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<br />1996年6月27日。<br /> 「ホテルセシル(Hotel Cecil)」は久しぶりにまともなホテルなので、ふかふかの清潔なベッドで、朝までゆっくり寝た。<br /><br /> 306号室を出て、1階にあるホテルのレストランで朝食(25ドル/250円)をとる。<br />コーヒーを飲みながら、ガイドブックを読んで、これからの旅行コースを考える。<br /><br />すると、ブラワヨ(Bulawayo)近くに、カミ遺跡という世界遺産を発見。<br /> 部屋に戻って、ミシュランの南部アフリカ地図を見ても、ちゃんと書いてある。<br /><br />ホテルセシルを出て南へ、観光案内所へと歩く。<br />ブラワヨは碁盤の目状に道路で区切られた町なので、迷うことはない。<br /><br />ただ「Lonely Planet」のブラワヨ(BULAWAYO)の地図がどうも信用できない。<br />このときも観光案内所の場所が間違っていた。<br /><br />でも、「現地のことは現地の人に聞けばいい」だけだ。<br /> 通りがかりの人に声をかけて聞くと、すぐに見つかる。<br /><br /> 公園の一角にある平屋建ての観光案内所に入ると、白人の旅行者が6人ほど話をしていた。<br /> 話が終わるのを待って、白人のおばさんと話をする。<br /><br /> 僕が欲しいのは、一つにはブラワヨからマスビンゴ(MASVINGO)へのバス情報。<br />マスビンゴとは、世界遺産ジンバブエ遺跡への起点となる町だ。<br /><br />このとき、ブラワヨからマスビンゴへ行って、ジンバブエ遺跡を見て、またブラワヨへ戻ってくることを考えていた。<br />ブラワヨの東にジンバブエ遺跡があり、西に行くとビクトリアフォールズ、南へ行けば南ア、とブラワヨは交通の中心なんだよ。<br /><br />とにかく、「カミ遺跡」の情報を聞く。<br />ブラワヨから22キロほど離れたところにあるとか。<br /><br />22キロといえば、(もし道路が舗装されていれば)僕なら自転車で1時間で行ける距離。<br /> 世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、どこで自転車を借りたらいいか相談する。<br /><br />ところが、観光案内所のおばさんは僕の体型と年齢を考えたのか、「自転車で行くのは大変よ!道がわからないでしょう」と断言する。<br /> 確かに地図がないので、道に迷ったら困るとは思う。<br /><br />おばさんはどこかへ電話をかけて、僕をカミ遺跡へ行くツアーに放り込んでくれた。<br /> 「ブラワヨサンホテル」で、午前10時にピックアップするという話になる。<br /><br />その時間を利用して、バークレーズバンクへ行って両替する。<br /><br />100ドルを両替すると、レートが960.38ジンバブエドル。<br />それに、コミッションが20ジンバブエドルで、手にしたのは940.27ドルになった。<br /><br />2日前の6月25日にハラレのホテルで両替したときは、100ドルのトラベラーズチェックのレートが963.23ジンバブエドル。<br />コミッションが19.27ZDで、受け取ったのが943.96ジンバブエドル。<br /><br />つまり、この時期、ジンバブエドルのレートは安定していたといえるだろう。<br />ただ、調べてみると、この1996年でも、通貨は年に20パーセントほど下落しているようだが…。<br /><br /><br />僕は慎重な(気の小さな)人間だし、他にすることもないので、ブラワヨサンホテルに9時半に行った。<br />ツアーに参加するものと思っていたら、どうやら僕は、ドイツ人の大学教授夫妻が借り切ったマイクロバスに混ざることになったようだ。<br /><br />これは、観光産業が十分に発達していない国では、よくある話。<br /> 逆に言うと、自分が個人でツアーを組んだら、別の人が入ってくることもあるってことね。<br /><br />フラット夫妻(ジョニーとフィル)、ドライバーで退役軍人のラスト氏と僕の4人でカミ遺跡に出発する。<br /> 途中でバンのバッテリーから煙が出て、ストップ。<br /><br /> 代わりの車が来るまで、道端で待つ。<br />このときのエピソードは別のところで読んでね。<br /><br /><br />車が来たら乗り換えて、すぐにカミ遺跡へ。<br />カミ遺跡には、ほとんど観光客がいない。<br /><br /> 遺跡の前に駐車場があって、小さな博物館があった。<br /> 博物館には、遺跡から発掘されたものが展示してある。<br /><br />この遺跡を作った黒人国家は、17世紀から1820年まで存続したのだそうだ。<br /> 遺跡自体は、現在見る限りでは、規模として大きなものではない。<br /><br /><br /><br />小さな丘があるだけだが、丘は確かに建造物の跡だ。<br />ジンバブエ遺跡はもっと大きいが、あの建造物は王宮か何かで、もちろん周囲には木造の建物があったはず。<br /><br />そう考えると、中心の建造物の大きさで全体を測ることは出来ないわけだ。<br />ガイドのラスト氏は遺跡の周囲の草原を指差して、「この地域はアメリカの宗教団体が購入しています」と教えてくれた。<br /><br />ガイドが役に立つのは、こういう裏情報を教えてくれるからだね。<br />さて、謎の黒人国遺跡の周囲を買い占める意味とはなんだろう?<br /><br /> 僕は、これは「モルモン教」ではないか、と考えた。<br />というのは、モルモン教はイスラエル12支族のうちの「失われた10支族」が世界中に散らばったという説を信じている。<br /><br />だから、アメリカにイスラエルの支族がいたということになる。<br />また、マヤを始めとする南米の遺跡を、豊富な資金を使って調査研究している。<br /><br />するともちろん、イスラエルの支族がアフリカ南部に来て、そこで国を作ったという話はありそうだ。<br />その証明のためではないかな??<br /><br />この僕の想像は外れているかもしれない。<br />でも、カミ遺跡の周囲を買い占める宗教団体という話から、モルモン教まで推理するその過程には、膨大な知識の裏付けがある。<br /><br />そこが、ただの旅行者と僕の間に横たわる、ゼッタイに越えられない溝なんだね(笑)。<br /> 遺跡自体はたいしたものではないが、一応遺跡に登ってみる。<br /><br /><br /><br />【カミ遺跡博物館の展示品】<br /><br />また、駐車場の横の小さな博物館に入ると、発掘されたものが展示されていた。<br /> 明朝のお皿とか、ヨーロッパ人がアフリカ貿易に使用したトンボ玉などがあった。<br /><br /> 午後1時30分にサンホテルへ戻る。<br /> 結局、3時間もあれば、簡単に行けるところだってことね。<br /><br />ツアー参加費は、料金は225ザンビアドルだった。<br />ちょっと高いと思ったが、ガイドつきのツアーなので、仕方ないかな。<br /><br />それに、カミ遺跡へ行こうと思った朝に、カミ遺跡へのツアーに紛れ込めたのだし。<br /> 旅ではすべての出来事を神の導きと捉えて、感謝することだ。<br /><br />ドイツ人夫妻は、明日またツアーに参加して、黒サイを見に行くという話でした。<br /> 僕はまた観光案内所へ行って、ビクトリアフォールズへの行き方を調べにかかる。<br /><br /><br /><br /> <br /><br /><br /><br /><br />

