2013/07/08 - 2013/07/08
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dreyfusさん
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あ~、ヨーロッパ行きたい!!
いつものヨーロッパ病だっ。
どこに行こうかなぁ・・・とネットを見ていた時、行こうとしている時期に「パンプローナの牛追い祭り」があることを見つけ、日程はそれをメインに決め始めた。
そこからいつものように行きたい場所を書き出して・・・ざっくり考えただけでも必要な日数は1ヵ月半。
帰国日がお盆に近くなると航空券の値段が急に上がるので、ギリギリ値段が上がらない日を帰国日にして設定してチケットをGET。
時期的にヨーロッパのバカンスシーズンとぶつかるため、前もってホテルや予約が難しい交通機関を押さえ、スペイン→フランス→イタリア→スイス→ドイツ→スペインと行きたいところだけを巡った今回の旅。
今まではバカンスシーズンを避けてたけど、行ってみたらどこの街も人もバカンス気分で街はお祭り騒ぎ。
小さなトラブルはちょこちょこあったけど、ヨーロッパの夏を思う存分満喫しましたっ♪
★★今回の旅行記はパンプローナの牛追い祭り★★
スペイン北部バスク地方にある街パンプローナ。スペイン3大祭りのひとつ『サンフェルミン』が有名で、年に一度夏の9日間、人々は熱狂に包まれます。
日本では牛追い祭りとして有名ですが、そのお祭りへとうとう来ちゃいました!
『サンフェルミン』は守護聖人の名前で、3世紀にキリスト教の布教に努めたパンプローナで初めての司教。 ただ牛を追いかけるだけの祭りではないようです。
全速力の牛に追いかけられたい!!
というのが当初の目的だったけど、一応女子だし、まだ命も惜しいので泣く泣くあきらめ闘牛場での見物となりました。
このお祭りは牛追いメインですが、実際にはそれだけじゃなくお祭りそのものとして楽しかったです。
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≪スペイン≫
【7/ 3】□ 成田⇒マドリード
【7/ 4】□ マドリード(泊)
【7/ 5】□ マドリード⇒セゴビア⇒マドリード(泊)
【7/ 6】□ マドリード(泊)
【7/ 7】□ マドリード⇒ビルバオ⇒プエンテ・ラ・レイナ(泊)
【7/ 8】■パンプローナ⇒プエンテ・ラ・レイナ⇒サン・セバスチャン(泊)
【7/ 9】□ サン・セバ⇒(フランス)サン・ジャン・ド・リュズ⇒バルセロナ(泊)
【7/10】□ バルセロナ(泊)
【7/11】□ バルセロナ(泊)
【7/12】□ バルセロナ⇒フィゲラス⇒バルセロナ(泊)
≪フランス≫
【7/13】□ バルセロナ⇒マルセイユ(泊)
【7/14】□ カマルグ⇒アルル(泊)
【7/15】□ レヴォー・ド・プロヴァンス⇒キャプリエール・ダヴィニヨン(泊)
【7/16】□ ゴルド⇒エクサン・プロヴァンス(泊)
【7/17】□ ニース(泊)
【7/18】□ ニース⇒アントルヴォー⇒ディーニュ・レヴァン(泊)
【7/19】□ マントン⇒ニース(泊)
【7/20】□ ニース(泊)
≪コルシカ島≫
【7/21】□ ニース⇒アジャクシオ(泊)
【7/22】□ アジャクシオ⇒コルテ(泊)
【7/23】□ コルテ(泊)
【7/24】□ ポルト(泊)
【7/25】□ カルヴィ(泊)
≪イタリア≫
【7/26】□ カルヴィ⇒バスティア⇒リヴォルノ(泊)
【7/27】□ ピサ⇒フィレンツェ(泊)
【7/28】□ フィレンツェ(泊)
【7/29】□ パルマ⇒ミラノ(泊)
【7/30】□ ミラノ(泊)
≪スイス≫
【7/31】□ ミラノ⇒ティラーノ⇒サン・モリッツ(泊)
【8/ 1】□ グアルダ⇒クール⇒マイエンフェルト(泊)
【8/ 2】□ マイエンフェルト⇒ザルガンス(泊)
≪ドイツ≫
【8/ 3】□ リヒテンシュタイン⇒カールスルーエ(泊)
【8/ 4】□ マンハイム⇒ハイデルベルク⇒カールスルーエ(泊)
【8/ 5】□ バーデンバーデン⇒シュトュットガルト(泊)
≪スペイン≫
【8/ 6】□ シュトュットガルト⇒マドリード(泊)
【8/ 7】□ マドリード⇒成田(泊)
