2014/05/12 - 2014/05/12
17位(同エリア99件中)
eullyさん
- eullyさんTOP
- 旅行記47冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 23,257アクセス
- フォロワー3人
今年のゴールデンウィーク(正確にはゴールデンウィーク後)は新婚旅行を兼ね、イランへ行ってきました。きっかけは以前、雑誌で見かけたイスファハンのモスクが見たいと思ったところからです。新婚旅行休暇が貰えるため、少し時期をずらし5月8日からリーズナブルなツアーを利用しました。移動手段もご飯もホテルも付いていてラクチン。しかもガイドさんが逐一、色々教えてくれるので、イランという国に対する理解がとても深まりました。イランといえば、普段ニュースで見聞きする情報だけでは、かなりハードルが高く無茶かな。。っと思っていましたが、予想を180度覆すほど、素朴でとても良い国でした。また時間を置いて訪れたいです。今度行く時は、お互い定年してから、3◯年後・・!
4日目はヤズド&シーラーズへ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
早朝散歩に出かけました。ホテルの前はちょっとした広場になっています。
-
昨日通って来た街の方向に行くべきか、未知の方向へ行くべきか。。
少し悩み、未知の方向へ -
朝早いので、全く人がいませんでした。涼やかな空気の中、奥へ歩いて行きます。
-
土色の街が広がっています。何度も出て来ている風取り塔も、そこらじゅうにニョキニョキ生えています。
-
小さい公園がありました。右手のほうには卓球台もあり、設備が整っています。伝統的な土壁の街にポコッと出てきました。しばし遊ぶ。
-
公園の高台からヤズドの街を臨む。異国情緒感を十分に感じつつ、お散歩再開。
-
土壁をよく見ると、草みたいな繊維が混じっているようです。日本の昔の民家と似ています。
-
更に狭い道を進むとモスクがありました。
-
こじんまりしたモスクですが、2本のミナレットを備え、エイワン部分には華麗な装飾がされた、素敵な建物でした。
-
30分ほどでお散歩終了。ホテルに戻ってきました。
ホテルの入り口はこのような感じで、扉をくぐると、すぐ左にフロント、狭い階段を下りるとレストラン、客室が広がっています。 -
朝食後、チャイハネにもなるような部屋の隣のくつろぎスペースで写真を撮り、一通り遊んだ後、出発しました。
-
ホテルの隣にある謎のドーム
-
さて、この土色の世界ともお別れです。砂漠都市「ヤズド」の雰囲気を堪能できました。
-
バス乗車5分程で、本日最初の観光スポットへ到着しました。
-
「アミール・チャクマーク広場」です。
-
広場の象徴となるのは2本のミナレットを持つ建造物です。
-
下がくぐれるようになっていました。その先はどうなっているのかは確認せず。後でガイドブックを確認したところ、幾つかお店があるようです。
-
周りを見渡すと、大きな道路の向かい側に商店が見えました。ここはヤズドの中心のようです。
-
この建物自体がモスクかと思っていましたが、ガイドブックを参照するに、違うようです。バザールに繋がる立派な門のようです。
-
立派な建造物の、うんと手前には御神輿のようなものが置かれています。糸杉をモチーフにしたもので「ナッフル」というそうです。
-
引きの一枚、ナッフルの左側にモスクがありました。
-
写真右側には風取り塔が見えます。全部で5本ありますが、5本全て見られる位置は限られています。
-
バスに戻り次の観光地へ
左側の構造物がイランっぽいです。 -
バスで5分、次の目的地へ到着しました。
-
金曜日のモスク!「マスジェデ・ジャーメ」
14世紀イルハン時代の特徴を持つもので、左右の塔の高さは74mもある大きなものです。 -
イランの中でも特に有名で美しいモスクです。
-
