桜子の『アメリカ南部の風景～サヴァナ＆綿花畑をちょっと紹介』

2016/11/20 - 2016/11/21

サンクスギビングの休日に、ジョージア州最東の古都サヴァナに１泊２日で行ってきました。サヴァナは白人たちによってジョージア州で最初に創られた街で元ジョージア州都でもあります。映画のシーンでもよく登場します。クリントイーストウッド『真夜中のサヴァナ』やトムハンクス『フォレストガンプ』もこちらで撮影されました。


写真はサヴァナ川。橋の向こう側はサウスカロライナ州。

エリア サバンナ(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ジョージア州大西洋側の最南端、サヴァナを目指します。
９５を南に行くとフロリダ。まっすぐ北に行くとサウスカロライナ。１６を左に行くとサヴァナ。
アトランタから約４時間のドライブです。

１１時ころ到着。
ランチにはちょっと早いので

まずは、大西洋を見に行きました。
タイビー島。

快晴。

夏は、海水浴客でいっぱいのビーチですが、冬は閑散としています。

ランチは「パイレーツハウス」にて。

混んでいたのでバーコーナーの席をゲット。

手前はクラブケーキサンド。
相方はフライドポークサンド。

ランチのあと車を宿泊先のホテルに預け、ダウンタウン散策スタート。
市役所。星条旗が半旗になっています。

前日にこんな事故↓。救助にあたった消防士さん１名が亡くなりました。
https://www.youtube.com/watch?v=dOTYocgqPo0

この日のサヴァナは２℃
札幌と同じ気温。

馬車がのんびり・・・

フォレストガンプのオープニングに出てくるバプティスト教会です。
白い羽がひらひら舞ってフォレストガンプの足元に落ちる・・シーンです。

インディペンデントプレスバイテリアン教会 寺院・教会

雲ひとつない良い天気に恵まれました。

インディペンデントプレスバイテリアン教会 寺院・教会

隣にはサヴァナ最古の教会。

ダウンタウンのストリートには大きなオークツリーが並んでいます。

南部特有の「スパニッシュモス」がモサモサ。

スペインではこんな植物見なかったのにどうしてスパニッシュモスって名前なのか？と疑問がわき、調べてみました。見た目がスペイン人のあごひげに似ているからそう名づけられたそう。

