アルベロベッロ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
【9月26日(金)】<br />今回は4回目の空飛ぶドクター、手作りツアーです。皆勤賞の85歳の女性Oさんのために組みました。以前、彼女が申し込んでいた南イタリアのツアーを用事でキャンセルして行けなかったと聞いたからです。有名なマテーラとアルベロベッロが中心のようです。私も5年ほど前に行ったことがあるし、南イタリアは大好きなので決定しました。今回は私にとって何と18回目のイタリア旅行です。今年だけで3回目です(下見を兼ねて、2月にもマテーラとアルベロベッロには行きました)。<br /><br />Oさんに合わせて出発は関西空港です。名古屋からいつものベテラン添乗員Iさん、昨年一緒にアメリカツアーへ行った男性のMさん。そして、名古屋の歌姫Sさん、そして私が福岡から合流し全部で5人です。またKLMオランダ航空でアムステルダム経由、午後8時前にローマのフィウミチーノ空港へ着きます。ホテルは前回と同じくゴールデン・チューリップホテルです。レンタルのカーナビ(いつものガーミンで使い慣れているのですが)の調子がしばらく悪く、パソコンと同じで再起動してようやくGPS機能が正常に作動しました。空港から近いはずですが、おかげで9時過ぎにようやく到着し軽く夕食です。<br /><br />そのはずでしたが、間違って前菜セットを5人分(100ユーロ;1ユーロ=約138円)頼んでしまい、それにパスタ2種類、ピッツァ1枚、肉料理、魚料理といきなり頼み過ぎました。でも、前回確認したようにホテルのレストランとしては味がいいのです。前回食べなかったけど、見てまぁ美味しそうだと目を付けていたのでピッツアも正解でした。軽くどころか、5人で217ユーロ、つまり一人当たり6千円分も注文しました。でも、ほとんど食べてしまったので美味しかった証拠です。<br /><br /><br />【9月27日(土)】<br />今日だけは、6時間くらいかけて一気にマテーラまで行きます。カーナビに任せますが、A1、A3と高速道路(autostrada)を快調に飛ばします。レンタカーはミニバンで、私が運転します。ナポリが近づいたらしく、右手にヴェスビオ火山が見えてきます。ナポリから正面に何度もヴェスビオ火山をみたことがありますが、反対側から見るのは初めてです。<br /><br />12時過ぎたので、Sarno という街で高速を降り、適当にレストランを探します。La Taverna del Sarno di Raffaele Buonaiuto というレストランに入りました。結構、レベルが高く美味しいのです。この日は窯に火が入ってないということで、ピッツァはありませんでした。と言うのは、地図で見るとナポリの近くまで来ていて、アマルフィ海岸の終点でもあるサレルノの内陸部のようだからピッツァも美味しいだろうと想像していたからです。<br /><br />水牛のモッツァレラチーズと生ハム、リゾット、オレキエッテ(耳たぶ型パスタ)などフランス料理の修行もしたそうで、見た目にもきれいで高レベルの食事でした。ただ、若干塩味が強く人によっては塩からすぎるというかもしれません。<br /><br />食べ終わった頃、シェフ・ラファエレさんが一緒に写真に写ろうといってくれます。何と偶然入ったこの街のシェフはニューヨークタイムズ誌に取り上げられたほど有名らしいのです。記事を見せてくれました。<br /><br />ゆっくり昼食をとっても、計算通り明るいうちにマテーラのホテル、ヒルトンインに到着しました。眺めのいいスポット、Piazza Vittorio Veneto へ直行します。今回はスムーズに見つかりました。2月に下見を兼ねて来た時は、車でそのまま行こうとしたので、たどり着きませんでした。今回は、近くの駐車場に車を置き歩いたので割と簡単に見つかりました。<br /><br />思い出しました。5年ほど前、初めて来た時はバスだったので、まずここに立ち寄ったのでした。ここは、マテーラ・サッシ(洞窟住居)を上から一望できるだけでなく、周辺が広場で賑わっているのでした。我々が到着した時はもう暗くなっていましたが、お祭りらしく臨時舞台ではダンスや歌をやっていて、人が沢山いました。観光客よりも地元の人の方が多い感じでした。<br /><br />夕食は窓からサッシの見えるピッツェリア、Vigna del Mareにしました。Sさんが好きだというクワトロ・フォルマッジ(4種類のチーズ)を頼んだつもりが、慌てていてクワトロ・スタジョーネ(四季の野菜)を頼んでしまいました。「4」違いでした。<br /><br /><br />【9月28日(日)】<br />昨夜は夜景だけですから、今朝は明るいサッシ(洞窟住居)を見に行きます。当然ですが、夜の顔とは全く違います。高齢のOさんもいるので歩きたくないので、2月に見つけたサッシの中まで入れる道を聞きましたが、どうもシーズンオフの2月と違い、一般車は入いれないようで、今回は昨夜と同じく上からのサッシのみの景色を楽しみました。何回来てもマテーラは車両制限が多いので分かりにくい街です。<br /><br />旅行というのは、どこに行くかはもちろんですが、誰と行くかが重要です。今回も最高のメンバーでした。歌手のSさん、歌はもちろんですが、喋りも上手で、途中から言葉もわからない現地のイタリア人の「心の声」を表現してくれます。みんなで笑っていました。不動産業の社長でもあるMさんも、時々どこまで本気かわからない冗談で笑わせてくれます。ベテラン添乗員のIさんもいつものように旅行に関して知識豊富で私と気が合います。そして、空飛ぶドクター・ツアーのメインゲストの高齢Oさんにはマイペースでこのゆったりツアーを楽しんでもらっています。<br /><br />昼食は予定通り、Savelletri(サベッレトリ)の漁村へ行きます。NHKイタリア語講座で紹介されていた生ウニが食べれる魚介類の新鮮な村です。マテーラから2時間くらいで到着しました。アドリア海に面しています。港に面した Osteria del Porto というレストランに入りました。尋ねると、生ウニもあると言います。5人分と注文すると、何と小さなウニが5個だけ出てきました。しかも、ほとんど実が入っていないのもあります。<br /><br />まぁ、それはともかく期待通り他のシーフードは新鮮で美味しかったです。リゾットも美味しく、南イタリア名物・オレキエッテ(耳たぶ形のパスタ)も真っ赤なトマトソース味で最高。もちろん、前菜も豊富です。ボンゴレのパスタも食べました。リゾットはイタリアでも結構外れが多いのですが、ここのはかなりのレベルでした。美味しいリゾットは米のアルデンテ具合です。<br /><br />3時20分頃出発して、そんなに遠くないはずの2泊予定のマッセリア(アグリツーリズモ)(農家民宿)へ向かいます。名前もラテン語らしく Quis Ut Deus  と発音もよくわからないのです。ところが、住所が番地もなく不安でしたが、やはりカーナビでははっきりしません。仕方がないので、アルベレベッロの隣町・クリスピアーノの街(民宿の住所)まで行き、電話しました。だいぶ苦労しましたが、ようやくオーナーと合流でき、ついて行くとカーナビにはない道を通って行きます。ようやく到着したのは6時15分でもうすぐ暗くなります。2泊するので、また戻ってこないといけません。ダメもとで、車のマークを長押ししたら何とちゃんと登録されました。これで次からは簡単に戻って来れます。<br /><br />一安心してアルベロベッロへ向かいますが、当然もう暗くなっています。お祭りをやっているようで、規制が多く渋滞もひどいのです。トゥルッリのあたりで花火が上がっています。