『ブラワヨの近くの【世界遺産】カミ遺跡へ自転車で行こうと観光案内所へ行ったら、ドイツ人夫妻と一緒にされる』@ブラワヨ/ジンバブエ

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1996/06/05 - 1996/07/16

3位(同エリア16件中)

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みどくつ

みどくつさん


1996年6月27日。
「ホテルセシル(Hotel Cecil)」は久しぶりにまともなホテルなので、ふかふかの清潔なベッドで、朝までゆっくり寝た。

306号室を出て、1階にあるホテルのレストランで朝食(25ドル/250円)をとる。
コーヒーを飲みながら、ガイドブックを読んで、これからの旅行コースを考える。

すると、ブラワヨ(Bulawayo)近くに、カミ遺跡という世界遺産を発見。
部屋に戻って、ミシュランの南部アフリカ地図を見ても、ちゃんと書いてある。

ホテルセシルを出て南へ、観光案内所へと歩く。
ブラワヨは碁盤の目状に道路で区切られた町なので、迷うことはない。

ただ「Lonely Planet」のブラワヨ(BULAWAYO)の地図がどうも信用できない。
このときも観光案内所の場所が間違っていた。

でも、「現地のことは現地の人に聞けばいい」だけだ。
通りがかりの人に声をかけて聞くと、すぐに見つかる。

公園の一角にある平屋建ての観光案内所に入ると、白人の旅行者が6人ほど話をしていた。
話が終わるのを待って、白人のおばさんと話をする。

僕が欲しいのは、一つにはブラワヨからマスビンゴ(MASVINGO)へのバス情報。
マスビンゴとは、世界遺産ジンバブエ遺跡への起点となる町だ。

このとき、ブラワヨからマスビンゴへ行って、ジンバブエ遺跡を見て、またブラワヨへ戻ってくることを考えていた。
ブラワヨの東にジンバブエ遺跡があり、西に行くとビクトリアフォールズ、南へ行けば南ア、とブラワヨは交通の中心なんだよ。

とにかく、「カミ遺跡」の情報を聞く。
ブラワヨから22キロほど離れたところにあるとか。

22キロといえば、(もし道路が舗装されていれば)僕なら自転車で1時間で行ける距離。
世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、どこで自転車を借りたらいいか相談する。