よくガイドブックや雑誌にも、このモスクの写真が載っており、ここも見てみたかった場所の1つです。
-
引きの一枚。黄土色の土壁で溢れる街に突如として現れる青いモスクはキラキラしていて、とても綺麗です。
-
中に入ったところ。門だけではなく本体も美しい。
-
かなりの大きさですが、青や緑のタイルで緻密な装飾がなされています。
-
中へ入ると、壁面や側面により多様な模様が広がっていました。
結構広い空間でした。 -
メヘラーブ上部。イスラム教の聖地、メッカがある方角に向いています。
-
メヘラーブ全体。下部、真ん中の窪みに絨毯が敷いてあり、そこでお祈りするようです。
-
メヘラーブの向かい側。360度、美しい装飾がなされており、どこを見ても綺麗です。
-
礼拝の時間ではないため、私たち観光客以外はほとんど人がいませんでした。
-
日光が入って壁面がキラキラしていました。天井に至るまでこうしたタイルで一面装飾されており、それはそれは美しい空間でした。
-
30分程見学の後、移動しました。
-
ヤズドの「金曜日のモスク」はこのツアーの中でも見所上位に来るポイントでした。
-
さてここからシーラーズへ長距離移動です。バスに乗ってひたすら高速道路(?)を進みます。途中は、このような岩の山だらけです。
-
1時間半ほど走ったところで給油タイム。イランのガソリンスタンドは大型のゴツいトラックがわんさか止まっており、威圧感が半端なかったです。轢かれないよう注意。売店でお菓子を買っている人もいました。
-
更に一時間ほど走ったところで昼食です。「スマグ」という街。
ヤズドから出発し、シーラーズとイスファハーンへの分岐点です。 -
「ゲイメ」という豆と肉のシチュー、フレッシュサラダとカットメロンでした。世界中のツアーの昼食ポイントに鳴っているようで、我々が食べ終わった後にスペイン人のツアー客が入ってきました。
-
お手洗いの隣にあった門。お花柄が可愛らしいです。
-
また2時間ほどバスで走ります。砂漠の街ですね。
-
パサルガダエという遺跡に来ました。2004年に世界遺産に登録されました。紀元前546年、アケメネス朝の最初の首都があった場所でキュロス2世という王様が建築を始めたところだそうです。世界遺産に登録されています。
-
このレリーフは人魚の足をした人型。様々な遺跡があるイランですが、魚をモチーフにしたレリーフはここにしかないそうです。クサビ型文字が書かれた遺跡もありました。
-
陽が強く、また日陰が一切ないので暑くてたまりません。水分補給しながら見て回ります。保存状態が良くないのか、遺跡の一部が荒れた状態のものも。
-
全ての遺跡が屋外にあり、あまり管理されている様子はありません。警備員と思われる人も広大な敷地の中1〜2名ほどしかいませんでした。
-
最古のペルシア庭園でもあるようです。どこが庭園だったのか、もはや分からない荒廃ぶり‥
-
キュロス2世のお墓。「ズィグラート」と呼ぶらしい。
-
後ろから見たところ。ピラミッド型の土台に棺を納める家のような構造物があり、かなり大きかったです。
-
バスで連れて来てもらわないと、なかなか辿り着けないと思います。シーラーズなどからツアーも出ているそうです。
-
それにしても、もの凄く暑かった‥水分補給で生き返ります。バスに乗って、また砂漠の中を進みます。途中、ヤギの群れに遭遇。
-
シーラーズへ。街が近づくと人工的なオブジェが見えてきました。白鳥?ずんぐりむっくりしていますが、可愛らしい目をしていました。
-
街の中心部へ入って行くと、旗で街中溢れていました。
シーラーズは今から250年前に約20年間、イランの首都でもあった都市です。 -
シーラーズの繁華街にある「ハーフェズ廟」。イランで最も愛されている詩人ハーフェズが眠る地です。ここも緑が豊富で、のんびりとした空間です。
-
入り口から暫くはペルシア様式の庭園となっており、少し進むとこのような回廊がありました。
-
