2015/05/02 - 2015/05/02
80位(同エリア157件中)
norijiroさん
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台中から台湾屈指の古い港町・鹿港をめざす。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
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台中から鹿港へは直通バスも出ているのだが、われわれはまず、彰化駅をめざした。
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土曜日なので特急電車はかなりの混雑。子どもたちの座る席はなかったが、気のいいおばさんが譲ってくれた。日本よりも子どもに優しいのである。ただ、私は車両の隅に追いやられ、下がすけすけの連結部で恐るおそる到着を待つ。
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20分少々で彰化駅に到着。鹿港に直行せず、ここまで出てきたのは大きな訳がある。
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駅構内にある扇形の古い機関庫があり、これがなかなかのものだという。構内とはいえ、いったん駅の外に出てから歩いて10分くらいかかる。誰が書いたか、手書きの案内板があるので、簡単にたどりつけた。
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彰化扇形庫は1922年に建てられたもので、いまでもバリバリの現役。もともと台湾にはほかにもいくつか扇形庫があったらしいが、現存するのはこの彰化のみ。転車台を中心に12台分の機関庫が扇形に配置される。
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転車台はなかなか迫力がある。
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この扇形庫のすごいところは、見学者がいる前でも実際に業務に使用されるという点だ。機関車の出し入れを行う時は、付近にいる係員が見学者を少し離す。
さあ、機関車がまもなく転車台へ。 -
実際に動く転車台と機関車を見て、子どもたちも大満足。
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そして堂々と線路を歩ける。
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この近さで作業を見学できるのは驚異的。早い時間のほうが、機関車の出し入れを多く見られるようだ。
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駅からはバスもあるのだが、時間が合わず今回はタクシーで。鹿港までは30分ほどで400元。
れんが造りの伝統的な町並みで、商店が並んだメインストリートの埔頭街はたくさんの人で賑わっている。 -
長男がはまったのが、このパチンコゲーム。ボールを4回発射して、点数の書かれた穴にボールを入れ、その点数の合計に応じてソーセージをもらえるというもの。計70〜120点以外の場合はソーセージゲットのはずなのだが、何度やっても、合計がこの70〜120点の間に収まってしまう。ほとんどが20〜30点の穴に入るような仕様のようで、何という絶妙な点数設定!
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お腹が空いたので、まずは腹ごしらえ。看板がど派手な「輝鴻」へ。
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鹿港名物・シャコの唐揚げ(150元)。日本のシャコよりかなり小型だが、くせはない。塩・こしょうのシンプルな味だが、ほんのりとした苦みがビールによく合う。
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こちらも名物の牡蛎オムレツ(60元)。かきがゴロゴロと入っていて、食べ応えあり。
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食後はふたたび埔頭街へ。玉石混淆のお土産を見て回るのも楽しい。
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子ども向けのゲームなども充実。
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途中の廟でお祭り?に遭遇した。爆竹のものすごい爆音と煙。昔ながらの台湾といった感じ。
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ものすごい人混みで、これは大変と裏道に入ると、嘘のような静けさ。こちらの町並みも十分絵になる。
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住居表示のタイルがかわいらしい。
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ほとんど人通りもないこの裏道に、かつての門が残されていた。1833年につくられたもので、外敵の侵入を防ぐ目的があったという。門の内側にあたる市内は商人が多く住んでいたので、その金を狙う海賊風のならず者、という光景が浮かぶ。
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「二鹿」とは、かつてこの街が台湾第二の都市だったことを表している。19世紀末にこの地域の中心が台中に移ってしまったため、近代に入っても都市化することなく、清の時代の繁栄の面影を今に伝えている。
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見所の一つ、九曲巷へ。季節風による強風や砂埃を防ぐため、路地を意図的に曲げて造ったもの。
この辺はどういうわけか、人っ子一人いない。埔頭街よりも歩きがいがあると思うのだが。 -
古い町並みそのままで、まるで清の時代に来たような気分になる。
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心なしか、確かにこの道は風が弱い気がする。
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最終目的地は摸乳巷。単なる細く長い路地なのだが、その名前がインパクト大。日本語に直せば「乳ふれ通り」。あまりに細いため、すれ違う時には胸があたってしまう、というのが名前の由来とか。ありふれた名前だったら、今日の隆盛はなかったに違いない。ネーミングの勝利だ。
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向こうから誰か来たらアウト。待避スペースはない。
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細いところは幅70cm。大人一人が通るだけで精一杯となる。周囲の壁が高いところだとかなりの圧迫感がある。
鹿港の町並みには、古い台湾の姿がそのまま残っていた。近代化してしまった都市部ではなかなか見られないような味わいがある。
鹿港の後は、最終目的地の台北へ。
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