2015/03/19 - 2015/03/22
19位(同エリア54件中)
ladyさん
私、弥次が東海道を一緒に歩いている喜多さんは皆既日食フリーク!
過去にも皆既日食を見るためだけに海外旅行に行っています。
かく言う私は「金環日食」と「皆既日食」の違いもよく分からない人間でしたが、皆既日食ってどんなカンジなんだろう?とその頃あまり海外旅行に行っていなかったこと、観測地が人が住む最北の地、ノルウェーのスピッツベルゲン島という北極圏だったこともあり、(私にとっては)高額ながら皆既日食ツアーに参加してみることにしました♪
【日程】
15/03/19(木) KL862 09:00 NRT(成田)発 11:30 AMS(アムステルダム)着
15/03/20(金) OR7303 02:40 AMS(アムステルダム)発 07:00 LYR(ロングイヤービュエン)着
OR7303 02:40 LYR(ロングイヤービュエン)発 22:45 AMS(アムステルダム)着
15/03/21(土) AF1241 09:30 AMS(アムステルダム)発 10:45 CDG(パリ)着
AF276 13:40 (パリ)発
15/03/22(日) 11:30 NRT(成田)着
【参加ツアー】
阪急トラピックス「スピッツベルゲン島 皆既日食ツアー4日間」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
3/19(木)
9:00 ツアー会社の集合時間。
空港内にある個室に参加者が一同に集まり、今回のツアーの説明を受ける。
11:30 KL862成田発アムステルダム行きに搭乗。 -
KLMオランダ空港に搭乗するのは初めて!
-
オランダらしく、機内食トレーの敷紙やビニール袋などのキャラクターはディック・ブルーナ作のミッフィーちゃん♪
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一路アムステルダムへ。
今回のツアーは、アムステルダムに宿泊してチャーター便でスバールバル諸島にあるスピッツベルゲン島まで移動することになっています。 -
15:10 アムステルダムに到着~
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これまたオランダらしく、空港内のスーパーにはいろんな種類のチーズがいっぱい!!
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空港からツアーの送迎バスに乗ります。
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宿泊ホテルのラディソンホテルへ。
Radisson Blu Hotel Amsterdam Airport Schiphol
住所:BOEING AVENUE 2 SCHIPHOL 1119 PB NETHERLANDS
電話:+31-20-655-3131 -
ラディソンホテル内。
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黒を基調としたオシャレでモダンな部屋。
喜多さんは初めてのヨーロッパ線のロングフライトで、少々お疲れのご様子。 -
部屋で少し休んだ後は、夕食会場へ。
夕食を頂きなから、これまでの日食ツアーの説明を受ける。
私は初めての参加だけど、今までもこんなにたくさん日食ツアーが催行されていたんですねーーー、すごいーーー。 -
今回の日食は、ノルウェー領でも私たちが行くスバールバル諸島のスピッツベルゲン島の他に、ロフォーテン諸島(※)でも観測可能なため、日食を観るためにツアーのほとんどがどちらかの観測地を選んでいます。
どちらの島でもみんな観られるといいんですけどね。
※ロフォーテン諸島は「アナと雪の女王」の舞台としても知られています。 -
本日メインディッシュ。
ボリュームがあって食べごたえがあります。
お食事しながら、同行される和歌山大学 尾九土先生の日食レクチャーを受けます。 -
夕食後、部屋で仮眠を取った後、スキポール空港へ向かいます。
これから訪れる寒冷地への寒さ対策で、みんな温かそうな格好をしています。 -
3/20(金) 2:40
オランダの航空会社、TUIフライ・ネーデルランド(旧アルケフライ)のチャーター便でアムステルダムから、一路ロングイヤービュエン、ノルウェーのスバールバル諸島にあるスピッツベルゲン島の空港へ。
座席は2-2の並び。 -
ちょっと見づらいですが、スバールバル諸島は、ノルウェー本土のずっと先の先、北極圏にあります!
