四国最大のイルミネーションと最大の人形歴史絵巻

2014/01/05 - 2014/01/05

四国最大のイルミネーションと言えば、先月、クチコミに投稿した、香川県まんのう町にある国営讃岐まんのう公園のイベント「ウィンター・ファンタジー」で、電飾球数は約55万球。平原や丘、人工の滝、池、崖等の地形を活かした絶妙な電飾景観。原っぱには電飾平原、崖には電飾滝が出現する。

電飾構造物は高さ10mのシンボルタワーや、常に水が流れ落ちている高さ5mのシャンペングラスタワー、電飾トンネル等がある。
また、園内には珍客が現れることも。私が訪れた時はつがいのたぬきが現れ、客から菓子等を貰っていた。3万5千平方メートルもある自然が豊富な公園なので、各種野生動物も生息している。

去年か一昨年まで、この「ウィンター・ファンタジー」は正月期間が終わって以降も何日か続けられていたが、今年は正月三が日で終了した。しかしバレンタイン期間も再びイルミネーションが点灯されるので、安心されたい。但し、規模は若干縮小されるかも知れない。期間は2月6日から14日(17:30過ぎから)。更に11日と13日は19:15から花火も打ち上げられる。

駐車場が有料なので、私は付近の道路の路肩に駐車したが、公園沿い道路以外は街灯もなく真っ暗。園内は通路も殆ど照明がないため、帰りは手間取ってしまった。だから翌年は素直に園の有料駐車場に駐車した。

この日、日中は高松市の高松平家物語歴史館を訪れた。この館は四国最大の蝋人形館。平家物語の17の名場面を約260体の蝋人形で表現している他、「四国の偉人たち」コーナーでは坂本龍馬や中岡慎太郎等の幕末志士、正岡子規、菊池寛、猪熊弦一郎等の俳人や作家、画家、及び、大平正芳、三木武夫の首相経験者等の人形約40体も展示されている。

私が初めてこの館を訪れたのは’97年。その時、同行していた一回り年下の19歳だった彼女が、平家物語の最後のシーンを見ていたカップルは人形ではないかと言っていた。当時は「そんな意味のない人形を展示するはずがない」と思っていたが、この日確認すると、その通り、人形だった。これは館の遊び心か。

エリア まんのう(香川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: 自家用車

地形を利用し、立体的に設営されている。

国営讃岐まんのう公園 公園・植物園

電飾平原の彼方に電飾山脈が

最も見晴がいい所

電飾の段々畑に電飾キャニオン

野生のたぬきもイルミネーションにひかれてやってきた

人工の滝もライトアップ

二十数段に及ぶシャンペングラスタワー

シンボルタワー

光のトンネル

左から岩崎弥太郎、原安三郎、大社義規

高松平家物語歴史館 美術館・博物館

正岡子規

一介の漁師見習いから幕府直参となり、明治期は東大の前身・開成学校教授に就任するという異例の出世を遂げたジョン万次郎。近年、アメリカの教育機関では万次郎のことがよく取り上げられている。

坂本龍馬と中岡慎太郎

鵯越の逆落とし。義経は中高年のような顔。

清盛が福原に遷都後、数々の怪異が起きた。

平重衡によって焼け落ちた奈良の大仏

扇の的目掛けて弓をひく那須与一。尚、近代、与一の子孫は殺人の冤罪で投獄された。

「海の底の都」に旅立とうと入水する安徳帝。しかし記録では帝の遺体は発見されていない。

おごれる者たちの最期

カップルの蝋人形。男は若いが、女は年増のよう。