キューバの旅（ハバナ）

2015/11/28 - 2015/12/05

空は曇っている。今朝はキューバへ移動の日で、１０時過ぎ発便の飛行機に乗るためにホテルを７時に発つ。ガイドさんが約束どおり早朝７時に出迎えに来る。それまでに未完成の朝食を食堂でそそくさと済ませる。


８時、ホテルから１時間で空港到着。空港一帯は霧がかかっている。この時は特に感じなかったのだが、これが後でとんでもない事態になろうとは・・・。遅延に泣く
空港のモニター画面を見ると、ハバナ行き便は“Ｄｅｌａｙ”の表示になっている。他の便もポツポツ遅延の表示になっている。おやおや・・・、飛行便にはよくあることだが、またかという感じである。


このメキシコシティ国際空港はコの字型になった広い空港である。その一角にアエロメヒコ航空のサービスカウンターが配置されており、利用客の対応にあたっている。そこへ飛んで行き、ハバナ行き便の次の出発時刻を尋ねる。だが、女性係員は「まだ分かりません。あと３０分後に来てみてください。」という。仕方なく空港ベンチに座って待つことにする。


その間に、カウンター相談者はどんどん増えて、長い行列ができている。４人の係員が休憩もなしに対応に当たっているのだが、なかなか列ははけない。３０分が経過したので、同じ係員の窓口に行き、横から口を挟んで「すみません。ハバナ便は分かりましたか？」と尋ねると、「まだ分かりません。１５分後に来てください」という。


仕方なく、再びベンチに戻り、ぼんやりと空港フロアの動きを眺めながら過ごす。その間に、モニター画面を見に行くと、なんとハバナ行き便は画面から消去されているではないか！「？？、これはいったい何事だ！消去ということはハバナ便はキャンセルということか？！いや、キャンセル便はちゃんと“ｃａｎｃｅｌ”」の表示が出ているのに・・・不審の思いがつのるばかり。


１５分経過後に再度カウンターに出向いて尋ねると、「まだ分かりません」の一点張り。ここで開き直り、腰を据えて待つことにする。目の前を係員が通るので、「出発遅延で困っている。どうしたらいいですかね？」と尋ねると、「飲み物でも飲みながらベンチで待ってください。」とすげない返事。


小腹も空いてきたので、それもそうだと、ショップでサンドとジュースを調達。ベンチでに腰を下ろしてお腹を満たす。こうして時間をつぶし、やおら腰をあげてカウンターへ。そして諦めの境地で同じ質問を繰り返す。


すると今度は「ハバナ便は８番ゲートです！」という嬉しいお達し。いそいそとゲートへ移動する。そのついでにモニター画面をチェックしてみると、やはりハバナ便は消去されたまま。なんともいい加減な空港サービスだな・・・と一人憤慨する。


８番ゲートを探すが、このフロアには見当たらない。そこで係員に尋ねると、なんとここからぐるりと迂回した反対側のフロアにあるとのこと。てくてく歩いて行くと、フロアの端にやっと８番ゲートを発見。これでやれやれである。


予定より５時間遅れの午後３時、やっと搭乗開始、そして３時半に離陸する。空港にはすでに早朝８時に到着しているので、都合７時間も出発待ちをしたことになる。さすがにうんざりした気分になる。だが、キャンセルとならなかっただけ、大いに喜ぶべきことではある。後日、知れたことだが、空港が混乱したのは朝の霧のせいだと分かった。

ハバナへ
機は５時間遅れで出発し、カリブ海上空を快適に飛行する。眼下に真っ青な海が広がっている。「これがカリブ海なのだ！」と感動しながら、じっと眺め下ろす。

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（写真はずらりと並ぶクラッシックカー）

エリア ハバナ(キューバ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

国会議事堂

ずらりと並ぶアメ車

革命広場

キューバ料理
・豚肉スライス
・フライド赤飯
・ポテト
・サラダ

ミント入りテキーラ

モロ要塞の城壁

永遠のリザーブ席
ヘミングウェイ行きつけのレストランの食堂の一角に
特設されている。

くつろぐヘミングウェイ

在りし日のヘミングウェイ夫妻

ヘミングウェイの邸宅