素敵なスリランカ

2015/07/26 - 2015/07/30

ソ連（当時）が提案した米英中ソの4ヶ国での日本分割統治の案から守ってくれたスリランカ初代大統領のスピーチを見て感動し、逆にいえばそれだけを知識にスリランカに入国した私でしたが、旅行から帰って今、スリランカ大好きです。
思い出すたび心があたたかくなります。
アーユルヴェーダやスリランカの人々の人生の一部ともなっている占星術もちょっぴり体験してきました。

エリア ダンブラ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 航空会社: スリランカ航空

スリランカ航空455便　成田13：20発　コロンボ19：10着　所要約9時間。
時差は3時間半です。
乗り込むとほんのりスパイスの香りとスリランカ式サリーのCAさんのお出迎えで既に気分は
スリランカ。

最後部の真ん中に、乗務員さんの休憩用と見られる仕切りのカーテンのかかった客席が。
往路は昼便だったのであまり利用されていませんでしたが復路は時々ここで休まれる姿が見られました。スリランカ、結構遠いですからこういうのいいですね。

ここでいうベジタリアン食は、大抵日本食でした。
日本食ってやっぱりヘルシーなんだなぁとあらためて思わされるひと時・・

コロンボに到着。入国審査にたどりつく前にまず出迎えてくれる大きな仏様の像。
何も知らずに一緒に写真を撮ろうとすると、現地の人に優しく注意されます。
最初はなぜか分からなかったのですが、仏様と一緒に撮ることはご法度と、旅行中いたいほど知ることに・・

立派な空港です。両替はロビーに出る手前にあります。ドルから両替したのですが1ドル130円程でした。そんなに悪くないと思いました。
ロビーにはラマダとか、数軒のホテルのカウンターなどの窓口があって、広々しており、地元の人がテレビ前でクロケットの観戦をしているなど、のんびりした雰囲気で安心。

ネゴンボへ。今日は寝るだけです。
RAMADA　KATUNATAKEの部屋内。
機能的で内装が綺麗で快適でした。

ダンブッラの石窟寺院へ。
黄金寺院の横の山の階段を15分〜20分程登っていきます。
寺院はどこも敷地内は外も裸足になります。（靴下は可なので使い捨ての足袋を持っていくと便利）靴を預ける場所があって、ここでは一人250ルピー支払います。
平原から突然浮かび上がったような巨大な岩山の上にあり、圧倒されるような迫力がありました。

ふもとの黄金寺院。すごいデザインです。

ちょっときつい上り坂ですが、振り返ると遠くにシギリヤロックが見えます。
見渡す限りジャングルのような景色が広がります。

寺院は5つの入口の窟があり、ここが第一窟。巨大な涅槃仏が横たわっていて、全身金色で足の裏だけがこのように真っ赤。

窟の入口で念仏を唱えながら腕に糸を結んでもらいました。効果は36時間だそうです。
旅行後には自分で切って外してしまいました。

第2窟の中央にあった壺。天井から湧水が滴り落ちている。絶えず落ちているにもかかわらず、壺の水は増えも減りもしないとの事。どこから来ているかもわからず、聖水と呼ばれていて、病気にも効くそうです。（でも重要な儀式にのみ僧が飲むのだとか）

洞内には何十体もの仏像があって神聖な雰囲気。掘られたままの壁や天井一面には仏陀の生涯やスリランカの歴史がぎっしり、描かれていて、圧巻。

お釈迦様の頭上を守るへび。

中腹にある、世界遺産である事を印す碑。左からみるとタミル語。

正面が多数派のシンハラ語（スリランカ語）

右には英語で世界遺産。

ポストが可愛い。

夕方、アーユルヴェーダの施術を受けにいきました。
ダンブラでとても評価の高い専門施設らしく、清潔、丁寧でした。

まずはここで問診と説明を受けます。
オイルのヘッド・ボディマッサージとシロダーラの後、ハーブの敷き詰められた部屋に移動してミストサウナ。合計二時間のコースを受けました。
カップルの場合同じ部屋で受けさせてもらえたりします。同性に施術を受けるので、上向いたりする時は隣から見えないようにカーテンを引いてくれたりします。

アスレヤというアーユルヴェーダ癒しの空間でした。

街の酒屋さん。真ん中の窓口から注文して買います。お酒は普通のスーパーとかでは売ってなくて、酒屋さんでのみ買えるそうです。10：00〜21：00位まで。
満月の日はお酒は売ってなくてレストランなどもお酒は提供しないようです。
とても信心深いです。

隣にあった、売店。ここでお水とか仕入れました。お惣菜のあげものとか、ニンニクの素揚げとか美味しそう〜。

泊まりはシーギリヤのSIGIRIYA　VILLAGE。
シーギリヤロックのすぐ横にある広大な敷地のリゾートホテルでした。
コテージになっていて、部屋は可愛い感じ。

