神託の地デルフィ

2015/06/23 - 2015/06/23

ギリシャ旅行で下記まわりました。そのデルフィ編です。
・アテネ市内
・メテオラ
☆デルフィ
・ミケーネ

デルフィはギリシャ旅行の予習として映画『My big fat dream』を見て行きたくなった場所。アテネからの日帰りバスツアーもあるようだったけど、個人でもバスで行けそうだったので個人で行ってみることに。
地下鉄のAttiki駅から路線バスでLiossionバスターミナルへ行き、そこでAthens―Delfiのバス往復チケットをゲット。
バスは100%ではなかったですが、結構な乗車率でしたので、土日だったら当日は席が取れなかったかもしれません。あぶない、あぶない。
帰りはLiossionバスターミナルからAttiki駅まで歩いてみましたが徒歩20分というところでした。バス停1,2コのつもりだったのに実際は3,4コあったみたい。

エリア デルフィ(ギリシャ)

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

【リオシオン　バスターミナル】
Attikiの駅の外に出て直ぐのバス停からガイドブックの通り024番のバスに乗車。4travelのクチコミによると024番以外でもリオシオンバスターミナルに行くみたいだけど、直ぐに024番が来たので、私は024番バスに乗車。バスは前乗りじゃないので、乗るときにドライバーさんに聞けないのが少し不安。
乗った後に「Liossionバスターミナルに着いたら教えて。」とドライバーさんにお願いしたらバス停はもちろん、バス停手前で「ここを曲がったらバスターミナルだ。」とぶっきらぼうながら教えてくれました。あのときのドライバーさん、ありがとう！

チケット売り場は行き先ごとに売り場が違います。
入ってすぐ、左手（一番人が並んでた）の窓口で、アテネ―デルフィの往復チケットを購入。こんな感じの紙を渡されました。
帰りは最終バスで18:45のはず（窓口で切符買った時も職員の人はそう言っていた）が、よく見たら印刷は18:15になってます。手書きで18:45に直されているけど、ちょっと不安。
＃結局バスが来たのは19:00少し過ぎでしたので、18:45でよかったみたいです。

デルフィ行のバス。
トイレはついていませんが、なかなかきれいなバスです。アテネからデルフィまで片道３時間くらいでした。

デルフィ行バスの内部。
なぜか巨大なクマのぬいぐるみが鎮座しています。
私の席は中扉のすぐ後ろで前が開けていてラッキーでした。しかも通路側だったのに窓際のご婦人の希望で交換となり、私の好きな窓際へ。
ご婦人は通路はさんだ席に旦那様がいらしたようです。

途中、トイレ休憩に寄ったドライブイン？のようなお店。Friendly cafe bar
店内にヤマハのバイクが展示してあったり、駐車場に泊まっている車がMITSUBISHIやDAIHATSUだったり、もしかしてオーナーは日本好きだったのかもしれません。

【デルフィの街】
アテネから到着したバスは右側の建物の前で停まり、客はそこで降ろされます。
逆にアテネ行のバスは左側の駐車場のようなところに停まります。
右側の建物がバスのチケット売り場になっているようで（壁に大きく書いてあります。）帰りのチケットを持ってない人はここで買っていました。

【デルフィ遺跡】
バスを降りて、街中とは反対側(今、バスで通ってきた道)へ少し歩くと、まず博物館があり、その少し先に遺跡のチケット売り場がありました。

平日とはいえ、ハイシーズンなので、人がいっぱいいるのを覚悟していたのに、あんまり観光客がいなくて拍子抜け。
写真の石の付近には誰もいなくて、コース外に来てしまったのかと少々不安になるほどでした。

【デルフィ遺跡】アテネ人の宝庫
やけにきれいだと思ったら、1906年にフランスの考古学会が復元したとのこと。
南側の壁にマラトンの戦いでアテネがペルシア軍に勝利した感謝の印としてアポロンに捧げた宝庫である、ということが書かれているそうです。

【デルフィ遺跡】
記憶が定かではありませんが、おそらくアテネ人の宝庫の壁。
細かい字でいろいろ書いてあります。ペルシアに勝利したことへの感謝が書いてあるのでしょうか？

