スイスからのビジネスクラス世界一周 ＜チューリッヒ～大阪編＞

2015/10/28 - 2015/10/29

海外赴任先のスイスから私用で日本へ、その後すぐに仕事でアメリカへ行くことになり、ワンワールドの世界一周チケットを購入。チケット代は燃油・空港税等を全てあわせてなんと8958スイスフラン（約120万円）でしたが、社内の出張規定等に則り、今回の場合はごく一部の自己負担で私用と出張を組み合わせても良いとのことでした。定年退職したらゆっくりと世界一周したいと思っていましたが、思わぬところで世界一周を初経験することになりました！！

この旅行記ではチューリッヒから香港を経て大阪までの飛行機の旅をご紹介します。ところどころ登場する妻と1歳3か月の娘はスイス滞在を終えて日本に本帰国するための移動で、チケットは随分前から別にキャセイのビジネスクラスを予約していました。結果的に家族そろってフライトを合わすことができて本当に良かったです！！

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 飛行機
• 航空会社: キャセイパシフィック航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回使用したEチケット控えです。ワンワールドの世界一周チケットは最大16本までフライトを組み合わせられるようですが、今回は仕事がメインのため、ストップオーバーしたのはわずか3都市、計7本のフライトでした。

〈ルート〉
チューリッヒ→香港→大阪 CX（キャセイパシフィック航空）
大阪→東京 JAL
東京→ロサンゼルス→サンフランシスコ JALとAA（アメリカン航空）
サンフランシスコ→ロンドン→チューリッヒ BA（ブリティッシュ航空）

出発空港となるチューリッヒ空港には出発2時間前には到着しましたが、出国手続きがあり、子供のオムツ替えやおやつの時間とも重なったりでラウンジに行く時間はゼロ。搭乗ゲートでベビーカーを預け、香港での乗継時に再びベビーカーを使わせてもらえるようにお願いしておきました。
CX382便に乗り込み、ウェルカムドリンクのBillecart-Salmon Brutを流し込んだ後は幼児用のシートベルトに何とか娘を固定させました。家から空港まで計2.5時間かかっているため、この時点で家を出て既に4.5時間経過しており大汗。いやいや、子連れ旅はこの先まだまだ長いです…。

離陸後すぐにキッズミールをもらいました。下調べより、キャセイのベビーミールとはドロドロ状のものを意味し、キッズミールは普通に子供向けの機内食、つまりはその中間にあたる機内食がないことが分かっていました。散々迷った挙句、我が子にはキッズミールを事前にオーダーしておき、食べられるものだけ食べさせて足りない分は持ち込んだ離乳食を食べさせることにしました。ちなみにこのキッズミール、味見したところ普通に美味しく食べられました！

このようにシートを完全にフラットにした状態で、レッグレスト側に自分が座りながら昼ご飯を食べさせました。

伝い歩きが専門の娘にはこのシートがちょうど良いスペースでしたが、何かに喜ぶごとに奇声をあげるので2列後ろの教授呼ばれされていた方からは時折白い眼で見られてしまいました…。

ラッキーなことにキャセイのB773はJALとは異なりビジネスクラスのトイレの1つが車椅子対応可能の広々としたトイレになっていたので、オムツ替え台は小さいものの大人2人掛かりでオムツ替えができたのは本当に助かりました。（この後に乗った香港→関空便のA330のビジネスクラスには普通のトイレしかなく、オムツ替えを一度試みたものの狭すぎて娘が嫌がり、大暴れしてオムツ替えを断念しました。）

機内食・ドリンクのメニュー（後日撮影）

妻が食べ終わったタイミングで子守をバトンタッチして今度はワタクシが機内食をいただきました。ビジネスクラスのおかげで食事のタイミングを遠慮なくずらせたのは本当に助かりました。

<前菜>
Balik salmon, celery, horseradish cream and pink peppercorn
Mixed salad, balsamic and olive oil dressing
Garlic breads

