2017/08/29 - 2017/08/30
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ペコちゃんさん
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長野県と山梨県に跨って、南北に連なる「八ヶ岳」・・・南八ヶ岳は主峰・赤岳を中心に、標高3000mに近い鋭い岩峰が続きますが、難所にはクサリや梯子、足場が設置され、稜線には可憐な高山植物も咲いており、入門者からアルピニストまでレベルに合わせて楽しめる人気の百名山です。
8月の終わりに、一泊二日の日程で八ヶ岳の山行を計画し、1日目は赤岳に登って赤岳展望荘で宿泊。
2日目は横岳から硫黄岳の周回コースを予定していましたが、悪天候のため残念ながら断念し、そのまま下山。
しかし、八ヶ岳の広大な裾野と豊かな自然、約200万年前から約1万年前までの間に噴火を繰り返してきた痕跡が残る頂上付近の光景は、とても印象に残りました。
写真は、赤岳山頂を下りた所にある赤岳展望荘と地蔵ノ頭。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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今回の参加者は6名なので、車2台で5時半に地元を出発して、7時に双葉SAで休憩した後、諏訪南ICで降りて美濃戸口から赤岳山荘の駐車場に向かいます。
八ヶ岳ズームラインを走っていると、見えてきました・・・八ヶ岳の主峰・赤岳。 -
美濃戸口から美濃戸へ通じるデコボコのオフロードを約3km走り、8時に赤岳山荘・駐車場に到着。(駐車場代¥1000/1日、トイレ¥100)
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勢いよく流れる駐車場先の沢を見ながら、8時25分にスタート。
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トリカブト。
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数分で美濃戸山荘へ。
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ここは1,760m・・・ということは、赤岳との標高差は1,100mあまり。
広場にある看板を見て、覚悟を決めて ” いよいよ八ヶ岳へ登るぞ~ ” -
南沢ルートで行者小屋へ向かいます。
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ミヤマモジズリ。
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この辺りは「ホテイラン」の自生地で、5月後半に綺麗な花を咲かせます。
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沢にかけられた橋を何回か渡りながら、緑の森の中を歩きます・・・マイナスイオンが気持ち良い!
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美濃戸山荘から行者小屋まで約2時間半。
600mほど標高を上げますが、大きな岩がゴロゴロした所や急勾配の場所もあります。 -
こんな大きな岩も。
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でも所々に花が咲いています。
これは、ヤマハハコ。 -
キツリフネ。
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ウラベニダイモンジソウ。
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11時に「行者小屋」に到着。
昭和34年に建てられた山小屋ですが、深田久弥が登った時はまだありませんでした。 -
行者小屋前のテン場には、カラフルなテントが沢山。
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そして、小屋の上の森を見ると、二ホンジカが・・・自然が豊かな八ヶ岳南麓には、イノシシ・キツネ・狸・リス・サル・イタチなどの野生動物が棲んでいます。
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一息入れて、いよいよ赤岳の山頂へ。
行者小屋からの標高差は560mです。 -
行者小屋から10分ほど歩くと「阿弥陀岳分岐」。
右の道は「阿弥陀岳」への登山道ですが、左の「分三郎尾根」ルートで赤岳を目指します。 -
「阿弥陀岳分岐」を過ぎると、一気に急な上り坂になります。
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ガスがきれて、目指す赤岳の山頂が姿を見せました。
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振り返ると、「行者小屋」がよく見えます。
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これが「文三郎道」名物の長い、長~い階段地獄!
その先に聳えるのは、横岳。 -
今夜宿泊する「赤岳展望荘」の建物が、赤岳を下った所に見えます。
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さらにその先には、ガスがかかった三叉峰(さんしゃほう)と横岳も見えます。
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振り返って裾野を見ると、八ヶ岳の雄大さが分かります。
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森林限界を超えて、急斜面や鎖場が続く「文三郎尾根ルート」・・・皆さん、笑顔ですが、かなり足にきてるかも?
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赤岳の頂上周辺に群生している「トウヤクリンドウ」。
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ミヤマダイコンソウ。
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きつい階段を過ぎて、急坂を登り切ると、やっと稜線が・・・
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右側には中岳(2,700 m)、その先は阿弥陀岳。
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中岳の奥に聳える阿弥陀岳(2,805 m)・・・八ヶ岳では赤岳、横岳に次いで3番目に高い山。
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左側は噴火と崩落を繰り返してきた赤岳の荒々しい山容・・・圧倒されるような迫力を感じます。
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やっと階段地獄を登り切り、赤岳と中岳・阿弥陀岳をつなぐ稜線沿いの「文三郎尾根分岐」に到着!
