自転車旅　3日目　ジェールを目指して　ブダペストまであと半分！

2015/09/15 - 2015/09/15

ウィーンからブダペストを目指す自転車旅。
途中スロバキアの首都ブラチスラバを通り、現在3日目です。

今日の目的地ジェール（Gyor) はちょうどウィーン　-　ブダペストの中間地点。
お天気は良く、足も痛くなく、いい感じでここまで来ています。
お尻が痛いのは、もうお友だち〜〜（笑）。

泊まった場所　Dunakiliti から　ジェールへ行くには、
少し遠回りしてドナウ川支流の土手沿いを行くか、幹線道路に沿った自転車道を行くかなのだが、
ジェールに早く到着したかったので、幹線道路に沿って行きました。

ジェールは、古くからドナウ川交通の要衝として栄えてきました。
過去二回、オスマン帝国の占領と第二次世界大戦によって、壊滅的な打撃を受けましたが、現在は、産業都市として北西ハンガリーでは最も大きい町です。

ジェールの旧市街はほとんどが歩行者天国、石畳と教会が素敵な町並みでした。

エリア その他の都市(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0

建物の左側が泊まったホテルです。
右側はレストランになっています。

茅葺で壁に絵が描いてあり、とってもかわいい外観でした。

受付は別棟のホテル本体にありこの建物には誰もいません。
出入口の鍵を渡されたんだけど、なぜか開かない。
レストラン側から出入りできたけどね。

ディアマント ホテル カンファレンス スパ ファミリー リゾート ホテル

町境。
泊まったホテル・レストランが看板になってました。
このあたりでは有名らしい。

私たちは、これからHalaszi に向かいます。

広〜〜い畑。
何が植わっているかというと・・・。

ひまわり！！

花が咲いている時はきれいだっただろうなあ。
ずっと遠くまで、ひまわり畑！

こちらは、からし菜の花？
一面真っ黄色できれいでした〜！

途中にあったユダヤ人の墓地。
あちこちにあったものをここに集めたみたいです。
昔の墓石がほとんどで、新しくても1890〜1900年代などです。

ハンガリーは、ナチス占領時代、ドイツよりも厳しいユダヤ人狩りが行われました。
戦争前には80万人だったユダヤ人が戦後には20万人になったと言われています。

これらの墓地の所有者たちも、収容所送りなどで犠牲になり、誰に属する墓なのかわからなくなってしまったものなのでしょう。
時々、新しい世代のユダヤ人が、行方の分からなくなった先祖の墓を探しているというニュースが聞かれます。

近くの農家で子猫ちゃん発見〜！

子猫を見ていたら、ちょうど帰ってきたおばあちゃんが、中に入っておいで。
と呼んでくれた。
近くまで寄って写真撮らせてもらいました。

おばあちゃんはマジャール語しかわからない。
指さして「マチュカ」
「ゲレ、ゲレ」
たぶん、ネコちゃん、おいでおいで。って言ってたんだと思う。

私のマジャール語は、
ヨナポーとクスヌム　だけです（笑）。

こういう小さな町で、人とすれ違う時、ちょっと目があってニコっと。
ヨナポーって声をかければ、返してくれます。
向こうから言ってくれることも。
それだけでも心の交流ができたみたいで、うれしいよね。

特に東洋人は全く見なかったから、愛想よくしておかないと。
村中でうわさになっちゃうかもしれない。
昨日村に来た東洋人は、感じ悪かったね〜。
そうそう、あのストリートを通って、こっちのストリートを行ったよ。
うちのネコにちょっかいだしてたんだよ。
な〜〜〜んて（笑）。

こんな藁ぶき屋根のおうちもちらほら見かけました。

ほとんどは平屋のこんな感じのおうちです。

ここまでの自転車道は、サインが細かくでていてわかりやすかったです。
道は、一応舗装されているんだけど、結構でこぼこになっています。
町中以外は、車はびゅんびゅん飛ばしていくから、自転車道以外だとちょっと怖い時もありますが、ほとんどは道路脇に自転車専用道路が作られていました。

昼過ぎにジェールに到着。

ジェールの町は大きくて、入った途端に道に迷いました。
今回は、スマフォを使えるように契約してきたんだけど、スマフォのマップで見てもイマイチよくわからない。
っていうか、小さい画面で慣れないマジャール語は読みづらい。

紙の地図を出して、道行く人に聞いたけど、こういう時、若い人に聞かないとダメですね。
私と同じくらいの年齢の人に聞いたら、メガネがないと読めないっていうの（ハンガリー語だけど、なんとなくわかったの。同類相憐れむ？！）。
持っていたダイソーの老眼鏡を貸してあげました〜（笑）。

