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今回は「空飛ぶドクター」ツアーの仕事です。台湾旅行ですが、ちょっと特殊なツアーです。「湾生(わんせい)」と呼ばれる日本統治時代の台湾で生まれ、第二次世界大戦後に日本本土へ引き揚げた日本人の方々の里帰りツアーです。幼少期に過ごした場所や思い出の地を探し、その地を訪れることも含む旅行です。高齢者が多いということで私の出番です。<br /><br />参加者は女性のKuさんとその弟Mさん。関西からはKa夫妻。女性のCさん。静岡県から参加のYさん。そして、私の泌尿器科の恩師、I先生。でも、平等にIさんと呼びます。Iさんだけは湾生ではありません。そして、ウガンダまでご一緒したNさん(旅行会社社長兼添乗員)と「空飛ぶドクター」の私、全部で9人です。Nさんとは2回連続同室です。その前に、日本旅行カリスマ添乗員・平田進也さんとも国内旅行で同室だったので、添乗員と同室の旅が3回連続します。珍しい経験です。<br /><br />約60ヶ国を旅した私ですが、意外なことに台湾は初めてです。飛行機の乗り継ぎで何度も台北・桃園空港には立ち寄っていますが。今回の旅行の性格上、あまり自分で払うことはありませんが、1台湾ドルは3.8円程度です。<br /><br /><br />【12月9日】<br />私たち6人は福岡空港出発です。中華航空午前10時35分発予定の便ですが、30分ほど遅れました。混雑の激しい最近の福岡空港ではよくあることです。福岡県在住のKuさんとMさん(姉弟)とCさんとIさん。静岡からのYさんは現地での合流が不安で前泊で福岡から参加です。そして私の6人です。私が台湾で合流するまでは責任者で添乗員みたいなものです。<br /><br />予定より少し遅れて13時過ぎに台北・桃園空港へ着き、関西空港からのKaさん夫妻とNさんに合流します。Nさんは福岡市在住ですが、添乗員としての仕事の為に前泊して関空から乗っています。ガイドの台湾人・徐さんも出迎えてくれました。<br /><br />マイクロバスでの移動です。最初の目的地は台中です。今回、台北は素通りです。宝覚寺に立ち寄ります。臨済宗妙心寺派の寺院らしいです。もともとのお寺を包み込むように巨大な建物で囲っています。横に金色の巨大な弥勒大仏があります。そして、敷地内の反対側に、大東亜戦争で無くなった日本国陸海軍人(台湾人も含む)3万人以上の魂を祭る英霊鎮魂の石碑があります。孔子廟は通過しただけで、宮原眼科も通過する時にバスから見ました。名前通り、元々は日本人の眼科医院だったようですが、閉院して廃墟になった後に他人が最近スイーツのお店をオープンし、結構流行っているそうです。<br /><br />初日の宿泊ホテルは台中兆品酒店です。夕食は広東料理で、中華らしく丸テーブルで勝手に好きなだけ取って食べるスタイルです。期待通り、中国本土の中華料理より口に合いそうです。<br /><br /><br />【12月10日】<br />2日目の今日はバスで嘉義観光です。まず、サトウキビ列車乗車体験です。昔は実際に使っていたのでしょうが、もちろん現在はのんびりと景色を楽しみます。我々以外は幼稚園児がたくさん乗っていて、列車の男性ガイドさんが歌ったりしてノリノリでした。中国語の歌詞はともかく、メロディーは聞きなれたものも多く、結構楽しめました。<br /><br />途中でお土産屋があり、煮てから半乾燥した龍眼(肉?)とやらを誰かが買っています。何と頻尿にも効くそうで、泌尿器科医でかつ頻尿などの排尿障害が専門のIさんと私は目を合わせて興味深々でした。一概に否定するのではなく、二人でたぶん「抗コリン作用」の物質が入っているのだろうと想像しました。<br /><br />次に昨年台湾で人気が出た映画「KANO」の撮影現場見学です。全く知りませんでしたが、日本統治時代、何と台湾の高校・嘉義(かぎ)農業高校(従って略して「カ・ノ」)が日本の甲子園高校野球に初出場して、いきなり準優勝した実話のようです。<br /><br />中国語は難しいですが、嘉義は Chiayi のようです。後日談ですが、帰りの飛行機も中華航空なので、機内映画で「KANO」を見つけました。但し、3時間以上の大作でとても全部は見れない(福岡まで2時間もかからない!)ので、早送りで全体の雰囲気だけ把握しました。後で訪れる烏山頭ダムや八田與一も映画に出ました。<br /><br />お昼は噴水鶏肉飯で地元の有名店でした。このどんぶり飯はともかく、さすがに台湾料理は色とりどりで豪華です。実際には、鶏肉ではなく七面鳥の肉のようです。<br /><br />午後は台湾で一番尊敬されている日本人らしい八田與一記念館や彼が指揮して作った当時東洋一の烏山頭ダムを見学しました。壮大なダムです。医学部を金沢で過ごした私には懐かしいものがありました。八田與一の銅像近くに兼六園で有名なことじ灯篭があるのです。当時、兼六園は無料だったので、医学部近くのアパートから城内にあった教養部のキャンパスに通学の為、2年間ほぼ毎日自転車で兼六園を通り抜け、贅沢なことに景色を楽しみました。八田氏と奥さんの外代樹は金沢出身らしく、金沢からわざわざ同じ素材を運んだようです。戦時中、ありとあらゆる金属を提供させられた時、現地の人は命がけで金属製の八田與一の銅像を隠し守ったそうです。それだけ、慕われ尊敬されていたようです。近くには八田氏の自宅もありました。<br /><br />バスで移動して、ホテルは台南の台南大飯店で、台南駅前の老舗ホテルのようです。夕食はそのものずばり台南料理です。