2008/05/17 - 2008/05/17
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yasyasさん
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(表紙写真・・・ブレッド湖の美しい景観はため息もの)
スロベニアの名勝・ブレッド湖へ
昼食を終えると、次はこの国の珠玉の名勝・ブレッド湖へ移動する。どうも不安定な天候で、昼食のレストランでは雨がぱらついていたが、移動開始するころには雨も止んで青空が垣間見える。すぐにハイウェーに乗って快適に走行する。料金所の温度表示では気温19℃を示している。ブレッド湖まで100kmの距離で車で2時間の所要である。
バスはカルスト地帯のむき出しになった岩石地帯を抜けると、緑の田園風景が広がる中を快適に走行する。途中のガソリンスタンドでトイレ休憩した後、さらに走り続けてブレッド湖を目指す。こうして約2時間の走行で、ようやく美しい湖面がただようブレッド湖に到着である。
ブレッド市はスロベニアを代表する観光地になっており、氷河によってできたブレッド湖が有名である。湖のそばには、岩で出来たブレッド城がある。ブレッド湖の中にはブレッド島があり、そこには聖マリア教会がある。環境保護のため、この島へはpletanaと呼ばれるボートどで渡る。
ブレッド湖の景観
バスを下車した途端、息を呑む絵葉書の世界に吸い込まれる。よくもまあ、こんな素敵な造形ができたものだ! その湖は大き過ぎず、また小さ過ぎずで、理想的な広さと形を保っている。その上、湖の真ん中にしずくを落としたように愛らしい小島がぽっかりと浮かんでいる。それも大きからず、小さからずのほどよい大きさで、湖の大きさと絶妙のバランスを保っている。う〜ん、その自然の妙のなんと見事なことか! 実にため息ものである。
まだまだ付け加えるべき重要な目玉ポイントがある。それはこの小島に白亜の尖塔をもつ教会が建っていることだ。これがこの湖全体の景観と雰囲気にどれほど絶妙の効果をもたらしていることか!
そしてさらに、さらにである。湖を取り囲む低い山並みの一角の断崖上に、湖を見下ろすようにお城が建っており、その遠くの背後にはアルプスの山並みが横たわっている。
湖、小島、教会、古城、山並み・・・これらが見事な構図を織り成し、渾然一体となって絵のような風景をつくり出している。湖畔にたたずむと、いくら眺めても眺め飽きない心なごむ名シーンが見られる。2〜3時間かけて、のんびりと湖畔の小道を一周することができるらしい。
聖マリア教会
この素敵きわまる絵葉書の世界を眺めながら、緑あふれる湖畔の道をボート乗り場まで歩いて行く。移動するにつれ、湖の景観も少しずつ変わっていく。どこから眺めても、その美しさに違いはない。
小島との至近距離にあるボート乗り場に到着すると、十数人乗りの木製ボートに乗って島へ向かう。乗船は左右バランスよく着席しないと船体がぐらりと傾いて大騒ぎすることになる。1人の屈強な船頭が2本のオールを操って漕いで行くと、みるみる小島と教会の尖塔が近づいてくる。この渡船は実にのどかで心安らぐ極上のひと時をもたらしてくれる。湖上の美しいシーンを眺めながら静かな湖面を滑るように進むのは得もいわれぬ心地よさである。このボートは個人の場合、満席になるまで出してくれないらしい。その点、グループは団体の強みで問題がない。
可愛いブレッド島に到着して下船すると、目の前に98段の石段が待ち構えており、これを上って教会へ至ることになる。伝統的な結婚式では新郎は新婦を抱いてこの階段を上ることになっているそうで、新婦はその間ずっと沈黙しなければならないという。
おやおや・・・、男性はお姫様抱っこをしながら98段も上るとは大変な難行である。普通の男性なら息切れしてしまい、ぶっつけ本番では到底できたものではないだろう。そこで結婚式が決まると、男性は事前にトレーニングに励んで当日の本番に備えるそうだ。なんとロマンティックな行事なのだろう。これは愛する新妻への最初の愛の証といえるのかもしれない。
ただ今結婚式
この島に渡った観光客は我々だけで、独占状態である。みんな息を切らしながら階段を上って行く。頂上に出ると、狭い敷地の中に高い尖塔が突き出た教会が建っている。ところが意外にも先客がいたのだ。なんと、ただ今結婚式の最中で終わるまで中に入れないという。今日は週末土曜日なので、セレモニーが行われているのだ。