ホテルについたら、例の世界中バックパックした人の荷物もすでに到着してました。
カナダや日本のワッペンもついてる。
ほんとに、この人に会ってお話ししたかったなあ。

同じコースを行く人たちだけど、道中は全く会いませんでした。

イビス ジュール ホテル

シャワーして、旧市街へ出かけます。
まずは、アイスクリーム〜。

9月に入ってるけど、毎日暑い。28度位ありました。
アイスクリームがおいしい。

きれいな町並みなんですよ〜。

こんな出窓も魅力的。

本屋さんのディスプレー。マジャール語だから、まったく理解できない。
でも、本屋さんて好き！
つい見てしまうんだ〜。

ホテルで地図はもらったんだけど、ろくに見ないで、適当に歩き回ってます。
旧市街はコンパクトなので、ぶらぶらしてても何かに巡り合うことができて、
楽しい。
こんな屋根の教会がいくつもあるようです。

Carmelite Church

魅惑のドア　その１

Carmelite Church

なんていう広場だったかなあ〜？
上の教会があった広場だったと思います。

ストリートの名前を撮るのを忘れてて、どこがどこやら全然わからなくなっちゃった。

Ｒａｂａ川の向こうに素敵な建物。
レストランかしら？

川沿いのこちら側に要塞の壁が続いているようです。
大砲だ〜！

Carmelite Church

丸い屋根の教会がいくつもありますね〜。

ここまでの7枚は、同じ広場であっちからこっちから撮ってます。
自分でもわからなくなってるけど（笑）。

少し先まで歩いていこう。
ちゃんと写っていないけど、手前の建物の出窓がきれいでした。

階段を降りたら、修復現場に出ました。
奥はミュージアムかディスプレーになっていたみたいだけど（たぶん有料）。

こういう修理の仕事って大変だけどやりがいがあるだろうなあ。
第二次大戦で壊滅状態だったそうだけど、今の町並みはきれいです。
こういう職人さんの努力で細かいところまで修復されたんでしょうね。

魅惑のドア　その２

階段がついており、ドアの上に屋根がついてる。
その屋根が素敵な形〜。

バジリカです。

大聖堂 (ジュール) 寺院・教会

魅惑のドア　その３

上のバジリカのドアだったと思う。
天使が2人で十字架を支えていますね。

バジリカの内部

若い男の子が一人でずっとお祈りしてました。
何か悩むことでもあるのでしょうか。

司教の館

手前の銅像は、 Vilmos Apor　司教です。
門からのぞいたら、この司教さまがおいでって感じで迎えてくれました。

Vilmos Apor司教は、ソ連軍がジェールに攻め入った時、襲われようとした女性を助けるために犠牲となりました。
1997年に列福されています。
珍しく英語の解説があったので、私でもわかりました。

写真には写っていませんが、左側に司教についての資料を集めたミュージアムがあります。

このあたりにも出窓がきれいな建物がありますね。

バジリカのまわりをぐるっと回ってきました。

これは教会の遺跡かな？

素敵な階段と漆喰の塀です。

なんか狭い階段がある〜。
降りてみよう〜。

この狭い露地に出てきたんです。
お店などが並ぶキラーイ通り。
ちょっとワクワクする階段でした〜。

お店の看板が楽しい。
お花をプレゼント？
お花屋さんかな。

とってもかわいい女の子、何してるの？

上の看板は、素敵な藍染のお店だったんですよ。
伝統的な柄を染めてます。
小物がとってもかわいくて欲しかったんだけど、クレジットカードが使えない〜。

カードが使えないところ、結構多いなあ。
がっかりですよ。
ホテルのそばで現金降ろしたけど、これから田舎町を行くからあんまり使いたくないの。
銀行が見つからなかったら困るから。
買えなくて残念〜。
でもきっと買えなかった方が思い出として残る・・・。

素敵なお店のホームページはここ。
http://www.gyorikekfesto.hu/04_galeria.html

これは魚屋さんかしら〜？

神の子羊が乗った契約の箱
子羊が金ぴかでかわいいわ〜。

ARK OF THE COVENANT

ジェールって街角風景がとっても魅力的な町だなあ。

出窓のある家がいくつもあってきれいです。

双子の塔の教会があるここが一番の広場。

歩き回って疲れたので、夕食前にビールで乾杯〜。

このお店のパフェはとっても大きくて、周りでたくさんの人が食べてました。
あのパフェにしておけばよかった。
ここでビールを飲んだことで、あとで大変な目にあったんです・・・。

駅前にある立派な建物は市庁舎。

明日は、ジェールからコマーロムまで電車に乗るので、駅の下見に来ました。
ホームに出る時は階段しかないけど、階段脇は自転車が行かれるように平らになっています。
でも狭いから難しくて、結局主人が持って降りることになっちゃった。

