2015/08/23 - 2015/08/23
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ぺでぃまるさん
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夏休みも後半戦のある土曜日…
翌日の日曜日は妻が半日程度用事があるので、子どもとお留守番の予定でした。しかし天気予報は晴れにつき、せっかくの夏休みだし出かけなきゃと急遽プランニングしました。行くなら絶対夏で天気のいい日と勝手に決めていた所へ、子どもと一緒に行ってきました。
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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この日が晴れる確認をしてから前日に予約をするという、思いつきの私には珍しいパターンです。場所は琵琶湖西岸の高島市新旭町の針江という地区です。
予定の時間まで、子どもと一緒にぶらっと辺りを歩くことにしました。 -
ぶらっと歩いていると、立派なムクゲとソテツのある水辺の風景に出会いました。こういう偶然の出会いが町歩きの醍醐味です♪
これか5枚下の写真に、そのうち表紙は変更予定です。 -
今度はサンダルを脱いで寛ぎはじめたわい(^皿^)
子どもと一緒に川に足を浸けて、非日常を楽しむ。 -
針江の町並み。
この花のプランターに、住民がこの町を大事にしているのが伺えます。 -
針江の町並み。
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針江の町並み。
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10時半から針江生水の郷委員会のガイドさんと一緒に、総勢10人ほどで1時間半の針江の町歩きを開始しました。この町の特殊性に関しては、下に記しておきます。
針江生水の郷委員会
TEL:0740-25-6566(FAX兼用)
E-mail:shozunosato@lapis.plala.or.jp
集合場所:滋賀県高島市新旭町針江372(針江公民館前・針江生水の郷委員会事務所) -
比良山系から針江に湧き出る綺麗な湧水を、地域住民は生きた水・生かされている水として、“生水(しょうず)”と呼びます。四季を通じて約13℃に保たれている水温は、夏冷たく冬温かく感じられるとのことです。
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嬉々として鯉に餌をあげる我が子(^^;A
カープ今年こそは頑張ってね! -
針江の生水は平成20年に平成の水百選に認定、平成22年には針江・霜降地区の水辺景観が重要文化的景観として選定されました。平成26年環境省・日本エコツーリズムのエコツーリズム大賞にて大賞に選ばれています。
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ここまで針江が選定される所以となったプライベートエリアが、各家庭にあるこの建物の中にあるのです。
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針江では地下24m前後まで掘り下げると水脈があり、地上まで自噴してくるものやポンプで汲み上げるものもあります。針江の人々は、この湧水を飲料や炊事などの日常生活に利用しています。このシステムを針江では“川端(かばた)”と呼んでいます。
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まず最初に、写真右下の“元池(もといけ)”に湧き出た水は飲料水などに利用されます。元池から流れ落ちた水は、写真中央下の“壺池(つぼいけ)”に流れ込み、野菜や食器を洗ったりすることに使われます。最後に坪池から流れ落ちた水は、“端池(はたいけ)”に流れ込み、泳いでいる鯉などによって野菜くずやご飯粒をきれいに食べてくれます。
段々畑を水が下に流れていくような仕組みで、水が汚されることなく水路に戻されて、最後に琵琶湖へと注ぎ込まれます。 -
この見学ツアーではコップを渡してくれて、各家庭の川端の水を飲ませてくれます。どう見てもキレイそうですが、水質調査も行われた万全の水であるようです。
楽しげに注いで水をがぶ飲みするヤンチャ坊主の姿に成長を感じます。 -
この特殊な水との営みの場は、2004年にNHKの特集番組で放映されてから観光客が急増し、無断で川端を見学に来るマナー違反の人も増えてしまったことから、地元の有志が中心となった針江生水の郷委員会が結成され、ガイド付きで川端を見学するエコツアーをスタートさせました。
というわけで、絶対飛び込みの参加はダメですよ(`・ω・´) -
見学ツアーでは各家庭の事情も考慮して、見学の了解を頂いたご家庭のみを案内していただけます。10:30・13:00・14:00の1日3回で、Aコースは川端と街並で1時間半(1000円)、Bコースは里山湖畔で1時間半(1000円)、CコースはA+Bで2時間半(2000円)です。すべて前日までに針江生水の郷委員会に予約し、集合場所は開始20分前に針江公民館です。
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針江の町並み。
珍しく集団行動なので、取り残されないようにパチリ(r[◎]≦) -
針江の町並み。
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針江の川端。
丸々と太った鯉のデカさに圧倒されますね〜 -
子どもには渋い場所と思ったが、けっこう楽しんでくれているよう♪
