ニュージーランド北島の旅③

2016/03/02 - 2016/03/02

会社の一週間休暇を利用して、行ってきましたニュージーランド！
南島は以前訪れたことがあったので、今回はオークランドを中心に北島を旅することにしました。

ロトルアでマオリショーを見たり、マタマタのホビット村を訪れたり、オークランドのナイトマーケットに行ってみたりと充実の７日間となりました。

2/27　成田発（NZ94）
2/28　オークランド着
　　　パーネルのフレンチマーケット、マウントイーデン、グレンフィールドのナイトマーケット
　　　オークランド泊（ランデブーホテルオークランド）
2/29　ワイトモ・ロトルア片道ツアーへ
　　　ワイトモの土ボタル、ロトルアのアグロドーム、テ・プイアなど
　　　夜はミタイ・マオリビレッジのショー
　　　ロトルア泊（ミレニアムホテルロトルア）
3/1　 ロトルア観光
　　　レインボースプリングス、ノンゴタハ山でリュージュ、ＱＥスパ
　　　長距離バスでロトルア→オークランド
　　　オークランド泊
3/2　 マタマタのホビットツアー
　　　オークランド泊
3/3　 ポンソンビー、デボンポート
　　　オークランド泊
3/4　 オークランド発（NZ99）
　　　成田着

エリア その他の観光地(ニュージーランド)

• 同行者: 友人
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日はマタマタというところを訪れます。
映画「ロードオブザリング」と「ホビット」のロケ地となった農場があり、ツアーでのみ訪れることができるのです。
実はどちらの映画も見ていなかったのですが、せっかくニュージーランドに行くので直前にTSUTAYAでロードオブザリングの１を借り、往復の飛行機でホビットをコンプリートしました。

ツアーは朝が早いので、朝食は前日に買っておいたものをホテルの部屋で食べました。Piakoのヨーグルトは日本のバニラヨーグルトのような濃厚な味で、フレーバーも沢山あります。サンドイッチは「チーズとオニオン」というシンプルなものだったのですが、食べたことのないタイプのさっぱり味ですごくおいしかったです。

当初予定していた英語ツアーが満席だったので、別の会社の日本語ツアーを申し込んでいました。幾つかのホテルを回って３組９名でマタマタへ。到着後、世界各国から集まった参加者と写真のバスに乗り、いざ農場へと入っていきます。「英語のロケ地ツアーに日本のガイドさんと一緒についていって通訳しながらガイドしてもらう」という形です。

いよいよホビット村です。

小道を抜けると一気にホビットの世界が広がります。
みんなのシャッター音が止まりません。

こんな感じのホビットの家が沢山あります。

こちらは黄色のドア。
ホビットの家のドアは大小様々あり、これで登場人物たちの大きさを表現しているそうです。小さなホビットの撮影の時は大きなドアの前で、大きなガンダルフの撮影の時は小さなドアの前で。
ＣＧじゃないんですね。ロードオブザリングの最初の場面でガンダルフとホビットのフロドが並んで馬車に乗っているシーンがありますが、あれもＣＧは一切使わず、ものすごく縦に長い馬車を作って遠近法で大きさの違いを表したそうですよ。

こんな小道具たちもみんな残っています。
ロードオブザリング撮影の際は、「撮影終了後は全てを取り払って元通りにする」というのが制作側と農場側との約束だったので何も残りませんでしたが、10年ほど経ってホビットを撮影した際には「全てを残して皆が見学できるように、長く残せる素材でセットを作る」という契約に変わったそうです。
だから今は映画の世界そのままを楽しめるんですね。

手前がカエル池です。
ピーター・ジャクソン監督の「ここに池を作れ！」という指示で作られた映画のための人工池なのですが、あまりに本物の池と環境が同じだったためにカエルが住み着いてしまってこう呼ばれるようになったとか。

たしか「はちみつ屋さん」という設定の家です。

その家の前に置かれたはちみつは作り物ではなく本物というこだわりようです。

ビルボとフロドが住んでいる家のすぐ上にある２本の木。
右の木は本物ですが、左の木はセットです。
ロードオブザリングの10年後くらいにホビットが撮影されましたが、ホビットの方がロードオブザリングよりも前の時代を描いているので「あの時より小さな木がないとおかしい！」ということでホビット撮影時に作られました。台湾から運んできた葉っぱをみんなで１枚１枚貼り付けて作ったのに、「本物の木の葉はこんな色ではないでしょ」ということで作り直しになったとか…。