ビールを飲んだら、主人が急に疲れがまわってきたって言うので、ホテルに帰ります。

ゆ、夕食どうするの〜〜？？？

結局主人は、夕方6時半から朝までぐっすり寝てしまいました。
当然夕食抜き。
私は、スナックを食べてしのいだ・・・。

毎日暑いし、一日に5時間くらい自転車で走ってたし、ちょっと疲れたみたいね。

この日の走行距離　52.75KM　　4時間16分

明日はコマーロムまで電車で行き、そこからエステルゴムまで自転車です。

この旅行記へのコメント （4）

• 唐辛子婆さん 2015/11/22 11:13:55

  ゆ・夕ご飯は？

  ElliEさん
  
  おもわずふきだしてしまひました。
  お腹すいたでしょう〜〜〜〜〜〜〜〜〜！
  
  でも疲れてビール飲んじゃったらそりゃあもうどこにも行きたくなくなる。
  んで、質問です。
  その自転車パック旅行は途中の変更は可能？
  だって次の日自転車に乗りたくなくなってもう1泊ってありそうじゃない？
  
  先日自転車で多摩湖を一周したら2週間後に腰が痛くなって
  車の運転で後ろ向けなくてテニスもジムも2週間お休みしたんです。
  最初の登りはきつくてはあはあぜいぜいしたけど
  その先もアップダウンしながら登り続けるのがきつかったけど
  結構楽しめたので週1回はやろうとおもってたのに。
  
  1年に数回しか自転車に乗ってなかった人がいきなり無茶するからだと
  みんなに呆れあざけられました。
  だって鍛えとかなきゃ自転車パック旅行に行けないぢゃん・・・。
  
  マジャール。なつかしい響きです。
  ロシアに行く時に乗った船にハンガリー人がいて名前（姓名）の順番が日本人と同じと教えてくれました。
  
  唐辛子婆

  ElliEさん からの返信 2015/11/22 14:52:55

  RE: ゆ・夕ご飯は？

  唐辛子婆さん、コメントありがとう〜。
  
  > でも疲れてビール飲んじゃったらそりゃあもうどこにも行きたくなくなる。
  
  今考えれば、私一人で外に食べに行ってもよかったんだけど、
  そんなこと全く思い浮かばなかった。
  私も結構疲れていたんだと思います。
  
  > んで、質問です。
  > その自転車パック旅行は途中の変更は可能？
  > だって次の日自転車に乗りたくなくなってもう1泊ってありそうじゃない？
  
  ホテルはもうセットされているので、途中の変更はできないと思う。
  でも、怪我したり、疲れたりで、次の場所まで車で移動するのは頼めると思いますよ。
  ホテルからホテルへ荷物の移動があるからね。
  
  > 先日自転車で多摩湖を一周したら2週間後に腰が痛くなって
  > 車の運転で後ろ向けなくてテニスもジムも2週間お休みしたんです。
  > 最初の登りはきつくてはあはあぜいぜいしたけど
  > その先もアップダウンしながら登り続けるのがきつかったけど
  > 結構楽しめたので週1回はやろうとおもってたのに。
  
  あらら。お大事にね。
  自転車初心者の人がよくやるのは、サドルが低すぎること。
  サドルは思い切って高くしないと、膝を痛めます。
  ひいては姿勢が悪くなって腰にも悪い。
  
  自転車って楽しいでしょう〜？！
  登りがあれば必ず下りもある。
  だから頑張れる〜！
  
  > マジャール。なつかしい響きです。
  > ロシアに行く時に乗った船にハンガリー人がいて名前（姓名）の順番が日本人と同じと教えてくれました。
  
  日本とハンガリー。それだけでも親しみやすい感じがしますね。
  

  唐辛子婆さん からの返信 2015/11/22 23:24:22

  RE: RE: ゆ・夕ご飯は？

  > ホテルはもうセットされているので、途中の変更はできないと思う。
  > でも、怪我したり、疲れたりで、次の場所まで車で移動するのは頼めると思いますよ。
  > ホテルからホテルへ荷物の移動があるからね。
  
  あ、そうですね。車で移動はできるんですね。
  
  > 自転車初心者の人がよくやるのは、サドルが低すぎること。
  
  う〜む、短足だからなあ。
  少なくとも止まった時につま先が地面に届かないとこわいよ〜。
  
  > 自転車って楽しいでしょう〜？！
  
  そうですね、爽快感がありますね。
  ElliEさんの旅行記、続きを楽しみにしています。
  
  唐辛子婆

  ElliEさん からの返信 2015/11/23 13:49:20

  RE: RE: RE: ゆ・夕ご飯は？

  
  > う〜む、短足だからなあ。
  > 少なくとも止まった時につま先が地面に届かないとこわいよ〜。
  
  私も短足なんで、旅行社に一番小さい自転車お願いします。って頼みました（笑）。
  
  自転車旅はあと1日だけど、そのあとブダペスト、ザルツブルク、ウィーンと旅はまだ続きます。
  また見に来てくださいね。