本当は少しだけ夜のトゥルッリを見たかったのですが、あっさり諦めました。調べていたレストランのあたりも規制で入れません。結局、カーナビで近くのレストランを探すと多くは交通規制のアルベロベッロの市内です。以前来たことがあるので想像できます。それで、わざと反対方向のレストランをカーナビ頼りに探しました。かなり田舎を行くので不安でしたが、何とか一軒ピッツェリアを見つけました。Pizzeria Santa Luciaです。場所もアルベロベッロの郊外でMonopoli(モノポリ)という名前のようです。もう9時を過ぎています。<br /><br />軽く注文したつもりが、例の如く前菜がじゃんじゃん出てきます。間違いなく一人分の前菜なのにです。ここでは、ついにブッラータを見つけました。モッツァレラのようなチーズの中に生クリーム、フレッシュチーズが入っています。チーズと言うより、新鮮な乳製品そのものです。またまた注文し過ぎた私に対してみんなが呆れています。それでも、最後に頼んだはずのピッツァが来ないので、むしろよかったと思って安心しました。トイレに行って帰ってくると、冗談のように今頃になって、クワトロ・フォルマッジのピッツァが来ていました。でも、今度こそSさんが食べたかった「4種類のチーズ」のピッツァです。しかもここはピッツェリア(ピッツア屋)で立派な窯もあります。ここは田舎のせいか、支払は5人分でたったの52ユーロでした。<br /><br />どうも、民宿と反対側のアルベロベッロの郊外らしく、10時20分に出発して民宿に帰り着いたのは11時45分でした。<br /><br /><br />【9月29日(月)】<br />民宿での軽い朝食の後、出かけようとすると、従業員がプールを案内してくれました。すごい敷地で、途中には立派なオリーブの木が連なって(樹齢500年の木もあります)おり、イタリアらしく立派な白い彫刻があり、奥のほうに立派なプールがあります。見学する価値はありました。<br /><br />11時過ぎに大通りをはさんで駐車場に車を停め、私にとっては三度目のトゥルッリ(とんがり屋根と白い壁)が並ぶアルベロベッロの街並みへ行きます。すぐに日本人妻「陽子」さんの店があります。日本語が通じるので便利な陽子さんの店で、屋上に案内され、上からのトゥルッリ景色を楽しめます。<br /><br />そのまま、ずっと奥まで行くとトゥルッリでできた教会(Sant’Antonio)があります。その道を戻ると、並びに私が一番行きたかったマンマの店「マリア」さんの店があります。2月に来た時は不在でしたが、今回はマリアさんがいたので一緒に写真に納まりました。私にとっては会うのは二度目です。日本と縁のある人で、同じ世界遺産で姉妹都市である白川郷に招待されたりして、日本の雑誌に何度も取り上げられ、日本の芸能人がやって来てテレビ番組で放送されたりしてお馴染みの人です。日本の雑誌なども置いています。まさに南イタリアのマンマです。<br /><br />少し遅くなりましたが、12時50分出発で、「白い街」Ostuniへ向かいます。一方通行や侵入禁止が多く、カーナビを頼りに目的のカフェ(Riccardo Caffe)に行こうとしてもうまく行けません。NHKのイタリア語講座でも紹介されていたし、フェイスブックの友人からも推薦されていました。途中で、レンタカーの液晶画面がタイヤの圧力マークに変わり、どうも右のタイヤ圧が減っています。やはり、パンクのようです。近くのガソリンスタンドへ行くと、ちょうど時間が悪く修理場は4時まではお昼休みだといいます。でも、親切にも応急処置で右のタイヤに空気をたっぷり入れてくれました。これで少しは移動できます。<br /><br />誰かのアイデアで、レンタカー会社に電話します。昔と違って、こういう時気軽に電話がかけられるので便利な時代になりました。以前は、外国で電話するのは結構大変でした。まず、スペアタイヤがあるか聞かれましたが、探してもなさそうです。そうすると、どこにいるか連絡してくれれば係員を派遣すると言います。慌てた私が通りかかったオストゥーニの駅で待とうとする(一応、軽食は取れるので)と、女性たちからどうせ待つならこんな所は嫌だと言われました。なるほど。すぐ近くに見えるアドリア海岸にきっと海の見えるレストランがあると誰かが言い、適当に海に向かうとちょうど Piazzetta antistante la Torre Angioina という長ったらしい名前のレストランを見つけました。<br /><br />すぐに、レンタカー会社に再度電話し、場所を告げます。でも、長ったらしい名前だし、地名も Villanova Porto と自信がないので、お店の人に代わってもらい場所の説明をイタリア語でしてもらいました。<br /><br />3時過ぎましたが、どうせしばらく来ないだろうとゆっくり昼食を取ります。前菜、スパゲッティ、リンギーネ、魚介類のフリット(フライ)など、さすがに適当に入った店でもそれなりに美味しいのです。確かに、港に面して眺めもよく、待つには最適の場所です。意外と早く、1時間半後にはちゃんと修理の車がやって来て、簡単にパンク修理をしてくれました。やれやれ。白い街・オストゥーニは少し見ただけで終わりました。<br /><br />5時前になりましたが、次の目的地・Locorotondo へ急ぎます。何とか明るいうちに到着し、NHKイタリア語講座で見たレース編みの店(Il tempo ritrorato)を見つけました。私はブックマークを買いました。ここは高台にあり、ここから街を見下ろすと、ここにもトゥルッリでできた家が所々あります。遠くにはアドリア海も見え、なかなかの景色です。<br /><br />7時半にロコロトンドを出発し、夕食は「美食の街」で有名な Ceglie Messapica(チェーリエ・メッサーピカ)に1時間後に到着します。ただ、一番評価の高そうなレストランは閉まっていて、近くの Osteria Pugliese(プーリア飲食店)へ行きました。中心地(?)の広場の近くです。前菜、オレキエッテ、ソーセージ、ポークチョップなどを注文しました。それからデザートに珍しくフルーツを注文しました。それなりには美味しかったですが、私としては「美食の街」にしては期待外れの感もありました。<br /><br />車に戻ると、駐車違反切符が挟まれていました。やられた! 41ユーロの罰金です。イタリアでは初めてです。民宿へはカーナビで登録できているので難なく帰れました。<br /><br /><br />【9月30日(火)】<br />いよいよ2日間過ごしたアルベロベッロ近郊を離れ、南イタリアからローマの方向へ向かいます。民宿を出て2時間半ほどで3番目の世界遺産 Castel del Monte(全て八角形の城)へ11時45分頃到着します。南イタリアの青い空を背景に丘の上にそびえる白っぽい城が見えます。今回のツアーで唯一入場料の必要な場所で、一人10ユーロです。<br /><br />壁が八角形に囲まれている中に入ると真ん中が溝になっていて、パワースポット的場所でした。柱も八角形です。ここで、ドイツ人観光客に彼女は日本の歌手だと私が説明したら、是非歌ってくれと言います。Sさんが「ふるさと」を歌ってくれました。拍手喝采です。Sさんにとっても世界遺産の場所で日本の歌を外国人の前で歌えたことで喜んでもらえたようです。<br /><br />今日のメインイベントは昼食のレストランです。予約が取りにくいと聞き、日本からメールで2週間前に午後12時半で予約を入れていました。食べ物にこだわる私ですが、2週間も前に予約を入れたのは初めてです。到着したのは少し遅れて1時15分くらいでしたが、期待通り問題なく入れました。思ったより小さいレストランで、結構遅い時間なのに我々が2組目でした。