2012/10/17 - 2012/10/18
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Dwind_999さん
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かつてのカトマンズとその他の町や村に思いを馳せた、写真と動画で綴る追憶のネパール旅日記です。
【旅行時期:2012年10月4日から10月31日】
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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10月17日(水)。朝7時のタメル。
祠にお参りする人たちが次々にやってきます。 -
7時過ぎ、「ちくさ茶房」でブレックファスト・セット(Rs190=\190)。
ガイドブックにも載っているこの店、けこう日本人が多いようで、先日「桃太郎」で会った70代60代の二人組も来店してきて挨拶を交わしました。
右向こうの日本人らしき女性は、小さい体に似合わず私のよりもずっと大きなバックパックで一人旅しているようで、店を出るとタクシーをつかまえて去って行きました。
支払いの時、Rs500札を出すとRs310のお釣りがないと言い張ります。それくらいないはずがないだろう、と思いますが仕方ありません。小額紙幣をできるだけ貯めておくという作戦なのでしょうね。ちくさ茶房 カフェ
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宿をチェックアウトしてバグ・バザール前にあるバクタプル行きのバス乗り場へ向かいます。
歩道橋の階段には施しを求める物乞いの人たちが座り込んでいました。 -
カトマンズから乗ったバスは約1時間で、バクタプルのカマルビナヤク(Kamalbinayak)に到着(運賃Rs24)。
<カマルビナヤクへのバス>
https://www.youtube.com/watch?v=qEPQ83ozIm4 -
さらにカマルビナヤクのバス乗り場でこのバスに乗り換え、目的地のナガルコットに向かいます。
ネパールの公共バスはこのように年季の入り過ぎた、動いているのが不思議なくらいのが多いです。
大きな荷物を持ち込む人もいるし、時には鶏を抱えて乗ってくる人も。
バス料金は助手の男が途中で徴収して回り、Rs40を支払いました。 -
登り坂をぐんぐん上がってきてようやくナガルコットに着きました。
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バクタプルのカマルビナヤクからバスで1時間、カトマンズから約35km離れた標高2100mの高原の町というより村、ナガルコットに到着。
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バスを降りてナガルコットの村へ入っていきます。
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まずは宿探し。
バザールの方へ歩いていきます。
<ナガルコット バス停からバザールへ>
https://www.youtube.com/watch?v=DPI8j4yVB4Q -
バザール付近のこの三差路がいわばナガルコットの中心地みたいな所で、左の道をとってバザール(といってもほんのちょっと店があるだけですが)を抜けていきます。
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ナガルコットに着いて最初、「Himalayan Heart」という宿に2泊の予定で入りましたが、洗面所の水道管は外れて使い物にならず、シャワーは出ない。これで営業しているのが不思議なくらいの宿は即キャンセル。お金も返してもらいました。
さて、どこにしようかと歩いていると、「Nagarkot Information Center」(写真の右手)なる看板を見つけ、公共のインフォメーションかと思いマップでももらおうかと立ち寄ると、単なるトレッキング・ガイドなどを扱う会社でした。
しかしここのオーナーが以前カトマンズの旅行会社で働いていた関係で日本語ができ、ナガルコット滞在中にいろいろ教えてもらったりして非常に親切にしてもらいました。
「私など相手にしても何もお金にならないのに」と言うと「いいえ私も久しぶりに日本語が話せて、忘れていた日本語を思い出したりして良かったです」と言ってくれるので嬉しくなりました。
