼らのベトナム語は中部訛りで、発音が強くて怖い印象を受ける」
とは地元出身のリン君
強面揃いですが、皆さん親切でした。 -
漁船の停泊する港に面した水産加工工場にお邪魔しました。
早速アポなしの撮影許可を頂きます。
こういう時にリン君の通訳は助かります。 -
此処では、小さな女の子もお母さんの手伝いをしています。
カメラを向けると凄く照れて顔を向けてくれません。
それを周囲の大人たちが囃し立てて、更に困った顔をしてます。 -
食品加工工場から町の中心に戻ります。
「あんたら、町はあっちだよ」
魚を干していたおばちゃんに教えて貰います。
この町は河川に沿って町が形成されており、少しわかりずらくなっています。 -
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イチオシ
途中で、網を繕っている網元の仕事場にお邪魔しました。
室内だから仕方ないけど、ノンラー(ベトナム傘)を被っていれば、もっと写真映えしてそう。 -
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道端で見かけた少女
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お兄ちゃんも登場してポーズ!
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イチオシ
今回のイチオシ
玄関で撮影していると、お姉ちゃんが様子を伺いに
お札を口に咥えており、買物に行くつもりだったのかな? -
いきなり翌日
この日は午前5時に起床
隣県のビンロンに向かいます。
此処にはメコン川沿いに煉瓦工場が建ち並んでいます。
隣県のカントーでも此処の情報はありませんが、ベトナム語のwebから翻訳しながら調べ、google earthでも位置を特定して乗り込みます。 -
今日は運転手君のみの案内ですが、翻訳アプリでけっこう何とかなりました。
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地元では「赤い王国」とも呼ばれ、メコンの肥沃な大地によってできた土を焼き、煉瓦を製造します。
川岸から船に煉瓦を載せ、ベトナム全土に出荷しているとの事。 -
今度は運転手君が窯の親方に撮影の許可を頂きます。
今回もウェルカムで撮らせて頂きました。 -
丁度煉瓦が焼きあがったそうです
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煉瓦を焼いていた灰を取り出します
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隣の煉瓦工場でも窯だしをしていました。
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ここではベトナム女子の皆さんが活躍
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コンベアーで焼きあがった煉瓦を取り出します。
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窯の中を撮らせて貰いました。
手前の光源は自分のヘッドランプです。 -
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最後は煉瓦シスターズと記念撮影。
皆さんありがとうございました。 -
メコンデルタを駆け足で巡ってきた。
今回訪れた場所は、拠点としたカントー以外は殆ど情報が無い地域だった。
事前にネットで調べても殆ど情報が無い。
然しながら、Nga-Namの水上市場は観光化されたタイのそれとは大きく異なっていた。
土産物のTシャツや小物等を法外な値段で売るボートも無く、食材を満載したボートが何百艘も運河を行き来する光景は壮観そのものだった。
ビンロンの煉瓦工場は、まるで遺跡のように美しく、メコン川の岸辺に建ち並ぶ光景はまさに「赤い王国」と呼ぶに相応しい所だった。
時間の都合上バクリュウの漁法を見る事はできなかったが、漁村のただ住まいと目にする光景はあまりにもフォトジニックだった。
これらの何れも世界遺産とは程遠く、魅力のある旅先として一般敵に推薦する事は難しい。
然しながら、この旅ではメコンの肥沃で豊かな土地と、そこに暮らす人々と接する機会に恵まれ、シャイな人々を写真に収める事ができた。
旅行中、一度も撮影を断られた事は無い…いや可愛らしい女子中学生達にレンズを向けると一斉に拒まれた事が一度だけあった。
但し、彼女たちの顔は笑い周囲の大人達の囃し立てる姿に顔を真っ赤にしていた。
残念ながら、彼女たちの愛らしい姿を写真に収める事は叶わなかったが、気の強いベトナム女性の見せた初々しい表情は印象的だった。
以上
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この旅行記へのコメント (1)
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- キッドリンクさん 2019/06/26 15:02:10
- 素晴らしい記録ですね。
- バングラデシュ の船の墓場を拝見して、色々見させてもらっています。カントーには2回も行っていますが、ここまで丁寧な取材には脱帽です。ありがとうございます。
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