変だなと思っていると、1時45分頃になってようやく満席になりました。南イタリアは昼食も遅いようです。<br /><br />自家製ラベルの赤ワインが出ます。下戸の私とOさんはいつものようにミネラルウオーター(炭酸入り)ですが。実質お任せで、前菜がどんどん出てきます。野菜を一工夫したような料理が多く、残念ながら簡単には説明できません。要するに、何が原料の野菜かはっきりしないのもあります。でも、美味しいのです。ミシェランの星がついたり、ガンベロロッソのお墨付きの有名なレストランですから、見た目もきれいな料理が多く、器もレストラン名入り(誰かが指摘したように、他の店のような傷もなし)、ウェイターのサービスも最高でした。<br /><br />日本人としては、なかなかデザートまでは注文しないことも多いのですが、たっぷり食べた後なのに、用意してあったらしくデザートも3〜4種類出てきました。しかも、食後酒としてリモンチェッロ(レモン酒)まで出てきます。Iさんが詳しいのですが、日本だとリモンチェッロはかなり高いそうです。食後酒はイタリア語で digestivo で、どうも語源的に食後の消化にいいということのようです。アルコール度数はかなりのようですが。<br /><br />何と全て食べ終わったのは3時間後!です。私のツアーでは、美味しいものを2時間くらいかけて食べるのが普通ですが、さすがに3時間は最高記録です。しかも、いざ支払いはというとたったの135ユーロ、つまり一人あたり4千円でお釣りがきました。ここは、トリップ・アドバイザーの評価で誰かが英語で書いていたように、わざわざこんな田舎に食べに来る価値のあるレストランです。<br /><br />しかも、料理長のピエトロ・ジーティさんも有名なのに気さくな人で何度も顔を出しますし、一緒に写真にも写ってくれました。若いシェフの一人がすぐ近くの自家農園に案内してくれました。さすがにこだわりのレストランらしく、野菜は全てここで育てているようです。<br /><br />今晩のホテルはローマへ帰る途中ということで、適当に Nolaという街のホリデイインを予約しています。ナポリの北東内陸部で、高速道路沿いなので選びました。午後6時半頃には着いたのですが、買い物のためスーパーマーケットを探しますが、どうも通行止めの街中に入り込んだり、うまくいきません。諦めて、まずは軽く夕食を食べるために(何せ、超豪華な昼食の後なので!)、ピッツェリア、Il Cavallino へ入ります。ところが、ピザ屋さんのはずなのにシーフードが新鮮で、いけすはあるし貝まで水の中で酸素まであり生きています。結局、フリットなどの魚介類やフルーツを注文しました。覚えたてのイタリア・サボテンの実も初めて食べました。変わった味です。<br /><br />それからが大変で、カーナビに入れた住所を信じて行くととんでもないぶどう畑のような狭い道に迷い込み、Uターンするのに怖い思いをしました。もっと早く気付けばよかったのですが、近くまで来ればカーナビの機能でホテルを入力すればホリデイインはすぐに出てくるのでした。何故か住所で入力したカーナビの情報が間違っていたようです。しかも苦労して夜遅く到着してみれば、まさにモールのような大きな商店街と一体になったホテルでした。<br /><br /><br />【10月1日(水)】<br />昨晩苦労したものの、モールそのものに隣接したホテルなので、10時にしかオープンしないとはいえショッピングの苦労はありません。私は現金を下ろすためにATMを探し、Oさんのおみやげ買い物を手伝いました。<br /><br />ベテラン添乗員Iさんからいいことを聞きました。どんなにいいツアーでも女性は買い物の時間がないと満足しないということです。私の一番苦手な分野です。お土産も買わない私には、買い物の時間という発想はありません。<br /><br />出発が私の計画よりやや遅れた11時15分位になりましたが、高速を飛ばしてローマを通り過ぎ目的地の Viterbo へ急ぎます。ローマの北、1時間弱の所で、terme dei Papi(法皇の温泉)がある所です。そのため、珍しく昼食はレストランへ寄らず、サービスエリアでパニーニ等の軽食休憩のみです。Oさんもドーナッツを買っていました。そのおかげで、2時半頃には到着しました。ただ、目的地は立派な温浴施設「法皇の温泉」ではなく、近くの無料の天然温泉です。調べていた割と大きな温泉は見つけ出せずに、近くの名もない小さい温泉と Bullicame という名前の石灰質の温泉です。女性たちはここで天然ファンゴ(泥)パックを楽しみました。<br /><br />私は2年前にタクシーで4ヶ所の天然温泉を回りましたが、住所もはっきりしないのが欠点です。予定通り、何とか2ヶ所の天然温泉を楽しみ、シャワー、着替えのために「法皇の温泉」へ入ります。入場料を払うつもりでしたが、成り行きでそのままロッカールームへ案内され、無料で施設を使えました。ここは、屋外に一つだけ大きな温泉水プールがあるだけです。室内には治療室が沢山あり、耳鼻科などの吸入治療などを行っています。ですから、医者が何人もいるし、イタリアの医療保険も使えるようです。この日も子供さんの鼻の治療に週に2回通っているというお母さんと男の子がいました。<br /><br />途中で見えましたが、壁で囲まれた中世の街・ヴィテルボも見る価値のある所ですが、今回は残念ながら時間がないのでパスです。<br /><br />ローマに戻る途中は歌手のSさんが助手席でしたが、みんなで盛り上がってSさんと添乗員として鍛えているIさんが歌いまくります。隣で歌姫が気楽に歌ってくれるのですから、運転手の私としては最高な贅沢と感じました。おかげでドライブまで楽しめました。<br /><br />明日のフライトのために今晩は到着時と同じゴールデン・チューリップホテルですが、夕食は2月の下見の時に来た L’astice blu(青いロブスター)にしました。記憶によると、かなりローマの南側の郊外にあり、運転したくないローマの下町を通過せずに行けるだろうと思ったからです。正解でした。ヴィテルボから高速でローマに入り、ゴミゴミした下町を通らずに郊外のこのレストランへスムーズに行けました。<br /><br />料理は記憶にある、魚介類中心の前菜セット(ここも何種類も出ます)を取り、まずまずの味でした。前回は騙されましたが、この店の名前は「青いロブスター」ですが、珍しい「青い」ロブスターはもちろん、ロブスターもほとんどメニューにはありません。要するに、名前だけです。でも、魚介類はまぁまぁです。この日は怖いくらいの雷が大きな音を立てていました。大雨でしたが、ホテルまでも思った以上に近く順調でした。9時半にはホテルに着き、珍しく夜更かしせずに翌日の準備が出来ました。振り返ってみると、旅行中はずっと晴天に恵まれ観光も楽しめました。<br /><br /><br />【10月2日(木)】<br />もう帰国の日です。レンタカーを Avisに返す時に、駐車違反切符の事を言いましたが、自分で郵便局にて本来は支払うらしく、後日警察から請求があった時に私のクレジットカードに請求されるようです。<br /><br />10時25分ローマ・フィウミチーノ空港出発で13時にアムステルダム・スキポール空港に着きます。最近縁のある空港ですが、かなり広く歩かされます。15時出発で翌3日(金)朝8時45分関空に到着し解散です。私だけ、福岡空港まで乗り継ぎですが、時間がたっぷりあるのでシャワールームを使い、伊丹空港までバスで移動です。何せ、午後4時10分の飛行機です。それでも、いつもの成田経由の夜遅くではなく、明るいうちに自宅へ着きました。<br /><br /><br />空飛ぶドクター(登録商標)<br /><br /><br />