台湾初心者の私には区別がわかりませんが。<br /><br />Nさんと同室で少し話をする時間もあるので、高山病の解説もしました。予防や治療の話です。世界では、アルプス山脈や南米のウユニ塩田やマチュピチュ、クスコで問題になります。でも、日本から近い中国本土でも、著名な観光地・黄龍、九寨溝は高地にあり、高山病になる可能性が高いのです。<br /><br /><br />【12月11日】<br />まず国立台湾歴史博物館へ行きました。4年前にオープンしたようです。日本に統治される前の時代の台湾の歴史などがよくわかりました。続いて、2015年にオープンしたばかりの奇美博物館(Chimei Museum)へ行きました。台南都会公園の広大な敷地内にあり、白亜の殿堂です。歩くと結構あるなと思っていたら、係員に連絡しゴルフカートが2台やって来ました。何せ高齢者が多いのもので。不思議な博物館で、ロダンの彫刻があったり、アジアの動物・水鳥・陸鳥などの模型(彫刻?)の部屋があるかと思うと、兵器の部屋、楽器ホール、西洋油絵の部屋などがあります。こんなコンセプトの多彩な博物館は初めて見ました。<br /><br />昼食は有名らしい度小月(台南本店)へ行きました。担仔麺(ダンズィーメン)が目玉のようです。でも、中華料理らしく実際には色々な野菜や肉料理も出て、最後に小ぶりの担仔麺が出ました。美人の女将さんがいて一緒に写真を撮りました。<br /><br />次に、武徳殿・柔剣道場へ行きました。Kaさんが学生時代に剣道で通ったそうですが、どうしても場所が違うと言い張ります。移転したのではないかと?みんなで周辺の状況(新しい道路など)が変わったからだろうと説得しますが、どうしても納得してくれません。女性のCさんも覚えているらしく、絶対にこれだと言うのですが・・・ 何せ、70年近く前の話ですから。Iさんも剣道7段くらいの猛者ですから、Kaさんと一緒に武徳殿の写真を撮ってあげました。<br /><br />次は女性二人、CさんとKuさんが通った台南州立台南第一女学校です。現在は「国立台南女子高級中学」という名前ですが、入り口近くの建物は昔のまま残っているようで、お二人には非常に懐かしいようでした。本当はいけないのでしょうが、入り口近くに男性の我々も入れてくれました。現役の学生が通りかけ、先輩にあたるCさん、Kuさんと話していますが、素朴でいい娘さんたちのようです。こういうところでも、台湾が親日的ということを実感できます。<br /><br />林百貨店というところにも行きました。四つ角にあり、百貨店(デパート)というには小さすぎますが、ユニークなお店で、湾生のみなさんには懐かしいようです。特に、Cさんはこの近くに自分の家があったそうで、非常に懐かしそうではしゃいでいました。名前通り、日本人の林さんが当時オープンした百貨店のようでした。お土産をみなさんここで買っていました。私もお菓子を買いました。<br /><br />夕食に出かけるまでの時間に台南駅前ロータリーにある民族英雄・鄭成功の銅像写真をたくさん撮りました。昨夜も撮りましたが、やはり明るいうちの方がいい写真が撮れます。長崎県出身のIさんが興味津々で是非たくさん写真を撮って欲しいと言っていたからです。大分県生まれの私は全く知りませんでした。鄭成功は日本の平戸(もちろん長崎県)で中国人の父と日本人の母の間に生まれたそうです。その後、父と共に中国へ渡り、軍を起こしたそうですが南京では大敗をしたり紆余曲折があったようですが、1661年に台湾を占拠していたオランダ人を追放したことで、台湾では英雄のようです。<br /><br />今晩は客家料理でした。特徴は、流転の多い生活によって、携帯や保存の利く漬物、乾物、燻製をよく利用するようになったそうです。美濃特産の「野蓮」という野菜炒めが私は気に入りました。だいたい一般的に個人的にはこういう菜っ葉類が大好きですから。<br /><br />最初に書いたように、学生時代を台湾で過ごした方々です。食事の最中、台南一中の29期生と最後の30期生がどうのこうの。固有名詞が出て、誰それはいつもビンタをして酷かった。後から誰かが復讐しただの昔話がはずみます。横で聞いていても結構楽しいです。<br /><br /><br />【12月12日】<br />今日はゆっくり帰国の途につくだけですが、台南駅から台北空港のある桃園駅までは台湾新幹線です。まさに、見慣れた山陽新幹線とそっくりです。10時49分出発して12時11分には到着しました。1時間半程度です。NT$1190と切符には書いていますから、値段は片道1190台湾ドル、約4500円程度のようです。<br /><br />昼食は駅と空港近くのレストランでした。尾牙春酒(福宴館)という名前のようでした。例の如く、次から次に料理が丸テーブルに出て一番美味しかった気もします。でも、あまりに日本で食べる美味しい中華料理と同じ味で、外国に来た感じがしないとも思いました。<br /><br />我々福岡グループは中華航空110便に乗り、16時半に出発し、19時30分には福岡空港へ無事到着し4日間の旅行は無事終わりました。<br /><br />医者の私の出番がなかったと思う方も多いと思いますが、それでいいのです。保険と同じで、万が一のために私がいます。高齢のKaさんは通じがなく、少し腹が張っていたので整腸剤は渡しました。実際にしたことはその程度ですが、私の存在でみなさんが心地よく、安心して旅行できることが第一の目的ですから。<br /><br /><br />空飛ぶドクター(登録商標)<br />坂本泰樹<br /><br />

