2017/09/23 - 2017/09/23
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yasakiさん
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東京都町田市にある旧白洲次郎・正子邸「武相荘」に行ってきました。
恥ずかしながら、歴史に疎い私はお二人の事をほとんど知りません。今回は所用で上京した母が行ってみたいというので付いて行っただけなのですが、秋のお出かけにぴったりな素敵な場所だったのでぜひ紹介したいと思い旅行記を作成しました。
「武相荘」はそこに暮らしていたお二人のセンスが感じられる素敵な邸宅で、何の予備知識が無くても楽しめました。旅行記としては薄すぎる内容で申し訳ありませんが、もしよかったらご覧ください。
白洲次郎とは
兵庫生まれ。若くしてイギリスに留学、ケンブリッジに学ぶ。第二次世界大戦にあたっては、参戦当初より日本の敗戦を見抜き鶴川に移住、農業に従事する。戦後、吉田茂首相に請われてGHQとの折衝にあたるが、GHQ側の印象は「従順ならざる唯一の日本人」。(武相荘HPより引用)
白洲正子とは
樺山伯爵家の次女として、東京に生まれる。
幼い頃より能を学び、14歳で女性として初めて能輝台に立ち、米国留学へ。1928年帰国、翌年白洲次郎(1902~1985)と結婚。古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。(新潮社HPより引用)
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東京都町田市能ケ谷にある「武相荘」へやってきました。
今回は私以上に歩きたがらない母が一緒なので自宅から車で行きました。電車の場合は小田急線「鶴川」駅から徒歩15分程度でしょうか。近くまでバスもあるようです。
駅からは1.5キロ程度ですが、坂が多い場所なので歩きたくない方はバスがいいかと。 -
駐車場は無料で、15台分ぐらいあったと思います。
入口に「牧山」さんの表札がありますが、白洲夫婦の娘さんが「牧山圭子」さんという方なのです。武相荘の脇にお宅があるようでした。 -
施設の案内図
沢山の家が密集する住宅地にありますが、こちらの敷地はとても広いです。 -
ミュージアムへは駐車場からこの遊歩道を通って行きます。
隣に立つ住宅街とこの敷地内はまるで違う空間。緑が濃くて静かです。 -
竹林の奥に茅葺屋根の建物が見えます。
それが白洲邸の母屋で、現在はミュージアムになっています。 -
遊歩道を抜けると小さな畑がありました。
白洲次郎氏は第二次世界大戦が始まると日本の敗戦を見抜き鶴川に移住したそうです。そして農業に従事したとのこと。
いわゆる疎開でしょうかね。食糧難を見越してのことだそう。
この辺りは今でも郊外の住宅地という感じですが、当時はもっとずっと田舎だったでしょうね。 -
畑の上にはガレージが建っています。
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武蔵と相模の間にあるので「武相荘」と名付けられたんだとか。
それだけではなく、「無愛想」の意味もかけてあるようです。
母に「ぶあいそうに行きたい」と言われた時は「無愛想?なにそれ?」と思いましたが、ちょうどタイミングよく小田急線の冊子で武相荘が紹介されていたんです。それもあって私も興味が湧きました。 -
施設の概要
町田市の指定史跡になっています。 -
この建物でミュージアムのチケットを購入します。
ここにミュージアムショップもあります。 -
ここの時点で雰囲気がいい場所だなと感じました。
奥に建つのが先ほど下から眺めたガレージです。 -
庭には大きな柿の木があり、樹齢は100年を超えるそう。
柿の実が沢山なっていて「落下に注意」と注意書きがしてありました。大きい木なので、かなり高い位置にも実がありますからね。
頭に落ちたら大変です。(^^; -
ガレージには古い自動車が飾られています。
白洲次郎氏が若い頃父親に買ってもらった車と同型なんだそう。
白洲氏の出身は兵庫県の芦屋市で、御実家は綿花貿易の商売をして成功していたんだとか。 -
ガレージにテレビが置かれており、武相荘が「NHK日曜美術館」で紹介された際の映像が流れていました。(白洲正子さんがご存命の頃のインタビュー映像が使われており、かなり前の番組です)
私は予備知識ゼロで行ったので、これで見どころを予習しました。 -
ガレージの片隅にはテーブルが置かれ、カフェスペースになっています。
レストランで飲み物をオーダーし、ここで飲むことができるそう。 -
ドリンクメニュー
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では建物を見学しましょう。
これは入口の長屋門
入口から続く石畳の緩やかな曲線がいいですね。 -
お餅をつく臼が新聞受けになっています。
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敷地内には自然の草花が咲いており、季節を感じられます。