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- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
このお祭りに行こうと決めたとき、私は牛に追いかけられる気満々でした。
色々な人から「危ない!」と言われ、結局闘牛場で見ることにしたのですが、あと10年若かったたらたぶんエントリーしてたかも。。 -
パンプローナに来たら絶対に食べたかったチュロス。
そのお店は、以前「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」で庄司Dが食べていたチュロス屋さんで、牛追い祭りを含めて年に14日間しか食べるチャンスがないとか。
昔から使われていると思われる竈門に薪を焚べ、大きな鍋にまあるく円を描くようにチュロスを揚げていくので、出来上がりはこんな感じで大きな渦巻きになってます。 -
朝早起きしてプエンテ・ラ・レイナのホテルからタクシーを飛ばしてやってきたパンプローナ。
エンシエロ(牛追い)まではまだ時間があるのに、待ちきれない人たちですでににぎわっています。 -
ここは牛追いのゴール地点の闘牛場。
ホントは旧市街の通りに面した場所で牛と人が駆け抜けるところを見たかったけど、場所取りをするには徹夜しなくちゃいけないし、バカ高いお金を出して人の家のベランダから見るのはちょっとね〜・・・ということで選んだ場所がここ闘牛場。 -
チケットを買って早速中へ。
ここで闘牛場で見るという人にアドバイスです。
席が汚いのでビニールシートみたいなものを持っていったほうがいいです。
私たちはたまたま持っていたので助かりましたが、それでもかなり汚れました。
日本とは違い、人のビニールシートの上でも土足でガンガン歩いていくので、あまり綺麗な格好をしていかないように。 -
なにやらセレモニーのようなものが始まりました。
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今日の牛追いにエントリーの牛たちが紹介されていきます。
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ご丁寧に牛の名前と体重、そして産まれた年も表示。
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闘牛場はすでに満員。
今か今かと牛追いが始まるのを待ってます。 -
牛の紹介が終わるとスクリーンには牛追い会場が映し出されます。
本日牛たちに追いかけられる兵たちの姿を見て、闘牛場にいる私たちのボルテージも一気にあがります。 -
あっ、スタートした!
牛追いが現在の形になったのは19世紀で、度胸試しに闘牛の前を走ったのが起源だそうです。 -
午前8時にスタートです。スタートして「お~っ!」っとスクリーンを見ていたら、あっという間に先頭集団がゴールの闘牛場に入ってきました。
距離が846.8メートルしかないので、ビックリするくらいあっという間でした。 -
エンシエロで走る牛は全部で12頭で、うち先頭集団は6頭の虚勢された牛。
この牛たちが後続の暴れ牛をコントロールしながらゴールまで誘導しているんです。 -
エンシエロの牛たちは闘牛場へ入ってきて、そのまま出口へと一直線に全力疾走。
そして、牛が通り抜けた後に闘牛場は人でいっぱいに。 -
エンシエロが終わったあとは、素人闘牛が始まります。
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闘牛というより、完全に牛に遊ばれている感じ。
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ツノはまだ危ないというほどのものではないと思うけど、突進された人は痛そうだった。
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闘牛場を出てから、パンプローナで絶対食べたかったチュロス屋さんを探しに町へ。
町を歩いている人に聞いたらすぐに見つかりました。
お店の名前は「ラ・マニュエタ」。 -
お店の前にはすでに長蛇の列。
すごい人気!
