沖縄正味２日間の旅

2016/10/29 - 2016/11/01

沖縄３回目の訪問。今回は東村高江のヘリパッド建設反対行動の様子を見ることと佐喜眞美術館見学を柱に、自然と食を求める旅にしました。

エリア 国頭・大宜味(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

旅行社主催の沖縄３泊４日フリープランを使っての妻との旅。伊丹からの往復JALとホテル朝食３回夕食２回、レンタカーで一人３万円という安さ。ただ、行きは夕方、帰りは午前という正味２日間。自由に行動できるのが魅力です。
写真は宿（みゆきビーチホテル、３連泊）のベランダから見える景色。風が強くて、波の音がうるさいくらい。

翌朝は５８号線を北上、７１号で東海岸に出て３２９号線、辺野古は前回行ったので通過、３３１号線でまずは慶佐次のヒルギ林公園で休憩。写真。ここまでバイクの集団とよく出会う。

７０号線を北上。東村高江も通過して、ヤンバルクイナ観察小屋に。一羽だけ育てていて、よくなついているとのこと。係りの方にもよく話を聞き、じっくりと見ることができた。

７０号線をもどって、高江のヘリパッド建設反対行動の現場に行き、激励する。日曜日なので、動きはないがそれでも機動隊の車、監視の人が物々しい様子で見張っている。反対行動をしている地元の女性に話を聞く。先日の大阪機動隊の「土人」発言に謝罪する。沖縄だけに押し付けるのはほんとに申し訳ない。

パーラーパパイヤで昼食。できるだけ地元の大衆食堂のようなところで食べたいと思っていたが、道の駅のようなところにあるこの食堂が良かった。写真は豚の足が入ったそば。これと天ぷらの盛り合わせを頼んだら、食べきれなかった。隣の店で買ったバナナは酸味があって、いつも食べている味と変わって美味しかった。

遅い昼食後、１４号線で西海岸に出て、古宇利大橋を往復する。前回じっくり楽しんだのでドライブだけ。備瀬のフクギ並木に行く。人気のある水族館とか公園は好きでないのでパス。ふくぎ並木は風情があり、散策するのに良かった。ちょうど碑の除幕式の最中で地元の方の挨拶や踊りなどを見ることができた。宿のテレビでそのニュースを見ることもできた。これからは観光客ももっと増えることだろう。

除幕式の様子。

並木の中の手作りのシーサーの置物。いろいろな種類があるなかで、１５００円と少し高めのこれが気に入って購入。無人の店でボタンを押すと自宅から製作者と思しき方が出てきて、舌を出している雄を右に置くようにと教えてくれた。
２日目はこれで終わり、４４９号線から５８号線で宿のみゆきビーチに帰る。

２日目は東の海岸に出て金武湾を見ながら海中道路へ。快晴で、海の青さと空の青さが競うようで、爽快な気分。海中道路は砂州のような所にあって確かに橋ではなかった。

ぬちまーすという製塩の工場を見学。海水から特殊な方法で作っていて、ミネラルをたっぷり含み、サラサラした塩を作っている様子を見る。体に良いようなので、少し高かったが自宅と土産用に買う。

工場の前は景色も良いがパワースポットはいくつもあった。写真はそのひとつ「三天御座」。ガジュマルとソテツ、鍾乳洞。天・地・海の三つの神様が集まる場所だそうです。前回の斎場御嶽では気を感じましたが、確かにそう言われれば同じようなところ。

一番先の伊計島まで足を伸ばし、仲原遺跡を見る。こんな先まで、大昔の人が生活をしていたことがわかります。

海中道路を戻り、勝連城跡に向かう。丘の上の城跡。向かい側はすぐ海。要塞であったことがわかる。丁寧な説明が多くあり、３０度以上の暑さでも歩き回ってしまった。歴史がよくわかった。

宜野湾市に行く途中立ち寄った「喜納島」食堂の「しょうが焼き定食」。観光客でなく地元の人が気楽に利用している様子。これで７５０円は安く、美味しい。

今日のメインのひとつ、佐喜眞美術館。普天間基地の一角にありました。
原爆の図を描いた丸木位里・赤松俊夫妻の「沖縄戦の図」を是非とも観たかったのです。埼玉にある丸木美術館で「原爆の図」を観て、沖縄ではこれを観たかった。予想していた以上の感じをもちました。やはり本物は凄い。
絵は写真に取れないので、これは美術館前にある亀甲墓。屋上からは普天間の基地も見えました。