アイルランドのゴールウェイで絶景ドライブ

2017/09/08 - 2017/09/11

アイルランドの西側にあるゴールウェイを拠点にレンタカードライブ。
道中、驚くような風景にたびたび出会えました。

エリア ゴールウェイ(アイルランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

首都ダブリンでレンタカーをピックアップし、西の拠点ゴールウェイまで２時間半のドライブ。この間はほぼ高速なので何もありませんが、ときおり遠くに古い城塞跡のようなものが見えて風情があります。

午後ゴールウェイに到着しまずは一泊、街を探索。かわいい建物が並び旅行者でにぎわっています。そこら中でストリートミュージシャンが音楽を奏でにぎやかで楽しい街でした。

翌朝はここらの観光の目玉「モハーの断崖」へ。ゴールウェイから車で２時間ほどの道程でした。駐車場崖から道を挟んだ反対側にあり、入口で見学料込みの６ユーロを支払ってそこから少し歩いてビジターセンターへ。ビジターセンターから断崖までは歩いてすぐですが、足がよろける程のものすごい風が吹いていて辿り着くのになかなか苦労しました。断崖の景色は素晴らしかったのですが、あまりの風に心が折れてしまい遊歩道を半分ほど歩いたところで撤退。
この地域で見られる野鳥「パフィン」を見たくて事前に確認したのですが、パフィンは４～６月頃じゃないとやってこないことが分かりちょっと残念。

モハーの断崖遊歩道 山・渓谷

モハーの断崖を出て、バレン高原にある巨石「巨人のテーブル」を見にさらに１時間ほどドライブ。ケルトの巨石文化の地域だけに、家の生垣や牧場の仕切りはすべて石積みになっています。なんだか雑に積んでいるように見えますがこの雨風の中で何百年も持っているのだから、実はかなり緻密に設計されているようです。

山道に入るので道路は車がすれ違うのにもかなり苦労するほどの狭い道がずっと続き、注意して運転する必要がありました。狭いうえに周りが生垣で高い壁のようになっているので見通しも悪く、あまりスピードが出せません。

牧場地帯なのでそこら中に牛、馬、羊が大量にいます。すべて放し飼いでのんびりとした光景。

そんななかで突然車窓から見たこともない模様の牛が放牧されているのを発見し、なんとか写真をとらせてもらいました。パンダみたいなかわいい模様。
後日調べたら「ダッチベルト」という希少な種類だそうです。

かわいい牛の興奮さめやらぬうちに、今度は目の前の道路を牛が移動中。このあたりでは牛が最優先らしく１０分くらい低速で後をつけることに。最後におじさんが手を振って挨拶してくれました。こんな光景が見られるとはちょっと予想していなかったので、とても喜びました。

さらに牛。

Google Mapを頼りに細い道を少し不安になりながら延々と走り「巨人のテーブル」にたどり着きました。まわりは大きな石ばかりのゴツゴツとした荒涼とした大地が広がり、なかなか普通じゃない眺めでした。

巨人のテーブルは...　思ってたよりちょっと小さかったです。
でもこれを見るというよりも道中や周囲の自然の風景が圧倒的だったので、それでよいのかもしれません。

巨人のテーブル (プールナブローン ドルメン) 建造物

翌日。
ゴールウェイから北に向かい、さらにまた違った自然の風景が見られるというコネマラ国立公園へ。まずは途中のカイルモア修道院に立ち寄りました。この日はずっと雨が降っていて気温も低くたまにくじけそうになりましたが、暗い空の下で湖畔にたたずむ修道院は荘厳な雰囲気で美しかった。

カイルモア修道院 寺院・教会

修道院の隣にはゴシック建築の教会も。外側は迫力がありますが、なかはこじんまりとしていてかわいい教会でした。

カイルモア修道院 寺院・教会

カイルモア修道院の駐車場横にあった小川。
このあたりの小川は地面と水面の差があまりないところが好きです。

カイルモア修道院 寺院・教会

コネマラ国立公園の中を散策するのは雨が強すぎて断念。そのかわりに周辺のWild Atlantic Wayと呼ばれている景勝道路をくまなく走りました。

写真ではなかなか伝えることができないのが残念ですが、ちょっと他では見たことがないような湖と山の大パノラマが広がる光景に大満足。

交通量は少ないけれども、道路のすぐ脇で羊が悠々と草を食んでいるのでかなり注意しながら走行する必要がありました。

この写真は車の窓から撮ったもの。ほんとにすぐ近くです。

ワイルド アトランティック ウェイ 自然･景勝地

Google Mapのナビに従い少し遠回りをして脇道から帰ることにしたのですが、ここもびっくりするような細い道で車一台通るのがやっとみたいな道路になってしまって、少しビビりながらゆっくり走行しました。ただここらの道は周りに生垣が一切ないので、驚くような風景をずっと見学しながらゆっくり走って帰路につきました。
うーむ、それにしても写真ではすごさが伝わらない。でも、この時代でも肉眼で見ないとわからないような凄い風景がたくさんあるのだなと確認できて、だから旅は楽しい。

ワイルド アトランティック ウェイ 自然･景勝地

最終日はあまり遠出せずにゴールウェイ水族館へ。
小規模だけどこういうローカルな水族館も風情があって好きです。
雨がひどいときのバックアップとして行くのにおすすめです。
（この日はかなり晴れていたけど）

ゴールウェイ水族館 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

地図を見て、ゴールウェイから長い橋がかかって飛び出ている小さな島「羊の島」というのがあるのを見つけ、観光情報が何もなかったけれども行ってみました。レンタカーだとこういうことができるのが楽しい。
どうも何かの施設として使われていてあまり観光に向いていない場所のようでしたが、橋を散歩している人が結構いたので、歩いてみました。
でも、ここでも強風で心が折れ、途中でUターン。

ダブリンに帰るまでに少し時間があったので、海沿いからさらに山道を経由して遠回りして帰ることに。山道にちょっと入ったとたんに例の細道になり、バレン高原で見たような石と大地の荒涼とした風景がいきなり現れました。住宅地からすぐのところにこんな場所があるのがすごい。
風が強いだけに、数えきれないほどの風車が遠くまでずっと続いていて不思議な光景でした。

ゴールウェイでのドライブ、観光地も楽しいですが道中に突然現れるこのような不思議な光景が予想以上に楽しく、素晴らしい思い出となりました。

それにしても広大な風景は写真ではどうにも伝わらない...
機会があったら是非体験してみてください。