ちなみに、みんなが身につけている赤いスカーフは、サンフェルミンの受難の象徴で、とても意味あるものなんだそうです。 -
チュロス屋の看板おばあちゃん。
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おばあちゃんの若かりし頃。
こんな古めかしいパネルが壁に飾られていて、このお店の歴史を物語ってます。 -
1872年創業の歴史あるお店。
年に14日間、6月に2日間とこのお祭りの時の8日間、そして10月に4日間のみの営業です。 -
オーナー夫妻が高齢のため一旦はお店を閉めたとか。
お店を開けて欲しいというお客さんからのラブコールを受け、年に14日間だけ家族と親戚一同総出でお店を開けるのだそうです。 -
出来上がったチュロスは渦巻きになっているので、それをおばあちゃんが慣れた手つきで切っていきます。
並びながらおばあちゃんの前まで行くと、試食用に出来たてのチュロスをくれました。 -
12本入りをひとつ購入。
サックサクで全然油っぽくなくて、今まで食べたチュロスの中でダントツに美味しい!! -
闘牛場で飲もうと思ってワインとグラスを持参してきたけど、ワインオープナーを持ってくるのを忘れてしまった。。
Tちゃんがバルに開けてもらえないか頼んだところ快く開けてくれたので、そのワインとチュロスを持って座れる場所を探してうろうろ。
歩いているうちに屋内市場にたどり着き、外のベンチで酒盛りを始めようとしたら、その様子を見ていた市場のおじさんが自分の店からテーブルを運んできてくれました。 -
この市場の外壁には、沢山の写真と絵が飾られています。
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今日の朝食はワインとチュロス。
朝からボトル1本を開け、お祭り気分も最高潮。
実際ほとんどの人が前夜から一晩中飲みっぱなしで、酔っ払いじゃない人を見つけるほうが難しいくらい。私たちもやっと周りの人たちのテンションに近づいてきたって感じ。 -
この市場の辺りは他の場所に比べると静かなのですが、しばらくすると辺りが騒がしくなってきて、見るとヘンな人形がうろうろし始め、そのまま市場の中へ入っていきます。
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追いかけて市場の中へ入ってみると、そこには彼らの仲間がいました。
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はいチーズ!
カメラを向けるとみんなすぐにポーズをとってくれます。 -
喜んでいると突然追いかけてきます。
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油断してたら反対側からこっちに向かって走ってくる奴がっ。
手に持っている棒にぶらさがったボールをブンブン回しながら追いかけてきて、お尻や頭を容赦なく叩いてきます。
このボールはスポンジみたいな素材で出来ているので痛くはないのですが、大人の私たちには手加減なし。たまにヒットすると痛かったりします。
「キャーキャー」言いながら逃げれば逃げるほど、喜んでいると思われ追い掛け回されます。まあ実際喜んでいるんですけど・・・ -
彼らに追い掛け回されハァハァしていると、今度は路地を子供たちがぞろぞろ歩いてきました。
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なんだろうと眺めていると、突然今度はすっごい大きな頭の僧侶のような人が歩いてきました。
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これはカべスードスという名前で、頭でっかちの人形という意味だそう。
このカベスードスや巨人人形は、中世の頃からスペインのお祭りでは欠かせない存在だったらしく、牛追い祭りだけでなくスペインの他のお祭りでも見ることが出来るそうです。 -
カベスードスはスポンジ玉の付いた棒を持っていないので、追いかけられる心配はありません。ただ、じっと黙って見つめられるとかなりの目力なので、ちょっと怖いです。
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仲間たちが路地で合流してます。
ワインを一本空けた後のカベスードスとの追いかけっこ。
これで一気に酔いがまわってきた。
大人になってからこんなにはしゃいで走り回ったことなんてなかったかも。。 -
ここは牛追い祭りで開会宣言が行われる市庁舎。
7月6日正午の開会宣言で熱狂の9日間のスタートです。
開会宣言のときにはこの広場が赤と白の衣装を着た人で埋め尽くされ、熱狂した人々の『ビバ、サンフェルミン』と叫ぶ声は地鳴りのよう。日本のお祭りなんて可愛いもんです。
