パキスタン（シンド・パンジャーブ紀行）（１） ラホール、ハラッパー

2011/12/28 - 2012/01/04

　「シンド・パンジャーブ紀行」のツアーに参加。
　シンド州は、パキスタン南東部、インダス川下流の平原一帯。州都はカラチ。インダス文明の発祥の地として名高く、北西部に都市遺跡のモヘンジョ・ダロがある。
　パンジャーブ州は、南はシンド州、北はカシミール地方（パキスタン支配地区とインド支配地区）、東はインドのパンジャーブ州に接する。州都はラホール。

12月28日　深夜集合。
12月29日　タイのバンコクに着後、パキスタンのラホールへ。ラホール市内観光。
12月30日　終日、ラホール市内観光。国境で、フラッグセレモニーの見学。
12月31日　車でムルターンへ。途中、ハラッパを見学。
1月1日　ムルターンの市内観光後、車でサッカルへ。
1月2日　終日、モヘンジョ・ダロ観光。その後、国内線でカラチへ。
1月3日　終日、カラチ市内観光。深夜発、バンコクへ。
1月4日　バンコク着後、乗り換え帰国。

エリア ラホール(パキスタン)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

タイ国際航空でバンコクに行き、乗り換え、カラチに次ぐ第二の都市ラホールへ。パキスタンは23年ぶりの訪問。
ラホール着後、すぐに市内観光。まずは、シャリマール庭園を訪問。

1642年、ムガル帝国最盛期の皇帝シャー・ジャハーンにより、王族の保有地として建造されたムガル様式の庭園。1981年、世界遺産登録。現在は、パキスタン家族が訪れる憩いの場。

夕食は、旧市街のアナルカリ・バザールのフード・マーケットで。

バザールの一角。

牛の骨。

焼き鳥屋。

カシミールドレス。

ヨーグルト屋。

食事したBhukaraレストラン。

ラホール名物料理「タカータク」（睾丸と脳）。

食後に、カシミールティー。この後、ホテルへ。

翌朝、泊まったCarlton tower Hotelを撮影。

今日は、終日、ラホールの市内観光。まずは、バードシャーヒー・モスク。
17世紀後半、ムガル帝国最盛期に建設され、10万人が一度に礼拝できるパキスタンで2番目に大きいモスク。

七つの礼拝堂があるドームは、大理石と赤砂岩で造られている。四隅にあるミナレット（塔）は高さ約50m。

礼拝堂から見たモスク入口。

礼拝堂内。

向かいにある、ラホール・フォートの見学。城内へは、メインゲートのアラムギリ・ゲートから。

アラムギリ・ゲートの裏側。

ディワニ・アーム（謁見所）から見た、ジャハンギールの庭園。

特別謁見室から。

特別謁見室から場外。

女王の宮殿、シーシュ・マハル。

ここは、ガラスの破片をアラベスク模様に壁に埋め込んであり、別名「鏡の宮殿」と呼ばれる。

炎をかざしてくるくると回すと、星空のように輝いて見える。

右がシーシュ・マハル、左隣が大理石でできた小館ナウラカー。

周囲は、東西425m、南北340mの城壁に囲まれている。

シャー・バージ・ゲートを通って出口へ。

庭園を後にし、ジャハーンギール廟へ。
1637年に建造された、第四代皇帝の霊廟。霊廟の正面には、幾何学的に造園されたムガル庭園が広がる。

東へ29キロ離れたインド国境の町ワガーへ、約1時間。
毎日、日没時に行われる、両国の国旗を降ろす「フラッグ・セレモニー」（国境閉鎖式）を見学。

閉まっている白いゲートの向こうはインド。

男性の観客席。開始前から大合唱。

道路中央に立っている数人の黒服は、パキスタン側の国境警備隊の兵士。兵士の行進と合わせて、両国の応援合戦。
「ジーベ、ジーベ（長生き）、パーキスターン！」「パーキスターン、ジンダーバード！（万歳）」

両国の兵士が握手と敬礼を交わして、ゲートは閉じられ終了する。

女性の観客席。

セレモニー終了後。

バードシャーヒー・モスク、夜景。夕食時にレストランから撮影。

この日は、まず、ラホール博物館。19世紀末に建設されたパキスタン随一の博物館。

世界的にも有名で最大の見所、ガンダーラ美術の代表作「断食する仏陀」。2世紀前半頃に造られたと推定。

「仏説法図」。仏陀が説法をしている様子。

博物館後、インダス文明の都市遺跡の一つハラッパーへ。
居住区。

城塞地区。

遊牧民のテント。

ピーナッツ屋台の少年。

レンガ工場跡。
現在も発掘作業は続いているが、過去に川の氾濫があったり、鉄道建設のために遺跡のレンガが使用されたことで、遺跡の破壊が急速に進んだ。

ムルターンに行く道中、今年最後の夕陽を見るため停車。

この後、ムルターンに着き一泊。