生きた化石「カブトガニ」と瀬戸内海の島巡り（岡山）

2015/03/27 - 2015/03/27

笠岡の生きた化石「カブトガニ」に会いに行きます。

そして瀬戸内海の島巡りが始まります。

エリア 笠岡・浅口(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 船 タクシー JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

幻想的な朝焼け

前日に横浜から乗車した大垣行き「ムーンライトながら」が名古屋を過ぎると、5時半頃から朝焼けが始まります。

国鉄時代の381系特急

岡山で次の各駅停車の電車に乗換える時に見かけました。

国鉄初の振り子電車381系は今でも活躍しています。

山陽本線笠岡駅で降ります

駅にカブトガニの標本が展示されています。

瀬戸内海の船の出航まで１時間半あるので、カブトガニを探しに行きます。

カブトガニ博物館

笠岡駅からタクシーで10分の海辺に、カブトガニ博物館があります。

マスコットがお出迎え！

左から、カブ海（カブミ）ちゃんと、カブニ君。

カブトガニはメスの方が体が大きいのです。

いました！

これはアメリカカブトガニです。

お茶目なカブトガニ

目の前でひっくり返ってお腹を見せてくれます（笑）

ボーとしているようなカブトガニ

つがいのカブトガニ

右側にいるメスはいつもオスをおんぶしているみたい！

実は左側のオスは前足でメスをしっかりとつかまえています。

仲むつまじいカブトガニ

かかあ天下のようですが、後ろのオスが司令塔で、どこへ進むのか決めます。

エサはメスから先に食べ、お腹いっぱいになったらオスにあげます。

うわぁ〜サメに食べられる〜！

大丈夫　かっちんはまずかったようで、すぐに吐き出してくれました（笑）

生きた化石の展示

カブトガニ以外にも、体のつくりが原始的な生物（生きた化石）が展示されています。

これはホウキではなく、セイロクリヌスの化石です。

オウムガイ

シーラカンス

カブトガニの分布

日本では瀬戸内海西部から九州北部の海岸にかけて生息しています。

海外では東南アジアとアメリカ東部の海岸に限られています。

笠岡のカブトガニ繁殖地

笠岡は昔から海を干拓することにより土地を広げてきたところです。
笠岡湾の大干拓は、笠岡市の耕地面積の60%相当を占めています。

カブトガニが生息していた干潟が年々縮小され、昭和46年に神島水道が新たにカブトガニの保護地に指定されています。

カブトガニの脱皮

脱皮するたびに体が大きくなっていきます。

リムルステスト試薬になるカブトガニの血液

カブトガニの血液が体外に出ると寒天のようにかたまります。
これは海水中にある細菌の毒素によるもので、もともとカブトガニの中に入って来た毒素から身を守るはたらきがあります。

カブトガニの血液から作られたリムルステスト試薬が、人間の血液やワクチン、水、食品の有害毒素の検液となります。

カブトガニは私たちの生活にとても役立っているのです。凄い！

特別陳列展「追跡、カブトガニ」

面白そうなので見ます。

データロガー

筒の中には、電池で駆動する温度計、３軸地磁気計（コンパス）、３軸加速度計、深度計などがあり、カブトガニの成育環境を知ることができます。

昔の調査機器

かっちんはかつて電機メーカーにいたので、懐かしい測定器ばかり。

カブトガニの活動範囲

カブトガニに超音波発信器を取付け、追跡します。

ハイテク装置でカブトガニ観察

飼育展示室

生まれたばかりのカブトガニの赤ちゃんを見せてくれました。
すでに大人と同じ体つきをしています。

この博物館では、カブトガニを大事に育てています。

では、博物館の外に出て公園を散歩します。

危ない、子供が･･･

迫力ある恐竜

公園には実物大の恐竜が展示されています。

笠岡港

笠岡駅から歩いて５分のところに瀬戸内海の真鍋島へ行く定期船乗り場があります。

笠岡諸島の案内図

今日の宿がある真鍋島へは、４つの島を経由して行きます。

乗船券

定期船が来ました

笠岡港を出発

では、船からの眺めを紹介します。

カブトガニ博物館

海から眺めると、カブトガニの形にそっくりです。

瀬戸内の海

高島

笠岡に近い島で、遺跡や伝説が数多く残っています。

小高い丘に巨大な石

高島にある子妊石（こはらみいし）は、子授けや安産の神として信仰されています。

高島

岩山があります。

海の中にある岩礁

釣りをしているのでしょうか？

白石島

笠岡から３つ目の白石島には、白砂が美しい海水浴場があります。

白石島の手押し車

船からの荷物を運ぶのに使います。

北木島の猫岩

重ね岩も綺麗ですが、岸から突き出た所をよ〜く見ると猫の顔があります。

猫岩

耳と目から猫の顔に見えませんか！

北木島

花崗岩の北木石の産地です。

北木島

４つ目の島で、石と流しびなの里です。

北木島

船から郵便物と荷物を積卸します。

島が多い瀬戸内海

真鍋島の岩坪港

真鍋島には２つの港があります。

岩坪港の手押し車

カゴ付きですね。

漁船

黄色い網が、青い海にあいますね。

真鍋島港に到着

真鍋島の２つ目の港です。

真鍋島には昔ながらののどかな漁村が残っています。

今晩は真鍋島の島宿三虎に泊まり、明日島内巡りをします。