更に奥に進むと、ハーフェズの棺が安置されている屋根が付いた空間が表れます。この周辺には、たくさんのイランの方がいらっしゃいました。
-
棺。ハーフェズのものではありません。
-
屋根付き空間の中に入って上を見上げると、このような緻密なモザイク装飾、もの凄く綺麗です。
-
こちらがハーフェズさんの棺です。周りにはいつもたくさんの人がお参りに来ている様子でした。棺に詩が掘られています。(←見ても分からんが)
-
右側の女性は、おそらくハーフェズの詩集を読みながら、感情が溢れ出したのか泣いておられました。ハーフェズの詩は神様への愛や信仰心を詠んだものとされており、今も根強い人気があるそうです。
-
邪魔をしてはいけないので、ささっと見学し、庭園ゾーンへ戻ります。
ここも素敵な空間でした。 -
シーラーズに着いて感じましたが、ここは人が多い。テヘランより人の密度が多い気がしましたし、緑が多いからか、ゆったりとした豊かな印象を受けました。
-
再びバスに戻り、次の観光地へ。
車窓から、ふと見えるイスラム建築に心惹かれます。 -
バタ臭い感じのホテル。ここに泊まる訳ではない。ただ通り過ぎただけです‥
-
本日最後の観光は「エラムガーデン」という庭園。2011年に世界遺産に登録されたペルシア式庭園です。
-
多様な花や木々が植えられている、緑豊かな庭園です。写真には写っていませんが、結構な人がいました。
-
エラム宮殿。今まで見たものの中では、ややちゃっちい印象を受けた建物でした。後で調べてみると19世紀に建てられたものだそうです。今まで古いものを見過ぎて感覚が狂ったのか、これも単体で見ると、素晴らしいです。
-
宮殿バックに写真を撮る人が多いので、少し遠くからアプローチしてみました。
-
緑に水にと、こういう情景を見ていると、ホッとします。夕暮れ時でしたが、イラン人の観光客もたくさんいました。
-
入り口正面、多様な花が植えられているスペースです。ここは色とりどりで綺麗なため、混雑しています。
-
真っ赤なバラにクローズアップ。バラはイランの国花です。綺麗に咲いていました。
-
奥まったところに行くと、やや混雑も少なくなります。
-
庭園内に合った建物の扉、玄関戸のようなものかな。来訪時にノックする取っ手がついていまして、右が男性用、左が女性用です。男性用のほうが金属を多く使っており重いので、鳴らした際に音が異なります。
主に家にいる女性が対応する際に、この音を聞き分けて来訪者が男性なら、頭から布を被った格好で、女性なら簡易的な格好で、扉を開けるのだと、ガイドさんが教えてくれました。 -
入場してすぐ左側にある糸杉の回廊。ぐるっと一周して集合場所である入り口前に戻ってきました。
この庭園の向かいは大学らしく、外に出ると人や車で賑わっていました。若いイランの人はオシャレで、裾がやや短い服を着たり、金髪にしたり、スカーフから敢えて頭半分出ていたりと、それぞれオシャレも楽しんでいるようでした。 -
今日の宿泊先はホテル「PARS」(パルス)。重厚な造りの立派なホテルで宿泊客もたくさんいました。エレベータが1機だけでいつも混み合っていた点がマイナス。
-
ここでの夕食はいつものスープとフレッシュサラダとは少し違い、薄く伸ばした鶏肉のカツレツがメインで出てきました、シンチェルというそうです。見た目は(オーストリアの?)シュニッツェルみたいなものでした。
いつもと異なるメニューにツアー客も盛り上がっていました。 -
ディナーの最後にサプライズがありました。ツアー予約時に「新婚旅行として」と何かで伝えたところ、お祝いのケーキが出て行きました。ツアーの参加者だけではなく、ホテルのレストランにいた皆さんに祝福されて幸せな気持ちになりました :)
宿の周辺を少し散歩して、ジューススタンドでオレンジとチェリーのフレッシュジュースを飲んで戻りました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
79