2017/05/17 - 2017/05/24
52位(同エリア139件中)
アイアムOKさん
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カンヌ映画祭は、映画を見ている間は修業ですが、映画を見ていない時は極めて楽しいリゾート気分を味わえます。来年以降、「またカンヌに行くか?」と問われれば、「たぶん行く」と答えるでしょう。何故かと言えば、このエリアにおけるこの季節は、映画祭以外の色んな魅力が、映画祭を上回っているからです。もしも次回カンヌ映画祭に行くなら、モナコGPとハシゴすることに決めました。
以下、カンヌを再訪する時のために、覚え書きを残しておきたいと思います。
カンヌの人口は7万人。映画関係者は「カンヌは、日本で言うなら熱海みたいなところだ」と口を揃えるが、それはちょっと違うんじゃないかと。熱海にはあんなに大金持ちは集わないし。ちなみに熱海の人口は3万7000人。
夜の正式上映(ソワレ)のドレスコードはブラックタイ。今回、喪服上下と黒い靴と蝶ネクタイを持参したが、結局着ることはなかった。夜の上映のチケットが取れなかったため。
ボウタイ(蝶ネクタイ)を持ってなかったので、行きがけに羽田空港のブルックスブラザースで買ったら、なんと9000円もした。これ、現地のZARAとか行けば20ユーロぐらいで買えたのに。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
このショウケースのブラックタイ対応セットは、ジャケットが99.95ユーロ、シャツが39.95、パンツ49.95、靴69.95ということで、合計260ユーロ。3万円ちょっと払えば、上から下まで揃っちゃうんだよね。
ファストファッションでOKならば、カンヌでは洋服は安い。一方、バカ高いのが食事。ちょっとワインを飲んだりするとランチでひとり50ユーロとか平気で超える。中華とかアジアンならば、お酒飲んでも10ユーロ程度で収まるんだが。 -
カンヌは、港に停泊しているクルーザーのデカさもハンパない。逗子とか沼津に停泊しているヤツの3倍ぐらいのクルーザーがゴロゴロいる。そんな豪華クルーザーを借り切って、パーティーを開く映画会社もあるそうです。バブリーですなあ。
映画祭期間中は、映画関係者で賑わっているカンヌ市街地だが、週末になると映画祭とは関係ない観光客もワンサカ押し寄せて、通りがごった返してる。人気のレストランに行くなら、土日は外した方が無難。
カンヌ映画祭期間中は、ホテルもべらぼうに高い。私たちの泊まったホテル・ベルビューという宿は、ふだんは1泊57ユーロの安宿です。それがカンヌ映画祭期間中は、8泊しばりで27万円。1泊3万4000円弱である。……しかし、SXSW期間中のオースティンよりはマシだという話も。
カンヌに空路で行く場合は、ニース空港からUberを使うのがオススメ。空港の場合、タクシーとの兼ね合いでUberに乗車できる場所は限られるが、ニースは第1ターミナルでも、第2ターミナルでも問題なく乗車可能。アプリ見れば乗れる場所が分かる。タクシーなら100ユーロ相当が、Uberなら約60ユーロ。夜なら30分でニース空港からカンヌに着く。 -
あ、そうそう。カンヌのUberには、ヘリコプターもあんのよ。これ、値段いくらか分からなかったが、初めて見たな、UberCOPTER。
カンヌにはルーフトップバーがいくつかあって、今回楽しみにしていたんだが、実際に突撃してみると、ことごとく貸切で全然入れない。映画祭期間中は、映画会社が貸し切ってパーティーやったり、インタビュー場所にしたりなんだと。 -
カンヌ映画祭にやって来て一番驚いたのは、その印刷物の多さ。初日、レジスターが終わると、こんだけのブックレットが渡される。私はミニマルに行動したいので、印刷物は全部捨てて、スマホアプリでスケジュールを管理していたが、けっこう紙ベースで行動している人が多いんだよね……。
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さらに驚いたのが、バラエティとかスクリーンなど日刊の専門誌が複数あって、前日のコンペ作品の星取りとか、当日の催し物の情報が掲載されてる。これが100ページぐらいのけっこうなボリュームで。日刊ですよ! 全然エコじゃない!
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ちなみに、スクリーン誌によるコンペ星取では、河瀬直美監督の「光」は1.8で下から3番目。一番高いのは3.2の「Loveless」です。前々回のエントリで紹介したやつ。パルムドール取った「The Square」は2.7で2位タイ。まだ、コンペ作品が全部上映されていない、途中までの評価ですが。
カンヌ映画祭は、階級社会で敷居が高い。あと、いろいろ不案内で初心者にはハードルがずいぶん高い。さらに、Informationのスタッフもレベルがバラバラ。オバちゃんスタッフはまともなんだが、オッサンは超いい加減。こちらが知りたいことは、何一つ分からなかった。 -
カンヌのリビエラホテルには、マリリン・モンローの壁画がデカデカと描かれているが、これは、フレスコ画商の広告。発注を受けて、いろいろな壁面に絵を描くビジネス。
そう言えば、ブルガリア映画を1本見たんだが、首都ソフィアの町が舞台で、映画の中でソフィアの人は、「ありがとう」を「メルシー」と言い、「さようなら」を「チャオ」と言うんだよね。あとで気になって地図を見たんだが、ブルガリアはフランスにもイタリアにも国境を接していないという。ブルガリア人と会う機会があったら、どういうことなのか聞いてみたい。
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