ストリートをのんびり観光の馬車がパカパカ・・・

信号待ちをする馬車。交通ルールを守ります。

サヴァナ川沿いのリバーストリートに下りる階段はかなり古く・・・
「歴史的な階段　自己責任でお使いください」
と書かれています

このような急な階段がいくつもあります

演奏に合わせてリズムをスイングする女の子

リバーストリートは観光客相手のお店やレストランが並んでいます

サヴァナの歴史がかかれたボードが川沿いに１５箇所。

読みながら、のんびりと川沿いを散策。

Cotton Sail Hotel

ホテルにコットンという名前がつくのは、サヴァナが綿花の輸出拠点だったことに由来します。

観光の船なのか、スペインの旗。
でもみんなスペイン語話してる・・・ヨーロッパからのクルーズ船？

コロンブス時代の船の復刻版でしょうか、ちゃんと航行できる船です

リバーストリートで一番賑わっているお店

キャンディショップです

PRALINEといってピーカンを飴で固めたもの
とってもとっても甘いです

老若男女、アメリカ人は甘いものが大好き！

キャンディ

りんご飴ならぬりんごチョコ
見るからに甘そうでしょ？

カラフルなゼリー

甘いものもいいけど、私はやっぱりこっちが好き

フローズンのカクテルショップ！
NAKEDWILLIEを注文。ピーチ味のダイキリ。

NAKEDWILLIE

気温２℃の中のフローズンカクテル最高です♪

宿泊は、HOMEWOOD SUITE
２０１５年１２月にオープンしたばかりの新しいホテル。

お部屋は４２平米くらいあったと思います。
８０４号室。最上階。

SUITEなのでキッチンがついています

洗面台、清潔でシンプルで使いやすい

こちらもシンプル。

眺望。サヴァナ川が見えます。

屋上にはプールとテラスがあります

大きな貨物船。
南北戦争で南軍が敗北するまで綿花の貿易拠点として発展したサヴァナ。
今もサヴァナ川は運河として現役です。

不覚にも、ホテルでお昼寝してしまった・・・
すっかり夕暮れ

BOAR'S HEAD
ホテル近くのレストラン

トリップアドバイザーから決めました

なかなか年季が入った佇まい

ちょっと暗めで大人の雰囲気

川が見える窓際の席に案内してもらい、ゆっくり夕食とお酒を楽しみました

翌朝、
ロビーに昨夜はなかったクリスマスツリーが出現

本日も快晴！
市役所です。今日も半旗になったまま・・・

インディペンデントプレスバイテリアン教会

何度見ても美しい教会です

そして

バス停でフォレストガンプが隣に座っている人に話かけるシーンが撮影されたチッパワスクエア。

チッペワ スクエア 広場・公園

撮影された２０数年前と変わらず美しいスクエアです。

もし映画を見る機会があったら確認してみてください。
バス停のベンチに座るトムハンクスの背景と同じです。

スクエアには、犬の糞用のバケツが地中に埋められています。
観光地なので、スクエアをキレイに保つ努力をしているようです。

カトリック教会

説明があります

カトリックのカテドラルは重厚かつ華やかです。

日差しがステンドグラスを照らします。
幻想的な雰囲気でした。

スパニッシュモス

元の木がなんだかわからないくらいにパラサイトされちゃってます

バトングイネットの墓標

バトン・グインネット（英語: Button Gwinnett、1735年4月10日 - 1777年5月19日）は、アメリカ合衆国の政治家。ジョージアの代表として、アメリカ独立宣言に2番目（最初の署名者の右）に署名を行った。1777年にジョージア邦の暫定的な知事となり、現在アトランタ都市圏の主要な郊外であるグイネット郡は彼にちなんで名付けられたものである。政敵との決闘で命を落としたが、その署名が希少価値となり高値で売買されることになった。

私が住むGWINNETT郡の名の由来になった方です

オークツリーとスパニッシュモス、やしの木、これぞ南部の町という景色。

１０月のハリケーンで根こそぎ倒された大木。車の大きさと比べてみてください

スクエアで映画の撮影をしていました

馬車が見えるので時代劇（といってもほんの１５０年前～１００年前の話）みたい

撮影期間は道路もすべて封鎖。
サヴァナ市が全面協力して映画撮影に協力している様子が伺えます。

かわいいおうち。

築１００年以上でしょうか。
階段を上がって２階に玄関があるのが特徴。

チェックアウトの時間です。

サヴァナ川を渡るとサウスカロライナ州。

サヴァナ自然野生動物センター

中には、ショップや

展示物が。

湿地なのでカメの種類多いです

蛙

蛇の種類も多い

うちの庭に出没するのはこの子です

湿地にはもちろんこの方もおります

大西洋側、浅瀬と湿地が続き、繋がるように島が点在しています

フロリダ～ジョージア～サウスカロライナ～ニューヨークまで東沿岸を沿うようにハリケーンが通過します

こちらでは、車で自然保護区を見学することができます。
４マイル（約６キロ強）のコースです。

スパニッシュモスのトンネル

うん？？
いました～アリゲーター！

日向ぼっこしていてじ～っと動かない。
ついつい近くまで寄ってしまったけど、複数のアリゲーターがいる可能性もあるのよね

相方は遠くで静観・・・
私に何かあっても絶対助けてくれなそう・・・

小さな岩に片足立ち

道路沿いにこのような川というか湿原が続きます

うん？？水面で何かが動いてる

大きなアリゲーター！3メートルくらいかな。

鳥たちもいっぱい。

サヴァナから発って1時間後、Stateboroという町に着きました。
こちらでBBQ３パウンド（1.3kg）を買うことを義母から頼まれたのでした。

義母はこの町の出身。

混んでいます。

ドライブスルーのお客さんに対応中。

BBQ 南部のソールフード。ポークをスモークしたバーベキュー。

この町には、綿花畑が多くあります。
どこまでも続く白い綿ぼうしの畑。南部の景色。

モコモコでかわいい。

南北戦争以前、綿花、タバコ、米を作っていたのは黒人の奴隷たち。
黒い歴史もあるのです。
Stateboroは、まだ白人が住む地域、黒人が住む地域が分かれています。

綿花のボール！
すごい！

車を降りて写真を撮っていたら・・・

たまたま畑のオーナーがやってきました、勝手に入り込んで怒られるかと思いきや親切に収穫の方法などを教えてくれました。サザンホスピタリティ。

アトランタへ

途中、ガソリンスタンドでボイルドピーナッツを買いました。
ピーナツもジョージア州の名産です。

車の中でアルコールを飲むことは運転手以外の同乗者も禁止ですが、茹でピーナツをつまみにビール缶で一杯やってしまいました（運転は全行程相方です）

途中、事故渋滞に何度か遭遇。。。

すっかり夕暮れ。
復路は5時間30分のロングドライブになりました。

11年ぶりのサヴァナ、なかなか良かったです。