何と、アムステルダムから直行で4時間20分もかかります(´Д`) -
途中、朝日が昇ってきました。
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夜明けです。
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朝食の機内食。
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航空会社のマーク入りのラムネみたいなお菓子も。
袋にはTUIフライ・ネーデルランド(旧アルケフライ)のトレードマークの印刷。 -
機内から流氷が見えました!
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まもなく着陸。
雪に覆われた山が近づいて来ました。 -
空港は雪に覆われていて、景色は真っ白。
ちゃんと止まれるのか心配~~~(>_<) -
7:00前に無事、スピッツベルゲン島のロングイヤーヴュエン(Longyearbyen)空港に着陸しました♪
ここスピッツベルゲン島は、北緯78度13分 東経15度33分にあり、北極点まで約1,200kmという「1000人以上の人が住む地球最北の地」なんです! -
ロングイヤーヴュエン空港でターンテーブル待ち。
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何台かに分かれてツアーバスに乗り込みます。
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途中、スノーモービルが見えました。
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しばらくして観測地に到着。
左に見える大きなテントが寒さを凌ぐ休憩場所。
***寒冷地の注意事項について***
①外で冷えたカメラを室内に持ち込むと結露でカメラレンズに霜が付き、動作不良を起こすことがあるので注ーーー意!
②電池・バッテリーの使用可能時間が短くなーーーる!(何と通常の1/3程度)
③素手で冷え切った金属カメラ、三脚を触り続けると凍傷になることもあーーーる! -
わぁーい!一面が雪の世界~♪
心配していた天候は、運の良いことに雲ひとつない晴天!
でも、実は気温は-23℃なのれす。
ここでじっとしているともう、体中が寒くなって手が凍って凍ってしまうのれす。 -
そんな中、日食マニアの皆さんは、各々が持参した観測セットを広げ、黙々とセッティングに励んでおります。
機内が暖かかったので油断していましたが、タイツに厚手のパンツを履いたくらいでは足が寒くて寒くて・・・
途中で持ってきたホッカイロを体にも脚にも貼り付けまくりましたが、もっと持って来ればよかった~と思う程に、私の体(特に脚)の表面積が広すぎて、足りず、、、(T-T)
私は耐え切れず、何度もテントに温まりに行きました。 -
その間、同行の喜多さんは三脚を立て、カメラやらフィルター?やら何やらのセッティングに一生懸命です。
こうした機材は金属で出来ているので、これまた刺すような冷たさなのに、手袋が邪魔だからと素手でガンバる喜多さん。 -
観測場所は見晴らしの良い平原ですが、シロクマが出るんだそうで、私たちが日食鑑賞に夢中になっている間にシロクマに殺られることのないよう、現地スタッフの方が猟銃を持って警備して下さっています。
実際、「日食鑑賞のために外国人がテント泊をしていたところ、シロクマに襲われる」といったニュースを日本に帰ってから聞きましたw(゚o゚)w ワオ
(幸い、命に別状はなかったようです。) -
北極圏の太陽は低い位置をすーーーっと並行に移動して行きます。
太陽が横に動くなんて、これが北極圏ってやつなんだなーーー。。。 -
真ん中に幻日(※)が出ています!
※太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のこと。
月で起きる同じ現象のことは幻月という。 -
10:11 51.6秒 第1接触
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日食フィルターで写真を撮ると、もうこんなに太陽が欠けています!
-
でも、普通に写真を撮ると、太陽が欠けているなんてよく分からないですが。
周囲がだんだん暗くなって来ました! -
おおぅ!
もうまもなく、太陽が月に隠れます!!! -
11:10 42.3秒 第2接触
プロミネンスも左下に見えてます。 -
11:11 56.0秒 食の最大の時!
皆既日食中は周囲がこんなにも暗くなりました!! -
食の最大です!!