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針江の川端。
屋外や別棟になっているものを外川端、母屋の内部にあるものを内川端と言い、こちらは内川端になります。 -
道端の風景も心癒される。
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清流にしか育たない梅花藻も、当然のごとく針江にはあります。ただ夏は子どもの川遊びで可憐な白い小さな花が咲かないらしいです。何とも微笑ましい理由ですね。
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針江の町並み。
決して歴史的建造物があるわけではないが、紛うことなきむかし町の風景。 -
琵琶湖から遡上してくる鮎もいるらしい澄んだ川には、魚もいっぱい泳いでいました。川端や水路はたくさんの生命を育む場所にもなっていますね。
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道路脇の側溝の水も、信じられないくらいに澄みきっています。
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その澄みきった水辺で涼むが如くトンボも休憩中。
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針江の川端。
小さな祠と、それにお供えをしているように川端がある風景。 -
写真中央をよーく見ると、砂が下から吹き上がってくるのが分かります。ここの川端は自噴しているのです(゚∀゚)
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針江の町並み。
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針江の川端。
マクワウリやキュウリを冷やした川端が、何とも言えず粋。 -
また飲むの〜(@@)
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針江の町並み。
正に日本の田舎の風景。 -
針江の町並み。
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針江の町並み。
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針江の町並み。
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スイカも針江では湧水で贅沢に冷やされ、いわば天然の冷蔵庫。
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見学ツアーは、琵琶湖特産のアユやエビなどの佃煮を販売しているおさかな旭におじゃましました。ここの川端には商品なのか1m級の真鯉もいました(@@)
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小鮎の甘露煮とえび豆(琵琶湖のスジエビと大豆を煮たもの)という、これぞ湖国という一品がいただけます。昔はこういう味付けがあまり好きではなかったが、トシを取ると味覚が変わるもので、結構イケました。
子どもは案の定進まず、食べかけは私の口の中に(´З`) -
針江の川端。
噴水に仕立てていて、少しモダンな感じ。 -
針江の町で創業100年を超える老舗の上原豆腐店は、川端の水でお豆腐を作っているお店です。かなり興味あるけど、やっぱり人気なのか予約必要とのことで残念…
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針江の川端。
ショーウィンドウかつ冷蔵庫代わりに川端で豆腐が冷やされている絵は、それはそれは粋でしょうね。 -
針江の川端。
タイル仕立ての川端には、いっぱい野菜が冷やされていました。 -
ツアーでプランに入っているのか、御好意なのかは聞けなかったが、皆さんへということでマクワウリとキュウリを振舞ってもらいました。自然な優しい甘さのマクワウリが美味でした(゚Д゚)
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側溝で梅花藻が可憐に咲いてます。
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針江の川端。
ここはご自由にということで、ペットボトルを持って水を汲みにきている方がいらっしゃいました。止めとき言うたのに、ここでも子どもはいっぱい水飲むし(´・ω・`) -
高島市には、“高島市海津・西浜・知内の水辺景観”・“高島市針江・霜降の水辺景観”・“大溝の水辺景観”が文化庁の重要文化的景観に指定されています。云わば地域住民の日々の生活に根ざした身近な守るべき景観です。
滋賀県で6件/47件を占め、そのうち高島市だけで3件もあるのですね。 -
色とりどりの花々もこの町を魅力的なものにしてくれます。
そんな高島市の重要文化的景観もこれでcompleteというか、旅行記にしていないものも入れると滋賀県の6件は訪問済です。我ながら物好きですわ。 -
針江の川端。
1時間半のガイドツアーはあっという間に終わりました。 -
見学ツアーが終了すると、針江生水の郷委員会の方から、子どもに発砲スチロールのイカダに乗りませんかと勧められました。お言葉に甘えて、そこまで乗り気でなかった子どもをそそのかすと、結局楽しんで何往復もしましたとさ(≧▽≦)
テンション上がってた子どもにヤクルトをプレゼントしてくれたオバちゃん、この場を借りて感謝します。構いたくなるタイプなのかなあ?
