2017/03/12 - 2017/03/13
79位(同エリア244件中)
ゆずのはさん
2017年3月9日から13日の北陸、東海5日間の夫婦旅の続きです。
3月12日(日)、志摩観光ホテル・ザ・ベイスイートをチェックアウトし、近鉄賢島駅11時発大阪難波行きの特急に乗車し、宇治山田駅で名古屋行きの特急に乗り換え、名古屋駅で今度は名鉄に乗り換えました。
一路、この日の宿、知多半島の先にある蛸と河豚で有名な日間賀島へと向かい、日間賀島では島別荘悠月に宿泊しました。
渥美半島には行ったことがありますが、知多半島方面には初めて来たので、何気に物珍しかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
近鉄名古屋駅と名鉄名古屋駅は意外に近く、迷わずに乗り換えができました。
この日の宿泊地である日間賀島の玄関口、河和行きの特急電車の発車時刻までほどよい時間がありました。
こちらは名鉄名古屋駅の北改札口。 -
13時41分発名鉄特急河和行きに乗車。
スイカを利用したため乗車料金の金額は不明です。
窓口で指定席券(ミューチケット360円)を購入し、楽チンに河和まで移動。
特急でも一般車輌に乗車の場合は指定席券は不要ですが、360円でゆったりとしたシートに座って行けるんだから、指定席代金はもったいなくはないですね。
同じ車輌に乗り合わせたおじさま4人も日間賀島へ行くらしく、車内ですでに大宴会でした。 -
14時27分名鉄河和駅到着。
ここから河和港まで無料送迎バスに乗り、河和港から高速船に乗り日間賀島に向かいます。 -
名鉄河和駅⇔河和港無料送迎バス。
河和駅から河和港までは歩いても5分くらいで行けるそうですが、バスの発車を待ちます。 -
バスが到着したこちらの建物内で往復乗船券を購入。
河和港⇔日間賀島往復乗船券は一人2690円でした。
15時10分発の日間賀島西港経由篠島行きに乗船します。
船でしか行けない宿は、子どもたちとの家族旅行で行った箱根プリンスホテルのコテージ、昨年1月の富山県大牧温泉、今回の日間賀島で三度目になります。
宿泊する島別荘悠月には、ここから15時10分河和港発15時30分日間賀島西港着の高速船に乗る旨を連絡しました。 -
近隣の半田市は童話作家・新美南吉の出身地。
『ごんぎつね』『おぢいさんのランプ』が有名ですが、『手袋を買いに』が南吉作品では一番好きです。
『手袋を買いに』のあらすじは今でも覚えています。
『森に住む二匹の母子狐…雪が降って手が冷たいという子狐に手袋を買ってあげたいと思う母狐、母狐にいわれた手と反対の手を出してしまう子狐、狐の子と知りながら、手袋を売ってあげる町の帽子屋のおじさんの優しさ、町外れで子狐の帰りを心配しながら待つ母狐に、手袋が買えたことを嬉しそうに報告し人間はそんなに恐くないよという子狐、母子の狐は仲良く森に帰って行きメデタシメデタシ』
主役は狐の親子だけど、母と子の心温まるこのお話が今でも大好きです。
近い時代に生きた宮沢賢治と新美南吉、好みはあるかも知れませんが、独特な世界観や宗教観のもとややシニカルな面を見せる賢治に比較すると、村の少年や小さな生き物たちを温かな眼差しで描いた南吉作品の方が私は好きかな。 -
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篠島、日間賀島方面高速船乗り場。
師崎港からの方が便数が多いみたいですが、河和港からは便数は少ないものの名鉄との接続がよいので、電車旅にはこちらからのルートがオススメかも。
私たちの場合、先に宿を予約してしまいましたが、名鉄往復+高速船往復+宿のセットもあるので、格安な旅行をしたい場合はセットにした方がよいと思います。
また日帰りの格安のセットコース(名鉄往復+高速船往復+昼食)もあるので、名古屋市内に宿泊して、日間賀島グルメを堪能するのもよいかも知れません。 -
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多幸(蛸)と福(河豚)の島・日間賀島の地図。
関東住まいの私には馴染みのない島でしたが、テレビ東京深夜枠のドキュメンタリードラマ『孤独のグルメ』シーズン4第5話で主人公の井之頭五郎さんが訪れ、日間賀島グルメを堪能しているのを観てから興味を持ち、いつかは行ってみたいと思っていたので、今回念願が叶ったことに感謝です。 -
私たちの乗船する高速船が到着しました。
日間賀島まで20分の船旅となります。 -
高速船なのでしぶきがすごいけど、一昨年の11月に乗った琵琶湖の竹生島の連絡船より乗り心地はよかったように思います。
意外に波のほとんどない穏やかな三河湾をスイスイと高速船は進んで行きました。 -
三河湾の景色をボーッと眺めているうちに、日間賀島西港到着。
島に行くってどんな感じなの?と思っていたけど、楽チンに到着できたので、気に入れば日帰り再訪もありかもとすでに考えたりしちゃってます。 -
日間賀島初上陸!