開会宣言の後は演奏が行われ、16時になるとパンプローナ広場や通りに讃美歌が響き渡り、演奏隊と共に歌い踊りながら街を練り歩きます。日本で知られている牛追いはサンフェルミンという祭りの一部だったんだと、現地に行って知りました。
市庁舎広場は日本のTVで見た時は広そうな広場に見えたけど、想像してたよりかなり小さな広場でした。 -
この男の子もあと何年かしたら牛に追われるんでしょうね。
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このお祭りへ行く人へのミニ情報。
このお祭りの最中、特にバルなどの飲み屋さんがある旧市街あたりはものすごい臭いがします。
ホテルへ泊まらず一晩中飲んでいる人たちがその辺でしてしまうため、ツーンとした臭いが立ち込めているのです。
薬剤の入った水を朝から撒いていますが、結構強烈な臭いです。
闘牛場や市庁舎のあたりは匂わなかったので、気になる人はなるべくバルが立ち並ぶ場所へ近づかないほうがいいかも。 -
プエンテ・ラ・レイナの町へ戻ってきました。
お祭り騒ぎのパンプローナとは打って変わって静か〜な町です。 -
町を歩くとサンティアゴ・コンポステーラへ向かう巡礼者の人たちに会います。
巡礼の道はフランス側から道が続いていて、スペインとフランスの国境にあるピレネー山脈のソンポール峠を越えるルートと、ロンセスバーリェス峠を越えてパンプローナを経由するルートの2つのルートがあり、それがプエンテ・ラ・レイナで合流するのだそう。 -
巡礼者の人たちの自転車もいたるところに。
聖地サンティアゴ・コンポステーラまでの900kmという途方もない道のり、歩いて向かう人だけかと思ってたけど、自転車で向かう人もいるんですね。。
いつか時間が許すなら私も巡礼をしてみたいと思いました。 -
道端にあった牛のオブジェ。
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可愛いわんこにも沢山会いました。
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このわんこも大人しくて可愛かった(^^
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雲ひとつない青い空。
旧市街を抜けてプエンテ・ラ・レイナの象徴でもある橋へ向かいます。 -
プエンテ・ラ・レイナとは「王妃の橋」という意味で、11世紀に巡礼者が増えたことに伴い、この町を統治していたナバーラ王国の王妃が架けた橋。
アルガ川に架かるこの美しい橋が町の名前の由来です。 -
おじいさんに抱っこされてた暴れん坊の子犬。
加減を知らないので甘噛みされているうちに本気噛みされました。 -
歩きながらふと上を見上げたら、ベランダにクールな顔をしたニャンがいました。
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ホテルへ戻ってきました。
ここのホテルも寝るだけになってしまって、もったいなかったなぁって思うホテルでした。
プエンテ・ラ・レイナに行く方がいたら、このホテルおすすめですよ〜 -
ホテルの前のベンチでは、おじいちゃんと巡礼の旅の途中の若者が話し込んでます。
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ホントはここで朝ごはん食べるはずだったのね。
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道端に赤ちゃん置いたままお店の中へ入っていくママ。
この町が安全な町だから出来ることなんだろうけど、なんともおおらか。 -
パンプローナ行きのバスを待つ間にランチ。
昨日の夜寄ったバルへまた来ちゃった。 -
このパンが美味しかった〜
ハムと一緒にピーマンのような野菜のピクルスが挟まっていたような気がする。 -
今回の旅行で初めて知った町だったけど、プエンテ・ラ・レイナは中世の面影を残すとても素敵な町でした。
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プエンテ・ラ・レイナからパンプローナまではバス(2.2ユーロ)で。
パンプローナのバスターミナルはこの広場の真ん中にポツンと建っていて、昨日到着した時は酔っ払いがこの広場にたくさん寝転がっていました。
さすがに太陽が照りつけるこの時間になると誰もいませんね。
ここからバスに乗りサン・セバスチャン(7.68ユーロ)へ向かいま〜す。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (1)
-
- おくさん 2021/09/18 13:34:57
- プエンテ・ラ・レイナ
- おぉ、ちゃんと訪れていましたね。
早とちりして失礼しました。
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