ホビットの洗濯物です。
元々はスタッフが撮影場所に干していた自分の服をしまい忘れたというミスだったらしいのですが、監督が「洗濯物があった方が生活感があったいいじゃないか！」ということで毎回設置することになり、毎日の撮影前に洗濯を干し、撮影後にしまうという仕事が増えたそうな。

「何かあった時用」ということで予備的に作られたホビットの家です。
ロードオブザリング１・２・３、ホビット１・２とずっと使われていませんが、ホビット３の時に一瞬だけ登場します。私も帰りの機内で確認しました。ドアにダイヤ型の窓が付いているのが目印だそうです。

パン屋さんの設定の家。

パンのリアルさに細部へのこだわりが感じられます。

ビルボとフロドの家のある丘から見下ろしたところです。
上から全体を撮った時に、電線などの現在を感じるものが一切映り込まないところが、この農場がロケ地に選ばれた決め手だったそうですよ。

左に見えている大きな木が、ビルボの１１１歳の誕生会のシーンで使われた通称「パーティツリー」です。

映画に何度も登場するビルボとフロドの家です。
この有名な看板と一緒に家をカメラに収めるのが難しくて、自分の撮影センスのなさを恨みました…。
ちなみに、家の中のシーンは首都のウエリントンにあるスタジオで撮影されたそうで、このドアの中は空っぽらしいです。

フロドと一緒に旅立った庭師のサムの家です。
最後に家族に迎え入れられるシーンで使われています。

池の向こうにはパブ「グリーンドラゴン」が見えています。

グリーンドラゴンに到着しました。

中のカウンターです。
ツアー参加者全員にワンドリンクがふるまわれます。
私はジンジャービールを頂きました。

店内はこんな感じで、世界観がちゃんと出ています。

充実のロケ地ツアーもいよいよ終わり。
「ホビットの家が撮影できる最後のスポットですよー」と言われたところです。
どこを切り取っても絵になるところでした。

ロケ地を巡った後、ホビットバスでスタート地点に戻り、そこにあった食堂でラムバーガーのランチを頂きました。
ポテトの存在感がありすぎてバーガーが小さく見えますが相当な大きさです。ナイフとフォーク無しではとてもムリです。
「ツアーについてくる観光地の食事」という感じは全くなく、ちゃんとしたレストランのバーガーでした。

ツアーも終わりこれからオークランドに戻るわけですが、予定よりも少し早く戻れそうだということで、オマケでマタマタの町の観光案内所に連れていってくれました。
観光案内所も完全にホビットの世界です。中にはゴラムの像もいました。なぜ観光案内所の名物をゴラムにしたのか謎な不気味さでしたが…。

オークランドに戻ってきました。
天気も良いので、旅の終盤になってようやくスカイタワーに登ることにします。

でもその前に腹ごしらえ。
夕飯はオークランドで人気の日本の居酒屋「富士の金太郎」にやって来ました。オークランドはシーフードで有名ですが、特に人気のサーモンを生で食べたいとなるとやはり日本食屋が一番です。
そういえば、カナダのバンクーバーでもスウェーデンのストックホルムでも、前回ニュージーランドを訪れた時の南島でも、日本の居酒屋でサーモンを食べたような気が…。

サーモンとアボカドのロール寿司。日本で食べるサーモンは北欧のものが多いですが、ニュージーランドのものは種類が違ってもっと脂がのっています。
ニュージーランドビールを飲みサラダも食べて、満足の夕食でした。

お腹も満足したところで、スカイタワーにやってきました。
夜なのでカフェなどは閉まっていますが、５１階と６０階の展望台に上がることができます。

ちなみに昼間は、５３階でバンジージャンプをしたり、タワーの外に出て周囲を歩いたりできます。都会ならではのアクティビティですね。

エレベーターであっという間に上に到着。光がガラスに反射しまくって写真が全然上手く撮れないのですが、オークランドの街を一望できます。
真ん中あたりで青く光っているのが、宿泊しているランデブーホテルです。

こちら側は港の方面です。

ロトルアに行く時もホビット村に行く時も使った高速道路が見えます。
ちなみにニュージーランドでは、高速料金はかかりません。

しばらくグルグルと夜景を満喫。
今日も充実した１日が過ぎていきました。