南イタリア「空飛ぶドクター」ツアー

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2014/09/26 - 2014/10/03

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空飛ぶドクター

空飛ぶドクターさん

【9月26日(金)】
今回は4回目の空飛ぶドクター、手作りツアーです。皆勤賞の85歳の女性Oさんのために組みました。以前、彼女が申し込んでいた南イタリアのツアーを用事でキャンセルして行けなかったと聞いたからです。有名なマテーラとアルベロベッロが中心のようです。私も5年ほど前に行ったことがあるし、南イタリアは大好きなので決定しました。今回は私にとって何と18回目のイタリア旅行です。今年だけで3回目です(下見を兼ねて、2月にもマテーラとアルベロベッロには行きました)。

Oさんに合わせて出発は関西空港です。名古屋からいつものベテラン添乗員Iさん、昨年一緒にアメリカツアーへ行った男性のMさん。そして、名古屋の歌姫Sさん、そして私が福岡から合流し全部で5人です。またKLMオランダ航空でアムステルダム経由、午後8時前にローマのフィウミチーノ空港へ着きます。ホテルは前回と同じくゴールデン・チューリップホテルです。レンタルのカーナビ(いつものガーミンで使い慣れているのですが)の調子がしばらく悪く、パソコンと同じで再起動してようやくGPS機能が正常に作動しました。空港から近いはずですが、おかげで9時過ぎにようやく到着し軽く夕食です。

そのはずでしたが、間違って前菜セットを5人分(100ユーロ;1ユーロ=約138円)頼んでしまい、それにパスタ2種類、ピッツァ1枚、肉料理、魚料理といきなり頼み過ぎました。でも、前回確認したようにホテルのレストランとしては味がいいのです。前回食べなかったけど、見てまぁ美味しそうだと目を付けていたのでピッツアも正解でした。軽くどころか、5人で217ユーロ、つまり一人当たり6千円分も注文しました。でも、ほとんど食べてしまったので美味しかった証拠です。


【9月27日(土)】
今日だけは、6時間くらいかけて一気にマテーラまで行きます。カーナビに任せますが、A1、A3と高速道路(autostrada)を快調に飛ばします。レンタカーはミニバンで、私が運転します。ナポリが近づいたらしく、右手にヴェスビオ火山が見えてきます。ナポリから正面に何度もヴェスビオ火山をみたことがありますが、反対側から見るのは初めてです。

12時過ぎたので、Sarno という街で高速を降り、適当にレストランを探します。La Taverna del Sarno di Raffaele Buonaiuto というレストランに入りました。結構、レベルが高く美味しいのです。この日は窯に火が入ってないということで、ピッツァはありませんでした。と言うのは、地図で見るとナポリの近くまで来ていて、アマルフィ海岸の終点でもあるサレルノの内陸部のようだからピッツァも美味しいだろうと想像していたからです。

水牛のモッツァレラチーズと生ハム、リゾット、オレキエッテ(耳たぶ型パスタ)などフランス料理の修行もしたそうで、見た目にもきれいで高レベルの食事でした。ただ、若干塩味が強く人によっては塩からすぎるというかもしれません。

食べ終わった頃、シェフ・ラファエレさんが一緒に写真に写ろうといってくれます。何と偶然入ったこの街のシェフはニューヨークタイムズ誌に取り上げられたほど有名らしいのです。記事を見せてくれました。

ゆっくり昼食をとっても、計算通り明るいうちにマテーラのホテル、ヒルトンインに到着しました。眺めのいいスポット、Piazza Vittorio Veneto へ直行します。今回はスムーズに見つかりました。2月に下見を兼ねて来た時は、車でそのまま行こうとしたので、たどり着きませんでした。今回は、近くの駐車場に車を置き歩いたので割と簡単に見つかりました。

思い出しました。5年ほど前、初めて来た時はバスだったので、まずここに立ち寄ったのでした。ここは、マテーラ・サッシ(洞窟住居)を上から一望できるだけでなく、周辺が広場で賑わっているのでした。我々が到着した時はもう暗くなっていましたが、お祭りらしく臨時舞台ではダンスや歌をやっていて、人が沢山いました。観光客よりも地元の人の方が多い感じでした。

夕食は窓からサッシの見えるピッツェリア、Vigna del Mareにしました。Sさんが好きだというクワトロ・フォルマッジ(4種類のチーズ)を頼んだつもりが、慌てていてクワトロ・スタジョーネ(四季の野菜)を頼んでしまいました。「4」違いでした。


【9月28日(日)】
昨夜は夜景だけですから、今朝は明るいサッシ(洞窟住居)を見に行きます。当然ですが、夜の顔とは全く違います。高齢のOさんもいるので歩きたくないので、2月に見つけたサッシの中まで入れる道を聞きましたが、どうもシーズンオフの2月と違い、一般車は入いれないようで、今回は昨夜と同じく上からのサッシのみの景色を楽しみました。何回来てもマテーラは車両制限が多いので分かりにくい街です。