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長屋門の入口から見える景色が絵のようです。
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門を入るとレストランがあります。
もともとはお二人が趣味で使っていた工作室を改装したそう。
あとで寄ってみましょう。
小田急にあった冊子ではこの建物が表紙に使われていたんですよ。小田急の冊子は最新の「ことりっぷマガジン」の一部を抜粋したものなので、ことりっぷマガジンでも武相荘の記事を見ることができます。 -
レストランの脇の木の根元にはこんな案内表示。
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この上がバー&ギャラリーだそうです。
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ギャラリーの下には農機具が置かれています。
芝刈り機かな? -
左奥にはかき氷器もありました。
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自転車もありました。
前輪と後輪のサイズが違うのでバランスがとりづらそう…。 -
バー&ギャラリー内
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白洲次郎氏が使っていたタイプライター
白洲氏といえば「占領下のGHQから「従順ならざる唯一の日本人」と 呼ばれた」ということで有名ですよね。
彼は「プリンシプル」を大事にしていたそうです。「プリンシプル」とは原理・原則・主義・信条といった意味。 -
白洲氏のゴルフのトロフィーなど。
「PLAY FAST」は「さっさと、やれ!」という意味で、ゴルフ場での白洲次郎氏の口癖だったそう。
口癖というよりも白洲次郎さんの「プリンシプル」でしょうか。一打に時間をかけずにサクサクと回ろうという意味ですかね。 -
バーコーナーには洋酒が並んでいました。
年会費制の「武相荘倶楽部」というのがあるんですが、それに入っている方々が使っているのかな?施設内には会員のみ使えるお部屋もあるようでした。 -
ご夫婦の若い頃の写真が飾られています。
お二人とも若くして海外留学なさったそうです。恐慌で帰国した後に日本で出会い、結婚したんだそう。 -
この奥が母屋です。
母屋のエリアはチケットが必要ですが、その前までは無料で入ることができます。カフェやレストラン、ショップを見るだけならばチケット不要です。 -
母屋の外観
苔むした茅葺屋根で味があります。ご夫婦がこちらに越してくるにあたり、養蚕農家だったお宅を購入したんだそう。
古いけれど作りがしっかりしていたのでここに決めたんだそうです。それに手を入れ、月日をかけてお二人の感性で作り上げていったんですね。 -
あいにく母屋のミュージアム内は撮影不可でした。
調度品も素敵でしたが食器や衣類も全て素敵でした。白洲正子さんは骨董の目利きでも有名だそうですが、どれも趣味のよい器ばかりでしたよ。
衣類は古さを感じないデザインで、チェック柄のスーツやサッシュベルトなど今年の流行に通じるものがありました。意識しての展示ではあると思うんですが、いいものは時を経ても色褪せませんね。
もともと農家が牛を飼っていた土間がタイル敷きの洋間になっているのですが、留学経験のあるお二人ならではのセンスですよね。白洲正子さんが執筆をしていた書斎は蔵書の量に驚きました。
こちらは季節ごとに展示を変えているそうなので、違う季節にも見たいです。私が見たのは秋の展示です。 -
レストランの前から長屋門を見ても良い雰囲気です。
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帰りにレストランにも寄りました。
この燭台を利用した花器もいいですね。日用品の中に美を見出す白洲正子さんのセンスに感心しました。
日曜美術館のVTRで佃煮屋さんで魚を煮ていた籠をねだってもらったというエピソードを話していらしたんですが、その籠の風合いがとても良いのです。
その籠で花を生けているんですが、家の雰囲気と調和していました。貰って一年ぐらいは魚臭さに悩まされたという後日談も面白いです。 -
レストランは客室が二部屋あり、私たちは奥の方のお部屋に通されました。
クラシック風なダイニングルームで良い雰囲気です。 -
メニュー
松花堂弁当が一番人気だそうですが、数量限定のため売り切れでした。 -
旦那は次郎の親子丼を注文。
白洲次郎氏が軽井沢カントリークラブの理事になった際にメニューに加えたのが親子丼だそうで、丼にもこだわったんだとか。
これはそれを再現したメニューだそうです。
味は少し塩っぱかったそう。 -
私と母は朝ごはんが遅かったのでお腹が空かず、ケーキセットを注文。
私は武相荘のどら焼きというのを選びました。 -
どら焼きには黒糖風味のアイスクリームが添えられています。
見た目は良いのですが、生地が固くて残念。
あんことアイスクリームは美味しかった。 -
母はイチジクのタルトを注文
しっかり焼かれたタルトです。
こちらのケーキセット、お値段1600円とお高めなんですがスイーツのクオリティは今ひとつですかね…。
食事の方が良いかも?