空飛ぶドクター坂本医師と行く! 台中・嘉義・台南4日間

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2015/12/09 - 2015/12/12

288位(同エリア452件中)

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45

空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

今回は「空飛ぶドクター」ツアーの仕事です。台湾旅行ですが、ちょっと特殊なツアーです。「湾生(わんせい)」と呼ばれる日本統治時代の台湾で生まれ、第二次世界大戦後に日本本土へ引き揚げた日本人の方々の里帰りツアーです。幼少期に過ごした場所や思い出の地を探し、その地を訪れることも含む旅行です。高齢者が多いということで私の出番です。

参加者は女性のKuさんとその弟Mさん。関西からはKa夫妻。女性のCさん。静岡県から参加のYさん。そして、私の泌尿器科の恩師、I先生。でも、平等にIさんと呼びます。Iさんだけは湾生ではありません。そして、ウガンダまでご一緒したNさん(旅行会社社長兼添乗員)と「空飛ぶドクター」の私、全部で9人です。Nさんとは2回連続同室です。その前に、日本旅行カリスマ添乗員・平田進也さんとも国内旅行で同室だったので、添乗員と同室の旅が3回連続します。珍しい経験です。

約60ヶ国を旅した私ですが、意外なことに台湾は初めてです。飛行機の乗り継ぎで何度も台北・桃園空港には立ち寄っていますが。今回の旅行の性格上、あまり自分で払うことはありませんが、1台湾ドルは3.8円程度です。


【12月9日】
私たち6人は福岡空港出発です。中華航空午前10時35分発予定の便ですが、30分ほど遅れました。混雑の激しい最近の福岡空港ではよくあることです。福岡県在住のKuさんとMさん(姉弟)とCさんとIさん。静岡からのYさんは現地での合流が不安で前泊で福岡から参加です。そして私の6人です。私が台湾で合流するまでは責任者で添乗員みたいなものです。

