2016/04/01 - 2016/04/02
10位(同エリア21件中)
こんじゅさん
全羅北道の小都市、南原。
ああ、なんてロマンチックな響きなの。
韓国の有名な古典ラブストーリー「春香(チュニャン)伝」の舞台なんですもの。
いつまでも乙女心を忘れないコマダムにとっては、
バイブル的存在のこの物語。
だからこそコマダムには必須の観光地。
今回はファムツアーに招待されて、1泊2日という短い旅に。
恋愛にはご無沙汰の“枯れ女子”から、
“ときめきコマダム”へと変身を遂げできるよう頑張るわ。
小さなものにも感動とときめきを忘れずに旅するわ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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-
コマダムは朝が苦手。
光化門から朝8時半に出発のバスに乗ると聞いて、前日の夜からドキドキ。起きられるかしらという不安とときめき(すでにここからときめきが!)。
なんとか朝7時に起きて、8時20分に到着。
いつでも5分前行動がコマダムの基本だから。
もちろん朝ごはんなど食べる余裕はない。
いつも空腹のコマダムは、東和免税店の向かいにあるカフェで5500Wのモーニングセットを優雅に頂くことに。
ところが調理に10分もかかってしまい、食べる時間がなくなってしまった。
なんてこと。
しかたなくバスの中へ持っていくことに。
(バスの中で食べるシーンは割愛)
バスに乗って3時間ほどで、やっとコマダムの聖地・南原に到着。
本当はすぐにでも春香さんに会いたいところだけど、ここはぐっと我慢しないと。
だって、おなかがすいてるし。
コマダムはいつも空腹。
さあ、南原といえばドジョウ。
ドジョウ汁を食べなくては!
最初に食べたのはドジョウのフライ。
さくさく衣にドジョウさんのその引き締まった肉体。
かみしめると肉汁がたっぷり。
ああ、恍惚の一瞬。
2万Wだけど悔いのない味。
ドジョウ(ミクとラジという名前)を飼っていたコマダムにとっては
ちょっぴり悲しい味だったけど。 -
おかずの中で好きだったのは、このこんにゃくチックなムク。
こんにゃく好きのコマダムは、すっかり一目ぼれ。
こんにゃくのような弾力はないけど、味はこんにゃく風。
でも、本当はゴマなのでした。
どんぐりのムクはあまり好きじゃないけど、これは好き。
ヘルシーだし。
南原ではどんぐりのムクよりも、このゴマムクをよく出されたから、
どのお店でも食べられるのかも。 -
おかずもこんなにたくさん出てくるの。
ダイエット中のコマダムの大敵。
すっかり平らげてから、ちょっぴり後悔といういつものパターン。
【チュオヒャン】
住所:全羅北道南原市蓼川路1455
電話 : 063-625-5545
広寒楼苑正門の右隣にある。
何軒もお店が連なっているけど、全部同じお店。
建物ごとに雰囲気を変えているので、好きなお店を選んでね。 -
ちなみに、お店のマスコット、ゆるキャラのドジョウちゃんがかわゆい。
コマダムはこの子にも一目ぼれ。
ロマンチックシティにぴったりのうなぎちゃんなの。 -
ドジョウちゃんは前から見たら、もっとかわいいことが判明。
連れて帰りたい。
でも、おひげが1本、取れていて悲しい。
「画竜点睛」ならぬ「画どぜう髭睛」…… -
ドジョウ汁のお店の目の前に広がる桜並木。
蓼川(ヨチョン)沿いのお花見スポットなの。
満腹になったら急に花が美しく見えるのは
花より団子のコマダムだから?
その美しさに見とれて、思わず短歌を一句。
ひさかたのひかりのどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ
コマダムがまだ乙女だったころ、この句がとても好きで
お習字でも書いたものだわ。
まだ八分咲きなのに散ることを考えるなんて
コマダムも年を取ったものね。 -
ものすごい数の蜂が!