【デルフィ遺跡】プーレフテリオン跡（手前）とアテネ人の宝庫（奥）
プーレフテリオンは会議場のことでギリシアにおける四大競技大祭の一つ、ビィーティア祭を管理する評議員たちが集まって議論を交わしていた場所らしいです。

【デルフィ遺跡】アポロンの神殿
この遺跡のメイン。
もう柱しか残っていませんが、ここで多くの人がご神託を受けたのかな。

【デルフィ遺跡】アポロンの神殿

【デルフィ遺跡】古代劇場
ここでビューティア祭の演劇が行われていたとのこと。
紀元前４世紀の建築で、紀元前２世紀に再建されているそうです。
ここから見下ろすデルフィ遺跡はとても絵になります。

【デルフィ遺跡】スタジアム
遺跡は山肌に造られているのですが、一番上にあるのがこのスタジアム。
ここで競技会が行われていたのでしょう。

【デルフィ遺跡】スタジアム
長さ178m、幅26mとかなり細長い作りになっています。
観光客は中に入れないようになっているので雑草が茂っています。

【デルフィ遺跡】

【デルフィ遺跡】

【デルフィ博物館】ナクソス人のスフィンクス
スフィンクスと言えばエジプトのギザのものが有名ですが、元々スフィンクスという言葉自体がギリシャ語らしいので、こちらが元祖なのかな？

【デルフィ博物館】
片足を一歩前に出してるあたり、エジプトのファラオの像を彷彿とさせます。
でもエジプトでは裸の像は見なかったよな。。

【デルフィ博物館】オンファロスの複製
またの名を「へその石」
実際はアポロンの神殿内の聖域に置かれていたとのこと。当時は綿のひもで編んだ網で覆われ、その上に黄金の鷲が２羽乗っていたそうで、これは大地の中心を決めるため、ゼウスが地平線の両端から放った２羽の鷲が出会ったのがデルフィだった、という伝説に由来しているらしいです。

【デルフィ博物館】青銅の御者像
クラッシック期の傑作といわれる像。

【デルフィ博物館】青銅の御者像
顔のアップ。眼には石？がはめ込まれていて、白目と黒目がちゃんとあります。
メデューサを見て石（実際は青銅だけど）になってしまった青年、と言われたら信じてしまいそうです。

【デルフィ博物館】
宝飾品。とてもきれいな状態で残っていて、『金(GOLD)』というのはやっぱり特別なんだなぁと認識しました。

【デルフィの街】
遺跡と博物館を見終え、帰りのバスまで時間があったので街を一回り。
写真のお店『agora』で一休み。見晴らしのいいテラスがあって気持ち良かったです。

【デルフィの街】
一休みしたお店『agora』のテラスから。向こうに見えるのは湖かと思っていたけど、後で地図を見たら海（コリンティアコス湾？）だったみたい。

デルフィはこんな山々に囲まれています。
オイディプスやライオス王はこんな山の中を神託を聞きにデルポイを目指したのかなぁ、と想像が膨らみます。
オイディプスがライオスを谷底に突き落としたという三叉路はどこにあるのでしょう？

#ちょうど、私のギリシャ旅行前後にNHKの「100分で名著」という番組でソフォクレスの「オイディプス王」を放送していて、タイムリーでした！

アテネ行のバス。行きのバスとは違う色でした。
行きはみなさん自分の番号通りに座っていたみたいですが、帰りはバラバラ。
私の席にはお姉さんが座っていて、となりに彼氏がいるから移動したくないらしく、私の席とお姉さんの席と交換。ところが元々のお姉さんの席では今度はお兄さんが爆睡中。仕方なく空いている席に座って、後から誰か来たら嫌だなぁと思っていましたが、検札のお姉さんにも何も言われず、あとから何か言ってくる人もいなくて、隣も空いてたし結果オーライでした。

【おまけ】
Attiki駅構内にはこんな看板が掲げてあり、Liossionバスターミナル行きのバス停がすぐわかります。