旅行というのは、どこに行くかはもちろんですが、誰と行くかが重要です。今回も最高のメンバーでした。歌手のSさん、歌はもちろんですが、喋りも上手で、途中から言葉もわからない現地のイタリア人の「心の声」を表現してくれます。みんなで笑っていました。不動産業の社長でもあるMさんも、時々どこまで本気かわからない冗談で笑わせてくれます。ベテラン添乗員のIさんもいつものように旅行に関して知識豊富で私と気が合います。そして、空飛ぶドクター・ツアーのメインゲストの高齢Oさんにはマイペースでこのゆったりツアーを楽しんでもらっています。

昼食は予定通り、Savelletri(サベッレトリ)の漁村へ行きます。NHKイタリア語講座で紹介されていた生ウニが食べれる魚介類の新鮮な村です。マテーラから2時間くらいで到着しました。アドリア海に面しています。港に面した Osteria del Porto というレストランに入りました。尋ねると、生ウニもあると言います。5人分と注文すると、何と小さなウニが5個だけ出てきました。しかも、ほとんど実が入っていないのもあります。

まぁ、それはともかく期待通り他のシーフードは新鮮で美味しかったです。リゾットも美味しく、南イタリア名物・オレキエッテ(耳たぶ形のパスタ)も真っ赤なトマトソース味で最高。もちろん、前菜も豊富です。ボンゴレのパスタも食べました。リゾットはイタリアでも結構外れが多いのですが、ここのはかなりのレベルでした。美味しいリゾットは米のアルデンテ具合です。

3時20分頃出発して、そんなに遠くないはずの2泊予定のマッセリア(アグリツーリズモ)(農家民宿)へ向かいます。名前もラテン語らしく Quis Ut Deus と発音もよくわからないのです。ところが、住所が番地もなく不安でしたが、やはりカーナビでははっきりしません。仕方がないので、アルベレベッロの隣町・クリスピアーノの街(民宿の住所)まで行き、電話しました。だいぶ苦労しましたが、ようやくオーナーと合流でき、ついて行くとカーナビにはない道を通って行きます。ようやく到着したのは6時15分でもうすぐ暗くなります。2泊するので、また戻ってこないといけません。ダメもとで、車のマークを長押ししたら何とちゃんと登録されました。これで次からは簡単に戻って来れます。

一安心してアルベロベッロへ向かいますが、当然もう暗くなっています。お祭りをやっているようで、規制が多く渋滞もひどいのです。トゥルッリのあたりで花火が上がっています。本当は少しだけ夜のトゥルッリを見たかったのですが、あっさり諦めました。調べていたレストランのあたりも規制で入れません。結局、カーナビで近くのレストランを探すと多くは交通規制のアルベロベッロの市内です。以前来たことがあるので想像できます。それで、わざと反対方向のレストランをカーナビ頼りに探しました。かなり田舎を行くので不安でしたが、何とか一軒ピッツェリアを見つけました。Pizzeria Santa Luciaです。場所もアルベロベッロの郊外でMonopoli(モノポリ)という名前のようです。もう9時を過ぎています。

軽く注文したつもりが、例の如く前菜がじゃんじゃん出てきます。間違いなく一人分の前菜なのにです。ここでは、ついにブッラータを見つけました。モッツァレラのようなチーズの中に生クリーム、フレッシュチーズが入っています。チーズと言うより、新鮮な乳製品そのものです。またまた注文し過ぎた私に対してみんなが呆れています。それでも、最後に頼んだはずのピッツァが来ないので、むしろよかったと思って安心しました。トイレに行って帰ってくると、冗談のように今頃になって、クワトロ・フォルマッジのピッツァが来ていました。でも、今度こそSさんが食べたかった「4種類のチーズ」のピッツァです。しかもここはピッツェリア(ピッツア屋)で立派な窯もあります。ここは田舎のせいか、支払は5人分でたったの52ユーロでした。

どうも、民宿と反対側のアルベロベッロの郊外らしく、10時20分に出発して民宿に帰り着いたのは11時45分でした。


【9月29日(月)】
民宿での軽い朝食の後、出かけようとすると、従業員がプールを案内してくれました。すごい敷地で、途中には立派なオリーブの木が連なって(樹齢500年の木もあります)おり、イタリアらしく立派な白い彫刻があり、奥のほうに立派なプールがあります。見学する価値はありました。

11時過ぎに大通りをはさんで駐車場に車を停め、私にとっては三度目のトゥルッリ(とんがり屋根と白い壁)が並ぶアルベロベッロの街並みへ行きます。すぐに日本人妻「陽子」さんの店があります。日本語が通じるので便利な陽子さんの店で、屋上に案内され、上からのトゥルッリ景色を楽しめます。

そのまま、ずっと奥まで行くとトゥルッリでできた教会(Sant’Antonio)があります。その道を戻ると、並びに私が一番行きたかったマンマの店「マリア」さんの店があります。2月に来た時は不在でしたが、今回はマリアさんがいたので一緒に写真に納まりました。私にとっては会うのは二度目です。日本と縁のある人で、同じ世界遺産で姉妹都市である白川郷に招待されたりして、日本の雑誌に何度も取り上げられ、日本の芸能人がやって来てテレビ番組で放送されたりしてお馴染みの人です。日本の雑誌なども置いています。まさに南イタリアのマンマです。

少し遅くなりましたが、12時50分出発で、「白い街」Ostuniへ向かいます。一方通行や侵入禁止が多く、カーナビを頼りに目的のカフェ(Riccardo Caffe)に行こうとしてもうまく行けません。NHKのイタリア語講座でも紹介されていたし、フェイスブックの友人からも推薦されていました。途中で、レンタカーの液晶画面がタイヤの圧力マークに変わり、どうも右のタイヤ圧が減っています。やはり、パンクのようです。近くのガソリンスタンドへ行くと、ちょうど時間が悪く修理場は4時まではお昼休みだといいます。でも、親切にも応急処置で右のタイヤに空気をたっぷり入れてくれました。これで少しは移動できます。

誰かのアイデアで、レンタカー会社に電話します。昔と違って、こういう時気軽に電話がかけられるので便利な時代になりました。以前は、外国で電話するのは結構大変でした。まず、スペアタイヤがあるか聞かれましたが、探してもなさそうです。そうすると、どこにいるか連絡してくれれば係員を派遣すると言います。慌てた私が通りかかったオストゥーニの駅で待とうとする(一応、軽食は取れるので)と、女性たちからどうせ待つならこんな所は嫌だと言われました。なるほど。すぐ近くに見えるアドリア海岸にきっと海の見えるレストランがあると誰かが言い、適当に海に向かうとちょうど Piazzetta antistante la Torre Angioina という長ったらしい名前のレストランを見つけました。