蜂も美しいものは好きなのね。
実は虫がちょっと苦手なコマダムだけど
「虫愛ずる姫君」を目指して、蜂の写真を撮ってみた。
こんな小さな生物でも愛せるようになりたい。
そうしたら、枯れた心も潤うかしら。
人の目を螫したる蜂の怒哉 正岡子規 -
南原に来たら「広寒楼苑」は必見。
ここは1419年に名宰相だったファンヒが島流しに遭ったときに建てた楼閣。
1638年に再建されたものだけど。
この「玩月亭」は、地上人が天上世界を夢描き、月の世界を楽しむために建てられた水中楼閣。
もうそれだけでもロマンチック。
コマダムはそういう逸話が大好き。
春香祭りでは、この楼閣でミス春香選抜大会が行われる。
コマダムももっと若かったら、大会に出たいものだわ。広寒楼苑 史跡・遺跡
-
ドラマ「屋根部屋のプリンス」に出てきた池。
美しい池の大好きなコマダムは、ため息を漏らしながら見てしまった。
ここで一句。
ユチョンさま
ああ ユチョンさま ユチョンさま
水面は美しいけど、池の水はあまり美しくないかも。 -
人面鯉がいると聞いて捜したら、1匹の人面鯉が。
たぶんこの子だと思う。
人面鯉の恋も実りますように。 -
春香の祠堂の入り口に掲げられた亀とうさぎ。
やぎ? と思っていたけど、なんとうさぎ。
亀に乗ったうさぎ、これを見逃してはいけないのだそう。
テーマは「猿の生き肝」のうさぎバージョン。 -
コマダムが恋のお手本にしている春香さん。
清楚な美人という感じ。
この絵は現代の画家によって描き直されたものだそう。
本当はもう少し古典的美人だったのかもしれない。 -
広寒楼の裏側には象が2頭。
オスとメスなのだそう。
見分け方?
付いているものに注目しろとのことだったけど
付いているものって…… -
壺の中にコインを入れると音楽が鳴るというから
みんな懸命に投げていた。
でも入らない。
コマダムも投げてみたけど、案外難しいのね。
結局誰も入らなくて、音楽が聞けなかった。
そういえば、わざとかどうかは分からないけど
春香さんの頭にコインを当てていた方もいらしわ。
なんてお気の毒な春香さん。 -
1700年代に建てられた韓屋を訪問。
「夢心齋」という重要民俗文化財第149号。
朝鮮時代末期の両班の家なのだそう。
コマダムも朝鮮時代に生まれていたら、こんな家に住んでいたのかしら。 -
ここが母屋なの。
奥さま方は日がな一日、ここで過ごしたことに違いないわ。
多くの使用人を抱えていた様子が、
家からも読み取れた。 -
お夕飯は「夜関門韓牛家」というすてきなレストラン。
1人3万7千ウォンのコースをいただいちゃった。 -
これがコマダムのお気に入り。
塩でもんだきゅうりの間に、ひき肉を挟んだもの。
これを食べに、もう一度行きたいわ。 -
軟らかくて甘すぎないプルコギも絶品。
「ファンジニ」というオミジャと山茱萸ベースのお酒にぴったり。
コマダムは3本しか飲めなかったけど
若い女子なら5本はいけるかも。 -
日本では和牛、韓国では韓牛(ハヌ)。
口の中で溶けるように軟らかいので
歯が悪くてもきっと大丈夫。
でもコマダムはまだ歯は健康なので
もっと大丈夫。 -
夜関門という薬草で作られたロールケーキ。
レストランオーナーの娘さんの手作りで、
甘さ控えめ、しっとりとした質感。
一緒にいた男性(注:コマダムの恋人ではありません)も
おいしいと言って、何度もお代わりして、
お店の人を困らせていたわ。
ここで一句。
酒飲めず 紛らわすためにケーキ食う
結局 糖分かわらない -
宿泊先の「ケンシントンリゾート」というコンドミニアム。
コマダムが泊まったのは、2LDKのお部屋。
布団は貸してくれるのだけど(自分で敷きます)
バスタオルがなかったのが残念。
清潔好きなコマダムは毎日きちんとシャワーを浴びるのだから。
ホテルと違ってアメニティーはそろっていなかったけれど
キッチンがあったし、それなりに快適だった。 -
美しいものをめでたいコマダムは、
寝る間も惜しまず夜桜を見に行く。
昼に見た桜並木も、夜見ると別世界のよう。
さあ、歩くとするか。
どうか明日も早く起きられますようにと
夜桜に願いを込めて……
【問い合わせ先】
南原市庁文化観光課パク・ヨンニムさん(日本語可)
063-620-6165
yh2jung@korea.kr
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