2016/03/27 - 2016/03/27
37位(同エリア398件中)
かっちんさん
日本国内で愛知・岐阜・三重県の限られた丘陵地にしか分布していないシデコブシ。
渥美半島のシデコブシは3/末に花が見頃になっています。
半島内のどこにでもあるわけではなく、田原市の黒河湿地と椛(なぐさ)湿地に咲いています。
今日は豊橋から渥美半島へ行く電車に乗り、三河田原からバスと徒歩でシデコブシの花を巡ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
「桜電車」がお出迎え
新豊橋駅から豊橋鉄道に乗り、渥美半島中央部の三河田原へ向かいます。 -
隣には「つつじ電車」
渥美半島の花をテーマにした電車が走っています。
電車の前面は「く」の字型ですね。 -
車内の扇風機
新豊橋を発車します。
天井には、懐かしい東芝の4枚羽扇風機が取り付けられています。 -
沿線は菜の花畑
今の時期、菜の花が満開です。
7つ目の植田駅を発車。踏切のタイヤがローカル線の雰囲気を出しています。 -
イチオシ
「菜の花電車」とすれ違い
車体が菜の花に色付いています。
この電車は東京の東急線を走っていたオールステンレスの7200系です。
第二の人生を頑張っていますね。 -
キャベツ畑
大清水付近は一面がキャベツ畑。
今が春キャベツの収穫時期なんですね。 -
乗車券委託発売所
杉山駅は雑貨屋さんがきっぷを発売しています。 -
菜の花ロード
杉山駅を出発すると、左側の車窓が黄色くなります。 -
線路を渡るネコ
豊島駅に停車すると、目の前の線路をネコがゆうゆうと横断しています。
電車の動きを観察し、ゆっくりと線路を渡る賢いネコです。 -
終点の三河田原駅
新豊橋から35分間の花の鉄道旅でした。 -
渥美半島の地図
渥美半島の先端(地図の左)に伊良湖岬があり、三河田原は半島の中央に位置しています。
三河田原から先はバス便を利用します。
シデコブシは、田原に近い黒河と三河湾伊川津から内陸部に入ったところに自生しています。 -
まぼろしの渥美線
渥美線はかつて三河田原から2.8km先の黒川原まで続いていましたが、昭和29年に廃止されています。
未成線と呼ばれている渥美半島西部の福江まで延伸する予定もありました。 -
三色稲荷寿し
豊橋駅で名物の駅弁を買っておいたので、バスの待ち時間に昼食にします。
かっちんは、稲荷寿し3個に、ぴりっと辛いわさび菜入り稲荷、ちりめん山椒入り稲荷です。 -
ちくわ稲荷寿し
家内は、豊橋名産ヤマサちくわと練物、大葉、うずらの卵を稲荷寿しにした話題の逸品です。 -
農高前バス停
三河田原から伊良湖岬行きバスに乗り、ここで降ります。
黒河のシデコブシは、ここから20分ほど歩きます。 -
マリーゴールドのお花畑
花の渥美半島です。 -
花が咲いたブロッコリー
水源に乏しかった渥美半島は、昭和24年から工事が始まった豊川用水が昭和43年に完成し、都市近郊畑地帯に一変しました。 -
二匹のネコ
学習塾の敷地です。
ここの住所は大久保町黒河原。廃線になった駅が近いのかも知れません。 -
黒河湿地のシデコブシ
「黒河原」地区の隣に「黒河」があります。
シデコブシは日本の中でも伊勢湾周辺の丘陵地に限られて分布し、準絶滅危惧に指定されています。 -
青空に映えるシデコブシ
-
シデコブシの花
細長いリボン状の花が開いています。 -
見事に咲き誇るシデコブシ
開花期間は約10日です。 -
イチオシ
淡い紅色のシデコブシ
花の色は白と淡い紅があります。 -
生き生きしています
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湿原に咲くシデコブシ
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後ろ姿が艶やか
この後、農高前には戻らず、伊良湖支線の黒河バス停へ向かいます。 -
黒河バス停
ここから半島の東側を走る伊良湖支線のバスに乗ります。 -
菜の花畑の先は太平洋
太平洋を見ながら20分ほどバスに乗り、菜の花畑が綺麗な和地(わじ)バス停で降ります。
次の「椛(なぐさ)のシデコブシ自生地」へ行くには一旦土田まで戻り、半島を横断する道に入ります。 -
シラー・ペルビアナ
園芸植物ですが綺麗ですね。
土田まで来たのでタクシー会社に電話してみると、あいにく空きがありません。
仕方なく、半島横断道路を4kmほど歩いて行くことにします。 -
電照菊の温室
菊は日照時間が短くなると花が咲く性質があり、電灯で日照時間を長くすると開花を遅らすことができます。
電照菊は、秋に咲く時期を遅らせ、正月から春先にかけて店先に出すことができるのです。
渥美半島には電照菊やメロン・トマト作りの温室が数多く並んでいます。 -
あつみ大山トンネル
25分ほど坂道を登り、トンネルまで来ました。
ここから先は下りなので、ほっとしています。 -
イチオシ
トンネル脇の大山登山口
案内板の地図を見ると、「豚寝」という変わった地名があります。
正式な地図を調べてみても、そんな地名がありません。
豚寝 ぶたね 豚が寝る とんが寝る ・・・
わかった〜!
豚=トン、寝(る)=ネルというダジャレですね。
「豚寝南口」は「トンネル南口」という意味なんです。 -
新緑のヤシャブシ
トンネルを抜けたところは、ヤシャブシの宝庫です。 -
三河湾が見えて来ます
下り坂になったので、スイスイ歩いています。 -
キャベツ収穫の真っ最中
「椛(なぐさ)のシデコブシ自生地」に到着します。
坂を登り始めてから1時間かかりました。
このあたりは丘陵地帯で、すべてキャベツ畑です。 -
「伊川津のしでこぶし」案内板
ここはシデコブシの自生地が2ヶ所あります。 -
伊川津のシデコブシ
この群落には、約70株が自生しています。 -
花がいっぱい咲いてます
花弁は13〜18枚あります。 -
鸚鵡石(おうむせき)
シデコブシの先に名所があります。
この大きな岩がおうむが人まねをするように音を反響するため、昔から「おうむ」石と呼ばれています。 -
「椛(なぐさ)のシデコブシ」案内板
次は椛のシデコブシを訪れます。
椛を「なぐさ」とは読めませんよね。
調べてみると、訓読みが「もみじ」、意味は「もみじ」と「かば(寒地に自生する落葉高木)」です。 -
椛のシデコブシの説明
この群落は約200株が自生しています。 -
落葉小高木のシデコブシ
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可憐な花
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イチオシ
美しい彩りのシデコブシ
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イチオシ
純白で赤く恥じらいを見せる花
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花びらの裏側
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これから咲きます
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ショウジョウバカマ
湿地から顔を出しています。
この後、伊良湖本線の石神バス停まで50分ほど歩き、バスで休暇村へ向かいます。
渥美半島を2時間弱かけて横断踏破してしまいました。 -
休暇村「伊良湖」
今日の宿です。
本館は中学生の春合宿で満室。一般者はコテージでの宿泊でした。
夕食はバイキング形式で、海の幸と渥美の野菜を美味しくいただきました。
今日は絶滅危機のあるシデコブシの花を十分堪能しました。
来年行かれる方は、田原市天然記念物のHPで開花状況を確認できます。
明日は日間賀島へ渡る予定です。
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