すぐに、レンタカー会社に再度電話し、場所を告げます。でも、長ったらしい名前だし、地名も Villanova Porto と自信がないので、お店の人に代わってもらい場所の説明をイタリア語でしてもらいました。

3時過ぎましたが、どうせしばらく来ないだろうとゆっくり昼食を取ります。前菜、スパゲッティ、リンギーネ、魚介類のフリット(フライ)など、さすがに適当に入った店でもそれなりに美味しいのです。確かに、港に面して眺めもよく、待つには最適の場所です。意外と早く、1時間半後にはちゃんと修理の車がやって来て、簡単にパンク修理をしてくれました。やれやれ。白い街・オストゥーニは少し見ただけで終わりました。

5時前になりましたが、次の目的地・Locorotondo へ急ぎます。何とか明るいうちに到着し、NHKイタリア語講座で見たレース編みの店(Il tempo ritrorato)を見つけました。私はブックマークを買いました。ここは高台にあり、ここから街を見下ろすと、ここにもトゥルッリでできた家が所々あります。遠くにはアドリア海も見え、なかなかの景色です。

7時半にロコロトンドを出発し、夕食は「美食の街」で有名な Ceglie Messapica(チェーリエ・メッサーピカ)に1時間後に到着します。ただ、一番評価の高そうなレストランは閉まっていて、近くの Osteria Pugliese(プーリア飲食店)へ行きました。中心地(?)の広場の近くです。前菜、オレキエッテ、ソーセージ、ポークチョップなどを注文しました。それからデザートに珍しくフルーツを注文しました。それなりには美味しかったですが、私としては「美食の街」にしては期待外れの感もありました。

車に戻ると、駐車違反切符が挟まれていました。やられた! 41ユーロの罰金です。イタリアでは初めてです。民宿へはカーナビで登録できているので難なく帰れました。


【9月30日(火)】
いよいよ2日間過ごしたアルベロベッロ近郊を離れ、南イタリアからローマの方向へ向かいます。民宿を出て2時間半ほどで3番目の世界遺産 Castel del Monte(全て八角形の城)へ11時45分頃到着します。南イタリアの青い空を背景に丘の上にそびえる白っぽい城が見えます。今回のツアーで唯一入場料の必要な場所で、一人10ユーロです。

壁が八角形に囲まれている中に入ると真ん中が溝になっていて、パワースポット的場所でした。柱も八角形です。ここで、ドイツ人観光客に彼女は日本の歌手だと私が説明したら、是非歌ってくれと言います。Sさんが「ふるさと」を歌ってくれました。拍手喝采です。Sさんにとっても世界遺産の場所で日本の歌を外国人の前で歌えたことで喜んでもらえたようです。

今日のメインイベントは昼食のレストランです。予約が取りにくいと聞き、日本からメールで2週間前に午後12時半で予約を入れていました。食べ物にこだわる私ですが、2週間も前に予約を入れたのは初めてです。到着したのは少し遅れて1時15分くらいでしたが、期待通り問題なく入れました。思ったより小さいレストランで、結構遅い時間なのに我々が2組目でした。変だなと思っていると、1時45分頃になってようやく満席になりました。南イタリアは昼食も遅いようです。

自家製ラベルの赤ワインが出ます。下戸の私とOさんはいつものようにミネラルウオーター(炭酸入り)ですが。実質お任せで、前菜がどんどん出てきます。野菜を一工夫したような料理が多く、残念ながら簡単には説明できません。要するに、何が原料の野菜かはっきりしないのもあります。でも、美味しいのです。ミシェランの星がついたり、ガンベロロッソのお墨付きの有名なレストランですから、見た目もきれいな料理が多く、器もレストラン名入り(誰かが指摘したように、他の店のような傷もなし)、ウェイターのサービスも最高でした。

日本人としては、なかなかデザートまでは注文しないことも多いのですが、たっぷり食べた後なのに、用意してあったらしくデザートも3〜4種類出てきました。しかも、食後酒としてリモンチェッロ(レモン酒)まで出てきます。Iさんが詳しいのですが、日本だとリモンチェッロはかなり高いそうです。食後酒はイタリア語で digestivo で、どうも語源的に食後の消化にいいということのようです。アルコール度数はかなりのようですが。

何と全て食べ終わったのは3時間後!です。私のツアーでは、美味しいものを2時間くらいかけて食べるのが普通ですが、さすがに3時間は最高記録です。しかも、いざ支払いはというとたったの135ユーロ、つまり一人あたり4千円でお釣りがきました。ここは、トリップ・アドバイザーの評価で誰かが英語で書いていたように、わざわざこんな田舎に食べに来る価値のあるレストランです。

しかも、料理長のピエトロ・ジーティさんも有名なのに気さくな人で何度も顔を出しますし、一緒に写真にも写ってくれました。若いシェフの一人がすぐ近くの自家農園に案内してくれました。さすがにこだわりのレストランらしく、野菜は全てここで育てているようです。

今晩のホテルはローマへ帰る途中ということで、適当に Nolaという街のホリデイインを予約しています。ナポリの北東内陸部で、高速道路沿いなので選びました。午後6時半頃には着いたのですが、買い物のためスーパーマーケットを探しますが、どうも通行止めの街中に入り込んだり、うまくいきません。諦めて、まずは軽く夕食を食べるために(何せ、超豪華な昼食の後なので!)、ピッツェリア、Il Cavallino へ入ります。ところが、ピザ屋さんのはずなのにシーフードが新鮮で、いけすはあるし貝まで水の中で酸素まであり生きています。結局、フリットなどの魚介類やフルーツを注文しました。覚えたてのイタリア・サボテンの実も初めて食べました。変わった味です。

それからが大変で、カーナビに入れた住所を信じて行くととんでもないぶどう畑のような狭い道に迷い込み、Uターンするのに怖い思いをしました。もっと早く気付けばよかったのですが、近くまで来ればカーナビの機能でホテルを入力すればホリデイインはすぐに出てくるのでした。何故か住所で入力したカーナビの情報が間違っていたようです。しかも苦労して夜遅く到着してみれば、まさにモールのような大きな商店街と一体になったホテルでした。


【10月1日(水)】
昨晩苦労したものの、モールそのものに隣接したホテルなので、10時にしかオープンしないとはいえショッピングの苦労はありません。私は現金を下ろすためにATMを探し、Oさんのおみやげ買い物を手伝いました。

ベテラン添乗員Iさんからいいことを聞きました。どんなにいいツアーでも女性は買い物の時間がないと満足しないということです。私の一番苦手な分野です。お土産も買わない私には、買い物の時間という発想はありません。