-
コロナを強調してみました。
構造がよく分かります。 -
11:13 9.7秒 第3接触
◆◇◆ダイヤモンド・リング~◆◇◆
ドリカムの「時間旅行」の歌にもありますね(*^-^*)
♪指輪をくれる? ひとつだけ 2012年の金環食まで待ってるから♪
♪とびきりのやつを 忘れないでね ♪
♪そうよ 太陽の指輪(リング)~♪
これは日食じゃなくて金環食の歌ですが。 -
太陽の全貌が再び現れようとしています!
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12:12 20.5秒 第4接触
-
日食鑑賞は終了ーーー
第1接触から第4接触まで2時間。
そのうち、太陽が月に隠れて再び出てくるまでは、たった2分程。
あっという間でした。。。 -
感動の余韻を残しつつも、みんな三脚を片付け始めます。
三脚立てたりと準備段階から合わせると3時間以上は、みんな-23℃の世界に突ったったきり・・・
この寒さったら、何と表現すればよいものか。。。(-_-;)ハア -
ちなみに、他の日食ツアーで観測地となったロフォーテン諸島は生憎の曇りで、日食は鑑賞できなかったそうです。
ヤッターーー!
スピッツベルゲン島で見れてよかったよ~~~(T-T) -
太陽がとても低い位置にあるので、人の影がものすごく長ーーく伸びています。
-
-23℃の中、(喜多さんが)日食撮影セットを片付けると、凍えた体を温めにテントの中へ。
テントの中では薪が焼べられ、暖を取ることができます。
その代わり、スモークの匂いがテント内を充満していました。。。
テントの中で、簡易ではありますが、昼食とスープが振舞われました。 -
ビール缶にシロクマ♪
-
日食鑑賞と軽食が済むと、テントを後にし、スバールバル博物館へ。
オットセイの剥製や。 -
でっかいシロクマの剥製ーーー。
かわいい~、シロクマ大好きーーー♪と気分は最高潮ですが、
このスピッツベルゲン島ではシロクマにとって人間なんて餌のひとつ。。。
人をも襲うというシロクマちゃんです。 -
トナカイの剥製にキツネだったかな・・・(^_^;)
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スバールバル博物館は新しくモダンで開放的な展示をしています。
お土産も売っていました。 -
スバールバルでの暮らしの展示。
白テンを捕まえていたようです。 -
シロクマの子どもがペットか?
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スバールバルでの生活の様子。
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この地元の?子供達がくつろいでいるスペースに敷かれている敷物とソファは、なんと!オットセイの毛皮でできています。
ちょっと固めの丈夫な毛皮でした。 -
おお、怖い!!Σ(゚д゚lll)
誰かと思ったら炭鉱で石炭を発掘している作業員でした。
脅かさないで~~~笑
スピッツベルゲン島は、かつて炭鉱業が盛んで、栄えていました。
それが、この島が、『人が生活している世界最北端の地』と言われる所以だそうです。 -
博物館の後に訪れたのは、「世界最北端の日時計」。
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このちっちゃなテーブルの上にあるシロクマの像が日時計となっていて、その影が時間を指し示すようになっています。
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奥に見えるのは、スピッツベルゲン島の中心地でしょうか?
