インパクト・コンパクト・パーフェクトなアイルランド(西へ行く編)

2015/09/27 - 2015/10/05

今年の４月、エティハド航空が売り出したダブリン・スペシャル
込み込み\48,000

何も考えぬままポチり、ダブリンを拠点に
別の欧州の街へでも足を延ばそうかと考えていました。
しかしその後、中央アジアで出会ったイギリス兄さんに
アイルランドに行くのなら
"ひとまず西へ行け"と勧められて……。

素直に従った結果、アイルランドの人と自然の素晴らしさに
心がしびれっ放しの旅行となりました。

★①9月27日　成田→→アブダビ→→　 ☆EY871,EY041 　
★②9月28日　　ダブリン⇒ゴールウェイ　
★③9月29日　ゴールウェイ⇒ドゥーリン　～モハー・トレッキング～
★④9月30日 　～アラン諸島～　ドゥーリン⇒ゴールウェイ　　

⑤10月1日 　ゴールウェイ⇒ダブリン　～ダブリン市内観光～　　　
⑥10月2日　～ジャイアント・コーズウェイ　1Day Tour～
⑦10月3日　～ダブリン・フェニックスパーク～　
⑧10月4日　ダブリン→→アブダビ→→　 ☆EY042,EY878 　　
⑨10月5日　　　　　　　　成田

エリア ドゥーラン(アイルランド)

今年２月にUAEを訪れた時、
まさかアブタビへ戻って来るとは
思いもしなかった。

中東系エアライン
カタール航空もエティハド航空も大差はあまり感じないけど
平会員の身としては、プライオリティパスが使える分だけ
エティハドに軍配が上がるかも。

コアラみたいなアイルランド

14:40 着陸、
15:00 ゴールウェイ行きのバスの中

入国審査官にファーストネームで呼ばれるのは
台湾以来かも。。。
この国の第一印象、とてもいい感じ。

空港15:15発の『City Link』＠18ユーロ
途中のダブリン市内でほぼ満席。

車内、Free Wifiがさくさく。

シャムロック色の車窓

空港から３時間
バスは18:15 ゴールウェイのコーチステーションへ到着。

日本を出てから……遠かった。

宿に荷物を置いてすぐ
夕暮れのゴールウェイ市内に飛び出した。

かわいいパブがあちらこちら

夕焼けに浮かび上がるゴールウェイ大聖堂

ゴールウェイ
市内に運河が流れ、その脇に遊歩道もあり
こじんまりとしながらも、とても心地いい。

機内食攻めだったので
この晩はスーパーでギネスとつまみだけを購入し
宿に戻った。

翌朝
10:00発の＃350　バスエーランに乗車。

Galway⇔Doolin　29ユーロ
オンラインにてリターンチケットを購入

大型バスは小さな村を幾つも通り過ぎて行く。

ローカルなバス旅は楽しい。

途中から
ダイナミックな北大西洋沿いを走った。

12:00過ぎ、ドゥーリンホステルに到着。
そそくさと荷物を置いて
12:30 "モハーの断崖"までのトレッキング開始!

ドゥーリンからモハーまでは2時間弱の道のり
そのほとんど海に沿って進む。

ドゥーリンの村はずれからスタート

注意書き、ずらずら

も〜滑落しないでね〜と
見送られる。

はじめはラクラク
散策気分のお気楽旅行者が

足がドロドロ
散歩満喫のご機嫌わんこと、
すれ違う

後ろを振り返る余裕も……。
この後しばらく、ダレとも会わなかった。

行く手は
時としてアスレチックフィールド

途中から一気に上り坂。
少々息も上がる。
がんばってたどり着くと、国旗がひらひら。
なんだか最果てに来ちゃった感ひしひし。

間もなくすると
柵沿いの安全コースと
柵越えの冒険コースの二手に分かれていた。

近くを歩いていた西洋人軍団は迷わず安全コースへ。
でもそれだと崖から離れてしまう。

でも、冒険コースのすぐ手前は道がぬかるんでる。
こんなドロドロ状態がはたしてどこまで続くのか!?
しばし躊躇。

前方からタイミングよく冒険コースを下って来たおっちゃんがいた。
早速とっ捕まえて、質問攻め。
最後、おっちゃんの靴が汚れてないのを確認して
柵をひとり越えた。
おっちゃん、現れてくれてありがとう。

単純明快?な標識

今回はファッションセンター『しまむら』で
コーディネートしてみました。

やっぱり
冒険コースを選んでよかった。

どうか
人生の崖っぷちには立たずに済みますように……。

最後、明日行くアラン諸島を遠くに見て

２時間弱のトレッキング　終了

この後　15:20発のゴールウェイ行きのバスエーランで
１０分ちょっとあっという間、ドゥーリンホステルまで戻った。

■□Dollin Hostel■□

アラン諸島へのフェリー乗り場も
モハー断崖のトレイル入り口にも
有名パブにもアクセスしやすい好立地。

シーズンの終わりがけ
７人女子ドミを３人で利用できて快適だった。
施設内、超清潔。各自電源あり。
朝食付き　18.5ユーロ

ホステルからすぐ近く、1832年開業の『Gus O'Connor's pub』に
行ってみた。

店内は16:00という中途半端な時間にもかかわらず激混み。
なるほど……。
伝統音楽のライブセッションをやっていた。
なんとか席を確保して１時間以上聞き入る。
おっちゃん、いい声。