予定より少し遅れて13時過ぎに台北・桃園空港へ着き、関西空港からのKaさん夫妻とNさんに合流します。Nさんは福岡市在住ですが、添乗員としての仕事の為に前泊して関空から乗っています。ガイドの台湾人・徐さんも出迎えてくれました。

マイクロバスでの移動です。最初の目的地は台中です。今回、台北は素通りです。宝覚寺に立ち寄ります。臨済宗妙心寺派の寺院らしいです。もともとのお寺を包み込むように巨大な建物で囲っています。横に金色の巨大な弥勒大仏があります。そして、敷地内の反対側に、大東亜戦争で無くなった日本国陸海軍人(台湾人も含む)3万人以上の魂を祭る英霊鎮魂の石碑があります。孔子廟は通過しただけで、宮原眼科も通過する時にバスから見ました。名前通り、元々は日本人の眼科医院だったようですが、閉院して廃墟になった後に他人が最近スイーツのお店をオープンし、結構流行っているそうです。

初日の宿泊ホテルは台中兆品酒店です。夕食は広東料理で、中華らしく丸テーブルで勝手に好きなだけ取って食べるスタイルです。期待通り、中国本土の中華料理より口に合いそうです。


【12月10日】
2日目の今日はバスで嘉義観光です。まず、サトウキビ列車乗車体験です。昔は実際に使っていたのでしょうが、もちろん現在はのんびりと景色を楽しみます。我々以外は幼稚園児がたくさん乗っていて、列車の男性ガイドさんが歌ったりしてノリノリでした。中国語の歌詞はともかく、メロディーは聞きなれたものも多く、結構楽しめました。

途中でお土産屋があり、煮てから半乾燥した龍眼(肉?)とやらを誰かが買っています。何と頻尿にも効くそうで、泌尿器科医でかつ頻尿などの排尿障害が専門のIさんと私は目を合わせて興味深々でした。一概に否定するのではなく、二人でたぶん「抗コリン作用」の物質が入っているのだろうと想像しました。

次に昨年台湾で人気が出た映画「KANO」の撮影現場見学です。全く知りませんでしたが、日本統治時代、何と台湾の高校・嘉義(かぎ)農業高校(従って略して「カ・ノ」)が日本の甲子園高校野球に初出場して、いきなり準優勝した実話のようです。

中国語は難しいですが、嘉義は Chiayi のようです。後日談ですが、帰りの飛行機も中華航空なので、機内映画で「KANO」を見つけました。但し、3時間以上の大作でとても全部は見れない(福岡まで2時間もかからない!)ので、早送りで全体の雰囲気だけ把握しました。後で訪れる烏山頭ダムや八田與一も映画に出ました。

お昼は噴水鶏肉飯で地元の有名店でした。このどんぶり飯はともかく、さすがに台湾料理は色とりどりで豪華です。実際には、鶏肉ではなく七面鳥の肉のようです。

午後は台湾で一番尊敬されている日本人らしい八田與一記念館や彼が指揮して作った当時東洋一の烏山頭ダムを見学しました。壮大なダムです。医学部を金沢で過ごした私には懐かしいものがありました。八田與一の銅像近くに兼六園で有名なことじ灯篭があるのです。当時、兼六園は無料だったので、医学部近くのアパートから城内にあった教養部のキャンパスに通学の為、2年間ほぼ毎日自転車で兼六園を通り抜け、贅沢なことに景色を楽しみました。八田氏と奥さんの外代樹は金沢出身らしく、金沢からわざわざ同じ素材を運んだようです。戦時中、ありとあらゆる金属を提供させられた時、現地の人は命がけで金属製の八田與一の銅像を隠し守ったそうです。それだけ、慕われ尊敬されていたようです。近くには八田氏の自宅もありました。

バスで移動して、ホテルは台南の台南大飯店で、台南駅前の老舗ホテルのようです。夕食はそのものずばり台南料理です。台湾初心者の私には区別がわかりませんが。

Nさんと同室で少し話をする時間もあるので、高山病の解説もしました。予防や治療の話です。世界では、アルプス山脈や南米のウユニ塩田やマチュピチュ、クスコで問題になります。でも、日本から近い中国本土でも、著名な観光地・黄龍、九寨溝は高地にあり、高山病になる可能性が高いのです。


