大阪発1人旅　日帰りで沖縄　日本最南端の日本酒蔵　泰石酒造(うるま市)へ　~公共交通のみを利用して~

2015/11/06 - 2015/11/06

JALマイル消化で大阪から沖縄まで日帰り旅行をしてきました。
本来なら約１０年ぶりの沖縄という事もあり、2泊以上はしたかったのですが、事情で出来ませんでした。

今回は沖縄県で唯一日本酒を醸造している泰石酒造(たいこくしゅぞう)に行ってきました。沖縄ではレンタカーは使用せず、公共交通のみで移動しました。

エリア 沖縄市・うるま市・伊計島(沖縄)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

伊丹空港。
午前９時１０分発。

東北便みたいに７時台は無く、沖縄便の始発はこの時間。
日帰り旅行者としてはもう少し早い時間の便が欲しい所。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

搭乗率は8〜9割ぐらいだったでしょうか？

この日は那覇空港が混雑していたのか、空港到着が遅れてしまいました。
定刻は午前１１時１０分。

最低でも午前１１時３０分発のバスに乗車しないと後の予定がボロボロになるので、焦りまくりです。

飛行機で日帰り旅行する時は、時間に余裕を持たないといけない事を改めて実感。

いきなりバス車内の写真です。
飛行機から出たのが１１時２７分３０秒。
バスの出発時間が午前１１時３０分。
空港内を走りまくって、どうにかギリギリ間に合いました。

バスは那覇空港発イオンモール沖縄ライカム行の152番系統。
高速道路を走るので、時間が早くて正確です。
計画段階では那覇バスターミナルまで出てから具志川行きの一般道を通る路線バスにしようかと思ったのですが、高速バスが空港から出ている事を知って計画を変更しました。

この日は台湾人観光客ばかりで乗車していて、日本人は少なかったです。

ゆいレールを見て、沖縄に来た事を実感。

イオンモールライカム。
ここには乗換えだけの為にやってきました。

出来立てホヤホヤの巨大ショッピングモールの様ですが、人が居なくてガラガラです。
大丈夫なんでしょうか？

わしたショップや観光案内所もありました。

ここで具志川行きのバスに乗り換え。
時刻表通りには運行されていませんでした。

那覇〜具志川線は便数が多いので助かります。
短い区間を利用するお年寄りの姿が多かったです。

ところで沖縄本島の路線バスで不思議なのは、2か所のドアがあるタイプでも後方のドアを締切にして、前方で乗降りする事。なぜででしょう？

沖縄市の胡屋付近の車窓。

バスからの車窓は「業務スーパー」「天下一品」「丸亀製麺」「花月ラーメン」「ほっともっと」「吉野家」「ファミリーマート」「西村屋」etc・・・。

本州でもお馴染みの店が目立ちます。
初めて沖縄を旅行した時は、そんな本土資本のチェーン店が殆ど無かったのですが。
時代は変わりました。
沖縄の本土化に旅行者としてはチットモ面白くありませんが、黄信号でもアクセルを踏み込んだり、車線変更しまくりの路線バスには少しホッとしました？

