2014/11/23 - 2014/11/26
1位(同エリア3件中)
ハンクさん
南ア共和国の街になぜインド独立の父ガンディーの像が?実はここピーターマリッツバーグは、マハトマ・ガンディーの若い頃に遭遇した事件の地として有名である。1893年に24歳のガンディーは、弁護士として南ア共和国にやって来た。そして1等席の切符を買い、列車で移動していた時、車掌から白人男性へ席を譲り、有色人種用の3等席へ行くよう命じられたのを断ったため、ピーターマリッツバーグで列車から追い出されたのである。この事件をきっかけに、ガンディーは南アフリカ在住のインド人を差別する法に抗議するようになったのである。
その後インドに戻った彼は、非暴力、非服従を提唱しながら植民地開放や人権運動を展開した。そしてアメリカの公民権運動、南ア共和国のアパルトヘイトの廃止にも影響を与えた。このガンディーの活動の原点であるここピーターマリッツバーグの中心部のチャーチ通りに、ガンディーのブロンズ像が立てられることになったのだ。
南ア共和国ダーバン滞在中の週末、ピーターマリッツバーグを訪れた。ダーバンの北西約80kmにあり車で約1時間、クワズール・ナタール州の州都であり、人口は約20万人でダーバンに次ぐ第2の都市である。現在はディーゼルエンジン製作,衣料,履物,家具,チョコレートなどの軽工業が発達しており、また材木、アルミニウム、乳製品の主要生産地である。
ケープ植民地から移動(グレートトレックと呼ばれる)してきたオランダ系のボーア人が,1838年ズールー族を敗走させたのち建設した街で,戦死したピーター・レティーフとヘリト・マリッツを記念して地名とした。ガンディー像の向かい側には赤レンガ造りの市庁舎が建つ。高さ47mの時計塔が街のシンボルになっている。州議事堂、セントピーター教会、開拓者博物館など植民地時代の建物が多く残っている。元々は郵便局として建てられ、最高裁判所として使われ、現在タータム美術館となっている荘厳な建物の正面にはヴィクトリア女王の像が建つ。
アパルトヘイトの時代、市は多種の地区に分離されていた。全体の90%にもなるインド人らは郊外のノースデイルへ移動させられ、ズールー族の大半は近隣の黒人居留区イーデンデイルへ移されていた。この街を案内してくれた(白人の)同僚ですら、黒人が大半を占める街中を歩くことはやめたほうが良い、と言った。アパルトヘイトは20年以上も前に廃止されたとは言え、人種隔離政策の名残りと、不十分な教育と貧困による犯罪の発生は、容易に解決される問題でないことを身をもって体感した。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヨハネスブルグ空港のクリスマスツリー
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ヨハネスブルグ空港の通路のクリスマス飾り
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イチオシ
ピーターマリッツバーグの中心部チャーチ通りのガンディー像
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ガンディー像はコロニアル・ビルの正面にある
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ピーターマリッツバーグのシンボル、シティ・ホールの時計塔
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赤レンガのスタンダード・バンクの建物
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街中の赤レンガの建物
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ピーターマリッツバーグ大学の入り口、内部の写真は撮らせてくれなかった
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ピーターマリッツバーグ中央部の街並み
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ガンディーが列車から追い出されたというピーターマリッツバーグ駅
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堂々たる石造りの建物
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元々は郵便局として建てられ、最高裁判所として使われ、現在タータム美術館となっている荘厳な建物
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ヴィクトリア女王の像が立つ
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クワズル・ナタール博物館のファサード
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シティ・ホールを背景とする街並み
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ダーバンで宿泊したシティロッジホテル
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ダーバン空港のクリスマスツリー
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ヨハネスブルク空港のタイ航空機、背後にブリティッシュエア、エールフランス、ルフトハンザのヨーロッパ3大航空会社のエアバス380機が並ぶ様は壮観だ
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この旅行記へのコメント (3)
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- dankeさん 2014/12/14 23:17:26
- 差別
- ハンクさん、
掲示版では初めましてですが、以前ハンクさんの旅行記を拝見したことがあります。今回は私の旅行記をご覧下さりありがとうございました。
世界各地に残る「差別の歴史」は実は今も黙認されて続いている「現実」であります。どんなに時間が経とうとも差別が世界から消えることは残念ながら難しいようです。当然の人権を求めたガンディーら多くの民はもし現状を見たらさぞ落胆するでしょう。ハンクさんのこちらの旅行記で色々考えさせられました。
- ハンクさん からの返信 2014/12/29 17:46:46
- RE: 差別
- dankeさん、こんばんは。メッセージをいただきましてありがとうございました。また返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
人種差別の歴史、アメリカでさえ、オバマ大統領が就任していながらこの問題が再燃していますね。目をそむけてはいけないという思いで、人類の負の遺産にも可能な限り訪れるようにしています。お時間あれば、南アのロベン島、そして究極のアウシュビッツについての投稿をご覧頂けると幸いです。
それでは良いお年をお迎え下さい。ハンク
http://4travel.jp/travelogue/10907197
http://4travel.jp/travelogue/10679168
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- tadさん 2014/12/05 00:24:36
- ガンジーの原点
- ガンジーの大事な足跡の残る場所だったんですね。私が毎年のように定宿にしていたロンドンのTavistock Squareにも彼の銅像があります。アメリカもまた黒人の裁判の件で荒れていますが、Obamaがいても、こうなんですから。。。人種の問題は難しいですね。。
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