ちなみに、この教会は新婚さんにはとても人気があるそうで、挙式の順番待ちは半年〜1年先まで詰まっているという。誰だって、こんなロマンティックな雰囲気の教会で生涯に残る結婚式を挙げてみたい憧れを持つのは至極当然のことであろう。この様子では、そのうち日本人カップルの挙式も多くなるのかもしれない。
教会の裏手に回ってみると人気はなく、静まり返った雰囲気の中でただ小鳥たちだけが新婚カップルを祝福するかのように嬉々としてさえずり合っている。そんな中、ふと教会の中から賛美歌のメロディが厳かに響き渡ってくる。心を洗われるようなその響きに、しばしたたずんでじっと耳を傾ける。
やがて式が終わったのか、高らかに鐘が鳴り響き、結婚行進曲の演奏が始まる。表へ回ってみると、教会出口から今しがた参列者の祝福を受けながら新婚カップルが紙吹雪の中を静かに登場している。なんと素敵な光景だろう。小鳥たちも喜びに一段とはしゃぎまわっているようだ。
新婚さんと入れ替わるように教会の中へ入る。白壁に映える内部は意外と簡素な造りである。祭壇前の中央部には塔の鐘を鳴らす長いロープが垂れ下がっている。これは自由に鳴らしていいのだが、この鐘を鳴らすと「願い事が叶う」という。そこでみんながロープを引いて鳴らそうとする。だが、かなりの引力が必要で簡単には鳴らない。そして鳴ったとしても、鳴っているのか否か内部にいてはよく聞き取れず、外部に出ないと分からない。
愛のキス!
教会の見学を終えて98段の階段を下りてボートの待つ湖岸へ。折りしもタイミング良く純白のブライダル衣装に身を包んだ新婦と新郎が下りて来る。ここぞとばかりに撮影を始める。彼らは参列者一同と共にボートに乗って引き上げようとしている。
乗り込んだ新婚カップルが拍手の中、舳先で愛のキスを交わしている。そのシーンを撮影しそこなった私が、「もう一度キスをお願い!」とすれ違いざまに求めると、快く応じて再度のキスを交わして見せる。ブラボ〜!!
ブレッド城へ
新婚さんより一足先にスタートしたボートで対岸に上陸すると、次は断崖の上に建つブレッド城へ向かう。バスは羊が群れる緑の草原を抜けてぐるりと回り込むと、坂道を上ってお城へ向かう。
城のふもとの駐車場に着くと、新婚カップル用のデコレートされた乗用車が用意されている。なんとここでも何組かの挙式が行われているのだ! 今日は週末土曜日、時季は良しで結婚式のオンパレードだ。
急坂を上って城内へ入ると、さすがに敷地は狭く、ちんまりとしている。高さ100mの岩石の上に建つブレッド城は、周囲を緑したたる草木に覆われ、思わず深呼吸したくなるような抜群の雰囲気を漂わせている。
その片隅に展望テラスがあり、そこからブレッド湖の絶景を眼下に見下ろすことができる。おゝ、ワンダフルビューである。
すぐ横では新婚カップルが愛のキスを交わしている。これは結婚記念の写真集撮影用の演出らしい。このお城には礼拝堂や歴史博物館、それにワインセラー、古い印刷工房、レストランなどがある。
見物を終えて坂道を下っていると、先ほどの新婚カップルも駐車場へ下っている。そこで、こちらもエスコートされながら歩く姿を記念撮影させてもらう。駐車場には馬車が用意され、新婚カップルを乗せた馬車は愛と夢の国へ向かって出発する。ヨーロッパならではのロマンただよう絵になる光景である。
首都リュブリャナへ
馬車の後を追うように、我らがバスもリュブリャナへ向けて出発する。ここから50kmほどの距離だが、約1時間かけて夕方6時過ぎに宿泊ホテルに到着。
リュブリャナのこと
ここリュブリャナはスロベニア共和国の首都で国土の中央部にあり、アルプス山脈と地中海の中間に位置している。1335年にリュブリャナはハプスブルク家の支配下に入り、中世にはスロベニア文化の中心地として発展した。第二次世界大戦後、リュブリャナはユーゴスラビア連邦のスロベニア共和国の首都になった。
ホテルで夕食
ようやくチェックインしてシャワーを浴び、しばしくつろぐと間もなく夕食である。今宵のメニューは野菜サラダにコンソメスープ、メインはフライドポテトとナスの炒めが載ったポークステーキである。飲み物はビール(小ビン=2.5ユーロ)を注文。やはり疲れと乾いた喉にはこれが一番で生き返る思いがする。
(この続きはこちらへ・・・⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス 船
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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