古い町並みとアルプスの少女ハイジ気分になれる日間賀島（愛知）

2016/03/28 - 2016/03/28

三河湾にある三島のひとつ日間賀島（ひまかじま）は1番小さい島で、周囲6.6km、1番高いところでも30mほどの平らな島です。

東里と西里というほぼ同じ人口の２つの集落にわかれ、東里には古い町並み、西里には旅館、食事処が多く、各々対照的な趣があります。

今日は休暇村「伊良湖（いらご）」から出発し、菜の花畑を散策後、高速船で日間賀島へ向かいます。

日間賀島では島内を歩いて散策し、ハイジの乗っていた大きなブランコに乗り、アルプスではなく三河湾の大海原を眺めます。

エリア 篠島・日間賀島・佐久島(愛知)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 船 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

休暇村「伊良湖」

昨晩からコテージに泊まりましたが、本館の大風呂に入れて食事も美味しかったです。

海が近い休暇村

玄関前のお庭は菜の花が満開です。

「菜の花畑」バス停

伊良湖岬の船乗り場近くに、一面が菜の花畑になっているところがあります。
バス停の名前も「菜の花畑」。

休暇村の車でここまで送ってもらいました。

海辺が近い菜の花畑

朝日に輝いています

菜の花が似合う白いホテル

ホテルはオーシャンビューの「伊良湖シーパーク＆スパ」です。

サイクリング日和

菜の花ロードを走るバス

背の高さを競い合っています

南国の雰囲気

伊良湖海水浴場に来ました。

青い海の向こうは

左から知多半島と篠島（しのじま）が見えます。

意外と近いのですね。

ヤシの実（ココナッツ）がゴロゴロ

ここはココナッツビーチと呼ばれています。

毎年石垣島からヤシの実を流し、黒潮に乗って流れてくるロマンあふれたイベントをやっています。
なかなか漂着しないそうですが･･･

高速船のりば

日間賀島ゆきに乗ります。

名鉄海上観光船の航路

伊良湖港から篠島を経由して、日間賀島、河和（こうわ）までの航路です。

高速船が来ました

30分で日間賀島に到着します。

日間賀島西港でタコのお出迎え

この島は、多幸（タコ）の島、福（フグ）の島と呼ばれ、夏にタコ、冬にフグが旬です。

西港には食事処や旅館がひしめき合って並んでいます。

西港新井浜からの眺め

目の前に、知多半島が見えます。

高いビルは海陽系ウォーターフロントリゾート「チッタ・ナポリ」です。
1994年築のリゾートマンションです。

多幸まんじゅう

タコとフグのかたちをした人形焼きです。

港のかもめ売店にあり、ついつい買ってしまいます。

日間賀島の案内図

西港から南の海岸沿いに歩き始め、島中央の日間賀島資料館、東里の町並み、ハイジのブランコまで散策し、東港から河和行きの船に乗る予定です。

デザインマンホール

フグのデザインです。

日間賀島にはもう一つ、タコのデザインもあるそうです。

タコの駐在所

西港から出発し、まもなく発見。

海を見て1日ボ〜ッとしていたい！

南側の浜辺にある東屋です。

映画「めがね」の「たそがれる」雰囲気そのものですね。

斜面は断崖

漁業が中心の島ですが、漁船の港は北側にあります。

浜の途中で、日間賀島小中学校へ登る階段を上がります。

Best Friendsの塀

小学校卒業生が制作した思い出の作品です。

心の灯台

海の安全を祈願し、島民の手でつくられた灯台です。

あった〜、タコのマンホール

「あっ、どうも〜」と言っているようです。

島の中央を横断する道

春休みの学生たちが歩いています。

島の電気は海底ケーブルで送電しています。
昭和5年〜22年までは、島内でおがくずによる発電をしていたそうです。

水道は昭和37年に知多半島の愛知用水が日間賀島に通水され、井戸と天水だけの不便さが解消されました。

日間賀島資料館

昔のサメ漁から現在のタコ漁まで、さまざまな漁具を展示しています。
入館は無料です。

建物がタコに見えるような･･･

タコ壺（展示品）

タコ漁には釣りとタコ壺ともりによる方法があり、現在はタコ壺に餌のカニを入れて獲っています。

以前はタコがたくさんいたので、手っ取り早い釣りの方が主流でした。

ボケの花が咲いています

では、東里の安楽寺と古い町並みへ向かいます。

安楽寺の「たこ阿弥陀如来」

昔、大地震の津波で如来がさらわれ行方不明になっていたのですが、ある日漁師の網に掛かり、如来を大ダコがしっかり抱きかかえていたそうです。

タコに助けられた阿弥陀如来なのです。

タコの絵馬

「章魚」は「タコ」と読むので、タコの絵の横に「章魚あみ陀」と書かれています。

東里の町並み

狭い道の両側に木造の建物が続きます。

風情のある板張り

東日間賀簡易郵便局

普通の商店のような店構えです。

日間賀郵便局が西里にあるので、日間賀島には二つの郵便局があることになります。

旅館の建物

名鉄観光協定旅館の看板があります。

歴史を感じる旅館

ワカメ干し

ワカメは養殖しています。

タイル張り階段のお屋敷

「お主、何か用か？」

魔除けの神様、鐘馗様（しょうきさま）が窓越しに声をかけてきます。

　　「いえいえ、立派なお屋敷なので眺めていました。」

日間賀神社

境内に古墳が見つかっており、日間賀島で古くから人が生活してきたことがわかります。

ハイジのブランコ

日間賀神社の先に、大きな木にかけられたブランコがあります。

アニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニング映像でハイジがブランコに乗っていましたよね。

昭和49年（1974）から1年間にTV放送されましたが覚えていますか？
当時生まれてなかった方は、2012年にもNHK BSプレミアムにて放送されました。

かっちんのブランコ

ブランコを勢いよくこぐと崖から海に落ちそうなので、反対向きになりました（笑）

楽しそうな笑顔でしょ！

順番待ちで3組位並んでいたので、乗ってはまた並び、何回も乗ってしまいました。

三河湾の少女ハイジ

アルプスの山々ではなく、三河湾の大海原を気持よくブランコに乗ってます。

若者は怖いもの知らずでいいですね。

宮ノ鼻からの眺め

ブランコのあるところが、東端の宮ノ鼻です。

ここから先日訪れたアートの島「佐久島」が見えます。

大型の輸送船

地元の人から、「あれはトヨタ田原工場から車を積んで輸出している大型船だよ」と教えてくれました。

NYK LINEとは日本郵船のことですね。

キッズアドベンチャー

シュノーケリングやシーカヤックなど、島の自然体験ができるところです。

サンライズビーチ

東港の歓迎タコ

東港に来ました。

西港にも歓迎タコがありましたが、手（いや足かな）の上げ方が違います。

タコ飯

ようやくお昼となるのですが、船までの時間がなく、とりあずタコ飯をいただきます。

この後、東港から高速船で河和（こうわ）まで行き、名鉄で知多半田、半田からJR太多線、東海道本線と乗継ぎ、青春18きっぷで川崎まで帰ります。

今度、日間賀島が来るときは宿に泊まり、タコ料理とフグ料理をゆっくり堪能したいと思います。