2017/01/26 - 2017/01/30
17位(同エリア65件中)
yukiさん
あまり食指は動かないものの国潰しということでミクロネシア連邦にお出かけ。西からヤップ、チューク、ポンペイ、コスラエの4州からなり、どこでもいいようなものの、なんとなく首都のあるポンペイを選択。UAの特典航空券で25,000マイルと比較的安価に発券できるのが救いで、取り立てて見るところもやることも少ないような島でただひたすらのんびりしてきました。
【FLIGHT DATA】
UA 874 Y 26JAN NRTGUM 2120 0155
UA 155 Y 27JAN GUMPNI 0820 1303
UA 95 Y 30JAN PNIGUM 0135 0430
UA 828 Y 30JAN GUMNRT 0700 0935
PR
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2017年1月26日(木)
UA874便でグアムへ向かう。確かB777-200と予想外に大きな機体が充当されているものの機内後方はガラガラ。グアムのようなリゾート路線に1人で乗るのはなかなかつらいものがあり、隣がカップルだったりするとなんとなく冷たい視線を感じたりするものだが、空席が多い分、空虚感が多少減殺される。 -
機内食は選択の余地なくパスタの1種類のみ。
チーズの臭いが機内に充満するほど臭いがきつく、サラダのみ食して終了。 -
2017年1月27日(金)
今回グアムに用はないがアメリカの仕様で全員入国審査を受け強制的に入国させられる。ESTA所持者はもう少し早く入国審査を済ませることができるようだが、私も含めほとんどの人はESTAなしでの入国のようで入国までたっぷり1時間。
入国後は直ちに制限エリアに逆戻り。 -
未明の時間はソウル、プサン行きの便が数本あり出発エリア内はほとんど韓国人しかいない。
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UNITED CLUBラウンジは3時オープン。椅子を2脚向かい合わせにセットしベッド代わりにして速攻仮眠。
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UNITEDのラウンジはアメリカの航空会社のラウンジらしく食事らしい食事は何もないが、もう一つのSagan Bisitaラウンジのほうが食事がマシとの情報がありそちらに移動。出発便の関係か完全に貸し切り状態。
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まあこちらもたいしたものではないがそれでもあるだけまし。ただしチャーハンは食べられるような代物ではない。
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ラウンジにポップコーンはかなり珍しいと思う。
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UA155便チューク、ポンペイ、コシュラエ、クワジャレン、マジュロ経由ホノルル行きに搭乗。
それはそうとI-94の出国カードが回収される機会がなく、手元に残っていることに搭乗後気づいたのだが、問題ないのかなあ。一抹の不安を覚えるが、帰りのグアム入国時に何かあったらその旨説明するしかない。 -
離陸後すぐにグアムきっての繁華街、タモン地区が目に入る。
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機内食はマフィンとフルーツの簡素なプレートだが、私的にはサンドイッチやハンバーガーなどよりこちらのほうが断然よい。
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最初の寄港地チュークに到着。小島の空港らしくターミナルはちっぽけな簡素なもの。
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機内にとどまることもできるがいったん降機してトランジットエリアで過ごしてもよいとのことで、せっかくなので降りてみる。
もっともトランジットエリアといっても何にもないただの待合室にすぎない。 -
チューク-ポンペイ間で目に入った環礁。
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ポンペイ空港に到着。
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この空港も日本の援助により建設されている。また国旗の4つの星は連邦を構成する4州を意味する。
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宿にピックアップを頼んであるのだが到着時には迎えが来ておらず、10~20分待って心配になりかけたころに車がようやく到着。
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ポンペイ島でのお宿はIVONNES HOTEL。主要なホテル予約サイトには私が調べた限り1件高いホテルがヒットしたのみで論外、各ホテルのサイトにも空室状況を見ながらオンラインで予約できるようなシステムを持つホテルは皆無だったので何件かにメールで照会してみたのだが、返事を返してくれたのはここだけ、料金も65ドルとこの島にしては比較的安めだったのでここにした。
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部屋は思ったより広く、なかなか快適。
荷物を置いて早速市内散策に出かける。 -
廃墟に近いこの建物がGERMAN TOWER。サイパンと同じく日本統治以前の短期間、この島もドイツ領だった期間があるわけで、ドイツを偲ぶものはほとんど何も残っていない中歴史を今に伝える建物。
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GERMAN TOWERの反対側にはSPANISH WALLがあり、ほぼ球場の一部と化しているが、名前から察するにドイツ領以前、スペインの植民地だった時代の遺跡なのだろう。
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スペイン→ドイツ→日本→(終戦)→アメリカ信託統治領を経て独立したのは1986年11月3日と比較的新しい。