小さな島なのに、おみやげ物屋さんや旅館などが林立し、なかなか賑やかな西港。
高速船の船着き場には、日帰り観光客とおぼしきたくさんの人たちが乗船を待っていました。
この日の宿である悠月のお迎えの車も、すでに待機していてくださいました。 -
師崎港辺りからの船も到着。
こんなに頻繁に連絡船が発着するなんて、離島とはいえ、交通網が発達した場所なんだなと改めて思いました。 -
送迎車に乗車して2分くらいで島別荘悠月到着。
5室ほどのこじんまりした宿です。 -
島別荘悠月のエントランス。
広々としたテラスがいい感じ。 -
島別荘悠月の玄関内。
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道路に面した側のラウンジで、ウェルカムドリンク&スイーツを頂き、チェックインの手続きをしました。
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庭側に面したラウンジ。
滞在中自由に見られる雑誌や本などが置かれたヒーリングスペースとなっています。 -
ラウンジすぐ脇の階段を昇って、お部屋に向かいました。
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私たちの泊まるお部屋の前から撮った廊下。
新しいお宿だから、廊下も壁もきれいです。 -
前泊したベイスイートがあまりにも広かったためか、かなりコンパクトな印象を受けます。
入口入ってすぐの左側にある手洗いスペース。 -
手洗いスペース前のトイレ。
ドアを開けた瞬間に電気がつくようになっていました。 -
8畳ほどの琉球畳の和室がこの日の私たちのお部屋でした。
普通の座椅子が苦手なため、高座椅子を用意して頂きました。 -
クローゼット内には作務衣と半纏、足袋ソックスが用意されていました。
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洗面所。
棚にはポーラのアロマエッセのクレンジング類、化粧水、乳液。 -
洗面台の下のかごには各1名分ずつのタオル類が用意されていました。
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悠月には大浴場は無く、各お部屋に半露天風呂が付いています。
残念ながら温泉ではありませんが、スイッチ一つでシルキーバスとなります。
ただし、騒音防止のため、23時から翌朝7時まではシルキーバスは禁止だそうです。
コンピューターで温度を管理しているため、窓の開け放し、足し湯も原則禁止と制約が多いのにはやや閉口しました。
好きな時間に好きなだけ入れる方がいいなぁ、だってそれなりに高い宿泊料金支払ってるんだから。 -
バスルームとドアでつながっているこちらのテラスは喫煙可能なため、滞在中、夫(カメラ小僧)の憩いの場となりました。
ちょっと顔を出すと、(滅多に通らないけど)通行人と目が合いそうになるので要注意。 -
一通り、室内探索後は島内を散策してみることにしました。
一周しても徒歩で一時間ほどの小さな島ですが、さすがに一周するのは疲れそうなので、半周くらい歩くことに。 -
海の向こうに見えるのは篠島、手前の小さな島が築見島だそうです。
それにしても、今日は素晴らしいお天気に恵まれました。 -
左側は日間賀中学校、その先が小学校。
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海沿いの道を東港に向かって歩きました。
海の向こうに見えるのは佐久島らしいです。
日間賀島や篠島の住所は知多郡南知多町ですが、佐久島は西尾市に属するそうです。 -
東港が見えてきました。
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東港の蛸さん(笑)
西港に比べると東港は旅館や商店もほとんど見られず、ひっそりとした雰囲気でした。 -
夏には海水浴客で賑わうサンライズビーチ。
今はさすがにほとんど人影はありません。
ちなみに、東港側のサンライズビーチに対し、西港側の浜にはサンセットビーチがあるそうです。 -
いつまでも眺めていたいほど美しい空と海。
ここが愛知県ということを忘れてしまいそうなくらいリゾート感たっぷりな景色です。 -
17時で閉館する日間賀島資料館。
時間を過ぎてしまっていたので、当然のことながら閉まっていました。 -
日間賀島資料館から歩いて数分のところにある日間賀島唯一のコンビニ。
この日は残念ながら臨時休業でした。 -
お宿に戻り、シルキーバスに浸かったあとは夕暮れの三河湾の景色を眺めました。
夕陽の沈んだあとの海の景色は情緒があっていいものです。 -
