2015/05/19 - 2015/05/19
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JIC旅行センターさん
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エストニアの民族生活について調べていて、キフヌ島のことを見つけました。
キフヌ(Kihnu)とは、バルト海のリガ湾の北東部に位置する面積16平方キロメートルの小さな島です。
夏にしか行けないところです。
タリンからバスか電車でパルヌ市まで行き、パルヌから船で2時間ぐらいでキフヌに行けます。冬になると海が凍ってしまうため、飛行機でしか行けなくなります。
キフヌは昔からエストニアの領土でしたが、本土から12キロメートルぐらい離れている島なので、いつもある程度孤立した生活をしてきました。キフヌの男性はみんな海に出て、漁猟をしていました。女性は家事を全部していました。そのため、バイクやトラクターの運転もいまだに主に女性がやっています。
また、キフヌはとても小さい島なので、自分の家を出ると即ち「交際場に出る」ことになり、多くの女性はいちばん美しい服を着ます。それはキフヌの伝統的な民族衣装です。キフヌ島には店は3軒しかないのですが、その店の近くではいつも、伝統的な服を着て歩いている女性を見かけることができます。
民族衣装は、主に赤、そして青、黒などの模様の柄の美しいスカートです。もっとよく知りたくなってキフヌ博物館に行きました。博物館のスタッフも、美しいスカートの女性で、微笑みながら出迎えてくれました。
「スカートいくらくらいしますか」
「400ユーロとか、…」
「ええ?そんなにするの?キフヌの給料はそんなに高いの?」
「この値段は観光客用ですよ。私たちは買ったりなんかしないです。キフヌの女性はみな自分の手で作りますから」
という対話をしました。
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もっと詳しく聞いてみると、赤は喜び、黒は悲しみを意味していて、たとえば旦那さんが亡くなると黒のリボンが多いスカートを着て、だんだん赤のリボンの数を多くして、その哀キヌフ島の民家傷を少しづつ乗り越えるという意味も入っているそうです。博物館では、スカートを縫うマスタークラスも開かれています。
キフヌ島の伝統結婚式は、ユネスコの世界無形文化遺産に入っており、世界的に知られています。ただし、最後の伝統的な結婚式は1995年に行われました。これからまた行われるかどうかは未定です。
キフヌの文化をもっと知りたい方には、キフヌの多くの女性が参加する「キフヌムア」(Kihnumua)というフォークアンサンブルがお勧めです。2010年に日本公演を行ったこともある、エストニアの有名なアンサンブルの一つです。
最後に、キフヌにはホテルがないので、タリンかパルヌから日帰り旅行をするか、民家に泊まるかしか方法がありません。夏には、キフヌの多くの人がお客さんを自分の家に泊めてくれるし、朝食においしい家庭料理を出してくれます。ぜひキフヌにいらしてみてください!
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