食いしん坊オヤジのチキン食い倒れイン・ソウル

2015/05/28 - 2015/05/30

ＭＥＲＳで最近さっぱり元気のない韓国。
韓国旅行好きのオヤジとしては何とも寂しい。円安や中国人だらけの観光場所など、韓国を敬遠する理由は他にもあるが、やっぱり日本人にもっと韓国へ遊びに行ってほしい。
そんなんで応援の意味も含めて、一ヶ月前にオヤジ３人で行ったソウルの旅行記を書いてみます。

今回は２泊３日、コミコミ２万７千円の格安パック。羽田から午前発夕方帰りでこの値段なら申し分ない。
食べ物以外の情報は極力割愛いたしますが、レートはやっぱり気になりますよねぇ。
この日の空港レートは１万円＝８４,０００Ｗ。明洞ではおおかた８８,５００Ｗといったところ。
８９,０００Ｗで頑張っているところもありましたが。
やっぱり中国大使館前のここが一番か。８９.５００Ｗでした。

まずは４号線恵化（フェファ）駅からすぐにある、鶏の丸焼きで人気だと言う「ビアウォーク」に突撃。
まだ５時過ぎだというのに店内はほぼ満席。店の表裏の出入り口に迫り出したテーブルもほとんど埋まっている。
客層はみんな若い。おそらく我々３人が断トツの年配者だ。

店の前で丸焼きにされている鶏を観ているだけでお腹が空いてくる。
「トンダッ」という鶏の丸焼きと、そうめんが付いたコルベンイはこのボリューム。間違っても人数分は注文しないでください。
生ビール３杯とピッチャー追加しても全部で５万Ｗ。
なんで韓国はビールにはコルベンイなんでしょうか。私は確実に腹下します（笑）辛かったなァ。

チキンと言えばやっぱり馴染みがあるのはフライドチキン。韓国人はコレ、好きですよね。
私は日本の定食屋で出すようなカラッとした唐揚げが好きですけど。
明洞が目の前のパシフィックホテル脇にある「ヨンニャムチキン」でも鶏食を。

看板のヨンニャムチキンとニンニクヨンニャムを注文。一皿１７,０００Ｗだが１人では食べきれない。
苦戦しているとソースが衣に浸みこんでベタベタして来る。冷めると手ごわいので、決着は早めにつけよう。
会話も無く、ただひたすら骨付きチキンをむしゃぶり続け、ビールで流し込んでなんとか完食。

ソウルに来ると良く立ち寄るのが、東大門にある「明洞タッカンマリ」
老舗で有名なお隣りより、私はコチラがお気に入り。
タッカンマリに関しては、今回の空港送迎のガイドさんと、ちょっとしたやりとりがあった。

「みなさん、何をしに来ましたか？」

「鶏を食べに来た」

「男３人で？何の料理？」

「タッカンマリ」

「それは韓国人は食べない。タッカンマリは貧乏な人が食べるもの。店だっていくつもない」

「熱々の鶏をニンニクや唐辛子のタレで食べるタッカンマリは最高。ガイドさんの勧める店より安くて美味しいと思うよ。それに私は貧乏人だから、タッカンマリはピッタリだな」

ガイドさんは韓国人はタッカンマリを食べないというが、それにしてはこの店は客でいっぱいだ。日本人にも人気の店だけど、客は韓国人ばかりだった。私もタッカンマリの食べ方は、韓国人の方にレクチャーしてもらったんだっけ。

ニンニク、コチュジャン、酢、醤油、練り辛子等でタレを作る。
トックやネギとともに、グラグラ煮立つのを待つ。私はキムチは入れないで、〆のうどんの時に一緒に入れるのが好き。
スープもしっかり飲み干そう。

鶏ばかり食べているとさすがに飽きてくる。
最後の夕食はノリャンジン市場へ。
市場で魚を見てから２階の食堂へ行ったらほぼ満員。日本語ペラペラのカンさんに、「どこで飲んできたの！もっと早く来い」と怒られた。しかたなくテーブルを片付けるまで市場で買い物。

時期はもうそろそろ終わりだというワタリガニをメインに、大ぶりのブラックタイガーとアワビをそれぞれ１人１匹づつ。

カニはコッケチムに、エビは丸焼き。アワビは２人が刺身で１人だけピロリ菌治療中でナマモノ禁止のため焼きアワビに。
タマゴがびっしり詰まったコッケチムは最高でした。

朝から夜中まで食って飲んでばかり…
帰国の日の遅い朝めしは、ホテルの近くの屋台で宴会。
午前中のお酒って、これまたウマいんですよねぇ。

もちろん好き嫌いはあると思いますが、韓国の食べ物は美味しいですよ。
騒動が終わったら、みなさんも激安パックでソウルを食べに行きましょう！
私は決して、格安ツアー会社の回し者ではありません（笑）

エリア ソウル(韓国)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

オアシスマッサージの１Ｆ両替所。

ここも頑張っていました。中国大使館の通りの角です。

中国大使館入口前の両替所。明洞では一番かな？

店の前でグルグル焼いています。ひとつひとつ出てくると、意外と大きいのでびっくりします。

外はパリパリ、中は柔らか。でもジューシーさは今ひとつかな。

そうめん付のコルベンイ。辛いし固いし、消化に悪いですけど、そこがまたツマミに良いんですね。

チキンにはビール！コレどこも同じ！でも外国へ行くと、日本のビールってホントに美味しいんだって分かります。韓国ではＣＡＳＳが一番好きです。

たっぷりソースがかかったヨンニャムチキン。そんなに辛くはありません。

ニンニクソースのヨンニャム。熱いうちにやっつけよう！

下処理してある鶏のブツ切りを、目の和えの鍋に入れてくれる。１羽で２人前。

タレは店員さんにやってもらおう。後はお好みで追加すればいい。

骨付き鶏にかぶりつくのみ。ワイルドに行こう。

〆はスープを足してもらって、半生のグクスを啜ろう。タレでも良し、スープに味を付けても良し。

様々な魚介類が生簀に並ぶ。ここで好きなものを買って、棟の中の食堂へ持ち込む仕組み。日本人を見ると、かなりの勢いでセールスにあいます。

アワビはおいしいですよねぇ。肝と一緒に噛むとこれまたウマい。１個１万Ｗほどでした。

私の好きなケブル。コリコリして食感はツブ貝、味はホヤのようだが、友人たちは気味が悪いといって食べない。

大ぶりのエビは鬼殻焼きが美味しい。これならブラックタイガーで十分。

メインのコッケチム。朝鮮半島の宝石にふさわしい濃厚な味覚。

見てください。タマゴがたっぷり詰まっています。

チャミスルも進みます。気が付いたらヘロヘロ。

屋台で朝から宴会なんて最高の贅沢。特別美味しいものはないけれで、吸い寄せられるように入っちゃうんですよね。

オデンにカルグクス、ケチャップが韓国らしいケランマリ。

キンパプは屋台より、キンパプ天国の方がウマいな。韓国へ来たら必ず食べます。

ラーメンもオヤジ３人で怒涛の廻し食い。オバちゃんも呆れていた。家で作るよりナゼか美味しく感じる。