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コロニア市内を南北に貫くメインストリートは車の往来が絶えない。
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なんとも涼しげなライトブルーのこの建物が郵便局。
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ここも各戸までの郵便配達はせず私書箱までの配達なので郵便局の中は私書箱がずらりと並んでいる。
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観光案内所で情報収集。ほとんど情報がない島(というか国)なのでリサーチが重要。歩き方がカバーされていない国に行くのは初めてで、ロンプラでさえ公式HPを見る限り発刊されていない模様。
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観光案内書の脇に無造作に戦車の残骸が。第二次大戦時に現役で使用されていたものと思われるが、詳細な解説がないのが残念。さきほどのGERMAN TOWER、SPANISH WALLといい、解説版1枚ぐらいあってもいいところだが、そもそも観光客など期待していないということなのか。
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こちらは図書館。国内外問わず図書館を見ると何となく立ち寄ってみたくなるのは我ながらなぜなんだろうか。
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館内は放課後の生徒のたまり場と化していた。
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昔はこんな蔵書カードで検索していたんだよなあと懐かしく見入ってしまう。
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先ほどの観光案内所で教えてもらったコロニア湾を見下ろすビューポイントに行ってみる。
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湾の左側、西にそびえるソケースマウンテン、ソケースロックは登れるようで、なかなかの眺めらしいが本日は時間がなく今日のところは予習にとどめておく。
ホテルのフロントは歩いていくなんて遠い遠いといっていたが、思ったほどの距離でもなさそうで、日曜日に行ってみることにする。 -
レストラン併設のホテルに貼ってあったユナイテッド航空の時刻表。
グアム―チュークーポンペイ―コシュラエークワジャレン―マジュロ―ホノルル間をホノルル行きは月・水・金曜日、グアム行きは火・木・土曜日(水・木曜日はコシュラエ通過)に飛んでいるほか、グアム―チューク―ポンペイの区間運航便が日曜日に飛んでいる(ポンペイからグアム行きは月曜日)。
ポイントはグアム―ポンペイの区間運航便で、チューク、ポンペイへはこの便のおかげで木曜夜発月曜朝戻りという比較的短い日数(土日+有休1日半)できっちり島に数日滞在できるものの、問題はマーシャル諸島で、フライトスケジュールの都合上ポンペイ以上に小さく何もないようなマジュロで数日滞在を余儀なくされてしまう。4トラの旅行記にはグアムから夜着いて翌朝グアムへとんぼ返りというようなものも散見されるがそれだと本当にただ行ってきましたというだけになってしまい、それは避けたいというわけでなかなか難しい。 -
2017年1月28日(土)
本日は車をチャーターして島一周しながら観光地巡り。といっても見るようなところは限られており、ナンマドール遺跡とケプロイ滝ぐらいしかない。
コロニアを出ると町らしい町は皆無。また島一周といっても道路は海から少し離れたところを通っていることが多く、海はほとんど見えない。 -
1時間ほど走ってようやくナンマドール遺跡の入口に到着。看板の日本語がなんとも怪しい。ここで1ドル支払い。
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昨日のコロニアでは観光客を見かけなかったが一応観光客もいるようでなんとなくほっとする。さっき1ドル払って間もないのにまたここで3ドル徴収される。ちなみに左の赤シャツ氏がドライバー。
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ポンペイ随一の見どころという割には案内板も何もない。私有地を一応一般にも公開してますといった感じで、民家と思われる軒先を進んでいく。
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最後にダメ押しのようにこのおばちゃんに3ドル支払い。ホテルのフロントの情報どおりだが都合7ドルとそれなりの金をとられる。ここから向こうへはこの浅い水路を渡らなければならず足元は濡れてしまう。
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水路を渡ったこちら側が遺跡の中心ナン・ドワス宮殿。王墓とも祈りを捧げた祭壇の場所ともいわれている由。
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12世紀ごろ(一説には5世紀ごろ)建設されたサウテロール王朝の中心地であったそうで、それなりの歴史的価値はあるのだろうが、荒れ放題の廃墟といった感じで、何らの手入れもされずただ朽ちるに任せるのみといった感が漂う。
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現地で手に入れた日本語のパンフレットには世界遺産登録を目指し…なんてことが書かれてあったが、正直いくらなんでも無理無理と思ったものの後で調べてみると2016年に本当に世界遺産に登録されていた。ということで予期せず世界遺産訪問物件数が1増加(現在222件訪問済)。
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このナンマドール遺跡、HP上では評価する旅行記も散見したが、個人的にはかなりがっかりな部類に入ってしまう。元の期待が大きすぎたというのもあるが、ここまで荒れ放題、率直に言って単なる瓦礫の山といっても言い過ぎではないと思うが、とにかくこれほどの状態とは想像していなかった。