このオーナーの友人が経営している「STUPA RESORT」という宿が近くにあると教えてもらい、そこへ行ってみることにしました。 -
ここが「STUPA RESORT」のレセプション兼レストラン。
右にある階段から部屋にに向かいます。
<ナガルコット 宿への道>
https://www.youtube.com/watch?v=kj-piuN-nXA -
階段を下りたところにいくつかの部屋があります。
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部屋を見せてもらい、優しそうなオーナー相手に辛抱強く値切って1泊Rs1300(朝食なし)で2泊することにしました。
それでも私にとっては今回のネパール旅行で1番高い宿泊料金。
そして、ロケーション、部屋・バストイレの新しさなど、今回の旅では1番良かった宿でもありました。 -
宿を出て近くを歩いてみました。
ナガルコットの丘を縫う林の中の道を歩いて、「雲海リゾート」辺りまで見学に行きましたが、まさに雲海、雲が広がっていて、「ヒマラヤの展望台」と言われるナガルコットからの素晴らしい眺望は残念ながら見られませんでした。
宿の方へ戻ってくる途中、「憲武珈琲店」に寄りました。 -
日本人旅行者にも有名なナガルコットの「憲武珈琲店」。
ここのオーナーが「とんねるず」の木梨憲武に似ていることからこの店名になったそうです。 -
「憲武珈琲店」の人気メニュー「チーズ・オムライス」(Rs190)とビール(Rs300)を2階テラスのテーブルでいただきました。
ボリュームもあってまずまず美味しく食べられました。 -
食事の後、時おりセミの鳴き声が聞こえてくる林の中を歩いていきます。
「ヒマラヤの展望台」と言われる標高2100mに位置するナガルコット。
10月の高地でも蝉がいるのかと、その蝉しぐれにはちょっと驚かされました。 -
最初に訪れたホテル「Himalayan Heart」の近くに来ると、竹で編んだしょいカゴ(ドコ)に小石や土などを入れて運ぶ女性たちの、建設現場で働く姿がありました。
人海戦術で工事が進められる、ネパールのあちこちで見かける光景です。 -
バザールの近くにやってきました。
<ナガルコットの町を歩く>
https://www.youtube.com/watch?v=wiuBVIi4phs -
少しばかりの商店が並ぶバザールの通りを歩いていると、私の好きな揚げパンの店を発見。
これはちょっと素通りできないな。 -
狭い間口から中に入り、かたわらの椅子に勝手に座ってリングドーナツを3つ注文。1つRs10(\10)。揚げ立てのをそのまま椅子に座って食べました。
シュガーでもまぶしていればもっと美味しいのでしょうが、何もなしの素のドーナツでも揚げ立てなのであんがいいけます。
しかしおばちゃん、大量にどんどん揚げていますが、そんなに買っていく人がいるのかと心配になります。
<ナガルコット 揚げパン屋さん>
https://www.youtube.com/watch?v=VXcPfO3BdUQ -
バザールの商店で水1リットルとピーナツ、クッキーを仕入れて宿に戻ってきました。全部でRs145(\145)。
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洗濯ものをベランダに干します。
いつもの室内干しに比べると乾きが早いので助かる。 -
ナガルコットにはこれといったレストランがなく、観光客のほとんどは宿泊先のレストランで食事を済ませるようです。
私もこの日は宿のレストランで停電中の暗い中、ろうそくの光をたよりに安上がりなベジタブル・フライドライス(Rs140)をいただきました。
後でビールを1本買ってベランダでピーナツをつまみに飲みましたが、さすがに標高2100m、夜になると肌寒くてビールの喉越しの快感を堪能できませんでした。 -
ナガルコット2日目は4時半に起きると、5時過ぎのまだ暗いうちに宿を出て、ヒマラヤ山脈がよく見えるという展望台(View Tower)に行きました。
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宿から約5Kmの道のりを歩いて1時間ちょっとで展望台に到着。
五色のタルチョがはためく先には雲海が広がり、やがて太陽が姿を現しました。
<ナガルコットの展望台>
https://www.youtube.com/watch?v=8J8cxRDCBGkナガルコット 展望台 山・渓谷