【12月11日】
まず国立台湾歴史博物館へ行きました。4年前にオープンしたようです。日本に統治される前の時代の台湾の歴史などがよくわかりました。続いて、2015年にオープンしたばかりの奇美博物館(Chimei Museum)へ行きました。台南都会公園の広大な敷地内にあり、白亜の殿堂です。歩くと結構あるなと思っていたら、係員に連絡しゴルフカートが2台やって来ました。何せ高齢者が多いのもので。不思議な博物館で、ロダンの彫刻があったり、アジアの動物・水鳥・陸鳥などの模型(彫刻?)の部屋があるかと思うと、兵器の部屋、楽器ホール、西洋油絵の部屋などがあります。こんなコンセプトの多彩な博物館は初めて見ました。

昼食は有名らしい度小月(台南本店)へ行きました。担仔麺(ダンズィーメン)が目玉のようです。でも、中華料理らしく実際には色々な野菜や肉料理も出て、最後に小ぶりの担仔麺が出ました。美人の女将さんがいて一緒に写真を撮りました。

次に、武徳殿・柔剣道場へ行きました。Kaさんが学生時代に剣道で通ったそうですが、どうしても場所が違うと言い張ります。移転したのではないかと?みんなで周辺の状況(新しい道路など)が変わったからだろうと説得しますが、どうしても納得してくれません。女性のCさんも覚えているらしく、絶対にこれだと言うのですが・・・ 何せ、70年近く前の話ですから。Iさんも剣道7段くらいの猛者ですから、Kaさんと一緒に武徳殿の写真を撮ってあげました。

次は女性二人、CさんとKuさんが通った台南州立台南第一女学校です。現在は「国立台南女子高級中学」という名前ですが、入り口近くの建物は昔のまま残っているようで、お二人には非常に懐かしいようでした。本当はいけないのでしょうが、入り口近くに男性の我々も入れてくれました。現役の学生が通りかけ、先輩にあたるCさん、Kuさんと話していますが、素朴でいい娘さんたちのようです。こういうところでも、台湾が親日的ということを実感できます。

林百貨店というところにも行きました。四つ角にあり、百貨店(デパート)というには小さすぎますが、ユニークなお店で、湾生のみなさんには懐かしいようです。特に、Cさんはこの近くに自分の家があったそうで、非常に懐かしそうではしゃいでいました。名前通り、日本人の林さんが当時オープンした百貨店のようでした。お土産をみなさんここで買っていました。私もお菓子を買いました。

夕食に出かけるまでの時間に台南駅前ロータリーにある民族英雄・鄭成功の銅像写真をたくさん撮りました。昨夜も撮りましたが、やはり明るいうちの方がいい写真が撮れます。長崎県出身のIさんが興味津々で是非たくさん写真を撮って欲しいと言っていたからです。大分県生まれの私は全く知りませんでした。鄭成功は日本の平戸(もちろん長崎県)で中国人の父と日本人の母の間に生まれたそうです。その後、父と共に中国へ渡り、軍を起こしたそうですが南京では大敗をしたり紆余曲折があったようですが、1661年に台湾を占拠していたオランダ人を追放したことで、台湾では英雄のようです。

今晩は客家料理でした。特徴は、流転の多い生活によって、携帯や保存の利く漬物、乾物、燻製をよく利用するようになったそうです。美濃特産の「野蓮」という野菜炒めが私は気に入りました。だいたい一般的に個人的にはこういう菜っ葉類が大好きですから。

最初に書いたように、学生時代を台湾で過ごした方々です。食事の最中、台南一中の29期生と最後の30期生がどうのこうの。固有名詞が出て、誰それはいつもビンタをして酷かった。後から誰かが復讐しただの昔話がはずみます。横で聞いていても結構楽しいです。


【12月12日】
今日はゆっくり帰国の途につくだけですが、台南駅から台北空港のある桃園駅までは台湾新幹線です。まさに、見慣れた山陽新幹線とそっくりです。10時49分出発して12時11分には到着しました。1時間半程度です。NT$1190と切符には書いていますから、値段は片道1190台湾ドル、約4500円程度のようです。

昼食は駅と空港近くのレストランでした。尾牙春酒(福宴館)という名前のようでした。例の如く、次から次に料理が丸テーブルに出て一番美味しかった気もします。でも、あまりに日本で食べる美味しい中華料理と同じ味で、外国に来た感じがしないとも思いました。