ところが、観光案内所のおばさんは僕の体型と年齢を考えたのか、「自転車で行くのは大変よ!道がわからないでしょう」と断言する。
確かに地図がないので、道に迷ったら困るとは思う。

おばさんはどこかへ電話をかけて、僕をカミ遺跡へ行くツアーに放り込んでくれた。
「ブラワヨサンホテル」で、午前10時にピックアップするという話になる。

その時間を利用して、バークレーズバンクへ行って両替する。

100ドルを両替すると、レートが960.38ジンバブエドル。
それに、コミッションが20ジンバブエドルで、手にしたのは940.27ドルになった。

2日前の6月25日にハラレのホテルで両替したときは、100ドルのトラベラーズチェックのレートが963.23ジンバブエドル。
コミッションが19.27ZDで、受け取ったのが943.96ジンバブエドル。

つまり、この時期、ジンバブエドルのレートは安定していたといえるだろう。
ただ、調べてみると、この1996年でも、通貨は年に20パーセントほど下落しているようだが…。


僕は慎重な(気の小さな)人間だし、他にすることもないので、ブラワヨサンホテルに9時半に行った。
ツアーに参加するものと思っていたら、どうやら僕は、ドイツ人の大学教授夫妻が借り切ったマイクロバスに混ざることになったようだ。

これは、観光産業が十分に発達していない国では、よくある話。
逆に言うと、自分が個人でツアーを組んだら、別の人が入ってくることもあるってことね。

フラット夫妻(ジョニーとフィル)、ドライバーで退役軍人のラスト氏と僕の4人でカミ遺跡に出発する。
途中でバンのバッテリーから煙が出て、ストップ。

代わりの車が来るまで、道端で待つ。
このときのエピソードは別のところで読んでね。


車が来たら乗り換えて、すぐにカミ遺跡へ。
カミ遺跡には、ほとんど観光客がいない。

遺跡の前に駐車場があって、小さな博物館があった。
博物館には、遺跡から発掘されたものが展示してある。

この遺跡を作った黒人国家は、17世紀から1820年まで存続したのだそうだ。
遺跡自体は、現在見る限りでは、規模として大きなものではない。



小さな丘があるだけだが、丘は確かに建造物の跡だ。
ジンバブエ遺跡はもっと大きいが、あの建造物は王宮か何かで、もちろん周囲には木造の建物があったはず。

そう考えると、中心の建造物の大きさで全体を測ることは出来ないわけだ。
ガイドのラスト氏は遺跡の周囲の草原を指差して、「この地域はアメリカの宗教団体が購入しています」と教えてくれた。

ガイドが役に立つのは、こういう裏情報を教えてくれるからだね。
さて、謎の黒人国遺跡の周囲を買い占める意味とはなんだろう?

僕は、これは「モルモン教」ではないか、と考えた。
というのは、モルモン教はイスラエル12支族のうちの「失われた10支族」が世界中に散らばったという説を信じている。

だから、アメリカにイスラエルの支族がいたということになる。
また、マヤを始めとする南米の遺跡を、豊富な資金を使って調査研究している。

するともちろん、イスラエルの支族がアフリカ南部に来て、そこで国を作ったという話はありそうだ。
その証明のためではないかな??

この僕の想像は外れているかもしれない。
でも、カミ遺跡の周囲を買い占める宗教団体という話から、モルモン教まで推理するその過程には、膨大な知識の裏付けがある。

そこが、ただの旅行者と僕の間に横たわる、ゼッタイに越えられない溝なんだね(笑)。
遺跡自体はたいしたものではないが、一応遺跡に登ってみる。



【カミ遺跡博物館の展示品】

また、駐車場の横の小さな博物館に入ると、発掘されたものが展示されていた。
明朝のお皿とか、ヨーロッパ人がアフリカ貿易に使用したトンボ玉などがあった。

午後1時30分にサンホテルへ戻る。
結局、3時間もあれば、簡単に行けるところだってことね。

ツアー参加費は、料金は225ザンビアドルだった。
ちょっと高いと思ったが、ガイドつきのツアーなので、仕方ないかな。

それに、カミ遺跡へ行こうと思った朝に、カミ遺跡へのツアーに紛れ込めたのだし。
旅ではすべての出来事を神の導きと捉えて、感謝することだ。

ドイツ人夫妻は、明日またツアーに参加して、黒サイを見に行くという話でした。
僕はまた観光案内所へ行って、ビクトリアフォールズへの行き方を調べにかかる。








旅行の満足度
4.0
  • カミ遺跡

    カミ遺跡

  • カミ遺跡

    カミ遺跡

  • カミ遺跡

    カミ遺跡

  • カミ遺跡博物館の展示品

    カミ遺跡博物館の展示品

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