出発が私の計画よりやや遅れた11時15分位になりましたが、高速を飛ばしてローマを通り過ぎ目的地の Viterbo へ急ぎます。ローマの北、1時間弱の所で、terme dei Papi(法皇の温泉)がある所です。そのため、珍しく昼食はレストランへ寄らず、サービスエリアでパニーニ等の軽食休憩のみです。Oさんもドーナッツを買っていました。そのおかげで、2時半頃には到着しました。ただ、目的地は立派な温浴施設「法皇の温泉」ではなく、近くの無料の天然温泉です。調べていた割と大きな温泉は見つけ出せずに、近くの名もない小さい温泉と Bullicame という名前の石灰質の温泉です。女性たちはここで天然ファンゴ(泥)パックを楽しみました。

私は2年前にタクシーで4ヶ所の天然温泉を回りましたが、住所もはっきりしないのが欠点です。予定通り、何とか2ヶ所の天然温泉を楽しみ、シャワー、着替えのために「法皇の温泉」へ入ります。入場料を払うつもりでしたが、成り行きでそのままロッカールームへ案内され、無料で施設を使えました。ここは、屋外に一つだけ大きな温泉水プールがあるだけです。室内には治療室が沢山あり、耳鼻科などの吸入治療などを行っています。ですから、医者が何人もいるし、イタリアの医療保険も使えるようです。この日も子供さんの鼻の治療に週に2回通っているというお母さんと男の子がいました。

途中で見えましたが、壁で囲まれた中世の街・ヴィテルボも見る価値のある所ですが、今回は残念ながら時間がないのでパスです。

ローマに戻る途中は歌手のSさんが助手席でしたが、みんなで盛り上がってSさんと添乗員として鍛えているIさんが歌いまくります。隣で歌姫が気楽に歌ってくれるのですから、運転手の私としては最高な贅沢と感じました。おかげでドライブまで楽しめました。

明日のフライトのために今晩は到着時と同じゴールデン・チューリップホテルですが、夕食は2月の下見の時に来た L’astice blu(青いロブスター)にしました。記憶によると、かなりローマの南側の郊外にあり、運転したくないローマの下町を通過せずに行けるだろうと思ったからです。正解でした。ヴィテルボから高速でローマに入り、ゴミゴミした下町を通らずに郊外のこのレストランへスムーズに行けました。

料理は記憶にある、魚介類中心の前菜セット(ここも何種類も出ます)を取り、まずまずの味でした。前回は騙されましたが、この店の名前は「青いロブスター」ですが、珍しい「青い」ロブスターはもちろん、ロブスターもほとんどメニューにはありません。要するに、名前だけです。でも、魚介類はまぁまぁです。この日は怖いくらいの雷が大きな音を立てていました。大雨でしたが、ホテルまでも思った以上に近く順調でした。9時半にはホテルに着き、珍しく夜更かしせずに翌日の準備が出来ました。振り返ってみると、旅行中はずっと晴天に恵まれ観光も楽しめました。


【10月2日(木)】
もう帰国の日です。レンタカーを Avisに返す時に、駐車違反切符の事を言いましたが、自分で郵便局にて本来は支払うらしく、後日警察から請求があった時に私のクレジットカードに請求されるようです。

10時25分ローマ・フィウミチーノ空港出発で13時にアムステルダム・スキポール空港に着きます。最近縁のある空港ですが、かなり広く歩かされます。15時出発で翌3日(金)朝8時45分関空に到着し解散です。私だけ、福岡空港まで乗り継ぎですが、時間がたっぷりあるのでシャワールームを使い、伊丹空港までバスで移動です。何せ、午後4時10分の飛行機です。それでも、いつもの成田経由の夜遅くではなく、明るいうちに自宅へ着きました。


空飛ぶドクター(登録商標)


旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ホテル
4.0
グルメ
5.0
同行者
その他
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
レンタカー
航空会社
KLMオランダ航空
旅行の手配内容
その他
  • いきなり注文し過ぎたローマのレストラン

    いきなり注文し過ぎたローマのレストラン

  • 前菜の一部

    前菜の一部

  • 前菜

    前菜

  • ローマでもちゃんとしたナポリ・ピッツア

    ローマでもちゃんとしたナポリ・ピッツア

  • 魚料理<br />後で食べやすく切ってくれます

    魚料理
    後で食べやすく切ってくれます

  • サルノのレストラン<br />リゾット!

    サルノのレストラン
    リゾット!

  • シェフと一緒に<br />(サルノのレストラン)

    シェフと一緒に
    (サルノのレストラン)

  • モッツァレラチーズと生ハム<br />(サルノのレストラン)

    モッツァレラチーズと生ハム
    (サルノのレストラン)

  • 夜のマテーラ・洞窟住居

    夜のマテーラ・洞窟住居

  • マテーラ広場の噴水(夜景)<br />Piazza Vittorio Veneto

    マテーラ広場の噴水(夜景)
    Piazza Vittorio Veneto

  • 歌手のSさん<br />CDに使えそう

    歌手のSさん
    CDに使えそう

  • 夜景のマテーラ<br />教会

    夜景のマテーラ
    教会

  • 昼間のマテーラ、広場、噴水<br />Piazza Vittorio Veneto

    昼間のマテーラ、広場、噴水
    Piazza Vittorio Veneto

  • 昼間のマテーラ

    昼間のマテーラ

  • マテーラ

    マテーラ

  • 歌姫Sさん<br />これもCDに使えそう

    歌姫Sさん
    これもCDに使えそう

  • マテーラで全員集合

    マテーラで全員集合

  • 漁村・サヴェッレトリのレストラン

    漁村・サヴェッレトリのレストラン

  • 一応、生ウニ<br />小さい

    一応、生ウニ
    小さい

  • モッツァレラチーズと2種類の新鮮トマト<br />(サベッレトリのレストラン)

    モッツァレラチーズと2種類の新鮮トマト
    (サベッレトリのレストラン)

  • 刺身同様、新鮮なカルパッチョ<br />(サベッレトリのレストラン)

    刺身同様、新鮮なカルパッチョ
    (サベッレトリのレストラン)

  • 見た目もきれいなカニ料理

    見た目もきれいなカニ料理

  • 港の見えるレストラン<br />(サベッレトリのレストランからの眺め)

    港の見えるレストラン
    (サベッレトリのレストランからの眺め)

  • クリスピアーノの農家民宿<br />(トゥルッリ造り)

    クリスピアーノの農家民宿
    (トゥルッリ造り)

  • 花火が上がっているアルベロベッロ

    花火が上がっているアルベロベッロ

  • モノポリのレストラン<br />ついに見つけたブッラータ(チーズ)

    モノポリのレストラン
    ついに見つけたブッラータ(チーズ)