WIFIはロビーのみ繋がります。

大体ホテルの夕食はブッフェスタイル1本というところが多かったです。
食事は日本人にとても合います。

コテージの部屋。

このプールの向こうにシーギリヤロックがあるそうですが、夜なので何も見えず。

朝、見えました〜

このホテルでもアーユルヴェーダ、やっているようです。

敷地内は沢山のお猿さんが走り回っています。
ロビーのお手洗いを出たら目の前にお猿さんが座っていてびっくり。

部屋の上にも親子が・・

ロビーの前にある池のあひる君達。こっそりですが、少しパンをあげるとしっぽを振って喜んでくれます。

ホテルの裏の道へ出ると、池ごしにシーギリヤロックが現れます。

この近くに観光用の象がいるのですが、乗ってこの湖の中に象に入ってもらって記念撮影するというのが素敵でした。

シーギリヤロックのふもとにつきました。
僧侶のお子さんも団体であがっていきます。

あらゆる場所に、おとなしい犬が寝ているので足元は注意してないと踏んでしまいそうになります。スリランカの動物はみんな、とっても穏やかで不思議な位。

すごい迫力。登れるのかなぁ。。

華麗な王宮のあった岩山のふもとには、何重の壁とお堀があって、お堀の中にはワニがいて、落ちた人はもどってこなかったという。。

悲しい、孤独な王の歴史です。

ライオンの入口を登って延々と階段を上っていきます。登れない人はこのあたりの木陰で休んでいます。午前中で階段は日陰だし風もあって、人が多いので、進むのはゆっくりですし、時々振り返るとジャングルの広大な景色に癒されるので、そんなに大変とは感じませんでした。

頂上の遺跡。王宮。兵舎。住居・・
この写真は少し下ったところの王のプール。

王の休憩の椅子。この前にダンスステージがあり、女性たちが踊っていたんだとか。
まわりには水のクーラーが張り巡らされ、孤独な歴史とはいえ、王様がどれだけ権力を
持っていたかが伺えます。

熟すとフルーツとしてとっても美味しいジャック。
カレーなど料理でもよく使われます。

道端にあるフルーツショップ。
バナナはスリランカに６４種類もあるのだそう。

ランブータンとかパパイヤとか、フルーツがとっても美味しい。

ハーブガーデンに行きました。
ヘッドマッサージオイルはアーユルヴェーダで使っていたものと同じ手触り・香りだと思いました。
フェイスマッサージのアロエ＆ティーツリーオイルと共に購入しました。

少し高価だけど調子が良いです。
他に、ターメリックとかスパイスも売ってます。

キャンディへ移動し、キャンディアンダンスの会場へ。いつも夕方から2回、公演しているようです。最後に火渡りの儀式があるのですが、その時は近づいて見学もできます。

その近くの仏歯寺へ。これはペラヘラ祭りの絵。
入口では男女別れて荷物の中身を見せ、服装をチェックされます。男性は短パンなら腰までさげて入るとか、女性もひざ丈でもストールを巻くよう言われます。
その先はやはり靴をあずけて入ります。

定期的に来るお祈りの時間になると人で埋め尽くされ、前に進めなくなる位の状態になります。入口で蓮の花を受け取り、お祈りを捧げます。

この奥の光輝いている部分の中に仏様の歯がおさめられています。

一階には、仏陀や仏歯寺の歴史について解説する絵画がずらっと並んでいます。
撮影はOKだけど、やはり一緒にはNGです。

有名な僧侶がここで演説をしたりするそうです。
当日も、産まれたばかりのような赤ちゃんが人ごみの中を入って行きましたが、
スリランカの赤ちゃんは皆、初めて家から外に出る日はこのお寺が最初だそうです。

泊まりは、ホテル自体も世界遺産に登録されている、HOTEL　SUISSE　KANDIです。
歴史が感じられて素敵です。

シンプルで素敵です。

廊下。趣があります。

増築とかされていて中が迷路のような造りですが、クラシックで素敵でした。

この外の芝生がお庭になっていて、朝も夜も、外でも食べる事ができます。
朝は、料理を置いて席を全員が離れるとカラスに狙われるかも・・
でもこちらのカラスは小さくてちょっと可愛かったです。

占星術をお願いすると、ホテルのロビーに先生が出張してくれて、30分ほどみてもらうことができました。（前日に生年月日と時間（時間が重要らしい！）や名前、産まれた県を知らせておいたので、紙にまとめたものをくれた上でさまざまな話をしてくれます。その場で質問も聞いてくれて、最後にメールアドレスをくれます。日本に帰ってからでも知りたい事があれば、、との事で、一度見た人についてはお金をとらず相談には乗るのだとの事でした。
スリランカの人は縁談も、占星術で相性が合わないと結婚しないという程にこれを信じていて、何をやってもうまくいかない時期などは、占ってもらって解決策を探すのだそう。
手相を同じ様に信仰している（学問としても確立している）お隣のインドとは、全く違うものに同じ様に厚い信頼を寄せている部分が、日本人の私にとっては神秘的ですごいなーっと思わされました。