おんべ鯛とふぐの島・三河湾に浮かぶ離島・篠島の旅

2016/11/19 - 2016/11/20

「篠島って知ってる？」
見たことも聞いたこともなかった私

知多半島にある小さな島
ふぐ,しらす,鱧,鯛を始めとした 海の幸グルメと伊勢神宮縁の歴史の島
釣り天国、お魚天国
美味しい海の幸いっぱいの篠島へ行って来ました

日本にもまだまだ行ったことがない場所や知らない場所がいっぱいある
まだ知らない場所にもっともっと行ってみたい
そんなことを実感した旅でした

エリア 篠島・日間賀島・佐久島(愛知)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発は生憎のお天気。
土砂降りの雨の中、伊良子岬へ向かいます。

伊良湖に着いた頃には雨も上がって青空に。

篠島へは師崎港から河和港から高速船に乗っていく方が一般的には多いみたいですが、私たちは渥美半島の先端にある伊良湖フェリーターミナルから。

車は伊良湖フェリーターミナルの道の駅「 クリスタルボルト」の駐車場へ停めて行きます。
なんと、この駐車場２４時間営業で駐車料金無料なんです。

ここから伊勢湾フェリーに乗って伊勢へ行けるんだな～と思うと、なんだかすごく遠くへ来た気がする。
中京地区はあまり来る機会がないせいか、北海道や九州よりも遠い場所に感じます。

あれ？空模様がまた怪しくなってきました。

閑散期なのか乗船客は８名。
オンシーズンにはこの船も満員になるのでしょう。

ちょっと肌寒かったけど、海風が気持ちよい。
天気がいまいちなせいか甲板に出ていたのは私たちだけ。

車でも電車でも飛行機でもなく船に乗る非日常感。

篠島が見えてきました。

ようこそ篠島へ。

港には船がいっぱい。

なかなか味のある建物が立ち並んでいます。

海沿いには何軒もの旅館や民宿が並んでいます。
もっと寂れた雰囲気だと思っていたので、意外と建物が多いことに驚き。

のんびりと歩いてお宿に向かいます。
海岸線に沿って遊歩道が整備されているので歩きやすい。

綺麗な砂浜
綺麗な海
静かで穏やかな海です

篠島には大きなホテルはなく、小規模な旅館や民宿がほとんど。
海鮮料理メインの朝・夕食付で１万円位～というのが一般的みたいです。

篠島は初めてだし、宿のクチコミもそれほど多くなかったので、どこに泊まるか迷ったけど、HPを見てこちらに決めました。

部屋はこんな感じでこざっぱり

部屋にお風呂はないので、時間帯で男女入れ替え制の小中浴場へ。
小さな方のお風呂は三人も入ればいっぱいという感じでしたが、そんなに規模の大きなホテルでないので、そんなに混みあうこともないようです。

トイレや洗面所は共同。
部屋だけ見ると旅館っぽいけれど、こういうところは民宿っぽい。
お風呂はともかく、トイレや洗面所が共同なのはちょっと・・・と思ったけど、ちょうど部屋のすぐ前にあったせいかあまり気になりませんでした。

高台にあるので、部屋からは大海原を一望できます。

夕陽が綺麗だと言われている裏手の海岸まで歩いていったのですが、雲が多くて夕陽は見られず。
残念。

こちら側の海岸は岩場が多く波も荒い感じですが、プライベートビーチみたいな海岸も。
潮が満ちると海岸は消えてしまいそうですが。

宿に戻って夕食のはじまり～

部屋食でいただけるのが嬉しい。

篠島は鯛やふぐ、鱧などが有名なので、鯛やふぐコースの夕食プランもありましたが、私たちは「おまかせコース」で。

「おまかせコース」の献立はその日の漁次第。

ちょうどシラス漁のシーズンだったらしく、生シラスや鯛、蛸など旬の海鮮類がいっぱい。

生モノや海鮮類はあまり好きではないのですが、鯛の煮つけやフグのから揚げ等火を通した料理もたくさんあって、美味しくいただきました。

あとあまり期待していなかった味噌ベースの鍋が美味しかった。

もうこれ以上食べられません～
というくらいのボリュームでした。

これで一人一泊一万円は安い。安すぎる。

その時期の旬のモノが一番美味しいと思うので、「おまかせコース」はお値打ちだと思う。
この値段で鯛もフグもシラスも食べられて大満足でした。

月明かりに照らされた夜の海を眺めながらいつの間にか眠りにおちました。

翌朝は朝陽を見るために早起き。

空が段々白んで青くなっていく。
夜明けの海って何て綺麗なんだろう。

太陽が現れました。
何とも神々しい。

薄らと対岸の建物が見えます。

こんなに美しいサンライズが部屋で寝転びながら見られるなんて嬉しすぎます。

良い一日は良い朝食から。

普通なんだけど美味しい朝ご飯ってすごく幸せな気持ちになる。

外はすっかり青空に。

家族経営のホテル海原さん。
宿のご夫婦も御嬢さんもとても感じがよく、料理も大満足でした。

東京からは遠いけど、また篠島に來る機会があれば、ここに泊まりたい。

海原では船の乗り場まで送迎してくれますが、天気も良いことだしのんびりと散策がてらまた港に向かいます。

１～２時間もあれば歩いて島内を一周出来てしまいそうな小さな島ですが、見どころはいっぱい。

サンサンビーチと呼ばれているこの海岸は夏は海水浴客ですごく賑わうらしい。

穏やかな海

砂がちょっとオレンジがかった色なので、海の青さがわかりにくいですが、透明度の高いすごく綺麗な海岸です。

キラキラ光る秋の海

今は人が少ないけれど、夏には沢山の人たちで賑やかなんだろうなぁ。

この規模の島にしては本当に旅館や民宿が多い。
そういえばスーパーやコンビニは見かけなかったような。

伊勢神宮縁の歴史の島というだけあって、島内には神社や仏閣が多い。
正月祭礼や祇園祭など年中行事も多く、観光客がとても多く訪れる島らしい。

篠島のランドマークおんべ鯛。

行きはガラガラだった船だけど、帰りはそこそこ人が乗ってきました。
釣り道具を持った家族連れやカップルが多かったです。

さよなら、篠島。

篠島が遠くなります。

伊良湖に戻って来ました。
船で２０分ほどの距離なのに、遠くから帰ってきたような気がします。

帰りの道すがら見えた富士山がとても綺麗でした。

この後東名で５０km超の事故渋滞（高級車５台ラリーして玉突き事故）にハマり、テンションだだ下がりでしたが、
国内にもまだまだ行ったことのない場所や知らない場所が沢山ある。
もっともっと知らない場所に行ってみたい。
そんなことを感じた篠島の旅でした。