2015/08/08 - 2015/08/15
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cloud9さん
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今年もバイロイト音楽祭に行ってきました。去年、一昨年と2年連続でバイロイト音楽祭のリングに行って、流石に今年はリング以外をと思っていましたが、休みのスケジュールが確定するのが遅く、結局チケットがリングしか残っておらず、リングIIに行ってきました。演出が去年、一昨年と同じと思いきや、いろいろ異なる部分がと多くこれはこれで楽しめました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年の夏休みはちょっと流動的で、確定したのが6月末で、エアーやらホテルやらコンサートのチケットを取るのに苦労しました。なかでもエアーは特に難しく様々なパターンでシミュレーションを繰り返して決定しました。もちろん音楽祭の予定が最優先で、8月9日から始まるバイロイト音楽祭のリングと、8月31日のザルツブルグ音楽祭のベルリンフィルはマストなので、結局8月8日発のタイ航空便で一旦バンコックに行き、そこからフランクフルトに行く方法に決めました。帰りはミュンヘンからバンコック経由、成田です。機体はA380です。チケット代金は往復なんと78,000円です。これに燃料サーチャージが加わって、合計128,000でした。夏休みシーズンなので、ルフトハンザの直行便だとこの倍はかかるので今回は価格優先です。それに、今回の私のスケジュールではタイ航空の場合は他の航空会社と違い、トランジットに時間の無駄がありません。ちょっとフライトが遅れたときに心配ですが、6時間とか待たされることを考えたら、多少のリスクは許容です。初日にフランクフルトからバイロイトまで移動と、帰りにザルツブルグからミュンヘンへ移動が必要ですが、Eurailを使えば格安で移動できるので、このパターンに決定しました。行きにニュルンベルクや帰りにザルツブルグ空港を指定すると、価格が極端に上がったり、トランジットに時間がかかったりするので、このパターンが最良でした。
写真は成田のタイ航空A380
ちなみにタイ航空はスターアライアンスです。 -
で、あらかじめチェックしていたワーグナー音楽祭のチケットですが、すでにリング以外は売り切れでした。今年も演出が去年、一昨年と一緒なのでできればリングはパスしたかったのですが。で、残っているのはリングIとリングIIでしたが、すでに良い席は売り切れており、残っているのは一番後ろの安い席か、端っこでかつ舞台に近いため価格が高い席のみです。
結局1000ユーロ払ってリングIIの端っこの席を購入。8月9日から8月14日までの4公演なので1公演は250ユーロ、今のレートで34,000円程度になります。これでも安い。後ろならこの半額くらいで買えます。一昨年は同じように端っこでしたがいい音だったので問題ないと思うが、今回は舞台が近すぎるのでどうかな。
写真は成田からタイ スワンナプーム国際空港に向かう様子。 -
8日のタイ航空便は17:30発なので、成田に15:30ごろ到着するように自宅を13:00に出ます。タイ航空は成田第一ですが、BカウンターとJ カウンターがあります。でBカウンターに行ってみると、王族とファーストクラスとスターアライアンスのプラチナしかここから搭乗手続きできないようです。
で、Jカウンターは一番端っこです。行ってみるとすでに搭乗手続き始まっています。列に並んで20分ぐらいで完了。預け荷物は30?までですが、18.2?しかなかった。もっと着替えを持ってくればよかったです。2週間分ぐらいは持ってきましたが、流石に3週間分までは用意していない。
A380 は定時で出発。タイ航空のCAはきれいだし日本語もちゃんと通じる。最初日本人かと思って日本語で話しかけました。ただ、食事の用意の手際が悪く、食事が終わってから飲み物をサービス始めます。ふつうは食事のプレートと一緒に飲み物もサービスしますよね。食事は1回のみです。バンコックは近いですから。
バンコックのトランジットでは手荷物と靴まで脱がされて、X線検査。さらに筒状の中で腕てあげたり下げたりさせられます。私はすんなりパスしましたが、前の人は荷物がひっかかってキャリーケースの中身吐き出さされていました。これ必要あんのかな。