対岸の篠島も夕闇に包まれ始めてよい雰囲気。
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18時半から夕食開始となりました。
個室のため、ゆっくり頂けるのはよいと思います。
右が伊勢海老のお造り、左がてっさ(河豚の薄造り)。
奮発して、伊勢海老、河豚、鮑、あつみ牛のコースを予約しました。
量はやや控えめながら、新鮮な魚介に舌鼓を打ったのはいうまでもありません。 -
右がメニューに無いワカメの刺身。
生姜醤油でさっぱりと頂き、美味。
左側は前菜盛り合わせ。 -
河豚の茶碗蒸し。
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茹で蛸。
夫(カメラ小僧)は蛸が苦手なため、大浅蜊を出して頂きました。
蛸が有名な島ですが、味は普通の蛸でした。 -
鮑とあつみ牛の石焼きは二人で一人前を頂きます。
鮑は普通でしたが、あつみ牛は絶品でした。
一切れ多く、夫(カメラ小僧)に食べられてしまいムカッとしました(笑) -
あおさ入りのオリジナルの付けダレがこれまた絶品。
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河豚寿司は一人2個ずつでしたが、もっと食べたかったです。
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河豚の唐揚げ。
出てくるまでに時間がかかりましたが、ボリュームがあり、熱々ですごくおいしかったです。 -
日間賀島名物の一つである蛸飯。
蛸苦手な夫(カメラ小僧)もこれは食べられました。 -
締めのデザートとフルーツティー。
次から次へと料理が出てきたため、一時間ほどで夕食終了となりました。
今度来ることがあれば、河豚尽くしコースがいいかな。 -
3月13日の朝。
テラスから見る海の景色。
前日は素晴らしい快晴でしたが、この日は朝からどんよりとした天気でした。 -
シルキーバス利用可能時間の7時になったため、早速朝風呂を楽しみました。
効能豊からしいシルキーバス、我が家にも欲しい! -
バスルームから見る朝の篠島と三河湾。
帰りの新幹線に乗るまで、雨が降らないことを祈りましょう。 -
8時に朝食開始。
ご飯は土鍋で炊くため、ちょっとおこげができて良い具合に炊き上がり、全体的にヘルシーな感じのおいしい和朝食でした。
久しぶりに2膳頂きました。 -
食後の飲み物はコーヒー・紅茶を選べるので紅茶を頂きました。
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9時45分に悠月をチェックアウトし、宿の車で西港まで送って頂きました。
歩くの大好きな夫(カメラ小僧)は、歩いて港まで行きたかったみたいですが、楽チンなのが好きな私は送って頂くのを希望。
…送迎して頂くのも宿泊料金の一部と思っているから(笑)
すぐに西港に到着し、10時20分発の河和港行き高速船に乗車するまで辺りを散策してみました。
西港にも蛸さんがいました。 -
西港高速船船着き場前の旅館やおみやげ物屋さん。
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日間賀島みやげにたこせんべいを購入しました。
他に、魚介類のおみやげが豊富にありました。 -
船着き場には頻繁に高速船が到着しますが、私たちの乗船する河和港行きはなかなかきません。
高速船を待つ間、同じく河和港行きの便を待つ名古屋在住のご夫婦とちょっとだけお話ししたのですが、毎年、日間賀島に河豚料理を食べにきているとのこと、毎回、名鉄往復切符と高速船往復切符、宿がセットになったプランを利用しているとのことでした。
一生に一度来れるか来れないかの島なので、まず悠月を予約してしまったため、私たちの旅費はかなり高くついてしまったようです。
今年の暮れにまた名古屋方面に滞在する予定があるため、今度は名鉄往復と高速船往復切符の付いた日帰り河豚フルコースプランで、この島に来てみようかと思いました。 -
10時10分頃、ようやく河和港行き高速船が到着しました。
日間賀島、おいしい物をたくさん食べ、小さな島だけどそれなりに楽しむことができました。 -
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定刻の10時20分に出発。
大きな波しぶきを立てて進む高速船…日間賀島があっという間に小さくなっていきました。 -
10時40分河和港到着。
待機していた無料送迎バスに乗車し、名鉄河和駅へ。
高速船、送迎バスの連絡がうまく行き、11時ちょうど発の名鉄名古屋駅行きの特急電車にスムーズに乗れました。