なんだか歌声喫茶のよう。
アイリッシュのツーリストがはじけていた。

遅いランチ兼早いディナー

ギネス＋クリームチャウダー＠１１ユーロ

腹ごなしにフェリー乗り場まで歩いてみた。

遠くに今日歩いた崖が見えた。

こんなところにこんなもの

荒波日の入り

翌朝
ホステルの朝食からスタート

今回利用した
4つのホステルの中で一番充実していた。

牛たちも朝食タイム

フェリーチケット売り場

せっかくドゥーリンにいるのだから
地の利を生かして、一番アクセスしやすく
こじんまりとしたイニシィア島に行くことに。

昨日、モハーを堪能したので
観光定番のイニシュモア島のダン・エンガス(崖)はパスした。

ドゥーリン　10:00出発　イニシュア島14:00発
滞在時間３時間ちょっと。往復15ユーロ

小さな船

揺れに揺れること３５分

埠頭に着いたとき、ちょうど天気はどんより。
風はドゥーリンと比べ物にならないぐらい冷たい。
手袋を持参しなかったことを後悔するほど。

ツースリトは徒歩・車・自転車と
思い思いに散っていった。

レンタル自転車　１３ユーロ
デポジット不必要

スタンドなし
鍵なし

ひとまず東に向かいペダルを漕ぎ出す。

自転車に鍵をかけないなんて
不思議な感じ
観光するときはそこらへんに放置

風が強いから雲の流れも速い。
曇ったり、日が差したり、
光の加減がころころ変わる。

廃船

ケルト十字

遺跡

城跡からの景色

かわいい教会

島中、アップダウンがあるので
ところどころ押して歩いたけれど
思ったところで止まれるのが楽しい。

今度は埠頭から
西側へひた走る。

イニシュマーン島を見つめた。

帰りの船がやって来た。

同じ時間帯に3つの船が運航されていたので
ツーリストは右往左往

そんななか、突然イルカが現れ、
観光客を沸かせた。

帰りのフェリーは行きほど混んでなく
14:40頃、荒波に揉まれながら無事ドゥーリンに帰港。

荷物をピックアップして
15:30発のバスでゴールウェイに戻った。

■□Bunk Boutique Hostel■□
コーチステーションのほぼ目の前
このホステルのキッチンはモダン完璧。
女子４人ドミ(朝食付き)　１６ユーロ　

18:00　バンクホステルに荷を解いたら
すかさず街へ。

目指すはゴールウェイ大聖堂。
前回、中に入れなかったので今回はぜひ
見学したかった。

慌てて飛び込むと……。

ミサの真っ最中。

帽子を取り、一番端っこで見ていた。
しばらくすると、牧師の合図により
突然、隣人と握手し始めた教徒のみなさん。

一人取り残されるなと思った瞬間
斜め前にいたおじさんが手を差し伸べてくれた。

イランでも感じたけれど、実直な信仰者たちは
丸腰の異教徒に寛大なよう。
イスラム教やキリスト教、宗教に関係なく……。

柔らかな気持ちのままミサは終了し、
街へ繰り出した。

この街は水で潤っている。

ジモティはアルコールで憩っていた。

有名どころのフィッシュ＆チップスの店
店内のイートインスペースが混んでいたので
チップスだけをテイクアウトして
ショップストリートのウィンドウを眺めながら摘んだ。

もし誰かがダブリンに行くと言ったら
あの言葉をそのまま、私もきっと送るでしょう。
"ひとまず西へ行け"

そこには
アイリッシュの魅力がギュっと詰まっているから……。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく

この旅行記へのコメント （2）

• kiyoさん 2017/04/27 22:03:06

  はじめまして

  Shirokumaさん、こんばんわ。
  来月、アイルランドへの一人旅を予定しているのですが、
  Shirokumaさんの行かれたルートが、まさにどんぴしゃ！
  私の考えていたルートそのものだったので、
  すごく参考になりました。ありがとうございます。
  
  10:00にゴールウェイ発のバス エーランを予約済みで、
  ドゥーランに宿泊し、モハーの断崖までトレッキングするつもりでいます。
  柵のない冒険コース、かなり怖そうですが、
  Shirokumaさんの写真を見ていたら、私も歩いてみたくなりました。
  
  それから、イニシュモア島のダン・エンガスは人が多そうなので
  イニシュア島に行ってみようかと思っているのですが、
  フェリー、かなり揺れるのですね。
  船酔いはされませんでしたか？
  それから、イニシュア島には公衆トイレとかってあるのでしょうか？
  変な質問ですみません…。
  kiyo

  Shirokumaさん からの返信 2017/04/30 14:50:33

  RE: はじめまして

  こんにちは〜。
  kiyoさんもアイルランドへ行かれるのですね。
  羨ましいです。
  アルランドの自然と穏やかな人たち。
  今思い出しても、忘れがたいです。
  
  自分の旅行記が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
  
  フェリーはかなり揺れました。
  いきがって?外にいたのですが、水しぶきもすごかったです。(苦笑)
  トイレは立ち寄った教会(写真)の裏手にあり、利用させてもらいました。
  
  イニシュア島、小さいながらアラン諸島のエキス?がギュっと凝縮されている
  そんな気がしました。
  
  モハーの断崖までトレッキングは本当に楽しかったです。
  泥とか足元に気をつけて、絶景を味わってきてください!
  
  よい旅を。。。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Shirokuma