さて、フランクフルト行きですが、結構端のゲートからの出発です。行ってみるとまだ開いていません。30分程度時間をつぶしていたところ、待合室が開いて受付開始です。やっぱりA380なので800人ぐらい待っているわけです、席足りない感じです。 -
写真はフランクフルトに到着したA380
実はフランクフルト空港はトランジットでは何度も利用しているが、フランクフルトで下りるのは初めてです。 -
写真はフランクフルト空港の荷物受け取り場所。最初の荷物出てくるのに30分。自分の荷物が出てくるのにさらに15分以上待ちました。
そう考えるとやっぱり日本はすごい。5分くらいで最初の荷物が出てきますから。ところで、A380は800人乗りなので単純に荷物も800個あるとすれば、すでに現在のタンテーブルは限界なのでは思います。A380は総2階建てなら、タンテーブルも2階建てにするとか工夫が必要では。 -
空港を出て鉄道の窓口に向かいます。EurailのチケットのActivationを行うためです。鉄道は空港の地下にあります。窓口チケットのActivation後、さらに地下から出ているフランクフルトHBF 行きに乗ります。
写真はフランクフルト空港駅 -
フランクフルトHBFからはIECとREを乗り継いでバイロイトに向かいます。今日は日曜だからか、ニュルンベルグからバイロイトへは直接いけないようで、バンベルグ経由です。
ところが、ASCHAFFENBRUGで乗り換えたRBが30分程度立ち往生した関係で、バンベルグでは1時間遅れてしまい、バイロイトの到着は1時間以上遅れてしまいました。
写真はフランクフルトHBF -
その結果、レンタルカーショップへの到着が1時間半ほど遅れてしまいました。運悪く今日は日曜日で、レンタルカーショップは11時に閉店です。
仕方がないので、タクシーでホテルに向かいます。40ユーロかかりました。
ホテルは6?程離れた隣町のCafe Pension Bluechersruhです。ホテル探しを開始したのが遅かったので、バイロイ市内のアクセスの良いホテルは売れ切れていました。このホテルは価格も安くレンタカー借りてもおつりがくるくらいです。
写真はホテルのHOTEL Cafe Pension Bluechersruh
家族で経営しているようです。booking.comには言語サポートはドイツ語のみとなっていましたが、息子さんが英語使えるので何とか問題なく過ごせました。 -
この時期にシングル一泊46ユーロ。ですが、部屋は価格相当です。エアコンなし。冷蔵庫なし。Wifiは別途1日2ユーロなので、実質一泊48ユーロです。
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ペンションとなっていますが、近くに国道が走っている関係で、窓を開けると騒音でうるさい。でもエアコンないので窓を開けざるを得ない。そのうえ、窓の外にミツバチの巣があるようで、窓開けていると毎日数匹ミツバチが侵入してきます。まあミツバチは人を襲わないのでやさしく外に放してあげましたが。
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今日は初日のため、リング ラインゴールドは18:00からです。
とりあえず、シャワー浴びて着替えて、タクシーを呼んでもらい祝祭歌劇場に向かいます。ただし、ユーロが前回の残り100とちょっとしか残っておらず、このタクシーの往復で80ユーロ消費したら帰りのタクシーに乗れないことに。なので、ドイツバンクによってもらい、200ユーロ引き出して、祝祭歌劇場に向かいました。 -
さて、今回のリングのラインゴールドですが、セットは昨年、一昨年と同じでしたが、演出が大幅に異なっていました。よりワーグナーの原作に近い感じ。一昨年はことごとく原作を破壊した感じでしたが、今回はいきなり指輪が出てきたりなぜか鎖帷子も登場です。
一昨年は全く指輪なんか出てこなくて、なんじゃこりゃと思いましたが、今となってはあのアギャンバルドさがよかった気がします。 -
10日、ホテルの朝食はビッフェスタイルですが、部屋ごとに席が決まっていました。
Room#9なので、#9と書かれたテーブルが私の席です。
食事は一通りそろっていますが、野菜がほとんど用意されていないのが残念です。これは15日にチェックアウトするまでおなじでした。