コザに到着。
ここで下車したのは行きたい食堂があったので。

バス停からすぐの場所にある「丸長食堂」。

どうしても沖縄っぽいお店に行きたかったので、ここで昼飯を取ります。

丸長食堂 グルメ・レストラン

２千円札が使えるのが沖縄っぽいですね。

食堂内。

爪楊枝入れがジュースの空き瓶。

「焼きそば」を注文してみました。
沖縄っぽく「ケチャップ味」を選択。

ライス、汁、マーガリンが勝手についてくるのが沖縄の食堂。

コーンビーフハッシュを使用したケチャップ味。
沖縄らしい「焼きそば」に満足。

コザから再び具志川行きに乗車。

具志川郵便局前で下車。

軍用地。
沖縄に来た実感が沸きます。

目的の泰石酒造(たいこくしゅぞう)。

http://www.taikokushuzo.com/original2.html

具志川郵便局の横にあります。

敷地内にお邪魔するとココにも看板。

おおっ！ワクワクしてきました。

事務所兼直売所？でしょうか。
ここでスタッフの方(と思ってましたが、後で貰った名刺を見返すと社長さんでした)に声をかけました。

※前もってメールで見学したい旨を伝えています。

日本酒の仕込みが始まっている様で、非常に忙しそうにされてました。
そんな中、時間を割いて頂きました。

先に純米吟醸を購入してから見学しました。
ここでは純米吟醸と大吟醸の２種類の日本酒を製造しています。
他に焼酎も製造しています。

麹室。
これは本土の酒蔵と一緒ですね。

使用している酒米について、苦労されている面をお聞きしました。
「本当は沖縄の米を使いたいけど、使用しているのは熊本産と福岡産」
「日本酒用の精米機が沖縄には無いのが原因」
「沖縄産の米を使用するとなると、一旦本土に沖縄の米を送り、再度送って貰うしかない」
「本当は自前で揃えたいけど、予算が限られているので」

酒母が入った樽です。
この日の気温は２５度。
もちろん冷蔵室。

槽しぼり機！
なんとこの蔵、全量槽しぼりです。

うん？そう言えば沖縄で酒粕の需要はあるのかどうか？気になったので聞いてみました。

「元々沖縄には漬け物はタクワンぐらいしか無かったのですが、最近は本土から沖縄に戻った人や移住してきた人が漬け物を漬けるのに使う様になりましたね。」

槽しぼりの酒粕ですから絶対に美味しいと思います。

酒蔵内。
お酒の香りがプンプンしてきます。

「この酒蔵は長崎県の諫早にある酒蔵(杵の川)から教えて貰って日本酒を造り始めました。」
「当時のウチの社長(泰石酒造)が杵の川さん(当時は黎明酒造)が暑い時期でも酒造りをできる設備や技術を持っているのを知り、これなら沖縄でも日本酒ができると思ったそうです。」
「もう５０年近く前の事です。その当時から設備はあまり変わりません。」

昔からの設備を大切に使われている事に感激しました。

仕込み中の日本酒。
確か中沿えの最中だったと思います。
四段仕込みだそうです。

酒樽がありました。
ホテルが新年の鏡開きで使用するので需要があるそうです。

ラベルを貼る前の出荷待ちの日本酒。
この泰石酒造の日本酒は、ほとんど地元で消費されるそうです。

お忙しい中、蔵見学をさせて頂きありがとうございました。

酒蔵周辺をブラブラ。
少し路地を入ると沖縄らしい風景がありました。

ちょっと酸っぱい沖縄らしい香りがしてきます。
沖縄の香りは日本と台湾のちょうど真ん中の様な気がします。

謎のお店。
お店自体、営業しているのかどうかよく解らない店でした。

沖縄を代表するスーパー「かねひで」もあります。
ここでアツアツ出来たての島豆腐、コンビーフハッシュを購入しました。

手長タコが干されてました。

バスに乗り沖縄市の中心部「胡屋」へ移動しました。
メイン交差点にあるミュージックタウン音市場。

ここには観光案内所があります。
沖縄市で作っている地ビール醸造所と沖縄南ＩＣバス停の位置を確認するために訪問しました。

沖縄市は「エイサーのまち」で有名だそうです。

商店街はシャッター通り。
本土と同じですね・・・

良い味が出ています。

目的地のコザ麦酒工房。
酒販売店が地ビールを造っているそうです。

ここで地ビールが飲めると聞いたのですが、なんと営業は午後5時から。1階にある酒販売店で瓶詰めを買いたい旨を伝えると

「ウチは瓶詰めはやってないんですよ・・・」

那覇から沖縄市、うるま市をレンタカーを使わずに路線バスで来たのは、ここで地ビールを飲もうとしていたからだったので、非常にショックです。
ちゃんと下調べをしていない私が悪いのは解っているのですが。