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雲の幕がじゃましてヒマラヤ山脈をクリアに見ることはできませんでしたが、それでもなかなかの景色。
ここにくる途中の展望台の下で、先に来ていた宿のオーナーや例の日本語を話す男と会いました。毎朝、展望台付近まで歩くとのことで、それが一つの健康法になっているようです。 -
何という山か知りませんが、朝日を受けるヒマラヤ山脈。
私のコンパクトデジカメでは、肉眼が捉えるような素晴らしい景色を写しとるには役不足です。 -
展望台の下には軍事施設があり、軍人さんたちが朝のトレーニングをしていました。
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展望台を下りてナガルコットのバザール付近に戻ってくると、宿のオーナー(正面右)と「Nagarkot Information Center」の日本語を話すオーナーが地元の人たちと朝のティータイムを楽しんでいました。
呼び止められて一緒にどうかと勧められ、チャーをご馳走になりました。
店の男がチャー1杯Rs500だと冗談を言い、私はすかさず「おー、マハンゴバヨ」(ネパール語で高いです:この言葉は宿での値段交渉の時によく使う)と言うと一同大爆笑。
そしてさらに、「アリ、サスト、ガルノス」(もう少しまけてください)と続け、またまた笑い声が。
みな気のいい人たちです。 -
霧に包まれる、ナガルコットの朝。
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二人と一緒に宿へ戻る途中、宿のオーナーはしょいかごの男から大根を1本購入。
宿に戻ると、オーナーは若いスタッフに指図してティーを用意させ、またお茶をごちそうになりました。 -
9時頃になって、「憲武珈琲店」へ朝食に行きました。
2階にいる女の子はここの娘さん。 -
2階の屋外テーブルに座ると、くたびれた木のテーブルに憲武オーナーがブルーのテーブルシートを敷いてくれました。
シンプル・ブレックファスト(Rs190)を注文し、利用者がコメントを書き散らした日本語ノートを憲武似のオーナーが持ってきたので、パラパラとのぞきながら気持ちのいい朝食をいただきました。 -
憲武オーナーの息子。
先ほどの女の子の兄。 -
この人が、木梨憲武似のオーナー。
なかなかいいバイクにまたがっていますね。 -
昼時になったので、宿のレストランでワンパターンの安上がりな「ベジタブル・フライドライス」とビールを注文。
この宿では増築の工事をしていて、若い娘さんが一人でしょいかごに土を入れて何度も往復していました。 -
若い娘さんが土を運んでいるそばの屋外テーブルで、私は景色を眺めながらのランチタイム。
ぜいたくですね。 -
顔のしわが人生の年輪を思わせる、バザール近くにいた老婆。
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昼過ぎ、今朝宿のオーナーたちとティータイムを楽しんだ店に入ってチャーを飲みました。Rs15。
インフォメーションセンターのオーナーが、ここのチャーはヤクのミルクで作っている、と言っていたけど、何だか濃厚な感じがします。 -
店の入り口のテーブルにはイスラエルから来た笛を吹く男と、バルセロナから来た女性が午後のひと時をそれぞれに好きなことをしながら過ごしていました。
バルセロナの女性がなかなか上手な仏陀やヒンズーの神々の絵を描くので感心して見ていると、私の手帳に描いてあげようかと言うので、手帳を渡しました。
<ナガルコット 午後のひととき>
https://www.youtube.com/watch?v=mjMQuMTmbW0 -
何かのパンフレットにあった絵の模写ですが、ボールペンで手際よく描いてカラーマーカーで彩色してくれました。
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女性がモモ(ネパール風蒸し餃子)をたのむと言うので私もついでに注文。
絵のお礼に、モモは私の奢りにしました。
笛を吹く男は店の子どもから何やら言葉を習い、バルセロナの女性は歌を口ずさみながら絵を描き、そして私はモモを食べる。
昼下がりの時がゆるやかに流れてゆきます。 -
ナガルコットの夜は早い。
18時半頃になるともうあたりは真っ暗。
それとともに肌寒くなってきて、暖が欲しくなります。
夜の帳に包まれたナガルコットの村は、静寂のうちにしだいに闇に溶け込んでいきます。
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