赤や黄色など、北欧らしいカラフルな色の建物が立ち並んでいます。 -
スピッツベルゲン島はかつて炭鉱によって発展しましたが、近年では、この極寒の気象条件を利用してか世界中の種子を冷凍保存する施設や、オーロラや極地生態を研究する国際的機関があるなど、研究方面で重要な役割を果たしているようです。
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世界最北の高等教育機関、スバールバル大学もあるそうです。
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忘れてしまいましたが、何かの記念碑。
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拡大して撮ってみました。
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ロングイヤービュエン空港に戻ってきました。
空港のそばに、「シロクマ注意」の標識!! -
空港のロビーは綺麗でした。
ちょっとしたお土産物とカフェ程度のものであれば手に入ります。 -
さっき、空港の外で見た「シロクマ注意!!」の標識がキーホルダーやブックマークとして売っていました。
可愛くて、ここでしか買えない珍しさで、お土産に最適♪♪♪ -
あっという間の日食鑑賞。
さっき来たばかりなのに、もう来たときの飛行機に乗って帰る時間です。 -
16:15 ロングイヤービュエン(Longyearbyen)空港を出発。
夕焼け空が見えました。
最近、ここ最北の地、スピッツベルゲン島でオーロラ鑑賞するというツアーがあることを知りました。
11月中旬~1月末は太陽が全く昇らない極夜なので、オーロラ観測のチャンスが広がるという訳です。 -
スバールバルを基準にすると地図はこんな形。
まさに地球を真上から見た図となります!! -
19:20 フィンランドのサーリセルカに到着。
日食鑑賞ツアーの中でも+オーロラ鑑賞ツアーに参加の人たちがここで降りていきます。
いいなーーー、私もオーロラ見たかった・・・(T_T) -
20:20 サーリセルカを出発。
カップヌードルならぬ、グッドヌードルが機内食。
お湯がぬるいからか、麺が硬かった・・・(~_~;) -
会社が休めなくて+オーロラツアーには参加できなかったけど、
飛行機の中から見えた、オーロラ♪♪♪
写真の右の真ん中辺りのグリーンの部分。
夜になったら、飛行機からでもオーロラが見えました。
さすが北極圏!!!
オーロラから逃げるように北極圏を脱出します。 -
22:45 アムステルダムのスキポール空港に到着。
楽しかったけど、出発したのは丸一日前だから、相当疲れた~(+_+)zzz -
3/21(金)
ホテルで朝食。 -
スキポール空港には、オランダらしく沢山のチューリップが売られていました。
チューリップの球根は、通常、日本の検疫に引っかかってしまうけど、空港で買ったもので検疫証明書が付されているものであれば大丈夫なんだそうです。
チーズも同様ですね。 -
これまた、オランダと言えば!のディック・ブルーナ作のミッフィーちゃん。
オランダのデルフト焼きとコラボしたミッフィーちゃんはとってもシック。
だけど、高い。。。 -
9:30 エールフランスで経由地のパリへ。
クロワッサンがそのまま支給されるところが、フランスっぽい。 -
10:45 パリのシャルル・ド・ゴール空港に到着~
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13:40 最後のフライトのエールフランスに搭乗。
成田に向かいます~ -
機内食のランチ。
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機内から見る夕暮れ。
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夜が明けます。
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9:40 成田に到着・・・(+_+)
今回の旅、これまで40カ国は旅して来た中で
一番、寒くて凍えて、(-20℃の中を3時間くらい外に出っぱなし)
一番、旅行中におけるフライト時間が長くて(4日間で30時間超)
一番、疲れたかも、、、(@_@)
それでも、きっと一生に一度になるであろう“世界最北端の人が住む島”という北極圏で、観れるか観れないかは行ってみないと分からないという●皆既日食●をこの目で見ることができました!
次は、オーロラを見てみたいな♪
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この旅行記へのコメント (2)
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- GuteReiseさん 2017/02/01 04:57:22
- 旅というより、ここまでいくと冒険ですね!
- ladyさんへ
素晴らしい。
2分間の日食のために、ここまでの努力。
読み終えて、ある種の感動ありました。
グ〜テ・ライゼ
- ladyさん からの返信 2017/02/01 23:31:13
- RE: 旅というより、ここまでいくと冒険ですね!
- グ〜テ・ライゼさん
日食旅行記も見て下さったのですね。
ありがとうございます!
まさしく、たった2分間のための4日間。
こんなに多くの人がそこまでして観たいと思う皆既日食って…と私も感動。
グ〜テ・ライゼさんは、海外ドライブをなさるので、ひとつ耳より情報を。
2017年8月21日(月)にアメリカ本土を縦断する皆既日食があります。
その時期に日食帯にいて天気が良ければ、皆既日食を観ることができますよ〜♪
lady
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