我々福岡グループは中華航空110便に乗り、16時半に出発し、19時30分には福岡空港へ無事到着し4日間の旅行は無事終わりました。

医者の私の出番がなかったと思う方も多いと思いますが、それでいいのです。保険と同じで、万が一のために私がいます。高齢のKaさんは通じがなく、少し腹が張っていたので整腸剤は渡しました。実際にしたことはその程度ですが、私の存在でみなさんが心地よく、安心して旅行できることが第一の目的ですから。


空飛ぶドクター(登録商標)
坂本泰樹

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
4.5
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス
航空会社
チャイナエアライン
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 宝覚寺

    宝覚寺

  • 宝覚寺<br />弥勒大仏

    宝覚寺
    弥勒大仏

  • 宝覚寺<br />英霊鎮魂の石碑

    宝覚寺
    英霊鎮魂の石碑

  • 台中のホテル

    台中のホテル

  • セブンイレブン<br />おでんを「関東煮」と呼ぶらしい

    セブンイレブン
    おでんを「関東煮」と呼ぶらしい

  • 広東料理<br />中華料理らしい丸テーブルで

    広東料理
    中華料理らしい丸テーブルで

  • サトウキビ列車<br />のんびりと

    サトウキビ列車
    のんびりと

  • サトウキビ列車の駅

    サトウキビ列車の駅

  • 映画のロケ地

    映画のロケ地

  • 映画のロケ地<br />CさんとYさん

    映画のロケ地
    CさんとYさん

  • 噴水鶏肉飯

    噴水鶏肉飯

  • 噴水鶏肉飯(左)

    噴水鶏肉飯(左)

  • 賑わっている噴水鶏肉飯

    賑わっている噴水鶏肉飯

  • 八田與一記念館

    八田與一記念館

  • 烏山頭ダム<br />旧排水口

    烏山頭ダム
    旧排水口

  • 八田與一家族写真<br />8人の子供

    八田與一家族写真
    8人の子供

  • 八田與一の銅像<br />後ろに奥さんと二人のお墓

    八田與一の銅像
    後ろに奥さんと二人のお墓

  • 兼六園で有名なことじ灯篭

    兼六園で有名なことじ灯篭

  • 広大な烏山頭ダム

    広大な烏山頭ダム

  • 台南料理

    台南料理

  • 台南料理

    台南料理

  • 鄭成功の像(夜景)<br />後ろが台南駅

    鄭成功の像(夜景)
    後ろが台南駅

  • 鄭成功の像

    鄭成功の像

  • 国立台湾歴史博物館 内部

    国立台湾歴史博物館 内部

  • 白亜の殿堂<br />奇美博物館<br />台南都会公園の一部

    白亜の殿堂
    奇美博物館
    台南都会公園の一部

  • 度小月(台南本店)

    度小月(台南本店)

  • 度小月(台南本店)<br />入り口近く

    度小月(台南本店)
    入り口近く

  • 度小月(台南本店)<br />私の好きな菜っ葉類料理

    度小月(台南本店)
    私の好きな菜っ葉類料理

  • 度小月名物<br />担仔麺

    度小月名物
    担仔麺

  • 度小月女将さんと

    度小月女将さんと

  • 鄭成功

    鄭成功

  • 鄭成功の像(乗馬)

    鄭成功の像(乗馬)

  • 現国立台南女子高級中学<br />旧台南州立台南第一女学校<br />卒業生のお二人

    現国立台南女子高級中学
    旧台南州立台南第一女学校
    卒業生のお二人

  • 現役の女子高生と一緒に

    現役の女子高生と一緒に

  • 武徳殿・柔剣道場<br />剣道の得意なお二人

    武徳殿・柔剣道場
    剣道の得意なお二人

  • 林百貨店の屋上<br />完全に日本風

    林百貨店の屋上
    完全に日本風

  • 客家料理

    客家料理

  • 客家料理<br />美濃特産「野蓮」の野菜炒め

    客家料理
    美濃特産「野蓮」の野菜炒め

  • 美濃特産「野蓮」のポスター

    美濃特産「野蓮」のポスター

  • 中華ちまき

    中華ちまき

  • 台湾新幹線

    台湾新幹線

  • 台湾新幹線内部<br />売り子もいる

    台湾新幹線内部
    売り子もいる

  • 最後の昼食

    最後の昼食

  • 尾牙春酒<br />飲茶(蒸し料理)も

    尾牙春酒
    飲茶(蒸し料理)も

  • 中華航空機内

    中華航空機内

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