草津温泉2015冬

2015/02/15 - 2015/02/16

　まず今回デジカメを忘れてしまい、そのため写真は全てレンズの怪しくなったスマホによるものです。見辛い部分ご了承下さい。
　草津温泉には何度も足を運んでおりますが、今回はスノボ目的でやってまいりました。

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: JR特急 JRローカル

　前日に指定席をゲット出来たので、赤羽から特急『草津』に乗車。元スーパーひたちの車両に揺られ、新線に切り替わった川原湯温泉駅を通過しつつ長野原草津口より路線バスに乗り換えて、草津に到着したのはお昼時。JRバス関東の高速バスゆけむり号と比べてかなり割高となりますが、日曜出発にも関わらず予約が全く取れなかったので致し方ありません。
　到着すれば吹雪。地元の方の話によれば、今年は特に雪も多く風の強い日も多いとか。宿に荷物を預けつつスキー場まで送迎してもらい、休み休み数本滑りました。雪は降り続け回復の兆し無し。ほどほどに引き上げ、夜には湯畑へと繰り出しました。

　湯畑周辺の整備工事はだいぶ進んでおり、いよいよ最後の熱の湯(湯もみショー)建て替え工事へと移っていました。まずは毎回立ち寄る白旗の湯へ。
　この外湯はあくまで基本地元の方のための無料公共浴場であるため、観光客に解放しつつもあまりお勧めしていないせいか、古いまま残されております(女湯は一部柱と浴槽の縁だけ新しくなっていたそうです)。もちろん古いままってのが良くて、やはりここに入らなければ草津に来た気になれません。

　男湯は左手がぬるめ、右奥が熱めです。今回熱めに挑戦しましたが、やっぱ無理でした。一生懸命湯もみしたのですが、肩まで浸かれるものの10数える前に無理。

　白旗の湯でじっくり温まった後は、湯畑の下にある居酒屋魚民で生ビール。鉄板です。

　宿泊は今回『ペンションはぎわら』さんにお世話になりました。バスターミナルの少し上、ホテル櫻井さんの脇にひっそりと佇む小さなペンションです。
　草津と言えば温泉旅行ですが、その中でペンションという選択肢は発想としてなかなか無い。軽井沢などの高原リゾートならまだしも、ここ草津ではどうしても和風の旅館に観光客は流れがちなもので、昭和50年代のペンションが流行った時代からすればだいぶ廃れてしまったように思います。しかしこの宿、ワタの湯源泉という自家源泉をお所有していらっしゃいます。オーナーさんに聞いたところ、実家が源泉を売る会社だとか。宿に入ると最近家族に加わったという仔犬が出迎えてくれます。
　さてお湯ですが、他の源泉と比べ強い硫化水素臭、肌にまとわりつくような滑り、柔らかいながらもしっかりとした刺激。いかにも草津らしい非常に素晴らしいお湯です。浴槽は二人も入れば狭いといった感じですが、オーバーフローする掛け流しの湯量からすると、丁度いいのかも知れません。湯口も浴槽の底までパイプが延びており、常に新鮮なお湯へと入れ替わるような仕組み。温泉の事を知り尽くしているといった印象を受けます。実際、ここのお湯目的で訪れる温泉好きの方も多いそうです。
　それなのに素泊まり3000円(休前日は4000円)という安さ！
　二食付きでもたったの6000円(休前日は7000円)！
　冬以外の季節でも、またこの宿に泊まりに来たいと思いました。

　翌朝の月曜は見事な快晴。火曜からまた天気が崩れるとのことなので、まさに冬の晴れ間。
　草津国際スキー場は今回初めてでしたが、ロープウェイで登った白根山頂上付近からのロングコースは最高に気持ち良かったです。一部コースが狭い箇所や林間コースがありスノボにはあまり適してない部分もありますので、スノボ初心者にはあまりお勧めできませんが。

　４時頃までスノボを満喫してシャトルバスで戻り、バスターミナルで舞茸天蕎麦を食べてから最後の締めは足湯。ほかほかになって帰りました。在来線普通列車と快速に乗って赤羽に着いたら10時半。
　今回、往路は5000円、復路は3000円、宿泊3000円、プラスリフト代やら魚民やら食事代やら掛かっても、かなり安く済みました。