火煙と轟音　6メーターの砲身から、火柱と雷鳴が轟く

2015/04/05 - 2015/04/05

陸上自衛隊駒門駐屯地創立55周年記念行事のバスツアーに行って参りました。
あいにくの小雨日和でしたが、朝７時出発のバスは満席。この旅行会社だけでも、各地から３０台余りのバスが運行(約2,000人の客)。他にも数社の旅行会社のバスツアーもあり、かなりの入場者が見込まれる。
９時半に西門に到着。合羽を着込んで早速駐屯地の門をくぐる。
まず遭遇したのは、若い自衛官や業者による模擬店。自衛隊関係の小物から焼きそばなどの軽食まで、元気一杯に販売していました。
それを横目に進むと、装備品の展示が目に飛び込んできた。
武装装甲車、偵察警戒車や地対空誘導弾を装備した車両などが展示されていました。
その先のグラウンドでは観閲式が始まっていたので急いで移動。しかし人の壁が厚く良く観えない。あきらめて、取りあえず資料館へ。
資料館には、昔の軍服や三八式騎銃、実際使われた軍刀、ヘルメットなどの装備品の展示があり、最も感銘を受けたのは、先の大戦の戦地での、ある兵士の日記と手紙。その内容に涙が出てくる。
雨も小降りになり、記念行事の目玉の一つである、戦車体験試乗の会場へ向かうが、案の定長蛇の列。試乗を諦め見物することとした。しかし目の前で走る戦車は、やはり迫力がある。
さて、本日のメインイベントである模擬戦が始まるため、再度グラウンドにいそぐ。今度は人の壁の隙間を確保。
戦いは不明な戦車部隊を発見するところからスタート。偵察オートバイ部隊が敵部隊であることを確認。装甲車の重機関銃による攻撃が開始。乾いた機関銃音が鳴り響く。敵の戦車からも戦車砲による応戦。ドーンと言う腹に響く音。
我が方は自走してきた155mm榴弾砲が配置につき、敵部隊に対し支援射撃を。６メーターの砲身の先から、火柱とともに落雷のような轟音が轟き、グラウンドの空気を揺さぶった。その衝撃は、張られたテントの水滴を、パッと飛び散らせるほどであった。
駐屯地での見学は、４時間程度の駆け足ツアーでしたが、実際の戦闘車両に接するなど貴重な体験ができたツアーでした。

エリア 御殿場(静岡)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

【装備品展示】
９６式武装装甲車

【装備品展示】
８７式偵察警戒車

【装備品展示】
８１式短距離地対空誘導弾

【資料館展示物】
三八式騎銃

資料館展示物
出征ほまれの家章
・・・悲しいほまれです。

資料館の建物の前に展示されていました。
アメリカが東京の空襲で落とした本物の１トン爆弾の不発弾です。

【戦車体験試乗】
長蛇の列で試乗できませんでした。

【戦車体験試乗】
走行時は、油圧で車高を上げて走ります。
コンクリートの上の走行のため、キャタピラーにゴムを装着しています。

【模擬戦】
偵察オートバイ部隊が敵戦闘部隊を確認・機関銃で応戦の後、陣地に帰還。

【模擬戦】
155mm榴弾砲
配置完了後支援攻撃開始。火柱と轟音が轟く。

【模擬戦】
武装装甲車の次に戦車も続いて戦線展開する。

【模擬戦】

【模擬戦】

【模擬戦後の展示】
１０式戦車

【模擬戦後の展示】
10式戦車

【模擬戦後の展示】
９０式戦車
戦車砲の下の車体前面部を拳で叩いてみましたが、厚いコンリートの壁を叩いているようで、鉄板という印象ではありませんでした。
鋼板の厚みを質問してみましたが、ヒ　ミ　ツ。やはり敵に対する前面部が一番厚みがあるそうです。

【模擬戦後の展示】
７４式戦車
形が流麗で美しい。

【模擬戦後の展示】
７３式装甲車

【模擬戦後の展示】
１５５?榴弾砲
６メートルの砲身から、火柱と轟音が轟いた。

【模擬戦後の展示】
１５５?榴弾砲　背面

【模擬戦後の展示】
１５５mm榴弾砲　背面

【模擬戦後の展示】
１５５mm榴弾砲　砲弾

【模擬戦後の展示】
１１式装軌車回収車

【模擬戦後の展示】
７８式戦車回収車

【模擬戦後の展示】
７４式戦車