食事終わって落ち着いたところで、タクシー呼んでもらい、レンタカーショップに行きます。ここで判明しましたが、昨日取りに来なかったからキャンセルされてしまったようです。でも予約時に先払いで料金払っているといいましたが、ショップはお金受け取ってないので知らんということのようです。まあ仕方がないので、別の車を用意できるか確認しましたが、ないので、べつのショップに行くように言われます。仕方がないので、600mぐらい歩いてEuropcarに来ました。ここで一番小さくて安いやつで貸せる車あるかと確認すると、GOLF のディーゼルが一番小さいようです。フルの保険とカーナビ付いて、10日の12:30から15日の12:30までまる5日間で327.48ユーロです。1日8,000円ぐらい。全く問題ないのでこれで決定です。
写真は借りたGOLF -
でホテルまで20分ぐらいで到着。時間を確認すると、今日のワルキューレは16:00からなので、シャワー浴びて、着替えて祝祭歌劇場に行かないと間に合わない時間になってしまいました。祝祭歌劇場に到着して駐車場に行くと、駐車場無料と思っていましたが、駐車料金5ユーロです。
さて今日のワルキューレですが、相変わらずジークリンデとブリュンヒルデは圧巻です。あと、やっぱり去年、一昨年と比べて演出がマイルドになっています。ジークムントの剣を折るシーンなんかなかったと思ったが、今年はあった。そのうえブリュンヒルデが折れた剣を抱えてジークリンデと逃走するというワーグナーのオリジナルに近い。一昨年のあのアバンギャルドさを維持してほしかったな。それから、車があると便利です。リングは、初日以外は2回の休憩を挟んでact3までありますが、毎回この休憩にやることがなくて、レストランでビール飲んだりシャンパン飲んだりすると、ねむくなったりして。仕方ないので公園周りうろうろしたりしていましたが、今回は車のところに行ってゆっくりすることができます。最初の休憩はまだ18:00頃でまだ暑いですが。 -
11日はリングお休みの日なのでオペラはありません。で、車でどこか行こうかと思いましたが、ホテルの裏にトレッキングコースがあるので行ってみることにしました。特になにかあるわけではないですが、一日の目標の10000歩を超えて15000歩達成です。あとは部屋でゆっくりすることにしました。
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12日はジークフリートです。
2時半ごろホテルを出て、祝祭歌劇場に向かいます。色々と試行錯誤して近道を探ります。3時頃に駐車場に到着。ほぼ祝祭歌劇場周辺は把握しました。
ジークフリート役の歌手、相当恰幅よくなりました。20-30?は太ったのでは。まあオペラ歌手は体重いほうが有利ですから。なので、声量は相当大きくなっています。ただ、不協和音の音量が大きくなっても、不協和音に変わりないのですが。今回の演出は去年と変わりません。ジークフリートが剣を鍛えなおしたのにやっぱり、銃と剣の両方を使用します。最終的には、銃を使用するのですが。2013年は銃のみで、意味が分かりませんでしたが、基本的な脚本は変えずにワーグナーオリジナルを組み込んだため、こんな重複が発生しているのだと思います。なんか中途半端な印象です。2013年に戻すか、全面的にワーグナーオリジナルにするかどっちかにしてほしい。 -
13日もリングはお休み。確か、TRISTAN UND ISOLDEを公演中ですあ。私はチケット持ってないので、祝祭歌劇場にはいかず、車でどこか行こうかと思いましたが、バイロイト近郊の観光地はすでに行っており、1泊して遠出するほどではないので、部屋でゆっくりすることにしました
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14日、今日は神々の黄昏です。いつも思いますが。リングに神々の黄昏はいるのか。ジークフリートの最後のハッピーエンドでいいのではと思いますが。
で、内容ですが、ブリュンヒルデとジークフリートの掛け合いの場面があるのですが、美声とノイズが交互に聞こえてくる感じで何とも。 -
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全部終わって、外に出ると雨が降っていました。しばらく雨が降ってなかったようなので恵みの雨と言えます。
明日はホテルを引き払い、レンタカーを返して、DBでリューデンスハイムに向かいます。
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