  • ピッツェリアでもこんなにたくさんの前菜

    ピッツェリアでもこんなにたくさんの前菜

  • トゥルッリの農家民宿<br />ベッドと天井

    トゥルッリの農家民宿
    ベッドと天井

  • トゥルッリの天井<br />上を見上げるとこんな感じです

    トゥルッリの天井
    上を見上げるとこんな感じです

  • 農家民宿なのにこんな豪華な彫像も

    農家民宿なのにこんな豪華な彫像も

  • 樹齢500年のオリーブの木

    樹齢500年のオリーブの木

  • 農家民宿のプール

    農家民宿のプール

  • 農家民宿の美人スタッフと

    農家民宿の美人スタッフと

  • 農家民宿<br />経営者

    農家民宿
    経営者

  • いよいよ<br />アルベロベッロ!<br />トゥルッリだらけ

    いよいよ
    アルベロベッロ!
    トゥルッリだらけ

  • 屋上からの眺め

    屋上からの眺め

  • 典型的なアルベロベッロの通り

    典型的なアルベロベッロの通り

  • 有名なマンマ・マリアさんと

    有名なマンマ・マリアさんと

  • マリアさんの店の前<br />従業員と

    マリアさんの店の前
    従業員と

  • アドリア海を望む<br />オストゥーニ(白い街)

    アドリア海を望む
    オストゥーニ(白い街)

  • アルベロベッロ近郊には<br />普通にトゥルッリの家が

    アルベロベッロ近郊には
    普通にトゥルッリの家が

  • NHKイタリア語講座で紹介された<br />ロコロトンドの編み物屋

    NHKイタリア語講座で紹介された
    ロコロトンドの編み物屋

  • レース編みの店(Il tempo ritrorato)<br />ロコロトンド

    レース編みの店(Il tempo ritrorato)
    ロコロトンド

  • Locorotondo からの眺め<br />トゥルッリの家が沢山見える

    Locorotondo からの眺め
    トゥルッリの家が沢山見える

  • 美食の街<br />チェーリエ・メッサーピカ広場

    美食の街
    チェーリエ・メッサーピカ広場

  • シーフードのフリット(オリーブ油揚げ)<br />(チェーリエ・メッサーピカ)

    シーフードのフリット(オリーブ油揚げ)
    (チェーリエ・メッサーピカ)

  • ソーセージとステーキ<br />(チェーリエ・メッサーピカ)

    ソーセージとステーキ
    (チェーリエ・メッサーピカ)

  • 3つ目の世界遺産が見えて来た<br />(1.マテーラの洞窟住居)<br />(2.アルベロベッロのトゥルッリ)<br />(3.カステル・デル・モンテ)

    3つ目の世界遺産が見えて来た
    (1.マテーラの洞窟住居)
    (2.アルベロベッロのトゥルッリ)
    (3.カステル・デル・モンテ)

  • プーリアの青い空にそびえ立つ<br />カステル・デル・モンテ<br />(柱も全体も全て八角形の城)

    プーリアの青い空にそびえ立つ
    カステル・デル・モンテ
    (柱も全体も全て八角形の城)

  • 建物の図面

    建物の図面

  • 内部

    内部

  • 内部

    内部

  • カステル・デル・モンテの上内部

    カステル・デル・モンテの上内部

  • カステル・デル・モンテからの眺め

    カステル・デル・モンテからの眺め

  • そびえ立つカステル・デル・モンテ

    そびえ立つカステル・デル・モンテ

  • いよいよ有名な<br />Antichi Sapori へ<br />(入り口)

    いよいよ有名な
    Antichi Sapori へ
    (入り口)

  • アンティキ・サポーリ<br />内部

    アンティキ・サポーリ
    内部

  • ズッキーニの花に詰め物<br />(アンティキ・サポーリ)

    ズッキーニの花に詰め物
    (アンティキ・サポーリ)

  • オレキエッテ(耳たぶ型パスタ)<br />全部混ぜてエキストラバージンオイルをかけると絶品

    オレキエッテ(耳たぶ型パスタ)
    全部混ぜてエキストラバージンオイルをかけると絶品

  • 新鮮なキュウリとトマト<br />(緑色のミニトマトも)<br />(アンティキ・サポーリ)

    新鮮なキュウリとトマト
    (緑色のミニトマトも)
    (アンティキ・サポーリ)

  • 美味しかったけど説明不可能<br />(アンティキ・サポーリ)

    美味しかったけど説明不可能
    (アンティキ・サポーリ)

  • (アンティキ・サポーリ)

    (アンティキ・サポーリ)

  • 有名なシェフ(ピエトロ・ジーティ)と

    有名なシェフ(ピエトロ・ジーティ)と

  • 自家農園(レストランのすぐ近く)<br />(アンティキ・サポーリ)

    自家農園(レストランのすぐ近く)
    (アンティキ・サポーリ)

  • 案内してくれたシェフと<br />(アンティキ・サポーリ)

    案内してくれたシェフと
    (アンティキ・サポーリ)

  • ノーラのピッツェリアとは名ばかりの<br />すごいシーフード・レストラン<br />貝類は酸素と流水で生きている<br />(Il Cavallino)

    ノーラのピッツェリアとは名ばかりの
    すごいシーフード・レストラン
    貝類は酸素と流水で生きている
    (Il Cavallino)

  • シーフード・フリット<br />(Il Cavallino)

    シーフード・フリット
    (Il Cavallino)

  • フルーツ盛り合わせ<br />真ん中下が、イタリア・サボテンの実

    フルーツ盛り合わせ
    真ん中下が、イタリア・サボテンの実

  • ヴィテルボの天然温泉<br />(名前不明)

    ヴィテルボの天然温泉
    (名前不明)

  • ヴィテルボの天然温泉<br />(名前不明)

    ヴィテルボの天然温泉
    (名前不明)

  • 3人の女性もくつろいで<br />ヴィテルボの天然温泉<br />(名前不明)

    3人の女性もくつろいで
    ヴィテルボの天然温泉
    (名前不明)

  • Bullicame 天然温泉<br />(ヴィテルボ)

    Bullicame 天然温泉
    (ヴィテルボ)

  • 女性は天然ファンゴ(泥)パックを<br />楽しめます<br />Bullicame 天然温泉<br />(ヴィテルボ)

    女性は天然ファンゴ(泥)パックを
    楽しめます
    Bullicame 天然温泉
    (ヴィテルボ)

  • 開放感いっぱい<br />Bullicame 天然温泉<br />(ヴィテルボ)

    開放感いっぱい
    Bullicame 天然温泉
    (ヴィテルボ)

  • ここは有料の<br />テルメ・ディ・パーピ(法皇の温泉)

    ここは有料の
    テルメ・ディ・パーピ(法皇の温泉)

  • 最後のレストラン<br />「青いロブスター」<br />シーフード前菜

    最後のレストラン
    「青いロブスター」
    シーフード前菜

  • 「青いロブスター」<br />シーフード

    「青いロブスター」
    シーフード

  • いつもの<br />スキポール空港(オランダ・アムステルダム)<br />で乗り継ぎ

    いつもの
    スキポール空港(オランダ・アムステルダム)
    で乗り継ぎ

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