河和から名鉄神宮前駅まで乗り換え無しで40分ちょっとで到着、今回の旅の締めくくりである熱田神宮へ。 -
歩道橋の上から名鉄神宮前駅方面をパチリ。
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歩道橋を渡ってすぐ熱田神宮到着。
私の父はこの熱田神宮の近くで育ったそうなのですが、9歳の時にこの地を離れてから今まで一度も帰ろうとしないため(すでに身内が誰も住んでないということもありますが)、いつか代わりに熱田の地を訪れようと思い立ってから十数年…また一つ念願が叶いました。 -
駅から近く、町中にある神社ですが、広大な敷地にびっくり。
尾張国三宮であり、旧官幣大社である熱田神宮、ご神体は三種の神器の一つ・草薙御剣です。
創建は113年とのことなので、2013年に創建1900年を迎えたという歴史のある神社です。
鎌倉幕府を開いた源頼朝の生母であり、源義朝の正室・由良御前は熱田神宮の大宮司の娘だったので、頼朝は義朝の長男ではありませんでしたが、母親の生家の位が高かったため、義朝の嫡男となったといわれています。 -
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花は咲くけど、実のならないことから名の付いたならずの梅。
アジア人観光客が熱心に写真を撮っていました。 -
いろいろな種類のお守りが売っていました。
我が家は神社の参道沿いにあるため、参拝してご朱印を頂いても、他の神社のお守りというものをなかなか買うことはありません。 -
熱田神宮本宮。
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広大な境内。
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お清水。
奥の小さな岩に三度水を掛けると願い事が叶うとのことなので、真剣な表情で水を掛けている方が多く見られました。 -
信長塀。
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信長塀の由来を書いた立て札。
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宝物館。
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第二鳥居。
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きよめ茶屋の宮きしめんの幟。
名古屋といえばきしめん…と思っていたら、最近は味噌煮込みうどんの店の方が多いとか。
私はきしめんが大好きなのですが、宿の朝食をたくさん食べたので、まだぜんぜんお腹が空かず、今回は断念。
今度、名古屋にきた時は、絶対にきしめん食べよう。 -
正門(南門)。
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正門前の昔ながらの喫茶店でアイスコーヒー(400円)を頂きました。
名古屋の喫茶店は、ちょっとしたおつまみやお菓子が付いてくるのが特徴のようです。 -
名鉄神宮前駅からJR名古屋駅に行き、新幹線乗り場へ。
ここでなぜか乗車券を購入してないことに気づき、慌てて名古屋・東京駅間の乗車券を購入。
えきねっとでいつも購入するのですが、うっかり『同区間の乗車券も申し込む』をクリックし忘れ、グリーン券だけを購入してしまっていたらしいです。(他の乗車券も同時発券したので気づかなかった…?) -
どうにか予定していた新幹線のぞみに乗車でき、乗車前に購入したお弁当『なごや満載』とビールで(特茶も)お楽しみの遅めの昼食タイム。
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名古屋名物のあんかけスパゲティー、天むす、エビフライ、味噌カツなど、文字通り名古屋の味が満載でした。
今回は、石川県小松市に始まり、県境を越えて福井県あわら市、名古屋経由で三重県の伊勢神宮、賢島、愛知県南知多町の日間賀島、帰りに名古屋市の熱田神宮と合わせて4県にまたがった移動の多い旅でした。
ここ数年、この時期の旅行は恒例となっていて、今までは寒い土地に行ってばかりでしたが、暖かいところに行くのも悪くないなぁと思いました。
5日間にわたった旅行もこの辺でおしまいとなります。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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