でも雰囲気は抜群ですし、レストラン内のお手洗いが和モダンですごく素敵でしたよ。ここにきたならば見るべし。 -
ミュージアムショップに立ち寄りました。
私も母もミュージアムショップ好き。 -
ショップにはお二人に関する書籍や、骨董も含めた食器類などが売られていました。
「PLAY FAST」というロゴ入りTシャツの色合いや古着風の風合いがセンス良く、ちょっと欲しくなりました。衝動買いにはちょっと高くて買いませんでしたが。
(;^ω^)
白洲次郎氏は日本で初めてデニムを履いた男という説があるせいか、武相荘オリジナルグッズはデニムを使った物が色々ありましたよ。 -
お二人に関する書籍は沢山あります。
白洲正子さんはエッセイストでもありますから、彼女の著書も揃っていました。
こちらを見てお二人に興味が湧いたので白洲正子さんの自伝を買いました。 -
古民家的な観光地は色々ありますけど、ここはただの古民家ではなかったです。
和の良さと洋の良さがうまく調和し、独自のセンスでまとめられていました。
無料で入れるエリアだけでも雰囲気は楽しめますが、どうせならミュージアム内も見学するのがオススメですよ。 -
敷地内のあちこちに咲いていた小さな赤い花は「ミズヒキ」というそう。
四季折々に様々な花が楽しめるそうです。お庭もそうですが、作りこまれた感じがせず自然なところがいいです。
私は今年都内から神奈川の方に引越し、日々郊外の不便さを感じている部分もあるのですが、お二人のように郊外の暮らしを楽しみ、素敵な家づくりができるようになりたいな…と思いました。 -
母のおかげでいいものを見られました。
-
とても素敵なところなので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。オススメです。
↓詳しい情報はこちらをご覧ください。
武相荘HP
https://buaiso.com/
最後に…
白洲次郎氏のイケメンさにも衝撃でした。いい男はいつの時代に見てもいい男ですね。
(〃▽〃)
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この旅行記へのコメント (6)
-
- yakyukozouさん 2017/10/19 19:18:53
- タイムリーでした
yasakiさんこんばんは。
少し時間に余裕ができそうなので、計画していたのが武相荘訪問でした。
すごくタイムリーだったのでしっかり読破させて頂きました。
戦後の混乱期にこれだけ活躍された方が、日本ではあまり知られていないことに疑問をもったのが、訪問の動機です。
yasakiさんの旅行記は参考になりました。
いつも有難うございます。
yakyukozouより
- yasakiさん からの返信 2017/10/21 12:24:47
- おすすめですヾ(o゚ω゚o)ノ゙
- yakyukozouさん こんにちは(。゚ω゚)ノ
書き込みありがとうございます。
武相荘行きを計画なさっていたんですね。
秋に訪れるのに最適な場所なのでぜひぜひ。
白洲次郎氏が果たした歴史的な役割は大きいはずなのに
彼の実績はあまり知られていませんよね。
今の時代にも彼のように物言える日本人が
いてくれたらいいのになと思います。
武相荘のショップに売っていたTシャツ、yakyukozouさんが
着たらきっとお似合いだと思いますよ。
5000円ぐらいなので土産にはちょっとお高いですが。
(;^ω^)
武相荘に行かれる際はショップも見てみてくださいね♪
yasaki
-
- YASUさん 2017/10/18 22:48:36
- 癒しの空間ですね~♪
- yasakiさん♪
こんばんは~
いつもありがとうございます^_^
町田にこんな素晴らしい所があったとは…
凄く癒される空間ですね~
実家に帰る時の通り道でもあり、小田急で1本でも行けるので、私も休みにぷらっと行ってみたくなりました^_^
あ…そうそう
yasakiさんに紹介したいお店があるんですよ~(≧∇≦)
ある病の処方箋になるかと思います♪
詳しくは私の旅行記を見て下さい(≧∇≦)
寒暖の差が激しいですが、どうぞお身体に気をつけてお過ごし下さいね~^_^
YASU
- yasakiさん からの返信 2017/10/21 11:46:10
- 小田急沿線おすすめスポットです
- YASUさん こんにちは(。゚ω゚)ノ
書き込みありがとうございます。
なかなかログインする暇がなく、旅行記拝見できず
申し訳ありません。(´;ω;`)
はすのはなさんの旅行記でオクトーバーフェスオフ会を
行われたのを拝見させていただきました。
その後の麺線屋さんは前からに気になっていたお店なので
羨ましく思いましたよ〜
話は変わって武相荘ですが、心落ち着くいいお家ですよ。
プチ散歩にぴったりなのでぜひぜひ。
秋が一瞬で終わったような感じで冷えますよね。
YASUさんも風邪などに気をつけてお過ごしくださいませ。
yasaki
-
- someさん 2017/10/18 21:18:04
- いい男!
- こんばんは ほんと、白洲次郎氏って格好いいですよね
大人の男性 真に日本人であった人だと
ちょっとだけ認識しています。
正子夫人とお二人物凄く格好いいんです。
今度東京に行ったら是非とも武相荘行ってみます。
ご紹介ありがとうございました。
- yasakiさん からの返信 2017/10/21 11:39:37
- 俳優さんみたいですよね
- someさん こんにちは(。゚ω゚)ノ
書き込みありがとうございます。
白洲次郎さん、めっちゃ男前ですよね!
歴史の裏方的な方で、残された情報は少ないようですが
彼が果たした役割は大きかったのではと思います。
あの時代の方なのに高身長でデニムを履きこなし、
英国仕込みの流暢な英語を操っていたというのが
とってもカッコいいです。
ご夫婦とも裕福な生まれだからというのもあるでしょうけど
素敵だな〜と憧れちゃいます。
武相荘は一見の価値ありですからぜひお立ち寄り下さいませ。
母屋の中を見ていただきたいです。
ヾ(o゚ω゚o)ノ゙
yasaki
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