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちょびれさん 2015/09/05 08:56:54
- ほ〜っ!
- ぺでぃまるさん
おはようございます。とーっても清々しい旅行記に癒されました♪
究極のエコサイクルとでもいいましょうか、自然水に対する認識をつくづく
考えさせられました〜凄いね!
ここまで徹底して町ぐるみで保存しているからこその水の美しさなのだなあ。なにしろさ、そこに流れてる川の水が透き通っているなんて、自分の
周りには望んでもない風景、梅花藻が咲くということはどんだけ水質
がいいのかですよね。
飲める水→野菜やお米を研ぐ水→鯉が泳ぎながら美味しく野菜くず食べる
水(笑) いやあ、これがエコサイクル最終形だよなあ。
もちろん油とかが御法度なんだろうけど、相当気を付けていらっしゃるのでしょうね。ちょっとぐらいいいや・・・がないんだろうと。
家の中に鯉や金魚が泳ぐ風景なんて!
そしてスイカや甜瓜、キュウリが冷やされる画像、こういうのはわたしが
子供のころに田舎で見た風景なんですよねえ・・・懐かしいです。
がぶのみした美味しい水、おぼんは満足だっただろうな、おばちゃん、
ツアー中にトイレ大丈夫だったんだろうか・・・という点が気になって
しまいました(笑)ハワイで買った帽子がしっくりいくようになって、
すっかり男の子になりましたね〜女の子にモテモテじゃなあい?( *´艸`)
ちょびれ
- ぺでぃまるさん からの返信 2015/09/08 00:23:21
- ほのぼのする場所
- ちょびれさん、こんばんは〜
> とーっても清々しい旅行記に癒されました♪
> 究極のエコサイクルとでもいいましょうか、自然水に対する認識をつくづく考えさせられました〜凄いね!
水を大事にしているのが、凄く感じられる町でしたね。
パッと見は、どこでもある田舎町の風景なんですけどね。
> ここまで徹底して町ぐるみで保存しているからこその水の美しさなのだなあ。なにしろさ、そこに流れてる川の水が透き通っているなんて、自分の
> 周りには望んでもない風景、梅花藻が咲くということはどんだけ水質
> がいいのかですよね。
私の住んでいるトコはもちろんこんなに水はキレイではないのですが、同じ県内でも違うもんだなーって思います。
滋賀県でも湖西は自然いっぱいのほのぼのする場所が多いです。
でも住むにはちょいと不便なんですよ。
> 飲める水→野菜やお米を研ぐ水→鯉が泳ぎながら美味しく野菜くず食べる
> 水(笑) いやあ、これがエコサイクル最終形だよなあ。
> もちろん油とかが御法度なんだろうけど、相当気を付けていらっしゃるのでしょうね。ちょっとぐらいいいや・・・がないんだろうと。
良く考えられたというか、自然にこういう仕組みができたんでしょうね。
でもガイドさんが、どっかの鯉がカレーが好物って言ってました(≧▽≦)
> 家の中に鯉や金魚が泳ぐ風景なんて!
> そしてスイカや甜瓜、キュウリが冷やされる画像、こういうのはわたしが
> 子供のころに田舎で見た風景なんですよねえ・・・懐かしいです。
ホントに自然の水で冷やされたマクワウリの美味しかったことよ!
こういう田舎らしい田舎で育っていないのですが、こういう所に帰省したいような気も(叶わんがね)。
> がぶのみした美味しい水、おぼんは満足だっただろうな、おばちゃん、
> ツアー中にトイレ大丈夫だったんだろうか・・・という点が気になって
> しまいました(笑)ハワイで買った帽子がしっくりいくようになって、
> すっかり男の子になりましたね〜女の子にモテモテじゃなあい?( *´艸`)
我が子は勝手にやっていいもので興味が湧くと、グイグイ行ってしまうんですよ。
トイレは何故かもちましたが、よくもったというくらい飲んでた(^_^;A
ハワイ土産の帽子はしっくりしてますが、父に似て女の子にはモテモテではないようです…
ぺでぃまる
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