<メイン>
Kung Po chicken, pak choy and steamed jasmine rice
美味！

<食後のチーズとフルーツ>
Arenenberger, Bergkase Steinerberger, Urner Brie
Fresh seasonal fruit
Chateau Cap L'Ousteau, Haut-Medoc 2010
つかの間のご褒美です

<デザート>
Baked apple cake and creme anglaise

すべて美味しくいただきました！やはりキャセイは素晴らしいです！！

食後にはジャスミン茶をいただきました。フライトマップを見てみると黒海上空を飛行中。

アメニティグッズの入ったポーチ（後日撮影）。Jurliqueのクリームが3種類も入っていました！

今回はラッキーなことに4席分使わせてもらえたため、娘の寝床と荷物置場用にそれぞれ1席ずつ使えたのは本当に有り難かったです。とは言え、娘は寝返りが激しく眠っている間はシートベルトがしめられないため（シートベルトをしているとすぐに眠りから覚めてしまう）常に我々夫婦のどちらかが見張っている必要がありました。

チューリッヒを昼前に出る便なので娘にとってフライトの2/3は起きている計算になります。案の定、お嬢様が大の字になりながら昼寝してくれたのは約1時間半で、夕食までの数時間はずーっと抱っこしながらギャレーの鏡で遊んでいたのでした…。

スイス時間で夕食の時間帯に再び離乳食をあげました。ここからは再び妻にバトンタッチで、食後の子守＋寝かしつけをやってもらいました。

中国の成都辺りを飛行中に2回目の機内食が出てきました。まず特筆すべきはオレンジジュースです。スイスの職場で1本（200mlぐらい）約600円で売られているブランドがワゴンの上に載っていることに気づき、迷わずオレンジジュースをいただきました。その他には、

Fresh seasonal fruit
Bircher muesli with mixed berries

色んなパンが載ったバスケットの中からクロワッサンをいただきました。香ばしくて美味しかったです。

Chicken and black mushroom congee
ホッとする味というか、食欲があまりなくても食が進む美味しいお粥でした！

ほのかな甘みがちょうど良くてはまってしまうHong Kong style milk tea
この他にもillyのコーヒー各種をはじめ、ジャスミン茶、烏龍茶、紅茶各種、カモミールティーもオーダーできました。

香港到着は現地時間で朝6:00。スイス時間では23:00でしたのでお嬢様は完全に眠っていましたが我々はほぼ一睡もできずに香港に到着です。約11時間のフライトでした。

香港では今まで訪れたことのなかったBRIDGEという名のラウンジに行きました。乗継客用の荷物検査場を抜けたところにあるのでとても便利な場所にあります。

シグネチャードリンク且つ好物のキャセイディライトをバーテンダーさんに作ってもらいました。ノンアルコールのキウイベースのジュースです。

続いては7:50発のCX562便に乗り込みました。約3時間のフライトで、離陸後に朝食が出ました。

<前菜>
季節のフルーツ
ブレッドバスケットの中からクロワッサンとマフィン

<メイン>
中華点心
アスパラガス入り餃子、魚介類と中華野菜入り餃子、牛肉団子、野菜チマキ
どれも美味い！

スイス時間で真夜中のはずですがまわりが明るいからかお嬢様はお目覚めに…

はじめはボーッとしていたものの、徐々に調子が出てきたようです。

終いにはこんな感じでまたはしゃぎだしましたが、CAさんとまわりのお客さんにもあやして頂き、オムツ替えを断念したことを除いては難なく関空に到着しました。
スイス〜関西は直行便がないため、欧州内乗継か南回りかの選択肢でしたが、キャセイは南回りとは言え欧州内乗継と殆ど所要時間は変わらず、何と言っても座席が快適なのと機内食が美味しいのが良かったです。
ただ、スイスでも日本でも今回利用した空港からかなり遠いところに滞在していたため、大量の荷物を抱えて1歳児連れてドアツードア25時間の移動は想像をはるかに超えて辛いものがありました。ビジネスクラスなのでこれでも恵まれているのは重々承知しているのですが…。
これにて世界一周旅行記第一編の終了です。