2016/09/09 - 2016/09/09
20位(同エリア199件中)
かっちんさん
引佐(いなさ)町は、遠州の奥座敷である奥浜名湖に位置しています。
浜名湖の北側は石灰岩地帯が多く鍾乳洞が見学できる竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)があり、奥山地区には半僧坊を鎮守様とする禅寺の方広寺(ほうこうじ)があります。
竜ヶ岩洞は昭和50年代に洞窟愛好家によって新洞が発見され、美しい鍾乳石だけでなく、落差30mの滝が糸状になり天井から地底に落ちています。
方広寺は本尊の釈迦三尊が国重要文化財に指定され、山の参道には五百羅漢の石像が点在し、自分と似た像を見つける楽しみがあります。
そして、昭和38年まで走っていた軽便鉄道奥山線の車両運転台が竜ヶ岩洞お土産店に展示されていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
いなさ町みどころマップ
この旅行記では、鍾乳洞の竜ヶ岩洞、五百羅漢と半僧坊の方広寺を巡ります。 -
竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)入口
井伊谷(いいのや)からバスで竜ヶ岩洞入口へ来ました。 -
竜ヶ石山にある竜ヶ岩洞
バス停から7分ほど歩くと、竜ヶ岩洞へ到着します。 -
方広寺(ほうこうじ)と竜ヶ岩洞共通セット券
方広寺拝観料が400円、竜ヶ岩洞入洞料金が1,000円なので、両方見学できる共通セット券1,000円の方がお得です。 -
洞内のみどころ
見学ルートは約400mです。
以前は「喜びの窓」が奥になっていて、岩に開いた小さな窓からその先を覗くと空洞が続いていることがわかっていました。
昭和56年(1981)に洞窟愛好家が調査を始め新洞を発見、昭和58年(1983)に全洞が整備され一般公開になりました。 -
乳石
洞内を見学します。 -
川底天井
なぜ天井に川底があるのやら?? -
竜の爪
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ノッチ(溶食形態)
壁面に残されたかつての地下水流面の跡です。
水面は徐々に下降している様子がわかります。 -
ヘチマ
フローストンと呼ばれる鍾乳石です。
「喜びの窓」から先の新洞に来ています。 -
ワニの岩
ワニのように見えますね。 -
大広間
この広間は、水の流れによる浸食と溶食によって形成された滝壺状のホールです。
正面の壁には、水が流れ落ちていたことを示す縦方向の溶食跡(ノッチ)がみられます。 -
びょうぶ岩
通路両側の石灰岩に、サンドイッチ状に挟まれた輝緑凝灰岩が水に浸食されてできた、狭くて深い裂け目状の通路です。 -
長寿の泉
飲んでみたいのですが、「生水につきガブ飲みすると短命にして長寿ならず」と注意書きがあります。 -
イチオシ
天女の鏡
透き通った水鏡にストローの鍾乳石が映り、下から伸びているように見えます。
「天女の鏡」案内板は上下逆さに置かれていて、水鏡に映ると正しい文字になります。 -
黄金の大滝
狭い洞内から急に視界が開け、突然現れた大きな滝にビックリ!