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マチュピチュにしろアンコールにしろ発見時には荒れ放題だったのが整備・復元されて現在の姿になって観光客を集めているわけで、ここナンマドールだって現在の姿をみて価値がないと切り捨てるのは早計かもしれないが、この状態で観光客を集めるのははっきり言ってかなり厳しいと思う。
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続いてケプロイ滝へ。こちらも私有地のようで入口の個人商店で3ドル支払い。
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こちらも歩道が一部途切れており滝の中を渡らなければならない。
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こちらの滝はなかなか秀麗で見ごたえがあると思う。
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時折対向車がぽつりぽつりと現れたり、ちっぽけな集落を通過しいくらかの住人を見かけるだけのようなドライブで突如長蛇の縦列駐車が現れると面食らってしまう。すわ何事かと思って尋ねるに「Funeral」とのこと。
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最後にミクロネシア連邦の首都パリキールに寄ってもらう。
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あまり官庁街っぽくない似たような感じの建物が並んでいる。本日は土曜日なので人の気配がほとんど感じられず、さながらゴーストタウンのよう。
首都といっても政府機関が立地している以外にこれといった店もない。 -
ゆっくりまわって遺跡や滝に立ち寄ってもわずか4時間余りで戻ってくる。
結局それなりに町として機能し賑わいを見せているのはコロニアのみで、その他は時折ちっぽけな商店が点在する程度ののどかな島だった。また、道路から見る限り泳ぐのに適したビーチも見当たらず、結局この島に来る旅行者の主目的はダイビングなのだろう。 -
2017年1月29日(日)
フライトの都合上本日もこの島で過ごさねばならない。というわけで当初予定どおりソケース島の山へ登ることにする。
他に予定もなく午後から出かけても余裕だろうからチェックアウトの12時近くまでホテルで過ごす。
メインストリートも日曜日はご覧のとおり閑散。 -
ソケースマウンテンへの途上にあるSEIレストランに入ってみる。
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2人日本人が話をしており、そのうちの1人が「ひょっとして○○さん?」と私の名前の一文字目を呼んでくるが、なぜ知っているのか!
何でも旅行前にメールしたいくつかのホテルのうちの一つのオーナーだそうで、回線か機械か何かの不具合でメールの受信ができず、受信したときにはもう出発後だったとのこと。
壁に貼ってあった免許状などから、このレストランのオーナー氏(名前が「せい」なのでSEIレストランの由)、御年80を優に超えており、この島に住むに至った経緯などいろいろあるのだろうと察せられるが、そのあたりを伺うのは憚られる。 -
こちらの分岐からソケースマウンテンを目指す。
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車が通ることもあるのか途中までははっきりした道が続いている。
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こちらの登山道には要所要所に、今まで見かけなかった案内板が設置されている。
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ここから先は徒歩のみとなり、幾分勾配もきつくなるが、まあそれでも道ははっきりしているしたいしたものではない。
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入口から1時間余りで頂上に到着。空港も見て取れる。
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中腹には行きには見つからなかった日本軍が残した高射砲の残骸が残っている。
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帰り道でスコールに見舞われ樹の下で雨宿りをしていると、やや離れたところでローカルフードを並べて販売しているおっちゃん連中の手招きを受ける。
一瞥するに商売2割、雑談8割って感じでまったく商売っ気がないがせっかくなのでタロイモともう一つ何かを揚げたものを1ドルで買ってみるも遺憾ながらあんまりおいしくない。 -
ポンペイの地酒、サカオを勧められるものの、どう見ても泥水にしか見えない。
せっかくだし好奇心も手伝って一口頂くが、まあ予想どおり一口で結構です、ってお味。 -
2017年1月30日(月)
チューク経由グアム行きUA95便は1時35分発、グアム到着は4時30分と完全に深夜時間帯のフライトで、なぜこんな時間帯に飛ばすのか理解の域を超えているが、利用できるフライトが限られているため比較的搭乗率は高い。
離陸後速攻仮眠といきたいところだが、チュークに寄港するため仮眠もままならない。寄港地チュークでも機内清掃だの点検だのと騒がしく結局寝たのか寝てないのかわからないような状態でグアムに到着。 -
行きと同じSagan Bistaラウンジでシャワー、続いてこれまた行きと同じ質素なラウンジ飯の後UA828便で帰途に就く。
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UA828便成田行きは月曜日の朝発と時間帯的には最悪と思われるが格安ツアーの客が多いのか行きとは対照的に比較的座席は埋まっている。
エッグ&ソーセージかチキンカツの選択で、前者はさっきラウンジで同じようなものを食べたこともあり後者を選択。食事後はただひたすら寝るのみ。
成田到着後は都内某所の某国大使館にビザ申請のため立ち寄るも書類不備のため目的を果たせず午後やや遅れて出勤。
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