とは言え、売っているビールを見ると美味しそうなモノが並んでいました。
次に

コザ麦酒工房 グルメ・レストラン

ゴヤ市場。
元気がありません。

ですが、入口に建つ「上間てんぷら店」は活気がありました。

上間てんぷら店 ゴヤ市場 専門店

やはり沖縄に来たのですから「天ぷら」は欠かせませんね。

「モズク」の天ぷら等を購入しました。

胡屋交差点から嘉手納基地まで伸びる「ゲートストリート」を歩きます。
歩いた感じでは夜がメインの様に感じました。

日本語表記のない店が目立ちます。
これはイレズミ屋さん。

なかなか興味深い通りです。
走っている車のナンバーを見ると「あ」とかではなく「Ｙ」などのアルファベット表記が目立ちます。

「ＣＨＩＮＡ　ＰＥＴＥ’Ｓ」

嘉手納基地のゲートに一番近い位置にある建物です。
秘密基地みたいな外観や変わった名前に興奮しましたが、後でネットで調べると「外国人向け土産物屋」だそうです。ＣＨＩＮＡは陶器の意味の方でした。

嘉手納基地のゲート。
ゲートストリートも終わりです。

沖縄のガソリン価格にビックリしながら、

沖縄南ＩＣの高速バス乗り場に到着しました。
胡屋交差点から歩いて15分ほどでした。

那覇空港と名護を結ぶ高速バスの停留所です。

バスを待っている間、天ぷらとオリオンビールを頂きます。

高速バスの車内。
快適です。

当初はこのまま空港へ行く予定だったのですが、空を見てると肉が食べたくなってきました。
旭橋で下車してベタな店へ行く事にしました。

ジャッキーステーキハウス。
有名なお店ですよね。

ジャッキー ステーキハウス グルメ・レストラン

ビールを注文。
さっきも飲みましたが。

ステーキに付いてくるサラダとスープ。

ステーキはレアで注文。
美味そうです。

お店の張り紙とかを見てると「No.1」と書かれたステーキソースで食べてみると美味しいそうです。
このソースを付けて食べてみるとアメリカっぽい味がします。
お土産用としても売っているそうなので、買おうとしましたが、

製造元は明石市の業者。
お土産にしたら「逆輸入」するところでした。

西新町なら山陽電車の駅にあるので、今度行ってみたいと思いました。

旭橋からモノレールに乗車し、那覇空港へ。
本当はゆっくり土産屋を見て廻りたかったのですが、寄り道したので時間がありませんでした。

那覇空港 空港

那覇空港の札幌ラーメン。
100％地雷臭。でもネタとしてはオイシイかな。
ステーキを食べてなかったらチャレンジしたのですが。

大阪行きの搭乗が始まりました。
沖縄滞在時間は実質6時間半。

最後になりますが、大阪からＪＡＬを利用しての沖縄日帰りはお薦めしません。

今まで大阪から札幌、花巻、山形とＪＡＬマイルを使用し日帰り旅行しましたが、札幌と沖縄は辞めた方が良いと思います。
理由は
①大阪の始発時間が遅い
②所要時間が往復2時間
③実質滞在時間が6時間ほどしかない
からです。花巻や山形の時も時間に追われましたが、滞在時間が9時間近くあり丸1日を楽しめる事が出来たのですが、札幌と沖縄は昼からの半日しか楽しめませんでした。3時間の差ですが随分違う様に感じます。

帰りは最新鋭の座席タイプ。
搭乗率は5割ほどでした。

この旅行記へのコメント （2）

• めぞんさん 2016/07/08 19:22:13

  那覇日帰り。

  那覇日帰りされましたか。ちょっと大変だったと思います。でも目標大分クリアされたのはさすがです。私も春に神戸→那覇→石垣→関西空港を1泊でしました。川平湾と国際通りだけが印象に残りました。
  

  花くらげさん からの返信 2016/07/09 21:46:42

  RE: 那覇日帰り。

  めぞん様
  
  こんばんは。
  コメントありがとうございます。
  
  > 那覇日帰りされましたか。ちょっと大変だったと思います。でも目標大分クリアされたのはさすがです。私も春に神戸→那覇→石垣→関西空港を1泊でしました。川平湾と国際通りだけが印象に残りました。
  
  
  那覇と石垣を1泊で！
  かなりハード日程の様な。
  しかも川平湾は中心部から離れているから尚更ですね。
  
  花くらげ