洞窟のはるか天井から勢いよく落ちています。 -
イチオシ
糸状に落ちる大滝
滝の落差は約30mあり、地底の滝としては日本で最大級の規模を誇ります。 -
流れ石
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水神様
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鳳凰の間
目の前には鳳凰が羽をいっぱい広げているように見えます。
天井からはたくさんの鍾乳石がぶら下がっています。 -
シャンデリア
居間に飾りたいシャンデリアですね。 -
イチオシ
ややっ、奥山行きが・・・
鍾乳洞を出てお土産店に入ると、軽便鉄道の車両がトンネルから顔を出しています。
昭和24年に汽車製造で製造された762mm軌間用気動車で、機械式変速機を装備したキハ1803です。 -
イチオシ
キハ1803の運転台
バスのように、アクセルとクラッチ、ギアレバーを使って運転します。 -
実は復元模型
軽便鉄道奥山線を走っていたキハ1803は昭和38年廃止後、石川県小松市の尾小屋(おごや)鉄道へ移籍しました。
その尾小屋鉄道も昭和52年に廃止となり、その後「なつかしの尾小屋鉄道を守る会」によってこの車両が保存されました。
展示されている車両は本物を忠実に再現した模型で、材料に木・プラスチック・ビニールパイプ等を使い、本物の部品を一つも使っていません。
しかし、どうみても本物にしか見えません! -
奥山~金指間に残る軽便鉄道の跡
地図上の①~⑦には、鉄橋跡、暗渠、開渠、高架の橋梁跡等、鉄道遺産が残されています。いずれ訪れてみたいです。 -
奥山バス停
竜ヶ岩洞入口バス停からバスで終点奥山に来ました。 -
奥山周辺の地図
方広寺(ほうこうじ)へは、奥山バス停から参道を歩いて20分ほどかかります。 -
名物「大あんまき」
バス停の目の前にある野沢製菓でお土産に買いました。 -
黒門
ここから方広寺の境内です。
門をくぐると受付があるので、共通セット券を見せます。
方広寺はここから15分ほど歩いた山の中腹にあるため、拝観終了時刻が16:00と早めに設定されています。 -
弁天堂
小さな池とお堂があります。 -
イチオシ
大きな岩の上から「よう来なさった」
境内には五百羅漢の石像があちこちに点在しています。
五百羅漢は必ず自分に似た像があると言われており、探してみます。 -
ただいま修業中の羅漢さま
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イチオシ
石の上にも三人(年)
冷たい石でも三年間座り続ければ暖まることから転じて、「何事にも忍耐強さが大切」と言ってます。 -
居眠りする羅漢さま
ありました!自分に似た像が・・・ -
杖を持つ羅漢さま
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大鳥居
参道が二手に分かれ、哲学の道を歩いています。 -
毛が三本
オバケのQ太郎ではありません。 -
山深き椎河(しいが)大龍王堂
龍神の霊験はあらたかで、奥山の里は一度も水不足で悩んだことがありません。
椎河龍王にお祈りすれば雨に恵まれるので、全国からお参りする人が絶えません。 -
鐘楼
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禅寺の大本堂
明治38年から大正7年にかけて竣工されたものです。
では、大本堂から拝観します。 -
木喰上人の木彫り像
穏やかな顔立ちです。
木喰上人が奥山に来たときは83歳に達していたといわれています。 -
釈迦三尊
釈迦如来を中心に、向かって右に文殊菩薩、左に普賢菩薩が並ぶ釈迦三尊像で、1352年に作られたものです。
国重要文化財に指定されています。 -
半僧坊(はんそうぼう)真殿
方広寺を護る鎮守さまとして祀られています。
明治14年の大火直後に三河の工匠によって建てられた権現造りです。 -
烏天狗(半僧坊真殿)
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向拝の昇り龍(半僧坊真殿)
後藤岩五郎作の欅の一木彫り昇り龍です。
向かい合わせに降り龍もあります。 -
三蔵法師?と曼珠沙華
大本堂裏にある「らかんの庭」近くです。 -
この鐘はわしのもんじゃ、ゴシゴシ(らかんの庭)
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ちゃんと念仏を唱えとるか(らかんの庭)
上から目線ですけど・・・ -
森の中にある三重塔
高い位置につくられた上天台舎利殿からの眺めです。 -
石橋と五百羅漢
三河の石匠親子二代によって作られ、表情が豊かです。
この羅漢さまは時には四体、時には五体となるそうです。
帰りは「らかん坂」を通っています。 -
静かに佇む羅漢さま
今回の旅は、浜松から直虎ゆかりの龍潭寺、竜ヶ岩洞、方広寺、奥山軽便鉄道跡等を、遠鉄バスを利用して1日で巡る旅でした。
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