2013/07/04 - 2013/07/08
897位(同エリア1830件中)
ちゃおさん
最初の世界遺産「赤い砦」、「レッド・フォート」を見学した後、次に向かう2番目の世界遺産は「フマユーン廟」。ここはムガール第2代皇帝「フマユーン」の霊廟だ。ムガール帝国と言っても、知っているのはその国名と、西からやってきたイスラム教徒がヒンドウ教徒のインドを征服し、強大な帝国を築き上げたということ、初代、アクバル、先刻の「レッド・フォート要塞」のしシャー・ジャハーンの名前位だ。
この「フマユーン皇帝」と言う名前も初めて聞く名前だが、ガイドの説明によれば、アクバルに次ぐ第2代目の皇帝で今から500年位前の王のようだ。立派な王だったようで、この「フマユーン廟」は王の妃が夫の遺徳を忍ぶために建てられた霊廟で、霊廟の真ん中の石棺の中には、今でも皇帝の遺体が納められているという。
アジアではタイでもどこでもそうだが、外人観光客と地元民との入場料に差を設けていて、貧しい国庫を潤す為には外人からより多くの入館料、入場料を徴収するのが手っ取り早い方法であるが、そうであってもここインド程極端な違いはない。ここ「フマユーン廟」ではインド人が10ルピー、1ルピーが約2円だから、20円、処が外人は250ルピー、即ち500円、更にビデオを撮る場合は25ルピー、50円が追加徴収される。実にインド人の25倍の差額だ。今ではタイは日本と同じように殆ど外人との差額を設けていないが、あるとしても倍から5倍程度まで。今までの自分の経験では、この外人との差額が大きければ大きい程その国は貧しい。従って、インドの現状はまだ相当に貧しいのだろう。
さて、そんな事を考えながら入った「フマユーン廟」。均整の取れた広々とした庭園の正面に聖廟がある。その廟の真ん中の石棺に帝の遺体が安置されているのだ。現代版レーニン、毛沢東だ。庭園の右手は王族のお墓になっている。ここは歴代皇帝や家族の墓地なのだ。随分綺麗な庭園墓地である。
- 旅行の満足度
- 5.0
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