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コバノコゴメグサ。
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高山植物の女王「コマクサ」が・・・
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気が付いたら、あっちにも、こっちにも咲いていました。
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赤岳山頂を目指して、ここから急な岩場の登りが始まります。
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赤岳手前の岩々も荒々しい。
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カワラナデシコ。
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ヤツタカネアザミ。
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赤岳の直下は、溶岩が固まった荒々しい岩場・・・浅間山の「鬼押し出し」を思い出させる光景です。
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” 頂上は あと少し ガンバレ ”・・・このプレートに元気を貰いました・・・『山を美しく 美は登山者の心です』
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クサリ場と岩場が連続する、赤岳への登頂ルート。
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ミネウスユキソウ。
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竜頭峰分岐・・・頂上まで、あと僅か。
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ミヤマゼンコ。
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13時50分、ついに赤岳頂上(2,899m)へ。
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赤岳が山岳霊場として開かれたのは江戸時代になってからで、あまり広くない赤岳山頂の右側には赤岳神社(里宮は茅野市)の祠があり、国常立命が神として祀られています。
祠の周囲には、諏訪地域の神社らしく、小さいながらも御柱が建っています。
左側の祠は、「新教太成学殿」という新興宗教の信者が建てたもので、古い山岳信仰とは何も関係がないそうです。 -
アキノキリンソウ。
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山頂を少し北側に下りた所にある「赤岳山頂荘」。
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やっとここで昼食タイム。(14時前)
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山小屋の周りで可愛い鳴き声が・・・イワヒバリでした。
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チシマギキョウ。
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遅い昼食をとって下り始めると、今夜泊まる「赤岳展望荘」が見えてきました。
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赤岳から赤岳展望荘への道は、とても急な坂で、ここでもクサリが頼み。
登山道には浮石があったり、ザレていて危険な所もあります。 -
でも、景色は最高!
山小屋の先には「三叉峰」(2,825m)と、八ヶ岳の中では赤岳の次に高い「横岳」(2829m)が連なり、「小同心」「大同心」と続いています。
明日向かう予定の硫黄岳方面もパノラマのように広がっています。 -
振り返ると、赤岳の偉容が・・・
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赤岳天望荘は3棟の宿泊棟があり、手前の棟には受付・食堂、階段で繋がった右の棟には水洗トイレ・風呂、奥の棟には談話室があります。
2,722mの稜線上にあるだけに、富士山・北アルプスや御来光・夕日など眺めは格別ですが、すべては天気次第・・・ -
長年の風雪に耐えてきた玄関ドアを開けてチェックイン。(1泊2食 9,000円)
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受付の先が食堂。
受付の近くに置いてあるお茶・コーヒーは無料サービス・・・嬉しいですね。 -
「昨日の最高気温:14℃、本日の最低気温:8℃、日の出:5時5分、日の入り:18時30分」
赤岳展望荘の定員は200名で、寝所にはモンベルの寝袋が並び、その中で指定された番号の場所で眠るスタイルです。 -
17時半からの夕食までに時間があるので、談話室でお酒を飲みながらの反省会(?)。
窓の外を見ると、ここにもイワヒバリが・・・ -
山小屋の周りには、花の終わったイワカガミや・・・
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ウメバチソウの花が咲いていました。
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そしてお待ちかねの夕食!
赤岳展望荘の食事はバイキングです。 -
メニューは、山菜の天ぷら・豚の角煮・鶏のトマト煮など。
豚汁と炊き込みご飯も美味しく頂きました。 -
そして、この山小屋の魅力は、お風呂があること!
なぜこんな高い所にお風呂が?・・・実は、トイレの浄化槽のバクテリア繁殖用に温水を定期的に入れる、つまり、お湯の再利用のためです。 -
シャンプー・石鹸はダメですが、大きな「ごえもん風呂」でユッタリ・・・シャワーもあり、汗を流すだけで爽快!
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翌日の朝食は5時半から。
厚焼き玉子・ウィンナー・肉団子・海苔・漬物などにフルーツなどのバイキングメニュー。 -
夜中の2時頃目が覚めた時に外を見たら、諏訪の街灯りが見えたので、ご来光を期待していたのですが、朝になると辺り一面ガスで、視界ゼロ!
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おまけに10m以上の強風が吹き荒れています。
前日、赤岳から眺めた横岳~硫黄岳を、今日は歩く予定だったのですが、安全第一、やむなく下山ということになりました。 -
帰りは「地蔵ノ頭」から「地蔵尾根」を下って「行者小屋」へ向かいます。
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お地蔵さんも見守る登山道。
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地蔵ノ頭から行者小屋までは、標高差約350m。
ガスの中、急な下りを慎重に。 -
延々と続く鎖場。
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そして階段。
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最後の階段を終えて、ここからは岩道を下って行きます。
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行者小屋を過ぎ、その先にあるヘリポートを通過。
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途中で見かけたキノコ。
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ちょっと気持ち悪い。
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オオシラビソやシラビソなどが生い茂る南沢コースを下って、駐車場に向かいます。
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神秘的な原生林と美しい苔の森は、癒しの世界。
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そして最後は、豊かな沢の流れでリフレッシュ。
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視界ゼロのガスと強風の中、無事に下山できたことに感謝し、またの機会にチャレンジしようと思った八ヶ岳の山行でした。
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