2016年春、EUの淵を巡る鉄道旅（②：ブダペスト/王宮近辺・オペラ座など）

2016/04/30 - 2016/04/30

1週間の間に、ハンガリー・スロベニア・クロアチアを鉄道で周遊し、観光する旅。
GWのハイシーズンに如何に普段と変わらない運賃で渡航し、現地で少し贅沢に過ごす方針で臨んだ今回の旅行。
2日目はブダペストの主要観光地へ。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

荷物を預けて身軽になった後は、宿泊した「Danubius Hotel Gellért」ホテル目の前の「Szent Gellért tér M」停留所からトラム19番か41番に乗車して、王宮方面に。
朝のドナウ川を眺めながら北上し、王宮近くの「Clark Ádám tér」停留所で下車。

停留所を下りると、目の前に王宮に上るケーブルカーが。
朝早め（9時前頃）だったせいか、全く人がおらず運航しているか不安だったが、窓口は開いており、往復チケットを購入。

ケーブルカー (王宮の丘) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

誰も載っていないケーブルカーに乗車後、2,3名が私の後に乗車したのち、ケーブルカー発車。
このケーブルカーは階段状の3部屋に分かれているが、上がっていく様を見たいのであれば一番下の部屋がおすすめ。
上の部屋だと下の部屋の屋根が邪魔になるので、眺望が少し損なわれる。

ケーブルカー (王宮の丘) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ケーブルカー下車後は、まずは左手の方に進んで王宮の外観を見学。
朝なので観光客も少なめなので、王宮廻りの展望台も独り占め状態で、色々と撮影大会。

ブダ城 (ブダ王宮) 城・宮殿

その後、北上してマーチャーシュ教会へ。
こちらは朝でも観光客はそれなりに。チケットオフィスで教会入場のチケットを購入して、教会内部へ。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

教会内部では撮影大会開催中．．．なので自分も少し参加した後は、後ろの方の椅子に座らせて貰い、内部の造形を楽しみながら休憩．．．。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

教会を出た後はさらに北上して、軍事歴史博物館へ。
ちなみに軍事歴史博物館はこの建物だが、入り口はこの写真の扉ではなく、この写真左手に建物沿いに沿って行った、建物の別の面にあった。
写真撮影は別料金と書いてあるガイドブックを読んだ気がしたので、入場券購入時にPhoto Permissionを買おうとしたら、「Free!」とのお言葉を頂いた後に入場。

軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

内部はそれほど広くはないが、第1次世界大戦と第2次世界大戦の2部構成で、様々な資料やジオラマを交えて、飽きさせない展示内容となっている。

軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

また、写真のように当時使用されていた銃を触る事ができる展示物も。
触るというか持ってみたがめちゃくちゃ重い。こんなの構えて行軍した当時の兵隊さんの苦労がしのばれる．．．。

軍事歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

軍事博物館を出て、漁夫の砦へ。
こちらもドナウ川やブダペスト市街を撮影できる絶景スポットだが、もう散々撮影してきたし、人も多めだったので、ここからの眺めは省略。
ただ、カフェレストランも併設されていたので、食事やお茶の時間にここを利用してゆっくりと風景を楽しむのもアリかと思った。

漁夫の砦 建造物

お昼も近づいてきたので、自分は朝上ったケーブルカーの下り方面に乗車。
下りてびっくり、ケーブルカーの上り方面の乗車待ちの大行列が。この光景は11時半頃だが、やはり混みそうな観光地には朝早めに行くのが鉄則な模様。

ケーブルカー (王宮の丘) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

ケーブルカー乗り場の真向かいにある、くさり橋を徒歩でドナウ川を渡って、ペスト方面へ。
こちらもかなりの観光客が。

セーチェニー鎖橋 建造物

ペスト方面に渡った後、12時ちょっと過ぎにランチで訪問したのが「Comme Chez Soi」。
こちらは昨晩飛び込みで予約一杯で断られたレストラン。断り方が感じ良かったので、ランチでもう一度チャレンジしてみる事に。ラッキーにも「1時半までなら良いよ」との事で2名席をゲット。
自分が入店後何組かが飛び込みで断られていたので、本当に行きたければランチでも予約必須な模様。

コム シェ ソワ イタリアン

この店に来たらフォアグラだよなぁ、という事で、フォアグラのソテーを頂く。
リンゴのソテーとスパイスの効いたフォアグラのソテーがベストマッチ。こんなにフォアグラ頂いたのも人生初。店員の対応も自分みたいな一人客にも親切に対応して貰え、料理を待っている間、ブダペストのガイドブックなども見せて貰った。

コム シェ ソワ イタリアン

腹一杯になった後は、ペスト側の観光地巡り。まずは「聖イシュトヴァーン大聖堂」。
こちらはこの手の建物には珍しく、塔頂部へのエレベーターが備わっているという事で、チケットを購入。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

2つのエレベーターを乗り継いで到着した頭頂部の眺めはなかなかのもの。
狭い通路を他の観光客とすれ違いながら眺めを楽しんだり、写真撮影したりした後に下界へ。
写真は先程まで居た、ブダの王宮方面の眺め。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

続いてはオペラ座へ。
到着したのは2時40分過ぎ。ここでは3時と4時に内部見学ツアーを行っているのは知っていたので、3時からのに参加できるようなら参加しようかなとチケットオフィスに行ったら、問題なく参加OKに。ガイドツアー+写真撮影+ミニコンサートのチケット購入。
後で参加してみて感じたのは余程の事が無ければ3時前ギリギリでも参加可能な印象を受けた。

ハンガリー国立歌劇場 (オペラ座) 劇場・ホール・ショー

こちらでは日本語やその他言語でオペラ座の内部を廻って案内してくれる。
やはりGWだからか日本人多め。それでも20名程度で、最大勢力の英語圏はその数倍程度居た。

国立オペラ劇場見学ツアー 劇場・ホール・ショー

ガイドツアー後はオペラ歌手によるミニコンサートを鑑賞。
2曲ほどだったが、流石に本職の人の声量の凄さを感じた。トータル1時間弱でツアーは終了。

国立オペラ劇場見学ツアー 劇場・ホール・ショー

その後はホテルに戻って荷物をピックアップして、地下鉄M4線に乗車し、ブダペスト東駅（Budapest-Keleti）へ。

ブダペスト東駅 (ケレティ パーイアウドゥヴァル) 駅

この後乗車するRailjetは、ÖBB(オーストリア鉄道)のWEBサイトで購入済みのビジネスクラスのチケットを印刷していたので、駅構内にあるラウンジでチケットを見せてしばし休憩。
ソフトドリンクとスナックが頂き放題だったが、ラウンジから持ち出しはNGと注意が。まぁそうしないと列車に持ち込む奴続出だろう。

ブダペスト東駅 (ケレティ パーイアウドゥヴァル) 駅

Railjetに乗車してまずはザルツブルグへ。
予定では23時前に到着だったのだが、ウィーン到着直前に機関車故障とかで周辺の列車を巻き込んで1時間以上も停車。
その後、機関車交換で復旧し、ザルツブルグに到着したのは2時間以上遅れて25時過ぎ。ザルツブルグでは25時半発の寝台列車に乗り換える予定だったので、ギリギリセーフで間に合った形。
国際列車の乗り継ぎプランはリスクも大きいことを改めて認識．．．。