【2014韓国東海岸の旅】(1)鳥取からの船の旅

2014/11/01 - 2014/11/01

最近、マイナーな場所から出国することを覚えてしまった（夏は稚内からサハリン）ためか、今回は、鳥取の境港から出国してみようと思い立ち、行ってきました。

韓国までの船といえば、博多や下関からの釜山へのフェリーはメジャーな航路ですが、鳥取からのフェリーはあまり知られていないかと。でも、JTBの時刻表の地図とか見れば載っています。

DBS CRUISE FERRY
http://www.dbsferry.com/jp/main/main.asp

行き先は、ロシアのウラジオストク行き。途中、韓国の東海（トンヘ）を経由します。

そう、釜山じゃなくて、韓国でも北の地方の田舎町。
ソウルからは行きにくい東海岸のこんな辺鄙（←失礼）な場所に一晩でダイレクトに行けてしまう。物好きでなくとも、西日本に住んでいる方にとっては、韓国東海岸へ行くには利用価値あるかもしれません。
一応、電話で予約が必要ですが、満員になることもなさそうで、当日出港2時間前にでも行けば思い立って行けてしまうようです。

エリア 東海(韓国)

米子までは、飛行機でダイレクトアクセス。

米子空港には駅があるのですが、これが空港からだいぶ歩きそう。
時間のゆとりをそんなに持たずにきたけど大丈夫かな？
あと10分で列車が出発。

米子空港駅
間に合った。1時間に1本しか来ないから、逃すと大変。

空港駅なのに利用者、ほとんどいない。こんな感じです。

鬼太郎の列車がやってきました。

車内はこんな感じ。

境港駅に到着。

本当は、朝早く行って鳥取散策もしようと思ってたが、早起きできなくて結局夕方になってしまった。
もっとも、境港も訪れたことがあるし、鬼太郎も見飽きていたのでまあいいや。

境港から、フェリー出港日には送迎バスが出ていて、10分程度で国際船フェリーターミナルへ。

鳥取県が誇る海外への玄関口。
プレハブ小屋のようなこの建物から、はるかロシアまで繋がっている。
ちなみに外は、コンビニすらありません。建物内にも食堂も何もないので、予め食料調達は境港で買っておきましょう。

韓国から山陰に旅行する方が多いのでしょうか？
鳥取県の韓国ドラマロケ地マップ。

ロビーは観光案内のブースがあるだけです。

ここで電話で予約してあったチケットを購入。
現金支払いのみ。ATMもないので要注意です。

出国手続きの際に並んでいると、警備の人（日本人）が、物珍しさのせいかわざわざ声をかけてきた。

「ご旅行ですか？」「ええ」
「どちらからですか？」「東京です」
「この航路は初めてなんですか？」「はい」

どうやらこの航路を使う日本人というのは、地元民かマニアかのどちらだということがよーくわかります（笑）

ちなみに、この時点で日本人はほとんどいません。
この船の利用者も、ほぼ全員、韓国人とロシア人のみ。
船員も日本語ができる韓国籍の方が１名のみです。

出国審査で「出国　SAKAI」のスタンプをもらって、いざ船内へ。
19:00出港だが、1時間前の18:00には船に乗り込む。

ビュッフェ形式の食堂があるのだが、営業時間は19:00（出航時間）まで。
危ない危ない。聞き逃していたら、夕食なしになるところだった。
しかもこの食堂、甲板を抜けて、とっても見つけずらい場所にある。

食堂はそこそこの広さ。

食事を終えたら、船は動き出していた。境港の灯りがだんだんと消えていく。

船内には檜風呂があった。
すいているうちに満喫。この船、なかなか快適です。

船内の自販機。
清涼飲料水は韓国ウォンのみ。ビールは日本円のみ。なぜだ？
そして、左の自販機の「？」がとっても気になるが、手持ち韓国ウォンがそんなになかった（以前旅行したときの残りだけ）ので買わなかった。